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花火鳴らそか ひらひら振ろか

花火鳴らそか ひらひら振ろか

劇団銅鑼

あうるすぽっと(東京都)

2019/02/15 (金) ~ 2019/02/21 (木)公演終了

満足度★★★★★

これ絶対に今の時期(八月)に上演すべきだと思いますよ。
また見たいなあ。

『夏の朗読会/怖い話』

『夏の朗読会/怖い話』

劇団 月とスカレッタ

ギャラリーしあん(東京都)

2019/08/02 (金) ~ 2019/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

 2019.8.2㈮ 3㈯ 4㈰ 上野御徒町 古民家ギャラリーしあん

 今年最高の37℃を記録した金曜日から、猛暑続きの3日間、大江戸線の新御徒町から歩いて程近い古民家ギャラリーしあんに、劇団月とスカレッタ 試演会シリーズ①『夏の朗読会/怖い話』を聴きに足を運んだ。

 今年3月末に解散した演劇集団アクト青山の主宰小西優司さんが、新しく立ち上げた劇団月とスカレッタの本公演に向けて、いくつか試演会として公演があり、その最初がこの『夏の朗読会/怖い話』。

 演劇集団アクト青山時代から好きな役者さんが出演され、春夏の朗読会も好きで聴きに行っていたので、2日の夜の回、3日と4日の昼の回の予約をしていた矢先、主宰の小西優司さんから、劇団名に因んだ『月』をイメージしたコラボレーションのハンドメイドの依頼があり、物販担当の岩崎友香さんと打合せ、アクセサリーとブックマークを製作させて頂くという形で、少しだけ関わらせて頂いた夏の朗読会は、私にとっても忘れられない公演になった。

 3日間聴きに行ったので、今回は、全体を通して感じた感想をつづらせて頂く。

 2年前まで派遣の仕事で、通っていた会社の近くに、こんな静かなギャラリーがあったのを知らなかった。紺地に白でお店の名前を染め抜かれた暖簾を潜り、木戸を開けて歩いた数歩先にある古民家の引戸をあけ、上がり框を上がり、木戸銭を払い部屋に入り、前から二列目左隅の席に着き、目を上げると正面に緑濃い葉をさやさやと風にそよがせる庭木のある小体な庭が、硝子戸の向こうに見える。

 庭に続く硝子戸と磨きこまれた板の間の間にある縁側のようになった場所に置かれた、昭和初期の佇まいのアンティークな長椅子とテーブルが置かれており、その長椅子に座り役者さんたちが朗読する。

 偕成社の『日本のこわい話 民話と伝説 呪いの巻物』の中から選ばれ読まれた話は、怖いと言うよりも、温かさやそこはかとない悲しみ、切なさ、可笑しみに重心が置かれているように感じた。

 おどろおどろしい怖い話と言うより、そうなる理由や、母の愛や、人の身勝手さ故に起きた事であったり、切なさや悲しみ、それだけでなく、滑稽な話もあったり、日本古来の伝説や民話の中に出て来る怖い話は、子供たちへの教訓を分かりやすく伝える役目もあった。

 怖い話にしても、こういう事をするのはいけない、こういう事をするとバチが当たるというのを分かりやすくヒシヒシと身にします様に教える役割も担っているので、怖いだけではなく、そこには情や温かさがあるのだと言うことが、この偕成社の本の中にある怖い話を朗読によって聴くことでより強く、皮膚感覚を伴って伝わって来た。

 劇団月とスカレッタの役者さんは、声、発声発語がハッキリしていて、とても聴き取りやすく、情景を声で描き出されるので、すうーっと話の中に彷徨い混む事が出来る。

 それは、ゲストの飯田南織さん、牛抱せん夏さん、三浦剛さんにも感じたこと。

 小西優司さんの読んだ、身篭ったまま亡くなり、棺の中で産み落とされた我が子を飢えさせぬ為、毎夜飴屋に飴を買いに行き、その飴を我が子に舐めさせる『子育てゆうれい』は、死してなお、母の愛を感じて聞く度にしみしみと切なくなった。

 岩崎友香さんの『うばすて山の夜なき石』の、年老いた母が自ら、息子の負担になってはいけないとうばすて山に行くと言い、山に着き、見上げた空の深々と凍える空気と年老いた母の目に映る景色、胸に去来する思い、息子の辛さが、悲しくも美しい一幅の絵のように瞼の裏に映った。

 葵ミサさんの『墓をあばく老婆』は、静けさの中に緊迫感を感じ、幼い頃母に読んでもらった、山姥に追いかけられ、命からがらでお寺に駆け戻って九死に一生を得た、小僧さんの話を思い出し、怖いのに懐かしいような、幼い日の手に汗握って聞いていた夏の日を思い出した。

 実話怪談師の牛抱(うしだき)せん夏さんの朗読とその後にされた、実話怪談は、話されている間後ろの庭の木の枝が風にざわざわと揺れていて、臨場感たっぷりで、怖かった。

 相楽信頼さんの『うらみの白骨』は、眠狂四郎がスパッと抜刀して斬ったような、冴え冴えとした静けさの中に、冷やっとするこわさがあった。

 キャラメルボックスの三浦剛さんの『大入道と小僧』は、別の意味で怖くはあるけれど、唯一、ほのぼのと可笑しみのある話で、三浦剛さんの語り口と相俟って、唯一ほっこりとした。

 ベニバラ兎団の飯田南織さんの『鬼につかれた妹』は、鬼が妹を食い殺して妹になりすまし、村中の人を食べ尽くし、残ったのは息子の言うことを信じず、息子を家から追い出した両親のみで、兄が鬼を退治する話だが、登場人物が、一人一人を声で描き出し、目の前にありありと見えるようだった。

 朗読会とはなっているものの、朗読を越えて、一人芝居を見ているような、1日3本の短編芝居を観ている様な素晴らしい『夏の朗読会/怖い話』だった。

                文:麻美 雪

大坂城の虎

大坂城の虎

関西芸術座

ABCホール (大阪府)

2019/07/26 (金) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

主役を犬にするあたりなかなか面白い^_^
最初は世界観に入り込めなくて違和感もありましたが観ているうちにだんだんとのめり込んでいった。
役者さんも犬の遠吠えを何回練習したのかと思うほど犬っぽかった!
随所にあらすじのナビゲーションを落語や講談師、浪曲など様々な変化をつけるところはいいアクセントになっていました。
そして生演奏の太鼓は迫力ありましたね♪
最後の虎との戦いの表現も画像を絡めて魅せるところも良かった!
色々な要素が盛り込まれた作品だったので最後まで楽しめました

黒と白と幽霊たち 2019ツアー

黒と白と幽霊たち 2019ツアー

バストリオ

北千住BUoY(東京都)

2019/08/06 (火) ~ 2019/08/06 (火)公演終了

鑑賞日2019/08/06 (火) 19:30

価格2,500円

本作は2017/8/15に2階で観ています。

入って右角奥に楽器等、座布団、椅子席ともそちらを向いて配置。楽器(松本さん)がよくみえる席に座ります。

20:04開演~21:08終演。

コラージュのようにいくつもの紙片が舞い散る。繰り返す物語はドップラー効果のように迫りまた遠ざかる。300年前の冬、1945年の夏、生を奪われた者たち、燃える星になること...

大きな銅鑼の前に陣取る松本さん。いろいろな音が深いところから響き、空間が軋み震えているように聴こえる。

4人の身体からも音が発せられ、言葉となり、音階となり、聴く者はそれぞれの像を創る。

継がれる声、重なる声。

炎、水、土、風。

「2001年宇宙の旅」、終盤のエキゾチックなシーンにぴったりの音。

元銭湯ならではの音響かと。

エリザベート

エリザベート

東宝

帝国劇場(東京都)

2019/06/07 (金) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

新キャスト古川雄大くんと愛希れいかちゃんの進化著しいです。
次世代トートとシシィになること間違いなし!

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

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壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/07/26 (金) ~ 2019/07/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

他の舞台観たときに入ってたチラシの「殺陣芝居」に惹かれて観に行ったら凄かったです!
舞台と客席が近くて見やすいシアターグリーンのそれほど大きくない舞台に2階があったり、階段や柱があって、こんなに狭くてどう動くのだろうと思っていたら…
ものすごいスピードの圧倒的な殺陣!盗賊達7人の多種多様な武器を使った戦い方、表現がかっこいい!素早いのにごちゃごちゃしていない場面転換、音楽と生声が響く。モブと呼ばれるその他諸々をやってくれる人達の動きが絶妙で、登場人物がみんな魅力的!
やばいかっこいい!みんなかっこいい!
思わずリピートチケットを買っちゃいました。より観られてより感動して、2回観られて良かったです。
主題歌買っておけば良かったと後悔しています。次回作も是非観に行きたいです!

TRAIN A

TRAIN A

シアターグリーン学生芸術祭Vol.13短編部門A

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/07/29 (月) ~ 2019/08/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

 演劇の力をマザマザと感じさせてくれる必見の舞台。華5つ☆

ネタバレBOX

 科白は殆どなく9人で出場する際は1人が黒、他の8人は総て白の衣装である。各作品5分ほどだろうか。ソロ作品とほぼユニゾンと言ったら良いようなユニットによる作品がオムニバス形式で演じられてゆく。照明は昏めで、時折下方から照らすなど様々な工夫がされ、音響も効果的に用いられるばかりでなく、ピッタリ息の合った集団的所作の見事さや、ストップモーション、スローモーション、断続的な動きや所作の、計算され効果的な動きと、背景のスクリーンに映し出される詩的スクリプトが、作品の持つ鋭い批評性と現在時の日本に於ける演劇表現の可能性をマジマジと実感させてくれる。当にexcellentと呼ぶに相応しい作品。今後の活躍が大いに期待できる力量を備えたグループと見た。演者達の力量、作・演出の素晴らしさ、照明・音響のセンス総てに於いてハイクオリティーである。
天守物語

天守物語

少年社中

紀伊國屋ホール(東京都)

2019/08/02 (金) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

圧倒的なジャパニーズ・ダークファンタジーの面白さ!
力のある役者陣が、ファンタジー度を上げた脚色で
緊張感溢れるストーリーを繰り広げ、息つく暇もない。
衣装の美しさ、シャープな立ち回り、良く通る美声と
目にも耳にも麗しい舞台だった。
人も妖(あやかし)も何と弱く哀しいのだろう。


ネタバレBOX

舞台は白鷺城の天守閣、ここには巨大な獅子頭を祀る妖(あやかし)が棲んでいる。
殿さまの言いつけで鷹を追って来たひとりの若武者がここへたどり着き
美しい妖の富姫と出会い、恋に落ちる。
人間と妖の交わりは許されず、二人の種を超えた思いは絶望の色濃く・・・。

若武者図書之助の父もまた、かつて富姫に心を奪われ家族を捨てた過去がある。
妖は人間を殺すと鳥になる、鷹もまたかつて憎い人間を殺めて鳥になった。
もがきながらも心のままに生きたいと願う図書之助の弟の存在。
といったエピソードが自然な流れで組み込まれており
ストーリーに膨らみを持たせている。

しがらみに捉われてもがく人間と、心のままに生きる妖。
天変地異を妖のせいと思い込んで、妖を目の敵にする人間の愚かしさ。
それらがくっきりと浮かび上がってとても解りやすく感情移入させる。
登場人物のキャラに奥行きがあるのは役者陣の力だろう。
群舞の力強さ、衣装の美しさも楽しませてくれる。

富姫役の貴城けいさん、きりっと伝法な一面と恋する女の艶、
両面を鮮やかに演じ分けて大変素晴らしい。
図書之助を演じた廿裏裕介さん、久しぶりに涼やかな若侍を観た感じ。
誠実な、それゆえに禁断の恋に突き進む姿が清々しい。
薄役の堀池直毅さん、美しい姿勢で硬軟併せ持つ魅力的なキャラを表現。
鷹役の納谷健さん、素晴らしい動きで強靭な意思を持つ鷹を演じた。
舞台上にいる間は、常にこの鷹の動きに目を奪われた。

ラスト、「視力を失って生きていても苦しいだけ」と嘆くふたりに
獅子頭の化身のような、飲んだくれの近江之丞桃六(北村諒)は
「生きることは苦しむことだ」と目を治して背中を押す。
なぜ生きるのか、なぜ苦しいのに生きるのか、それに対する明確な答えを
2人に告げ、その結果二人は苦難の道を共に歩む覚悟を決める。
この舞台の強いメッセージとなって心に残る。




TRAIN A

TRAIN A

シアターグリーン学生芸術祭Vol.13短編部門A

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/07/29 (月) ~ 2019/08/06 (火)公演終了

満足度★★

 登場人物は4人。

ネタバレBOX


だが、「現実」には2人である。名前はそれぞれ違うし演じる役者も異なり、間の取り方や滑舌の余り良くない者も居るので当初頗る分かり難いのだが、単純な話である。劇中実在するのは、茜と同期の演劇研修生 一方劇中の役柄は茜演ずる百花と同期研修生演じる委員長である。委員長は転校してゆく1級下で高1の百花に告白するのだが、これは憑依されたのだと主張する。無論、百花を嫌って居た訳ではない。逆に好きだったことは事実だ。然し彼女には好きな人が居ることも知っていたので告白して自分の彼女にするより、彼女の好きな人と上手く行くよう応援したいと考えたのだ。
 ところで作品の中で「現実」に存在している茜と同じ演劇の研修生は茜より1つ年下の21歳、同棲相手を結婚相手として選んでいいか否かで悩んでいた茜が彼に相談したことから親しくなった。研修生は茜を好きなので百花を演じている茜に委員長を通じて告白させることによって自らの念を彼女に伝えようとしたのだ。因みに百花が好きな人は同期の女性である。
 内容は以上のようなものであるが、若者の閉塞状況の在り様の一つとして本能の荒々しさすら喪失し、ひね媚びた自同律の不快をすら対象化し得ない受け身の心象風景には気持ち悪ささえ覚える。このようなメンタリティーが昨今のような日本の終末をのさばらせるのかも知れぬ。
ダブルダブルチョコレートパイ

ダブルダブルチョコレートパイ

劇団肋骨蜜柑同好会

APOCシアター(東京都)

2019/08/03 (土) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/06 (火)

ミルク篇の6日19時半回(95分)を拝見。

個々のキャラクターに惹かれつつも、頻繁な出ハケに幻惑されてか、我が読解力が追いつかず、話の流れに身を任せていたが…95分の作品の最後の最後、小島明之さんの台詞で漸く腑に落ちた。
なかなかに理解するには歯ごたえがある作品だが、別班のビター篇を観て、合わせて理解が容易になるのだろう類の作品のようだ。

【追記】
8日にビター篇を拝見。ミルク篇への理解も深まったため、☆を3→4に変更する。
あと、個人的感想だが、ストーリーの設定がセリフで紹介されるビター篇の方を先に観た方が良いように思えた。

ネタバレBOX

【配役】
有末ヒラオ(銀行頭取、船の権利者。上にへつらい・うわべは愛想がいい)
…村山新さん
高原ヨシロウ(参院議員。尊大。来間元首相と面識有)
…西本泰輔さん
粳田(うるた)リュウコウ(日蓮宗系?の僧侶)
…小寺悠介さん(『帰郷』以来、何度も舞台を拝見している方)
来間(くるま)コウタロウ(俳優。失脚した元首相の父親と確執)
…藤本悠希さん(肋骨蜜柑の方)
吾妻セイヤ(ユーチューバー。後に粳田の宗教に入信)
…綱斗(つなと)さん
羽刈マサヨシ(ヒーローものに憧れて弁護士に)
…小島明之さん(苦悩する表情が似合う、何度も舞台を拝見している方)
瓶井(かめい)キヨシ(メジャーなロックバンドの元ボーカル)
…坂井宏充さん(TOKYOハンバーグの役者さん)
根布(ねぶ)ハルアキ(小説家。不眠症)
…小太刀賢さん(大声が響く・響く!何度も舞台を拝見している方)
浦乃カオル(純な心を持った青年)
…岡山昌義さん(『空き家のグラフィティ』の父親役以来)
明石カメキチ(農夫。死神?)
…シマザキタツヒコさん(『森に棲む魚とハルニレのウタ』以来)
古井戸カズトシ(医師)
…高村颯志(そうし)さん(直近だと『犬(もしくは)神』での中学3年生役の方)
私…フジタタイセイさん
ひのくすり

ひのくすり

ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン

上野ストアハウス(東京都)

2019/07/31 (水) ~ 2019/08/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/08/02 (金)

上野ストアハウスにて ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン『ひのくすり』を観劇。
ちょうど1年前に存在を知った団体さん。前回の番外公演?は拝見出来ませんでしたが、本公演はこれで3回連続の観劇でした。毎回フライヤーに刻まれている “2016年の旗揚げ公演から1000人規模の観客動員を継続中!”という謳い文句が目を引くジグジクさん。確かに一度観たらその謳い文句が納得出来るというか、また観たいなーと思わせるストーリーの深みや面白みがあるので、次はどんな作品なのだろうと自然とリピーターになっているお客さんも多いのではないかと勝手に推測しています。
前回は世界観が全く異なる短編作品3本のオムニバス形式でしたが、今回は基本的には同じセットを使い回し、ともに東南アジアにある小さな島が舞台という一応関連性のある2作品の上演でした。まずこの発想が面白い。そして決して日本でもアメリカでもなく、“東南アジアの小さな島”が舞台という何とも絶妙な設定も面白い。実際に東南アジアへ行ったことはないものの、何となく知っているような知らないような妙なリアルさ?が感じられ、本当に現地での日常風景を覗き見しているかのような感覚になりました。この覗き見しているような感覚は同団体の『デイドリーム・ビリーバー』でも感じた気がします。基本的にはフィクションではあるものの、100%フィクションとも言えないような妙なリアルさがそのような感覚にさせているのかもしれません。
前置きが長くなりましたが、今回の「ひのくすり」「あぶらのかほり」とても良かったです。登場するキャラクターの人間としての弱い部分、駄目な部分を最初に印象付けておきながらも、どんな人間であっても誰もが常識的な考え方や正義感、他人を思いやる温かい心などを持っていることに気付かされるようなちょっとほっこりする作品でした。2作品が絶妙にリンクし合う部分もあり、作品としての奥深さや秀逸さを感じました。さらに見た目の印象?に実にしっくり来るキャラ設定が多く、演技も皆さんとても自然体。早くも次の作品が楽しみになる今回も大満足のジグジクさんの公演でした。

『熱海殺人事件』  vs.  『売春捜査官』

『熱海殺人事件』 vs. 『売春捜査官』

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2019/07/26 (金) ~ 2019/08/06 (火)公演終了

満足度★★★★

燐光群とつかこうへいの取り合せは以前沢野ひとしをやった時のような意外性からの成功のパターンか、失敗かのどちらか・・迷ったが好奇心には勝てず千秋楽を観た。
つかこうへい作品のエッセンスは、あるアマ劇団の気合いの入った舞台を一度観て辛うじて片鱗に触れたのみだが、それでも十分なインパクトがあり、当時の日本演劇の画期であった所以を了解した(つもり)。従って今回はつか作品の換骨奪胎が勿論狙いではなく、つか演劇という実体を掘り起こして現代という土俵に据える試みに大いに期待をした。
(続きは後程)

ネタバレBOX

つか劇団出身の麗女優木下智恵を招き入れての燐光群流・つか舞台への挑戦。意気込みを感じるが、確かに前半戦は「熱海殺人事件」の笑いのうねりを作っていた。取調べ刑事伝兵衛が事件の真相よりも彼なりの「犯罪らしさ」(ドラマ性)への拘りを優先し、本来の職務を逸脱して容疑者と被害者(死者)の人生に干渉していく。無名の彼ら同時代の多くの若者の冴えない日常が、取調室という閉鎖空間に居合せた同床異夢らのてんでな喋くりの中で、鎮魂の対象のように浮上する。
言葉の応酬で固定観念を平然と超える醍醐味は、以前アマ劇団で見た「熱海」にもあった。
一方坂手特有のテキストは中盤から登場する。元戯曲の「あの海に浮かんだヨット」を辺野古の海に浮かぶ「抗議船」へと半ば強引にスライドさせ、調書に書かれるべき被害者(愛子)と容疑者の青年とのデートをかっさらって抗議行動に愛子を青年が誘ったという事になった。その後観客としては忍耐の時間が流れるが、ラストは坂手一流の技で「つか」の文脈に合流させた。私の見た坂手台本の中でも、最も強引な部類に入りそうだ。ただ、木下女史の孤軍奮闘とは言わないが、「つか」世界に生きる彼女の姿を信じられた事で、舞台は閉じるを得たり、という具合であったように思う。

あまりに異質な二つの文脈に、芝居が引き裂かれた印象は拭えない。確かに沖縄は日本社会の不全を象徴する代表的トピックで、今日上演される全ての演劇の舞台の台本にこのトピックをを書き込めないものかと頭を悩ませるのが自然だ、位に思っているが・・・、少なくとも正論を吐いて「正義は我が方に有り」と溜飲を下げる台詞は、どうも「つか」文脈に馴染まない。余裕がなく感じるからだろうか。
一介の刑事が犯罪を人間ドラマに仕立てようとする偏執的行為には、どこか可愛げがあり、正義の彼岸に自身を置くことでいっぱしな硬質な言葉で政治を語るような分際でない、と卑下する態度があり、そうしながら真の価値を生み出す人間の本性に近いところに居る。・・人間の「欲求」への居直りというか、自覚にこそ「ほんたう」の次元からの変革は可能なのである、といった70~80年代の思潮が「つか」作品(「熱海殺人事件」しか知らないが)のベースにある。もちろん一つの解釈に閉じ込める必要はないのだが・・。
それでも「熱海殺人事件」だけあってエネルギッシュで爽快な舞台の後味であった。
贋作 罪と罰

贋作 罪と罰

自由劇場

神戸大学・出光佐三記念六甲台講堂(兵庫県)

2019/07/04 (木) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

幕末の江戸、理想に燃える女塾生と、無血で世を変えようと奔走する志士…

ジゲキ さんらしいエンタメもありつつ、野田作品らしい台詞回し。
人間のどす黒い所を捉えながら、観劇後、一涼の風が吹いた様に、清々しく気持ちの良い公演でした。

終演後は七夕祭!

「人の気も知らないで」

「人の気も知らないで」

劇団散り花

コージーカフェ(兵庫県)

2019/07/06 (土) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

iakuさんらしい女性3人の会話劇。
友人の結婚、交通事故を起点に、何気ない社内の不満から、其々が抱えるバックボーンがあぶり出されていく。

女優さんの好演が光りました。
ウイットもあって、三人三様の悩み、生き様、人生が映し出され、グイグイ引き込まれた。

サマータイムマシン・ブルース

サマータイムマシン・ブルース

関西大学演劇研究部 学窓座

関西大学千里山CP内有鄰館1階多目的ホール(大阪府)

2019/07/05 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

1回生パート観劇

何度も拝見した大好きな演目ですが、いつも以上に大笑いしました。

沢山の1回生さんが入部と伺ってましたが…
皆さん根性座ってる、と言うか
イキイキしてて、テンポと間が良く、笑いっぱなしでした。
今後が楽しみ!

上回生も観たかった。

万葉奇譚

万葉奇譚

演劇集団☆邂逅

音太小屋(ねたごや)(大阪府)

2019/07/06 (土) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

歴史の悪役・蘇我氏目線の大化の改新、そして女帝、万葉の真実とは…

いや〜、面白かった!
何より、やっぱり歌はお上手だし、
そして、早変わり凄っ!
女優4人で14役も素晴らしかった。
(少数精鋭?!)

2時間あっという間。
むっちゃ良かった!

やかく

やかく

劇団音速蛹

KCスタジオ(兵庫県)

2019/07/06 (土) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★

母親?と姉?の姿をみて、夢と現実、将来の進路に悩む高校生。

上演時間が30分と短く、これからの展開が楽しみ、と言うところで…
コーヒーや姉の用事等に関する語られないエピソードが隠れていそうで、もっと観たい!という感じ。

劇団散り花さんとのハシゴ特典もゲットしました。

ひとつ屋根の下~リターンズ~

ひとつ屋根の下~リターンズ~

女子会プロジェクト

演劇Bar EGGPLANT(兵庫県)

2019/07/05 (金) ~ 2019/07/06 (土)公演終了

満足度★★★★

リバースバージョンを観劇。

初めてEGGPLANTさんに伺いました。
アットホームな雰囲気ですが7月末で閉店との事、残念です。
更に初めての劇団さん、少しドキドキしながら観劇。

離れたくても離れられない女子2人。
お互いほっておけない、気になる関係が絶妙でした。
正規版も観たかった!

500万 ~2019~

500万 ~2019~

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2019/08/02 (金) ~ 2019/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★

500万を巡る数珠つなぎな展開、面白かったです!
まるく収まって何よりです!

人生の大事な部分はガムテで止まっている ≪現代編≫≪大正時代編≫

人生の大事な部分はガムテで止まっている ≪現代編≫≪大正時代編≫

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/04/05 (水) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★

玉川来夢さん出演。現代編を観劇。
一貫してコントが面白かったです。エリザベスマリーさんがとくに。
大正編との繋がりはここかな、というところがありましたが、あまり気にならなかったというか、意味を感じませんでした。両編を見ないと楽しめないところなのでしょう。
玉川さんは元気な脇役で、いい味を出していました。良かったです。

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