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ファントム・ペイン

ファントム・ペイン

演劇集団TEAM ZERO

池袋GEKIBA(東京都)

2019/07/21 (日) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/07/26 (金)

26日19時15分開演回(110分)のBキャストを拝見。

第三舞台によるオリジナル『ファントム・ペイン』も、同じく『スナフキンの手紙』も直接は観ていない。が、当時、知り合いが劇団員だった関係で、第三舞台の作品自体は観たことがある。
でっ、ストーリー・笑いの取り方・唐突に始まる?!群舞シーンなどなど…あの頃の小劇場の雰囲気が蘇ったような舞台を存分に楽しませてもらった。

ネタバレBOX

【配役】
氷川サキ(令和の人間。特殊精神研究員)/大恵の氷川サキ…平井亜矢子さん
後藤田政志(大恵から来た。令和では塾講師。結婚して幼い子供有り)…太田勝さん
山室実(大恵から来た。令和では喫茶NRマスター)…ジェット朗さん
テンコ(大恵から来た記憶を失い、令和では喫茶NR店員)…木許舞由さん
寺田健一(令和の人間。喫茶NRの常連客)…水野創平さん
水本絵美(令和の人間。後藤田の元教え子。現世に違和感。今は深町に惹かれる)
…齊藤みのりさん
キャンディー・生田良子(令和での二代目キャンディー。インチキ霊視が後に真のサイコメトリストへ)
/大恵のキャンディー
…斉藤未来さん
ジャーマネ・村松(大恵から来た。令和ではキャンディー・生田良子のマネージャー)
…市村和樹さん
浦安令太(令和においての浦安太郎。重度の引きこもり)
/浦安恵太(大恵から来た浦安太郎で、実はテンコの彼氏。令和では令太の兄を装う)
…狐塚誠弘(こづか・ともひろ)さん
深町慎史(令和の人間。サイコメトリスト)…甲斐優風汰(かい・ゆうた)さん
櫻小路瑞樹(令和の人間。永川の側近)…日向彬(ひむかい・あきら)さん
ミス・キャスト

ミス・キャスト

公式愛人

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/07/25 (木) ~ 2019/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

価格3,500円

左手チーム観劇。
いやあ、面白い。小劇場の良さを存分に活かした芝居。表情豊さんの演出センスが冴え渡る。強引に取る笑いが見事。
宮下真実(どん)さんの顔芸は至宝。めんどくさい女を演じるのが得意のようである。
佐倉仁菜さん、魅力的な女優さん。とにかく役者陣が全員、濃ゆい

Milky Way,Faraway 〜七夕伝説異聞〜

Milky Way,Faraway 〜七夕伝説異聞〜

Favorite Banana Indians

萬劇場(東京都)

2019/07/25 (木) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

価格4,000円

彦星チーム観劇。ファンタジーと思いきや、地上編は昼ドラなみにドロドロしていたのが意外。
"美少女"神村風子さん、今回は美少女というより美女。ヒロインなのに共感されにくい役柄なのも意外であった。
若本諒平さんは安定感ある芝居。
松本淳さんは重鎮らしい芝居

群盗=滅罪

群盗=滅罪

クリム=カルム

シアター711(東京都)

2019/07/24 (水) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★

二月に宝塚が上演していたとか・・・どんな出来上がりだったか、気になる所。
今作は設定が一部男女変わっていたようで、それがニュアンスの違うものになっていたかもしれない。みなみさんがおっしゃる通り「パパ」はあまりに若過ぎてどうにもしっくりこないし、勢いのあるお姉さん方(実はなかなかできる方たちではないかと思う)が本来の作品とニュアンスとは違う物を匂わせてしまっていたし、今時ではない情緒的な説明台詞、しかも熱が入っているにもかかわらず、リズムを踏んで単調になってしまっている。いくら大声でも同じリズムでは話が盛り上がらない。話の流れに緩急が感じられない。ベースを完全に現代にするなり、セリフをもっと砕いて作るなり、もう少し手を入れてベースを作るべきではなかったかと思うのだが・・・。
出演者の実力が良い意味で活かされなかったように思えた舞台だった。

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

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壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/07/26 (金) ~ 2019/07/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

迫力のある舞台でした!一人の女の子を守って戦う盗賊たちが良かったです(追記予定)

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

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壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/07/26 (金) ~ 2019/07/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

壱劇屋の初の台詞アリ殺陣芝居「Picaroon」の東京公演を観てきました。初日のなかなか鳴り止まない拍手が、観客の評価だと感じました。

超エンタメの王道ストーリーだから、先は読めるのだけど、でも思わず涙してしまう。脚本、演出、役者の表現力、殺陣、モブの人力CG、衣装、舞台美術、音楽、照明、劇場が作り出す空間が、本当によかったから…

一人でも、多くの人に観てもらいたいお芝居です。7/29月まで、池袋で生で体感できます。気になっている方は、ぜひ!

今回は予定が合わないという方は、10/11~14池袋で、台詞ナシ殺陣芝居「猩獣」の再再演があるそうなので、覚えておいて下さいね。

翠...そして見知らぬ我が家

翠...そして見知らぬ我が家

東京ストーリーテラー

ブディストホール(東京都)

2019/07/24 (水) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/07/26 (金) 14:00

座席1列

演劇集団・東京ストーリーテラーの2019年夏公演新作舞台「翠…そして見知らぬ我が家」をブティストホールで観劇しました。今回も素晴らしい。Bキャスト。

大好きな久間勝彦さんが主宰の団体さん。脚本・演出を手掛けます。久間さんの書かれる物語、演出が大好きなのです。

そして、その物語を体現される役者の皆さんが素晴らしいです。何度かお見かけするおなじみの役者さんと、毎回、初めて拝見する役者さんと、お見事です。

今回の新作は、並行世界(パラレルワールド)として存在する別の現実世界に迷い込んでしまった男性の物語。

演じられた菊池秀樹さん、初見の役者さんでしたが素晴らしいです。魅入りました。

アルバムのシーンは切なく胸が痛みました。

おなじみの役者さんでは、鈴木達夫さん、有田佳名子さん、株田裕介さん、今回も良かったです。舞台で演じる姿を観るだけで、東京ストーリーテラーの舞台だぁとホッとしています。

過去のあの時に、違った選択をした自分のその後の世界が現実に並行して存在していて、そこに迷い込んでしまったら…

私には、過去のあの時に違った選択をしていたら…と思うポイントがいくつかあります。

自分のことと重ね合わせながら観劇し、胸に滲みました。

そして、エピローグのラストは久間さんらしい感じで目に涙があふれました。

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

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壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/07/26 (金) ~ 2019/07/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

初観劇だったが、めちゃくちゃ面白かった 。衣装も殺陣も演出も脚本もカッコ良かった。
段取りもものすごく細かくて、あれを覚えるだけで大変そう。ちょっと涙もした。
細かいところで気になる部分はいくつかあったが、そんなのどうでもいいと思うくらいに、総合的に良かった!

しだれ咲き サマーストーム

しだれ咲き サマーストーム

あやめ十八番

吉祥寺シアター(東京都)

2019/07/19 (金) ~ 2019/07/24 (水)公演終了

満足度★★★★★

今回が初めましてのあやめ十八番。評判通りの、それ以上のクオリティでした。
舞台美術の美しさ、生演奏、巧みな演者達。
落語を主軸に2020年の江戸というパラレルワールドを、一歩間違えると滑ったノリになってしまいそうなところを、上手いバランスで表現していた。
高さのあるセットだったため、前列だと後半首が痛くなってきてしまったのが難点。
奥行きの活かし方はとてもよく、月と柳が美しかった。
声の通りがよい役者さん達が多かったように感じたが、特に主演の藤原祐規さんはよく通り、強弱から高低まで聴きやすく、なんとも色っぽい声が役柄によく合っていた。二幕からの演技には圧倒された。
期待通りの満足度と高揚感で劇場を後にすることができました。是非この俳優陣で再演をして頂きたい。

下北ショーGEKI夏祭り公演2019

下北ショーGEKI夏祭り公演2019

ショーGEKI

「劇」小劇場(東京都)

2019/07/19 (金) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

「漫画少女は眠らない」を拝見。面白かった…んだけど、もう少し短くなるともっとよかったかも。終盤、いいところなのに(椅子のせいか)お尻が痛くなってきて、集中が途切れちゃいました。申し訳ない。

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

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壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/07/26 (金) ~ 2019/07/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

舞台、衣装がとても良く場面展開での柱や階段の使い方が上手かった。
テンポがとても良いので1時間40分があっという間の時間でした。

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

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壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/07/26 (金) ~ 2019/07/29 (月)公演終了

満足度★★★★

竹村晋太朗さんの無声舞台も東京公演は全部観劇していての、今回初セリフもある殺陣とのこと。

とてもレベルは高いとは思うのですが、ゲキバカさんやボクラ団義さんとの違いは余韻と間がまだ早いかな。あと全部詰め込みすぎ主役不在の舞台ということで焦点が逆にぼやけてしまった気がします。
裏にはけるときあとワンテンポ死んでいたほうがまだ明るいときに生き返って後ろに行くのはストーリーなのかテンポが早いのか分からない。リフレインが多くていったい何回デジャブなのかなストーリーが分からなくなってしまいました。

若手劇団員さんのパワーと若い感性な舞台には拍手をいっぱいおくりたいと思います!

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

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壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/07/26 (金) ~ 2019/07/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

たった今観終わりました。凄い、流石の殺陣の連続が極上のエンタメの世界を楽しませてくれました。大きな箱をフルに使った、全編ほとんどが激しいアクションの連続でしたが、お姫の可愛らしさが抜群の清涼剤になってメリハリのある世界観に引き込まれてしまいました。本拠地は大阪の劇団さんを東京で楽しめるという、滅多にない貴重な舞台でずっと気になっていましたから大満足です。

小島弥太郎 槍襖仁王立ち異聞

小島弥太郎 槍襖仁王立ち異聞

劇団東京ドラマハウス

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2019/07/25 (木) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

小島弥太郎役の成田健太郎さん圧巻の迫力と演技。引き込まれてみていると、1時間30分はあっという間でした。もしかしたら本当に謙信は女性だったのかもと思わせてしまうような展開で面白かったです。

翠...そして見知らぬ我が家

翠...そして見知らぬ我が家

東京ストーリーテラー

ブディストホール(東京都)

2019/07/24 (水) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

東京ストーリーテラーさんは都合がつけば観にいく。今回もいい公演でした。後半、どうまとめるのかと思っていたら、まったくの予想外でした。というか、下手にストーリーをまとめることにおもむきが置かれてなく、人の心が自然に表現されていて爽やかな展開でした。

古~inishie~

古~inishie~

エヌオーフォー No.4

シアターサンモール(東京都)

2019/07/24 (水) ~ 2019/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/07/25 (木) 19:00

 初見のユニットだが、小野寺ずるが出るので観に行った。シンプルに面白かった。10周年記念公演を前に空中分解した劇団の団員達が、荷物置き場にしていたスナックの立ち退きで、片付けのため5年ぶりに集まる。芝居を続けているもの、定職についているものなど、それぞれの立場の違いを超えて昔話をする内に徐々に明らかになる、団員達の間の細々としたエピソードが、いかにも現実にありそうで小劇場ファンの自分としては興味深く観ていられた(10年で紀伊國屋というのは、ちょっと無理がありそうだが…)。ただし、最終盤のあれこれは、伏線が充分でなく唐突感が否めないのが惜しい。

翠...そして見知らぬ我が家

翠...そして見知らぬ我が家

東京ストーリーテラー

ブディストホール(東京都)

2019/07/24 (水) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

 普通の人が普通に書けば、パラレルワールド作品ということを中心に書くだろう。(華4つ☆追記2019.7.27)

ネタバレBOX

然し、自分は全く別の視座から、今作を拝見した。無論、パラレルワールドを描いているということを否定している訳ではない。ただ、自分の観方はそういう点よりもっと我々の現実の深みに根差した観方をした、というに過ぎない。
 序盤の内容は可也シリアスだ。町工場同然の小企業から出発したが、倒産の憂き目を見た、先代の志を継ぎ、手放さざるを得なかった元の家を買い戻したい。それが?社長の夢であった。若い頃の彼はそのことに熱中し最愛の妻と所帯を持った安アパート生活でも決して諦めることはなかったが、技術革新が目覚ましい現代。どうしても特許が取れるような技術を開発しその技術を用いて積年の夢を叶えたかった。その為に最先端技術を入手する必要を感じた彼は米留学を望む。留学後、培った技能・技術、最新の知見を基に彼は技術特許を取得、会社は順調な伸びを示し、現在では中堅と呼ばれるまでに成長した。
 然しグローバリゼーションの嵐の吹き荒れる中、守れるだけは守ってきた社員達も何かあれば馘首せざるを得なくなっているのは、金融に支配される総ての産業の宿命である。もとより社会主義国家である国々も現実には債務貨幣システム上で機能している以上この罠から逃れる術はない。例外は、既に大きくなり過ぎた企業のみだ。リーマンショック後にも世界中でコングロマリット企業が政府の金融政策(too fail too big)によって生き延びたのは衆知の事実である。ところで一般の人々が勘違いしている重大極まることがある。言われてみれば、何だ、そんなこと!? と鼻であしらわれそうだが、コロンブスの卵の例えもある。しっかり心に留めて欲しい。リーマンショック後もそうだったが、「評論家」も一般の人々もやれGDPが何%急落しただの、失業率が何%になっただのということは言うが、実際は金の流れ(非流通を含む)に激変があった結果起っていることであって、その逆ではないということである。現在、この世界の頂点に君臨するのは金融であって他の何物でもない。これが例えば環境の激変によって食糧・水が現在の半分以下の量になったとしたら猶更である。この傾向はこのように生きるに絶対必要な物が0になるまで続くであろう。(人間が今迄通り愚かであれば、残念極まることではあるが。)
 この件に関して面白い本が出ている。東洋経済新報社刊の「公共貨幣」だ。著者は山口 薫氏。世界中の経済学会でタブーとされた初期シカゴ学派の唱導したプランの再評価であると共に、ミクロ、マクロ等の経済学とケインズ、新古典主義経済学のアウトライン、マルクス経済学のアウトライン他、長い間絶版になっていたIrving Fisher「100%Money」の再評価などが概括されている。他に彼の開発したものを含む様々なシミュレーション分析とその結果から、現行の債務貨幣システムの問題点と克服すべきシステム上の欠陥を指摘している。
一方、インターネットが世界中をその網の目のネットワークを結びつけた結果人々の生活は格段に便利にはなったものの、一方では企業会計上の利益率を増大させる為、生産手段としての機械化に停滞や飽和を感じた企業は、労賃全体をそのままにして労賃の安い国々にサテライトを設け労賃の安い人々に労働市場を求めた。結果例えば先進国の熟練労働者1人分の資金で数倍以上の人員を雇用することが可能となった。機械化が停滞・飽和状態まで進んだ結果、作業自体は殆どが単純作業であるから、生産性は、増えた人数と等倍にはならなくとも全体としての生産性は上がり、企業会計には大きな黒字を齎すことになる。これがインターネットの網の目が世界中に広がり、人々が便利を享受する代わりに得た、社会の経済体制であり、製造業に携わる企業そのものは、金融から金を借りることで事業を起こし運営している訳だから金融は一般企業より強い位置を確保しているということである。
一方、アメリカがリーマンショックを起こした国であり、そこではリバレッジを最大化した取引が行われていてそれが破綻した為に起こったのがリーマンショックの正体だろう。1929年の世界大恐慌の発端もアメリカであり、債務貨幣システムそのものは当時も現在も変わっていない。であれば、金の流れそのものを支配している現在の債務貨幣システムそのものの問題を解かなければ、必ず同じことがまた起こるということでもある。
By the way,上に挙げた論理も一つの意見、見解である。もう一つ面白そうな本を上げておこう。ソ連崩壊以降「共産主義は破綻した」と嗤う人々がいくらでも居た。マルクスはおろか、その主著たる「資本論」第一部も読まず(生前マルクス自身が完成させたのはこの部分のみ。2部はかなり多くを完成レベルまで推敲したが絶命)、共産主義の定義さえ知らずに蠢いている人々の罵声に何の意味も無かったが。マルクスの草稿を現在研究中の著者が一般読者向けに書いた「資本論」角川書店刊。人口に膾炙した多くの解釈の過ちをキチンと分かり易く説いてくれる優れた研究者の著書である。今、金に支配される世の中を如何に人間化し得るかまで考えさせる好著。執筆は佐々木 隆治氏。
小島弥太郎 槍襖仁王立ち異聞

小島弥太郎 槍襖仁王立ち異聞

劇団東京ドラマハウス

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2019/07/25 (木) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

 謙信が女性だった、という説を実証してゆく物語。様々な資料を積み重ねて行く手法には中々の説得力がある。(追記2019.7.27)(華4つ☆)

ネタバレBOX

 良いか悪いかの判断は読者諸氏の判断にお任せするが、弥太郎の死に様は、男の理想の死に様の一つではあろう。己も、相手の女性も共に初の体験で、偶々戦場で出くわした女子に乱暴を働いて大人になった十四歳の弥太郎の犯した相手は一つ年上の姫君であった。彼女にとっても初めての、生涯唯一の男、この男が自分を犯した申し訳に、もし何かの縁で再び会うことがあれば、彼はこの女性の為に命を的にして守ると誓ったのだった。
 初陣で大手柄を立て、その後も多くの武勲を立て、通り名迄得て勇名を馳せた弥太郎だったが、刈り取った首を売れなかった。余りに酷な様を目の当たりにしたことが原因だ。既に19歳になり戦場の悲惨は見て来た彼が、首を買い取った漢方薬の製造人が頭蓋をかち割った頭から脳を取出し、薬にする為の準備をしている所を見て仕舞ったのが彼が父の仕事を継ぐ気になった原因である。一旦、親の反対を押し切って武士になることを選んだ弥太郎が渡し守になろうと本意を翻したのだから相当のショックを受けたに相違ない。然し、父や母から世の中には裏と表があること、子供の頃は父母が立ちはだかって裏を見せないようにしていたが、父も戦に赴いた節には、首を売りその金で芋を買って弥太郎はそれを食べて大きくなったのだと諭す。言ってみれば、これが弥太郎が精神的に大人になるイニシエーションであったということになろう。更に言えば、父がこの漢方薬製造者を唐人と知りながら発言は決して差別的で無い点も注目しておきたい。
 何れにせよ、運命の出会いは上杉家のお家騒動迄待たねばならない。このお家騒動は長兄・晴景とその妻・妙による跡目相続問題に絡む謀反であったが七夕に催された本丸での上杉家女衆の集いは謀であった。ここで晴景夫妻は、跡目は阿虎に譲ると決めていた於虎御前以下、跡目を継ぐ者とされた阿虎、実権を握る母・於虎御前を含めて殺そうと企てたのだが図ったのは妙。然し於虎御前は後継と決めていた阿虎を先に逃がし阿虎の姉・阿亀と共に本丸に残って晴景の手勢を破った。一方、謀反を起こした長兄配下の者達に追われた阿虎は、弥太郎が船頭をする川辺へ至った。大勢の者が一人を襲うは卑怯と阿虎に助太刀した弥太郎に対し阿虎は「仕官せぬか」と問う。彼の活躍ぶりに剛の者と知りキチンと武道を知っていると見て名を問う阿虎に当初、弥太郎は今までの経緯から否と応えるものの、阿虎の述べる戦うことの意味は民の為であることを知り、彼女が陣に臨んで詣でた際に毘沙門天が降りてきて民の為に戦うのであれば庇護してやろうとの言を賜ったこと、自分の初陣の折、犯した女子であったこと、彼女はその後、疱瘡を患って顔半分にあばたが残り、女を捨てた。生涯たった一人の男がそなた・弥太郎であり、その時彼が吐いた言葉を繰り返されると最早従う他はなくなった。この運命の出会いから川中島での信玄との四度目の戦いで、彼女が月のもののせいで戦線を離脱せざるを得なかった際に彼女の退路を確保する為に槍衾となって立ちはだかった剛の者、今弁慶として男の死に様を見せた英雄として戦うシーンぇの隈取は矢張り迫力。彼の死後、年をとった弥太郎の父母が渡し賃を稼ぐことができなくなると、戦国時代であるにも関わらず橋を掛けさせて通行料を彼らの収益とし、弥太郎の妻が夫を失って難儀していると聞くと、体を戦で傷つけた家臣の侍と結婚させ生活に苦労が無いよう計らったりと細やかな心使いを見せたという美談付きである。史実にも謙信は人格的に高い評価を受けている武将である。品もある。近頃、ホントに品のある方が少なくなった。自分が子供の頃には、ホントに品のあるお婆様などが結構いらっしゃったものだが。
 ところで、今作には他にもしみじみさせられるシーンがある。謀反を起こした晴景夫婦を罰するに於虎御前は頭を丸めて出家することを命じた。命は助けたのである。裏切って自分達を殺そうとはしたものの、晴景は自分の子、そして妙はその妻であるからだ。男勝りの武勲を立てた武将でもある於虎御前という女性の、母としての愛の深さをしみじみ思わせる良いシーンである。

翠...そして見知らぬ我が家

翠...そして見知らぬ我が家

東京ストーリーテラー

ブディストホール(東京都)

2019/07/24 (水) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めて東京ストーリーテラーズの劇を観ました。
以前から気になっていた劇団でしたがとても素晴らしかったです。
やはり脚本がいいと劇に吸い込まれます。
パラレルワールドの展開もとても良かったです。
2時間10分の公演でしたが時間の経過を忘れて、しかももう少しだけでいいので続きを知りたくなるような余韻の残る作品でした。
オススメです

ネタバレBOX

帰ってきた世界で養子でもらった男性とみどりが繋がったように、もう一つの世界でも翠と男性が不思議な縁で結ばれているといいなと思いました
おどる韓国むかしばなし『春春~ボムボム~』

おどる韓国むかしばなし『春春~ボムボム~』

あうるすぽっと

あうるすぽっと(東京都)

2019/07/20 (土) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

あの運動量を1時間20分。
一公演10キロくらいは走ってそう。
ミュージカル?音楽劇?既存にとらわれない自由な演劇。
何でも表現していいんだと気づかされる演劇でした。

ネタバレBOX

気になったのが、おにぎり。
横の男の子が、公演中ずっと、どうしていいか、そわそわして持ってました。
ああいうのは、記念品やお菓子と交換で、しっかり回収してお芝居に使ってあげないと。
作ったの持って帰っていいですよで終いじゃ、体験イベントとしては肩透かしかも。

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