
花火鳴らそか ひらひら振ろか
劇団銅鑼
あうるすぽっと(東京都)
2019/02/15 (金) ~ 2019/02/21 (木)公演終了

『夏の朗読会/怖い話』
劇団 月とスカレッタ
ギャラリーしあん(東京都)
2019/08/02 (金) ~ 2019/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
2019.8.2㈮ 3㈯ 4㈰ 上野御徒町 古民家ギャラリーしあん
今年最高の37℃を記録した金曜日から、猛暑続きの3日間、大江戸線の新御徒町から歩いて程近い古民家ギャラリーしあんに、劇団月とスカレッタ 試演会シリーズ①『夏の朗読会/怖い話』を聴きに足を運んだ。
今年3月末に解散した演劇集団アクト青山の主宰小西優司さんが、新しく立ち上げた劇団月とスカレッタの本公演に向けて、いくつか試演会として公演があり、その最初がこの『夏の朗読会/怖い話』。
演劇集団アクト青山時代から好きな役者さんが出演され、春夏の朗読会も好きで聴きに行っていたので、2日の夜の回、3日と4日の昼の回の予約をしていた矢先、主宰の小西優司さんから、劇団名に因んだ『月』をイメージしたコラボレーションのハンドメイドの依頼があり、物販担当の岩崎友香さんと打合せ、アクセサリーとブックマークを製作させて頂くという形で、少しだけ関わらせて頂いた夏の朗読会は、私にとっても忘れられない公演になった。
3日間聴きに行ったので、今回は、全体を通して感じた感想をつづらせて頂く。
2年前まで派遣の仕事で、通っていた会社の近くに、こんな静かなギャラリーがあったのを知らなかった。紺地に白でお店の名前を染め抜かれた暖簾を潜り、木戸を開けて歩いた数歩先にある古民家の引戸をあけ、上がり框を上がり、木戸銭を払い部屋に入り、前から二列目左隅の席に着き、目を上げると正面に緑濃い葉をさやさやと風にそよがせる庭木のある小体な庭が、硝子戸の向こうに見える。
庭に続く硝子戸と磨きこまれた板の間の間にある縁側のようになった場所に置かれた、昭和初期の佇まいのアンティークな長椅子とテーブルが置かれており、その長椅子に座り役者さんたちが朗読する。
偕成社の『日本のこわい話 民話と伝説 呪いの巻物』の中から選ばれ読まれた話は、怖いと言うよりも、温かさやそこはかとない悲しみ、切なさ、可笑しみに重心が置かれているように感じた。
おどろおどろしい怖い話と言うより、そうなる理由や、母の愛や、人の身勝手さ故に起きた事であったり、切なさや悲しみ、それだけでなく、滑稽な話もあったり、日本古来の伝説や民話の中に出て来る怖い話は、子供たちへの教訓を分かりやすく伝える役目もあった。
怖い話にしても、こういう事をするのはいけない、こういう事をするとバチが当たるというのを分かりやすくヒシヒシと身にします様に教える役割も担っているので、怖いだけではなく、そこには情や温かさがあるのだと言うことが、この偕成社の本の中にある怖い話を朗読によって聴くことでより強く、皮膚感覚を伴って伝わって来た。
劇団月とスカレッタの役者さんは、声、発声発語がハッキリしていて、とても聴き取りやすく、情景を声で描き出されるので、すうーっと話の中に彷徨い混む事が出来る。
それは、ゲストの飯田南織さん、牛抱せん夏さん、三浦剛さんにも感じたこと。
小西優司さんの読んだ、身篭ったまま亡くなり、棺の中で産み落とされた我が子を飢えさせぬ為、毎夜飴屋に飴を買いに行き、その飴を我が子に舐めさせる『子育てゆうれい』は、死してなお、母の愛を感じて聞く度にしみしみと切なくなった。
岩崎友香さんの『うばすて山の夜なき石』の、年老いた母が自ら、息子の負担になってはいけないとうばすて山に行くと言い、山に着き、見上げた空の深々と凍える空気と年老いた母の目に映る景色、胸に去来する思い、息子の辛さが、悲しくも美しい一幅の絵のように瞼の裏に映った。
葵ミサさんの『墓をあばく老婆』は、静けさの中に緊迫感を感じ、幼い頃母に読んでもらった、山姥に追いかけられ、命からがらでお寺に駆け戻って九死に一生を得た、小僧さんの話を思い出し、怖いのに懐かしいような、幼い日の手に汗握って聞いていた夏の日を思い出した。
実話怪談師の牛抱(うしだき)せん夏さんの朗読とその後にされた、実話怪談は、話されている間後ろの庭の木の枝が風にざわざわと揺れていて、臨場感たっぷりで、怖かった。
相楽信頼さんの『うらみの白骨』は、眠狂四郎がスパッと抜刀して斬ったような、冴え冴えとした静けさの中に、冷やっとするこわさがあった。
キャラメルボックスの三浦剛さんの『大入道と小僧』は、別の意味で怖くはあるけれど、唯一、ほのぼのと可笑しみのある話で、三浦剛さんの語り口と相俟って、唯一ほっこりとした。
ベニバラ兎団の飯田南織さんの『鬼につかれた妹』は、鬼が妹を食い殺して妹になりすまし、村中の人を食べ尽くし、残ったのは息子の言うことを信じず、息子を家から追い出した両親のみで、兄が鬼を退治する話だが、登場人物が、一人一人を声で描き出し、目の前にありありと見えるようだった。
朗読会とはなっているものの、朗読を越えて、一人芝居を見ているような、1日3本の短編芝居を観ている様な素晴らしい『夏の朗読会/怖い話』だった。
文:麻美 雪

大坂城の虎
関西芸術座
ABCホール (大阪府)
2019/07/26 (金) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★
主役を犬にするあたりなかなか面白い^_^
最初は世界観に入り込めなくて違和感もありましたが観ているうちにだんだんとのめり込んでいった。
役者さんも犬の遠吠えを何回練習したのかと思うほど犬っぽかった!
随所にあらすじのナビゲーションを落語や講談師、浪曲など様々な変化をつけるところはいいアクセントになっていました。
そして生演奏の太鼓は迫力ありましたね♪
最後の虎との戦いの表現も画像を絡めて魅せるところも良かった!
色々な要素が盛り込まれた作品だったので最後まで楽しめました

黒と白と幽霊たち 2019ツアー
バストリオ
北千住BUoY(東京都)
2019/08/06 (火) ~ 2019/08/06 (火)公演終了
鑑賞日2019/08/06 (火) 19:30
価格2,500円
本作は2017/8/15に2階で観ています。
入って右角奥に楽器等、座布団、椅子席ともそちらを向いて配置。楽器(松本さん)がよくみえる席に座ります。
20:04開演~21:08終演。
コラージュのようにいくつもの紙片が舞い散る。繰り返す物語はドップラー効果のように迫りまた遠ざかる。300年前の冬、1945年の夏、生を奪われた者たち、燃える星になること...
大きな銅鑼の前に陣取る松本さん。いろいろな音が深いところから響き、空間が軋み震えているように聴こえる。
4人の身体からも音が発せられ、言葉となり、音階となり、聴く者はそれぞれの像を創る。
継がれる声、重なる声。
炎、水、土、風。
「2001年宇宙の旅」、終盤のエキゾチックなシーンにぴったりの音。
元銭湯ならではの音響かと。

エリザベート
東宝
帝国劇場(東京都)
2019/06/07 (金) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/07/26 (金) ~ 2019/07/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
他の舞台観たときに入ってたチラシの「殺陣芝居」に惹かれて観に行ったら凄かったです!
舞台と客席が近くて見やすいシアターグリーンのそれほど大きくない舞台に2階があったり、階段や柱があって、こんなに狭くてどう動くのだろうと思っていたら…
ものすごいスピードの圧倒的な殺陣!盗賊達7人の多種多様な武器を使った戦い方、表現がかっこいい!素早いのにごちゃごちゃしていない場面転換、音楽と生声が響く。モブと呼ばれるその他諸々をやってくれる人達の動きが絶妙で、登場人物がみんな魅力的!
やばいかっこいい!みんなかっこいい!
思わずリピートチケットを買っちゃいました。より観られてより感動して、2回観られて良かったです。
主題歌買っておけば良かったと後悔しています。次回作も是非観に行きたいです!

TRAIN A
シアターグリーン学生芸術祭Vol.13短編部門A
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/07/29 (月) ~ 2019/08/06 (火)公演終了

天守物語
少年社中
紀伊國屋ホール(東京都)
2019/08/02 (金) ~ 2019/08/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
圧倒的なジャパニーズ・ダークファンタジーの面白さ!
力のある役者陣が、ファンタジー度を上げた脚色で
緊張感溢れるストーリーを繰り広げ、息つく暇もない。
衣装の美しさ、シャープな立ち回り、良く通る美声と
目にも耳にも麗しい舞台だった。
人も妖(あやかし)も何と弱く哀しいのだろう。

TRAIN A
シアターグリーン学生芸術祭Vol.13短編部門A
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/07/29 (月) ~ 2019/08/06 (火)公演終了

ダブルダブルチョコレートパイ
劇団肋骨蜜柑同好会
APOCシアター(東京都)
2019/08/03 (土) ~ 2019/08/12 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/08/06 (火)
ミルク篇の6日19時半回(95分)を拝見。
個々のキャラクターに惹かれつつも、頻繁な出ハケに幻惑されてか、我が読解力が追いつかず、話の流れに身を任せていたが…95分の作品の最後の最後、小島明之さんの台詞で漸く腑に落ちた。
なかなかに理解するには歯ごたえがある作品だが、別班のビター篇を観て、合わせて理解が容易になるのだろう類の作品のようだ。
【追記】
8日にビター篇を拝見。ミルク篇への理解も深まったため、☆を3→4に変更する。
あと、個人的感想だが、ストーリーの設定がセリフで紹介されるビター篇の方を先に観た方が良いように思えた。

ひのくすり
ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン
上野ストアハウス(東京都)
2019/07/31 (水) ~ 2019/08/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/08/02 (金)
上野ストアハウスにて ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン『ひのくすり』を観劇。
ちょうど1年前に存在を知った団体さん。前回の番外公演?は拝見出来ませんでしたが、本公演はこれで3回連続の観劇でした。毎回フライヤーに刻まれている “2016年の旗揚げ公演から1000人規模の観客動員を継続中!”という謳い文句が目を引くジグジクさん。確かに一度観たらその謳い文句が納得出来るというか、また観たいなーと思わせるストーリーの深みや面白みがあるので、次はどんな作品なのだろうと自然とリピーターになっているお客さんも多いのではないかと勝手に推測しています。
前回は世界観が全く異なる短編作品3本のオムニバス形式でしたが、今回は基本的には同じセットを使い回し、ともに東南アジアにある小さな島が舞台という一応関連性のある2作品の上演でした。まずこの発想が面白い。そして決して日本でもアメリカでもなく、“東南アジアの小さな島”が舞台という何とも絶妙な設定も面白い。実際に東南アジアへ行ったことはないものの、何となく知っているような知らないような妙なリアルさ?が感じられ、本当に現地での日常風景を覗き見しているかのような感覚になりました。この覗き見しているような感覚は同団体の『デイドリーム・ビリーバー』でも感じた気がします。基本的にはフィクションではあるものの、100%フィクションとも言えないような妙なリアルさがそのような感覚にさせているのかもしれません。
前置きが長くなりましたが、今回の「ひのくすり」「あぶらのかほり」とても良かったです。登場するキャラクターの人間としての弱い部分、駄目な部分を最初に印象付けておきながらも、どんな人間であっても誰もが常識的な考え方や正義感、他人を思いやる温かい心などを持っていることに気付かされるようなちょっとほっこりする作品でした。2作品が絶妙にリンクし合う部分もあり、作品としての奥深さや秀逸さを感じました。さらに見た目の印象?に実にしっくり来るキャラ設定が多く、演技も皆さんとても自然体。早くも次の作品が楽しみになる今回も大満足のジグジクさんの公演でした。

『熱海殺人事件』 vs. 『売春捜査官』
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2019/07/26 (金) ~ 2019/08/06 (火)公演終了
満足度★★★★
燐光群とつかこうへいの取り合せは以前沢野ひとしをやった時のような意外性からの成功のパターンか、失敗かのどちらか・・迷ったが好奇心には勝てず千秋楽を観た。
つかこうへい作品のエッセンスは、あるアマ劇団の気合いの入った舞台を一度観て辛うじて片鱗に触れたのみだが、それでも十分なインパクトがあり、当時の日本演劇の画期であった所以を了解した(つもり)。従って今回はつか作品の換骨奪胎が勿論狙いではなく、つか演劇という実体を掘り起こして現代という土俵に据える試みに大いに期待をした。
(続きは後程)

贋作 罪と罰
自由劇場
神戸大学・出光佐三記念六甲台講堂(兵庫県)
2019/07/04 (木) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★★
幕末の江戸、理想に燃える女塾生と、無血で世を変えようと奔走する志士…
ジゲキ さんらしいエンタメもありつつ、野田作品らしい台詞回し。
人間のどす黒い所を捉えながら、観劇後、一涼の風が吹いた様に、清々しく気持ちの良い公演でした。
終演後は七夕祭!

「人の気も知らないで」
劇団散り花
コージーカフェ(兵庫県)
2019/07/06 (土) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
iakuさんらしい女性3人の会話劇。
友人の結婚、交通事故を起点に、何気ない社内の不満から、其々が抱えるバックボーンがあぶり出されていく。
女優さんの好演が光りました。
ウイットもあって、三人三様の悩み、生き様、人生が映し出され、グイグイ引き込まれた。

サマータイムマシン・ブルース
関西大学演劇研究部 学窓座
関西大学千里山CP内有鄰館1階多目的ホール(大阪府)
2019/07/05 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
1回生パート観劇
何度も拝見した大好きな演目ですが、いつも以上に大笑いしました。
沢山の1回生さんが入部と伺ってましたが…
皆さん根性座ってる、と言うか
イキイキしてて、テンポと間が良く、笑いっぱなしでした。
今後が楽しみ!
上回生も観たかった。

万葉奇譚
演劇集団☆邂逅
音太小屋(ねたごや)(大阪府)
2019/07/06 (土) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★★
歴史の悪役・蘇我氏目線の大化の改新、そして女帝、万葉の真実とは…
いや〜、面白かった!
何より、やっぱり歌はお上手だし、
そして、早変わり凄っ!
女優4人で14役も素晴らしかった。
(少数精鋭?!)
2時間あっという間。
むっちゃ良かった!

やかく
劇団音速蛹
KCスタジオ(兵庫県)
2019/07/06 (土) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★
母親?と姉?の姿をみて、夢と現実、将来の進路に悩む高校生。
上演時間が30分と短く、これからの展開が楽しみ、と言うところで…
コーヒーや姉の用事等に関する語られないエピソードが隠れていそうで、もっと観たい!という感じ。
劇団散り花さんとのハシゴ特典もゲットしました。

ひとつ屋根の下~リターンズ~
女子会プロジェクト
演劇Bar EGGPLANT(兵庫県)
2019/07/05 (金) ~ 2019/07/06 (土)公演終了
満足度★★★★
リバースバージョンを観劇。
初めてEGGPLANTさんに伺いました。
アットホームな雰囲気ですが7月末で閉店との事、残念です。
更に初めての劇団さん、少しドキドキしながら観劇。
離れたくても離れられない女子2人。
お互いほっておけない、気になる関係が絶妙でした。
正規版も観たかった!

500万 ~2019~
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2019/08/02 (金) ~ 2019/08/04 (日)公演終了

人生の大事な部分はガムテで止まっている ≪現代編≫≪大正時代編≫
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/04/05 (水) ~ 2017/04/23 (日)公演終了
満足度★★★
玉川来夢さん出演。現代編を観劇。
一貫してコントが面白かったです。エリザベスマリーさんがとくに。
大正編との繋がりはここかな、というところがありましたが、あまり気にならなかったというか、意味を感じませんでした。両編を見ないと楽しめないところなのでしょう。
玉川さんは元気な脇役で、いい味を出していました。良かったです。