最新の観てきた!クチコミ一覧

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東京原子核クラブ

東京原子核クラブ

俳優座劇場

和光市民文化センター サンアゼリア(埼玉県)

2012/07/23 (月) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

名作の名にたがわぬ素晴らしい舞台でした。
深い内容なのに決して観客を置き去りにしない、劇としての面白さも満点の公演でした。
老舗劇団の底力、堪能しました。

「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」 「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」

「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」 「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」

幻奏ボレロ

新宿スターフィールド(東京都)

2019/08/16 (金) ~ 2019/08/23 (金)公演終了

満足度★★★★

 ~ゴキゲンョウお別れデス~を拝見。(華4つ☆)

ネタバレBOX

 この小屋にしては随分凝った舞台美術。奥には 分度器型の大きな半円形の物体が壁に張り付くように置かれその中央に向かってこれまた巨大な十字架のようなオブジェが横たわる。プロセミアムアーチが手前にあり客席と舞台を劃然と分かつ。
 ユダヤ教、キリスト教、回教の神は、人間との間に契約関係を持つ一神教で、この3つの宗教はイスラム教解釈では、同一神を崇める兄弟宗教であり、ユダヤ教は予言者としてモーゼを、キリスト教はイエスを、そしてムスリムはムハンマドを持つ。今作ではこれらの宗教群の契約概念と仏教の持つ輪廻転生や因果律の概念をないまぜにした世界観に人間実存の儚さ、切なさ、不安という底なし沼の只中に在る孤立を対置し契約を支点にしながら各々の利害対立、目論見実現の為の駆け引きと闘争、フェイクを交えた情報戦などが交叉し合ってある種の神経戦及び推理合戦と実践的組手合戦が展開してゆく。ノアの方舟やソドムとゴモラをベースにしたような神による世界の作り変え(リセット)、と契約(その要素として人間、人間が変異させられた死神、彼らが辿る道行道程中の避け難い工程や死と不死等の因果律、転生に組み込まれた仏教的概念)が複雑微妙に関与し合っているように見える所が、観客を惑わす階層的仕組みであることさえ見抜けば、後は比較的詩的な科白をその情緒的効果に惑わされずに切開することで本質は容易く透けて見える。唯、この透けて見えてくる本質が、極めて切実で実存の持つ本質的な存在の不安、宇宙の只中に唯一人屹立するような耐え難い不安であることに今作の要があると言えよう。その点が今作がそこいらにいくらでも転がっているチャラけたファンタジーと異なり、大人の苦い経験を味わった者にも共感を齎す苦味の持つ深い味わいを感じさせる所以である。
もっと表面的な言い方をするなら創造主の絶対に対し愛と情と死を考える力によって人間となる我々が、他の人々(つまり仲間)に忘れ去られることを含めた消滅の危機を対置して戦う物語と観ると良かろう。ここで少し深読み要素を加えておくなら、現代日本で暮らす東洋人である我々の意識が恰も「名誉」白人の意識であるかの如く物事の判断基準の根底に一神教(主としてキリスト教だが)が第1基準として設えられている点だ。
 而もアイロニーではない。この点に作家の意識せざる我々の位置表象が現れていると解釈すると面白かろう。
第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

DULL-COLORED POP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

雑誌「テアトロ」に劇評が載りそうな内容だと思った。
たぶん載ると思います。

肉体だもん・改

肉体だもん・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★

戦後の貧しい時代、この時代を知っている俳優さんは舞台にいないでしょう。でも、皆、精一杯演じていましたね。開演前からサービス精神旺盛、勿論物販が目的でしょうが、明るい雰囲気が楽しい。そして終演後の〆の一言、「目指せ!浅草公会堂!!」、頑張って下さい!

発表せよ!大本営!

発表せよ!大本営!

アガリスクエンターテイメント

駅前劇場(東京都)

2019/08/15 (木) ~ 2019/08/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

当事者にとってはものすごい問題だったことも時間が経ち時代を経ると笑えるものになってしまうのかもしれない。今の時代も未来の人たちに笑われるのかもなあ・・・。
最初から笑えましたが、終盤はすごかったです。思い切り笑いつつ、あやちゃんの切なさにホロリとしてました。
登場人物が自然にハケられる舞台の作りも良かったです。

「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」 「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」

「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」 「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」

幻奏ボレロ

新宿スターフィールド(東京都)

2019/08/16 (金) ~ 2019/08/23 (金)公演終了

満足度★★★

「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」を観劇しました。

ネタバレBOX

RE編を観ていないからでしょうか。道先案内人の細かいやりとりが話が進むにつれてますますわかりにくくなりました。
肉体だもん・改

肉体だもん・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/08/19 (月)

シーン毎のお芝居ダンスは想像以上に良かった。

ネタバレBOX

長いお話の所々をスポットで見たダイジェスト版かな?といった感じを受けた。全部盛りって感じでどういう方向の話なのか踏ん切りがついていない、要素多すぎな感じも。シーン毎の出来に対してトータルが悪すぎ。
発表せよ!大本営!

発表せよ!大本営!

アガリスクエンターテイメント

駅前劇場(東京都)

2019/08/15 (木) ~ 2019/08/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

第二次世界大戦のミッドウェーでの戦いの事をよくこういう作品に仕立て上げられたな、本当にすごい事だ。

ネタバレBOX

裏テーマは、「それって自分の信条を曲げてでもやる事?自分の信条と自分の命、生き方も大事かもしれないけど、もっともっと大事なのは、あなたの命。」
ブラッケン・ムーア ~荒地の亡霊~

ブラッケン・ムーア ~荒地の亡霊~

東宝

シアタークリエ(東京都)

2019/08/14 (水) ~ 2019/08/27 (火)公演終了

満足度★★★★

岡田くん、とても上手なんですね!
おもしろかったです。

発表せよ!大本営!

発表せよ!大本営!

アガリスクエンターテイメント

駅前劇場(東京都)

2019/08/15 (木) ~ 2019/08/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

おもしろかった〰😆😆 愛すべきキャラがたくさんで、アガリスクさん、はずしませんね❤

肉体だもん・改

肉体だもん・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

はじめて観劇しました。開演前から楽しませてくれて、いざ始まると ざっつエンターテーメント。歌ありダンスありの盛りだくさん。とにかく楽しい!はじめてだったので、飲食自由だなんて。次回はビールとおつまみ持参しまーす!

カレイドルーム

カレイドルーム

ZERO BEAT.

上野ストアハウス(東京都)

2019/08/14 (水) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

いろんな意味で不思議な空間ってコトですね!
主人公の改心が、あっさりでしたが、
キャラの濃い登場人物も含め楽しかったです!

人形の家 Part2

人形の家 Part2

パルコ・プロデュース

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2019/08/09 (金) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★

良い俳優たちが選ばれているが、ノラ役は、少し大人しすぎのように感じた。周囲の人々を巻き込んで不幸にしても物ともしないようなエゴの強烈さがもっと表れたほうがよいように思う。
演出の意図やねらいがあってのこととは思うが、舞台装置がまったく家庭らしくなく、まるでどこかの公的な広いホールで語り合っているような印象がした。
ストーリーも、あの結末はなんか辻褄が合わないような気がするのですが・・・。

鬼〜贋大江山奇譚

鬼〜贋大江山奇譚

むさしの芝居塾

現代座会館(東京都)

2019/08/09 (金) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/08/12 (月) 18:00

人は他人を鬼として見て生きているが、相手を貶め、思いやりのかけらもあらず、自分が幸せになる為なら、平気で人を裏切り、罵り、他人の人生を崩壊させ、自分が得をしていれば、他人がどうであれ無関心で良いのか、と私自身にこれらのどれか1つでも当てはまるものがあるか、あったとしてこれからそれにどう向き合っていけば良いのかと言うことを、この劇を通して、考える良い機会になった。

肉体だもん・改

肉体だもん・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

迫力のシーンにカッコいい歌とダンス。ほんわかできる場面もあって盛りだくさん。登場人物は多いけどだんだん一人ひとりの役どころがしっかり見えてきて、まずはとにかく楽しんだ(^^)
というか、どんどん引き込まれていった。
そして、見終わったら、戦争が終わって生き残ってしまったという罪悪感や虚脱感と生き延びた喜びの間で、自分の道を探しながら生きていこうとする人たちの力強さに元気をもらえた。本当によかった(^^)

DNA

DNA

劇団青年座

シアタートラム(東京都)

2019/08/16 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/18 (日) 14:00

コメディーではないのですが随所で笑いが起き、実はシリアスで重いテーマが肩が凝らずにこちらの頭と心に入ってきました。ステージセットが3つに分割され、そのどこか1つで話が進むという形式だったので、一度に全体が使われず、視覚的にダイナミックな場面がなかったのが残念。

DNA

DNA

劇団青年座

シアタートラム(東京都)

2019/08/16 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

見せるセットに、しっかりした演技。さすが青年座さんと唸ったが、事を起こさずに終わらせてしまったあたり、ちと残念過ぎる。確かに継続というそれも一つの結末かもしれないが、やはりはっきりした出来事や意思と行動を貫く姿も観たかったと思う。とはいえ、最後まで“どうなる?”と引きずられたのは間違いない。

工場

工場

青年団リンク 世田谷シルク

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/08/13 (火) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★

■105分弱■
今の日本の労働問題を描くにあたり、ブラックコメディの手法が有効なのか、疑問。これを観て身につまされる人がいるだろうか? 話を収斂させず、すべてをうやむやにするようなラストにも感心できず。

’72年のマトリョーシカ

’72年のマトリョーシカ

風雷紡

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/08/14 (水) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

まずは小さな劇場だけにその閉鎖性をうまく使った臨場感、人質立て籠り事件の緊迫感が強く感じられました。
そして人質に焦点を合わせて、その家族との確執に着目したのはさすがと思いました。
名前を呼ぶときに、まさか別の名前を呼んでいたのにはびっくりして、台詞を噛んだレベルではないぞと内心焦りましたが、名前を変えて過去を捨てて山荘に移り住んだことが分かり、そのことが人質の山荘への思い入れみたいなものも強く感じることができました。
また犯人の兄弟のことも家族というキーワードに掛かってきますが、こちらは実話であり、逆に犯人の中で家族的なやり取りがあったからこそ、この事件を選んだのではないかと思いました。
この公演を観て、いつかハイジャック事件も描いてくれるのではないかと期待してしまいます。

スィートホーム

スィートホーム

劇団俳協

TACCS1179(東京都)

2019/08/16 (金) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/08/16 (金) 19:00

 アンケートしっかり書いたのだけれど、古川健のシナリオについてばかり書いてしまった。本来、無料公演である理由は、準劇団員の皆様の芝居を観て評してもらうことが目的なので、後で大変失礼したと思った次第。そこで改めて。
 Aチームを観劇。
 こうした若手の皆さんを観る際、どうしても問題になるのが、年配役。祖父母を演じる2人は、かなり難しかっただろうと思う。通しで祖父を演じる石井喜光、祖母役を2舞台演じる男澤理紗。男澤理紗は、無理のない演技。一方、孫を溺愛するお婆さんというのは、可愛さを出せるので若さが邪魔になるとも言えないのだけれど、苦悩するお爺さんというのは、どうしても年輪を感じさせるという意味でかなり難しい役どころだと思う。その意味で石井喜光はよく演じ切っていったと思う。観たのが初日だったけれど、あそこまでこなせていたので、最終日にはどれだけ化けていたのだろう、気になるなあ。
 矢田海渡の演技は鉄板。ただ絶対に完璧にできたはずなので、初日とはいえ演じきって欲しかったな。噛むような素質じゃないでしょうに。
 板垣果那はプロフィールの印象とは打って変わった重みのある演技。
 鈴木健太郎は、もっともっと幅が見せられると思うんだけれどなあ。役に落ち着きすぎて、ちょっと物足りない。
 この舞台で一番損な役回りは、父親役。母親と祖母の確執のような見せ場もなく、祖父の苦悩もなく、少年のような心情の変化もなく、医師のような話を転がす楽しみもない。
 そんな中で、父役の小池敏之が一瞬で魅せたのは、ストップモーションになった時の表情。笑っているのか、困っているのか、苦しんでいるのか判らない、ただただ観客を戸惑わせるような表情。あの口元はどうやって作った???鏡見て考えたのだろうなあ。凄みを感じさせたと言っては言いすぎかな。

最後に、お爺さんのズボンの裾、きちっと合わせようよ。金持ちの家で、折り返しはないよ。

古川健の脚本としてはかなり物足りない。タイトルと内容のシンクロがベタだし、落としどころも平板。ラストはそうなるよなあ、という感想。

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