
カンザキ
ももちの世界
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2019/07/18 (木) ~ 2019/07/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
場面を繋ぐ演出で、 神埼純也が弱い面も描く 物語を組み立てる 神埼和也演じる神藤恭平さん にくったらしい 阿呆の演技が抜群 最後の心音の中の場面が親から子に繋がれる想い 繰り返し それは悲しい事なのか 進む日常 初めて観た「ももちの世界」次はどうなんだろう 気になる。

てっちゃんの写真館
東京AZARASHI団
サンモールスタジオ(東京都)
2019/07/23 (火) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★
穴吹一朗氏の演出脚本主演。よくこうワン・シチュエーション・コメディが書けるものだ。プロの腕にただただ感心。元は写真館だった喫茶店にありとあらゆるトラブルを抱えた客が入れ替わり立ち替わり入店。滅茶苦茶なネタ振りが綺麗に整理整頓され結実していく見事さ。面白かった。院長と秘書役の飛志津ゆかりさんと山岸由佳さんの登場シーンに『これが観たかった』奴だと合点。世界中ここでしか観れない唯一無二のオリジナルな笑い。

しだれ咲き サマーストーム
あやめ十八番
吉祥寺シアター(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/07/20 (土) 14:00
座席1階F列18番
2019.7.20㈯ PM14:00 吉祥寺シアター
夏の暑さが戻った梅雨明け間近の吉祥寺の駅から、あやめ十八番『しだれ咲きサマーストーム』を観る為、吉祥寺シアターへ足を運んだ。
劇場に入ると紅殻色の橋から階段へ、階段から中空、地上の左右に紅柄色の格子に囲まれた、廓の部屋のようなものへと繋がる舞台が暗い中に鮮やかに浮かび上がっていた。
江戸時代まで行われていた風習、“ 後妻打ち”の場面から賑々しく始まった『しだれ咲きサマーストーム』の舞台は、2020年の江戸。
“ 後妻打ち(うわなりうち)”とは、妻と離縁して1ヶ月以内に夫が再婚した場合、予告した上で、先妻が後妻の家に徒党を組んで襲撃し、後妻も徒党を組みこれに応戦すると言うもので、刃物は用いず、人を攻撃してはならず、壊すのは家具や物品のみに限り、男は参加出来ないなどのルールがあり、互いの鬱憤を晴らす風習。
この“ 後妻打ち”、落語や時代劇等にも描かれており、「ああ、落語の世界だなぁ」、これはもしや落語仕立ての話かと胸が弾んだ。
舞台は2020年の江戸。江戸と現代が混ざり合いながら、するりと溶け込み違和感がない世界が目の前に立ち現れた。2020年の江戸を舞台に紡がれるのは、
風間東薫という元落語家が新婚の身でありながら、鬼瀬川という吉原の遊女に一目惚れして以来、毎日のように妻のお袖に離婚を迫るも、お袖はこれを頑として聞き入れず、夫婦の話し合いは平行線を辿る日々を送っている。
一方、落語家時代の東薫と同期であった岩鼻牡蠣衛門も、現在は落語家を辞め、戯作者となっていたが、或る日、作家として活動する牡蠣衛門の下に、かつての兄弟子である落語家の大酩亭白菊から新作落語の執筆依頼が舞い込む。
時を同じくして、廓の主から遊女が演じる俄狂言“吉原にわか”の執筆依頼を受けた牡蠣右衛門は、白菊から依頼された落語と“ 吉原にわか”の二つの作品を一つの廓話として成立させようと目論み、吉原とそこに通う男達の間に、様々な騒動を巻き起こし、この騒動の煽りを受けて、東薫は、五年もの間、胸に秘めていた壮大な計画を実行に移していくのだが…という物語。
落語の廓話を軸に、人情噺、滑稽話、色悪の噺など、様々な噺のパッチワークのような噺が展開され、最後のピースがカチリと嵌り、最後にはそれが壮大なジグソーパズルとして完成するような舞台。
自分が七代目大酩酊白菊を襲名せんが為、六代目白菊の娘お袖と夫婦になるが、七代目襲名を狙う兄弟子の策略に嵌り、初めて足を踏み入れた吉原遊廓で遊女鬼瀬川に一目惚れして、身を持ち崩し、七代目白菊を兄弟子に奪われても尚、鬼瀬川に焦がれ続ける東薫、歌舞伎役者の猿若藤七郎もまた、鬼瀬川に恋焦がれ、身請けを目論む。
藤七郎は、自分に想いを寄せる遊女二人に、嘘を吐いて金を工面させ、その金を工面する為に遊女二人は、自分にぞっこんのVチューバーコンビに偽りを言い、借金をさせ金を手に入れ、そのVチューバーコンビは、その金を手に入れる為、自分達の創ったアイドルVチューバーに夢中の藤七郎の弟子雛太郎から、これまた、嘘のクラウドファンディングで金をせしめ、その金を遊女二人に渡し、その金は藤七郎に渡り、その金が巡り巡ってアイドルVチューバーの手に渡りと入れ子のような構造になり、そこに、お袖、鬼瀬川、藤七郎によって苦界に落とされた遊女朝蛾於、廓の主の娘と東薫達が関わり合い、絡み合い、そして牡蠣右衛門によって操られ、胸が透きつつも、男の子身勝手、惚れた男の為に、騙した相手には悪女だけれど惚れた男への女の純情、その純情を自分の欲望の為に踏みにじる男の傲慢と狡さと身勝手さが描かれている。
東薫と藤七郎の破滅、それは、牡蠣右衛門の戯作によって操られ、仕組まれていると見えながら、見えざる神の手、時の采配、人知を超えたものによって下された鉄槌であり、牡蠣右衛門もまた、そんなものに操られていたのかも知れないと感じたのは深読みに過ぎるだろうか。
こんな小難しい事は抜きにしても、江戸と現代、様々な人間模様と噺が入れ子のようになり、パッチワークのように紡がれ、観終わった後は、壮大なジグソーパズルの完成を見るような『しだれ咲きサマーストーム』は、夏の始まりに相応しい、爽快で痛快な一席の落語の中に迷い込んだ面白さに溢れた舞台。
文:麻美 雪

おどる韓国むかしばなし『春春~ボムボム~』
あうるすぽっと
あうるすぽっと(東京都)
2019/07/20 (土) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★
楽しめました。昔ばなしの世界では,日本も韓国も同じような人間で同じような社会で生きている人間であることがよくわかりますが,何で現代では韓国はこんなに敵視の感情だけが先立つ社会やヒステリックな言動が目立つ人間になってしまっているのでしょうね。もちろん,ニュースなどで取り上げられるのが韓国人や韓国の全てとは思いませんが,こういう芝居を観ると,その対比が残念に思ってしまいます。

幽劇
ネルケプランニング
日本青年館ホール(東京都)
2017/08/17 (木) ~ 2017/08/23 (水)公演終了
満足度★
話のまとまりがないのと、公開されていたビジュアルとの関連性がほぼ無くて全体的によくわからなかった。DVDを買って見たいとは思わなかった。チケットを2公演分とっていましたが、1回見れば十分でした。私の中ではひさびさに出会ったハズレ舞台でした。

ねずみの亡骸を抱いた猫
フェルフェン
ひつじ座(東京都)
2019/07/23 (火) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★
少年と少女の逃避行。
本編とファンタジーの世界(猫とネズミのオリジナル童話)がリンクして世界観がグッと拡がっていきます。
「母親殺し」「失踪した父親」「過去から逃げる少年」「詐欺や盗みを生業とする少女」「やさぐれたジャーナリスト」
親から、そして世間から見捨てられた孤独感溢れるストーリーである一方、冒険者の様なワクワク感も・・・そのワクワク感が哀しみをより引き立ててもいるのだけれど。
観る側に寄り添った芝居・演出と言えば良いのか、少々荒削りな部分も感じましたが淀みなく引き込まれました。
当日パンフを読むと作者さん自身を投影した作品でもあるような記述があり、それを踏まえると更に感慨深い思いが。
創作者というのは不幸を知っている者の方が、より琴線に触れる物語を紡ぐ事ができるのかも と思えたりします。

下北ショーGEKI夏祭り公演2019
ショーGEKI
「劇」小劇場(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★
漫画の名台詞らしき(としか言えないおぼろげな記憶の私・・・)が散りばめられ、漫画のコマ割りのような演出に、漫画の登場人物と、漫画にあふれた舞台で楽しかったですが、どこかシリアスだったりキュンとしたり。面白かったです。

無伴奏~消えたチェリスト
劇団東京イボンヌ
サンモールスタジオ(東京都)
2019/07/17 (水) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/07/19 (金)
19日にマチネの「無伴奏」とソワレの「消えたチェリスト」を続けて観劇。
5月の池袋版がドラマならこちらはその映画版(あるいは素描と水彩画?)みたいな?
池袋版は舞台となるペンションのロビー(?)そのままのような印象だったのがこちらはいかにも舞台美術然とした装置だし。
そうして描かれる12年の時を隔てた2人の男女を中心とした物語、キャストの違いもあって池袋版よりも落ち着いた、もしくはオーソドックスな印象。
両編で唯一演者が異なるヒロイン・貴子に関しては「消えた…」の方が天才ゆえの(?)感情の起伏が大きいように感じた。(どちらが良いとかではなく)

OSK SAKURA REVUE
OSK日本歌劇団
京都四條南座(京都府)
2019/07/13 (土) ~ 2019/07/25 (木)公演終了

カンザキ
ももちの世界
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2019/07/18 (木) ~ 2019/07/23 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/07/23 (火)
生々しい人間ドラマに引き込まれる凄い本です★それぞれドロッドロな人間関係が渦巻いてますが個人的には【余白】を楽しめる作品だなと感じました★純也と田中の怪しげな関係性や純也と遥は一線を越えたのか?等このドラマに描かれてない【余白】にこそ真実が隠されてるのではないでしょうか★観客それぞれの解釈で楽しめるのが良いですね♪のたにかな子さんと神藤恭平さんの役所が強烈な印象として残ってます☆

Family~shot bar bebop~
ヒューマン・マーケット
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2019/07/16 (火) ~ 2019/07/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
個性豊かな役者さん達に沢山笑わさせていただきました。
家族愛や思いやりが見え隠れする心温まるお話なのに、さらに感動のラストで泣けました。
シリーズ物らしいのでまた見に来たいです。

下北ショーGEKI夏祭り公演2019
ショーGEKI
「劇」小劇場(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★
漫画やアニメをテーマに昭和、平成、そして令和をつないだ物語り
ネタの漫画の大半がわかる世代に優しく、自分の過去を振り返るような気もした
多分若い人たちとは違う感覚だろうな
思ったよりシリアスで、お父さんにはちょっと辛い舞台だった

朝のライラック
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場・NINAGAWA STUDIO(大稽古場)(埼玉県)
2019/07/18 (木) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★
イスラム圏とどう付き合っていくかは、今世紀の非イスラム圏の世界的大問題で、確かに「世界最前線」ではあるが、それがたちまち「世界最前線の演劇」となるかどうかは疑問である。両者の文明の基盤が違い、共通の価値観を持ちうる部分についても手探りの状況である。はっきり見えるのは、政治的武力対立だが、他の領域でもわからないことは多い。
この芝居は、イスラム圏の政治対立の内乱の真っただ中で、非イスラム圏の価値観(西欧的な自由主義)を持つイスラム人男女(松田慎也・占部房子)が圧殺される物語である。味方も敵も、ともにイスラム教のもとにあるのだが、どこがどう違うかは、西欧的な自由主義を認めるか、どうかだけしか観客には解らない。主人公の男女も、まるで何も知らない日本人男女のような雰囲気で、同じ宗教のもとにある者同士の葛藤がない。そこを、このイスラムに生まれた作家が書いてくれなくては、異教徒にはどうしようもない。そこは役者の想像外だ。
戯曲の視点も、国際的な意図もあるのか、西欧的な近代的価値観のもとに書かれていて、異形の暴力に巻き込まれた自由主義者の悲劇になっている。救いのない話で、そういう実話は現在のイスラム圏問題の最前線では起きていることなのだろう。そのことは観客も知っている。
だが、本当に観客がみたいのは、いささかスリラーめいた脱出劇の成否ではなくて、そこに生きる人々が、どのような生き方をしているかであって、この芝居はその肝心なところを殆ど型通りの設定でしか見せていない。
舞台が小綺麗にまとまっているのが、何か空々しい感じさえする。事件の真っ最中に演劇の場を設定するのは受けやすいけど、中身は乏しくなる。この最前線演劇はそこから逃れられていない。

舞台「大悲」
BS-TBS/オデッセー
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/29 (月)公演終了

しだれ咲き サマーストーム
あやめ十八番
吉祥寺シアター(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
吉原には「八朔」という行事があったという。柑橘類の話ではない。文字通り旧暦の八月一日のことである。家康が天正十八年八月朔日に江戸に入ったことを記念して各大名、旗本、御家人などは白装束で将軍に拝謁したのだが、江戸庶民にとっては、吉原の遊女が白小袖を着て客を迎えたことを意味した。未だ暑い盛りであるから白い小袖は、雪の純白や純な娘にも通じ、粋を尊んだ江戸っ子達の人気を博したようだ。(新暦では大体8月末頃)(追記2019.7.24)

長耳と甲羅 ~SFR0x~
MANIAX
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2019/07/10 (水) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2019/07/12 (金) 14:00
以前観た舞台で気になっていた役者・井上茜の出演する舞台・劇団MANIAX公演『長耳と甲羅』マルチBヴァージョンを、12日午後に観てきた。
さて、演劇情報サイトに掲載された本公演の解説を引用しておこう。
今回は、『近い将来ありそうな、少し変わった恋愛物語』として、コメディータッチに【MANIAX】独自の世界観で創りあげていきます。また、そのエンディングは公演回によって毎回変わるマルチエンディング※を採用しております。
※マルチエンディングとは・・・
このライブは、公演回ごとに作品が異なります。作品が変わることにより、人物の関わり方が変わり、「エンディングも変わってしまう」ということです。
これだけでは分かりにくいが、神と人間と複数種の地球外生命体が登場して互いに牽制し合って・・・という感じの不条理メディーといった感じの舞台で、笑える箇所は何カ所かあったものの、全体的に何を言っているのかよく分からない舞台だった。前説で「深く考える舞台では全くないので気軽に観て笑って欲しい」と行っていたが、かといって気軽に笑えて面白かったというものではなかった。笑いにはオチがないと落ち着かない。そのオチがはっきりしないのだ。
唯一の収穫は、登場してきた役者達の力というものがなんとなく分かったと言うくらいかな。
演劇を娯楽として観るぶんには、まぁ成功なのかもしれない。

ガラスの動物園
文学座
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/06/28 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★★
足が悪く内気な姉と、それを気に病む母、家を出て行きたい弟。母に頼まれて、弟は同僚の男を夕食に誘う。身の丈以上のおもてなしに見栄をはる母は滑稽だが可愛い。その男は、姉の高校時代の憧れの人だった。夢のような一夜が、ガラスの動物園のように輝いた後、何も変わらない朝が来る。夢を見た後だけに、その朝の変わらなさはは一層つらい。
一度だけでも夢を見られて良かったのか、夢など見ない方が良かったのか。作者が精神病の姉への贖罪意識から書いたと言われる作品。見終わって何かスッキリすることは何もない。いつまでも頭の片隅にこの劇の問いが引っかかっている。

朝のライラック
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場・NINAGAWA STUDIO(大稽古場)(埼玉県)
2019/07/18 (木) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★
ISに支配される中東のある街で、不信仰者と烙印を押された若い教師夫婦。離婚して妻を差し出すか、処刑されて妻を未亡人にするかという理不尽な要求を突きつけられる。
後半になって、教え子のフムードがIS戦士になって出てきてからが、緊密で、葛藤もはげしく、大変引き込まれた。
IS支配とイスラム教という馴染みのない舞台で、どれくらい入り込めるか、事前には心配していたが、生きるか死ぬかをギリギリの選択が、宗教に関係なく、自らのものに感じられた。ISがくる以前の、美しい妻に、田舎の男たちが色めき立って、長老が暗い欲望の炎を燃やすあたりも含め、大変普遍的な舞台になっていた。100分、目が離せない。

ウティット・ヘーマムーンx岡田利規x塚原悠也『プラータナー:憑依のポートレート』
Precog
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/06/27 (木) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

恋のヴェネチア狂騒曲
シス・カンパニー
新国立劇場 中劇場(東京都)
2019/07/05 (金) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
幕があがってすぐは学芸会か?と思ってしまったがよく言えば漫画チックなのだろうか。次第にその雰囲気に飲み込まれて笑いっぱなしの3時間弱。個々のキャラクターが強烈だがぶつかり合うことなくしっくりきてるのも福田マジックなのでしょう。