満足度★★
二月に宝塚が上演していたとか・・・どんな出来上がりだったか、気になる所。
今作は設定が一部男女変わっていたようで、それがニュアンスの違うものになっていたかもしれない。みなみさんがおっしゃる通り「パパ」はあまりに若過ぎてどうにもしっくりこないし、勢いのあるお姉さん方(実はなかなかできる方たちではないかと思う)が本来の作品とニュアンスとは違う物を匂わせてしまっていたし、今時ではない情緒的な説明台詞、しかも熱が入っているにもかかわらず、リズムを踏んで単調になってしまっている。いくら大声でも同じリズムでは話が盛り上がらない。話の流れに緩急が感じられない。ベースを完全に現代にするなり、セリフをもっと砕いて作るなり、もう少し手を入れてベースを作るべきではなかったかと思うのだが・・・。
出演者の実力が良い意味で活かされなかったように思えた舞台だった。