最新の観てきた!クチコミ一覧

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センスセンスセンス・オブ・ワンダー

センスセンスセンス・オブ・ワンダー

三月倶楽部

OFF OFFシアター(東京都)

2025/06/20 (金) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

窓のない、しかしそれそのものが窓である劇場でこの旅に立ち会えたことが嬉しかった。若くなくても、子どもを育てていても、私たちは遠くに行ける。冒険ができる。私もそう信じています。

(上演前に公式HPに稽古場日記をお寄せしました。後ほど劇評もお寄せします)

リトルサマー

リトルサマー

リトルビット

浅草九劇(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ありがちなAI対人間の構造に収めず、かと言って容易にその共存やAI礼賛にもしておらず、絶妙にありそうでなかった話だった。

以下ネタバレBOXへ

ネタバレBOX

それでいて痛烈なのがAIの効果音が人間の呼吸と声でアテレコされる点。あれはもう発明。テクノロジーの最先端に挑むボイパ格好よすぎるし、最後はもはや文字通り花火師技...。あそこで無闇に映像やカラフル照明使わないのも演劇に託した、ひいては人間を信じた演出に感じて示唆的で結構グッときちゃったな。私は音がする方に耳をすませるし、光れば目で追いかけるし、夏はあなたと落ち合って一緒に花火を見たいんだけど、ねえChatGPTはどう思う?
みどりの栞、挟んでおく

みどりの栞、挟んでおく

宝宝(bǎo・bǎo)

水性(東京都)

2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

子どもが寝たらやろうと思ってたこと、話そうと思っていたこと、聞こうと思っていたこと...そうしてそれらをできないまま時が過ぎてしまうこと。

子育てってまさに、流れてく時間に栞を挟んでそのまま忘れちゃうことの連続だから、「挟んでおく」って言ってくれる人、そのことを一緒に思い出してくれる人に救われてばかりの12年だったってことに改めて気づいた。
気づかされる演劇だった。それと同時にその人が私にそうしてくれたことを私はその人にしていただろうか、ということも考えさせられる演劇だった。

圧倒的にちがうあなたとわたしが「互いにできるだけ傷つかずに一緒にいるためにしているはずのこと」が、少しずつあなたからわたしを、わたしからあなたを遠ざけてしまう。挟んでいたはずの栞はパラパラと落ちて、何を読んでいたのか、どこを読めばいいのかわからなくなる。
でもこの作品は、「もう一回一緒に読めばいい」を信じようとしていた。他者と生きることを自分なりのやり方で諦めない、不器用で懸命な人々の姿がそこにあった。

「出産や育児によって"失われる自分"がある」ということ、そして「子どもから離れてひとりになりたい」ということをはっきり言ってくれたことにも私は本当に救われた。12年ずっとこのことばかり考えている。
「子育てに没頭できず自分を優先してしまう罪悪感」と「子どもを産んだだけで私は私でしかないという祈り」の挟み撃ちで引き裂かれそうになる時「それでもやっぱり子どもが大事」という結末や感触をしばしば物語やドラマは用意したがる。最低のままでいさせてもらえない不自由と、最低じゃないよと誰かに言ってほしい切実の狭間で何度途方に暮れただろう。
だから、そのどちらでもない、そしてどちらにもとれる「いいじゃん」を聞いた時涙が止まらなかった。
「いいじゃん」も栞だった。私が私を適当に読み終わらないための栞だった。
そして、どこからでも「あなたのことが大好き」ってことから始めるための栞だった。

余談。かなた書店の選書と私の本棚の本の並びがあまりに似ていて他人には思えなかった!遠目でざっと数えただけで20は同じ本があった(笑)そして私はそのことがすごく嬉しかった。私も必ずあの本屋に行くだろう。きっとあの場にいるだろう。そう思える時間と空間、それから人々だった。
あともうひとつ。これは何度でも言わせて下さい。
「セルフ託児ありがと割」をありがとう。ずっと欲しかった言葉でした。そのことに気づかせてくれました。誰かの生活や支度を見つめる試みはやっぱりこの演劇そのものの魅力に通じていました。

サウナが身体に良いわけねぇだろうが(仮)

サウナが身体に良いわけねぇだろうが(仮)

劇団ドラマティックゆうや

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2025/06/12 (木) ~ 2025/06/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

劇団ドラマティックゆうや『サウナが身体にいいわけねえだろうが』(仮)改め『嘘の教育』。

「言ってくれた嘘」と「言わない本当」果たしてどちらが価値がある?
そんな世界の、人間のバカデカ命題に今日も今日とて男が二人きりで食らいつき、同時に食らわされ、皮肉のジャブと愛のハグを繰り返すサウナより熱い100分。今回の主題歌も最高だった。劇団の持ち味である、そんな愛と皮肉の絶妙配合によって、"教育における嘘"が暴かれる?なんて思っていたら、いい意味で裏切られた。

以下ネタバレBOXヘ

ネタバレBOX

社会との接点を失った息子の再起を願って、母が"処世術"として嘘を教育する。その嘘こそが演劇である、という入れ子構造含めて鮮やかな構成だった。演劇における「嘘」を舞台上で多分に活用しながら、しかしそれらと私たちの日常におけるあらゆる演技=嘘は一体何が違うのか、という提題をさらっと突き付けてくる。

"この世は舞台、人はみな役者"なんてシェイクスピアの名言をナラティブに挟み込みながらコミカルかつ真摯に。ドラマティックに。短編でありながらシームレスに接続する主題、多数の役に忍ばされる世界の解像度の高さも今作でまた一つ確かな強度を築いていた。

毎度ながら感嘆してしまうのは、喫緊の社会問題を盛り込みつつも、皮肉や批判に振り切りそうになったギリギリのところで愛や誠実がわずかに多い分量でまぶされる点。
例えば陰謀論を語る老人を描く時に「悪いのは社会だ」という一言が即座に発されるとか、「9000万の示談金」という言葉だけには首を縦には振らないだとか、誰かを闇雲に悪者や笑い者にしたり、誰かの傷口を軽く扱うことがない点においてドラマティックゆうやの演劇は鋭利であっても安心して観れる。広告というマスの世界で日々大衆に向けながら個人の心に刺さる表現と対峙しているドラマたけし(泉田岳)ならではのまなざし。その示したいスタイルをキャリアに裏打ちされた演技力で鮮やかに立ち上がらせてみせるドラマゆうや(田中佑弥)の胆力。
そんな二人が高校の同級生で、今もなお一年に一度、互いの仕事や生活の傍らともに演劇をやってるなんて、そんなのもうドラマティッカー以外何者でもないだろう。

「金木犀は日本では自生しない。つまりそこには必ず金木犀が好きだった人がいるってこと。世界にたった一人だけ自分を愛してくれる人がいたら、人は歴史に名を残せる」こんなグッとくるセリフが笑いと笑いの狭間から煌々と輝くのだから、やはりこの演劇はドラマティック以外何物でもないと思う。

「言ってくれた嘘」と「言わない本当」、この世界では果たしてどちらが価値がある?
どちらの経験も同じだけ重ねてきた気がして、その選択はやはり難しい。
だけど、「言ってくれた嘘」の中に少しでも本当があるかも、と信じてるから、信じたいから、私は演劇を観る今日を、人と出会う人生を選んでるのかもしれない。そしてその実感を綴る時には「言った本当」を無添加の言葉に託したいと思う。だから書く。
劇団ドラマティックゆうや『嘘の教育』は本当の演劇だった。

ちはみに後説によると「劇団ドラマティックゆうやのお客さんは大半が広告関係者」(それはそれで珍しい!)らしく、(その因果関係は定かでないが)「感想が全然あがらない」らしい。ちなみに現在の私の仕事はざっと広告1割、演劇9割...つまり1割だけ広告関係者とも言えるけどいつもの如くバリバリ感想書きました!
プレイ・モデュロール

プレイ・モデュロール

ハラサオリ

シアタートラム(東京都)

2025/06/13 (金) ~ 2025/06/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

テクノロジーの進化が与えた影響をリアルな身体を通じて受講する高密度なレクチャーパフォーマンス。
「携帯の電源お切り下さい」から即没入、幅と高さそして奥行きのある"振付"に高揚!
バレエとダンスを習う11歳の娘と、ハラサオリさんならではのユーモアとエッジの効いた構成とパフォーマンスを堪能しました。すごくいい時間だった。生まれて初めて「北海道」と叫んだ日!

燃える花嫁

燃える花嫁

名取事務所

吉祥寺シアター(東京都)

2025/06/11 (水) ~ 2025/06/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

"架空の日本"を舞台に描かれる、外見ではその"しゅつし"がわからない移民の生きる今、背負う過去、そして見えぬ未来...。あまりに自然に溶け込む「ザ行が濁らぬ関西弁」が現実の隣人の存在に、人生に、そしてそれらを透明化してしまうことに輪郭を持たせていく。ラストに立ち上がるタイトルの風景に震えるとともに、「花嫁」という言葉が意味する本当のところを考えさせられたりも。

「シスターフッド」と一口に呼ぶには憚られる複雑な憧れと思慕と共鳴...誤解を恐れず言うならば、私はそこに同性愛/同性婚を巡る問題をも見た気がしたのだった。男女二元論を前提とした結婚あるいは求婚や、女性同士という理由だけで連帯を余儀なくされる昨今のシスターフッドの汎用化に異を忍ばせる意味も含んでの「花嫁」だとしたならば...。そう考えたとき、現実に隣人を透明化してしまう実感がよりリアリティを持って身に迫ってくる。
移民問題を見つめると同時に、"移民"というラベルのみに個人を収めてしまう社会や世界の横暴をも見つめた作品だったのではないか。振り返れば振り返る程そんな気持ちになって仕方ない。
いずれにしても今を生きる私にとって、同じく今を生きる隣人の息づかいを切々と伝える作品、俳優陣の見事な緩急あってこそ辿り着けた実感だった。

ENCOUNTERS with TOO MICHI

ENCOUNTERS with TOO MICHI

THE ROB CARLTON

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/06/11 (水) ~ 2025/06/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

もう本当に「一体なにをみせられてるんだ」と笑いながら、「もっともっとみせてくれ」と思った80分のチャーミングな爆笑遭遇劇でした。
"未知すぎるもの"について議論を重ねると、その"未知すぎ"を凌駕する、"さらなる未知すぎ"が爆誕するのだと知りました。馬鹿馬鹿しいのに、俳優陣の突き抜けた姿がかっこよく、上質なコメディでした。

『bitter』

『bitter』

Ollegent

スタジオ空洞(東京都)

2025/06/05 (木) ~ 2025/06/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

一部衣裳をお貸出し(李そじんさん着用分)しました。
色々考えて選んで下さっただけあり、衣裳が劇の内側としっかり手を繋ぎあってて装いの意義を改めて実感。
彼女は自暴自棄と後ろめたさの狭間で過剰に装飾が施された服で武装し、麻痺させる様に乱世を生きていたのだな、と思うなどしました。コーヒーの苦さを消し去るために大量の砂糖入れちゃうみたいに。そうして溶けきらずじゃりじゃりと砂が歯に当たる様なあの感触は彼女の罪の暗喩だったのかもしれない。

面白く観ながら、この物語を面白く観てしまうことそのものにこの作品の本質があるのだと感じたりもしました。
過激化するインフルエンス、スキャンダラスな刺激を求める好奇心や欲求、そうしたものが潜在的にあるということが舞台から跳ね返って観客に向かうようでもあった。
あと、男性から男性への嫉妬や支配欲や征服欲ががっつり描かれていて、こうした場合、どちらかというと男→女あるいは女→女で描かれるパターンが多い気がするので、男性間の軋轢や破綻にズームがなされていたことにすごく意味があると思いました。これもまたホモソーシャルであり、トキシックマスキュリニティだなと。人が人を消費することについて考える帰路でした。

私は日頃から「女同士は怖い」、「女の揉め事はネチネチドロドロで嫌だ」といった言説や、(それに比べて)「男はさっぱりしたもんよ」的ムーブには断固否定派なので、男性間の嫉妬や軋轢、支配/征服欲が相応の粘度で描かれていたことがまずいいなと思ったのでした。

セザンヌによろしく!

セザンヌによろしく!

バストリオ

調布市せんがわ劇場(東京都)

2025/06/01 (日) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

実演鑑賞

舞台が散らかる毎に鮮明になる心象風景。散らかった所から何かを探し出す必要がある事、流れるこの涙が水である事、叫ばれるその声が振動である事、海や山水平線や稜線がこの身体に在る事をバストリオの演劇は教えてくれる。潮騒や山彦の様に繊細で心強い応答だった。

作品から受け取ったテーマを鑑みたときに「満足度」をつけることが憚られたためお控えしますが、
今必要な演劇であったと痛感します。
(せんがわ劇場のHPに劇評をお寄せしました)

ARCHIVE

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END es PRODUCE

劇場HOPE(東京都)

2025/07/30 (水) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 初日を拝見。尺115分。

ネタバレBOX

 金銭的に行き詰った人々をターゲットに社の近くでそれと思しき人々にぶつかる、ぶつかりそうになる等の行為を繰り返しては名刺を渡し“KO-SEIファイナンス”と名付けた更生プログラムを押し付け、高額賞金を餌に金持ちの視聴する秘密ゲームに参加させ生き残った者のみが出資者達が提供する賞金を受け取る仕組みを喧伝。男は語る。自らは次元の異なるパラレルワールドから来た、と。そして参加を募るのだ。当然の事ながら、男はターゲットの追い詰められた状況を事細かに調査済み。その上でこのようなアタック方で垂らし込み参加させるのである。まあ、ありきたりで安易な発想であるし、或る意味、退屈し退廃に埋もれた現代日本人の戯画である。実際には観客が観るという形式の芝居であるという点に多少のアイロニーも見えるかも知れぬが。然し例えばマルキ・ド・サドが描いた諸作品が当時世間に齎した程大きなインパクトは無論ない。世間そのものが、根本から当時より腐りきっているし人々の感受性そのものが既に麻痺しているからであり、倫理そのものが既に可成り壊れてしまっているからでもある。
 ゲームは誰でも知っている昔話や童話をベースにした筋書きに参加させられた債務者たちが命を的に各ゲームで指定された指示に従い指定内容を具現化することで進行する。指定内容を実行しなかったり、反する行為を続け警告にも従わなかった場合は始末される。賞金総額が生き残った参加者の人数で均等に配分される為、生き残り1人である場合に賞金は最大となる。参加者全員が多大の債務を抱え多くが多重債務者であるから参加者は皆「必死」である。出資者達(=観客)はその必死な生き残りの為の闘争を観て楽しんでいるのである。
 だが、意外にも追い詰められているハズのゲーム参加者達が命賭けの争闘故に極めて真っ当な人間性を露わにしたりもする。観ている観客の一人としては、この点に最も興味を惹かれた。ヒトを判断する際に孟子の説いた性善説と反対の性悪説があるが、そんなお伽噺でも聞くような感覚にすら襲われかねない。
 何れにせよ、このゲームの合間にゲーム参加者達が暮らしてきた世界での生活が再現されるシーンが挟み込まれそれらの生活と参加することになったゲーム世界での様々な対応が対比されることになる為、元々生活していた時空での因果関係や異空間での時空への輪廻転生やその逆も絡みつつ、個々の転変の在り様が描かれて物語が膨らむ点がグー。無論、エンタメの常として最終的に絶望の淵に観客を引き摺り込んで離さないというような残酷性はない。而も、恐らく脚本家も若いのであろう。心底悍ましい、凄みのあるキャラクターは1人も登場しない。演者達も皆若い。これらの上演条件が作品を明るいものにしている。
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END es PRODUCE

劇場HOPE(東京都)

2025/07/30 (水) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

良かったです。

メイツ!〜ブラウン管の向こうへ〜

メイツ!〜ブラウン管の向こうへ〜

劇団6番シード

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2025/07/30 (水) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大好きな昭和テイスト
アイドルミュージカルが
キャストリフレッシュで
令和に再々演。
やはり懐かしく、泣けて
素晴らしかった。

ARCHIVE

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END es PRODUCE

劇場HOPE(東京都)

2025/07/30 (水) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

7月30日観劇。良かった。

ネタバレBOX

こういう話は目当ての役者さんが早々に観れなくなる場合が多くてがっかりするんだけど、工夫されてました。
ARCHIVE

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END es PRODUCE

劇場HOPE(東京都)

2025/07/30 (水) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

こりゃあ面白い。
見事な脚本だ。

ネタバレBOX

債務者達が金持ちの楽しみのために残酷ゲームをするってところは、確かに「カイジ」っぽい。

SFというか超現実的なところがオリジナリティってことですかね。

主人公が最後にああいう選択をしたところなんかは「ライアー・ゲーム」を想起させました。
パチパチ

パチパチ

シリコン

「劇」小劇場(東京都)

2025/07/29 (火) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/07/30 (水) 14:00

価格3,900円

見てきた!書くの初めてです。
めちゃくちゃ面白かった。松尾さん素晴らしいセンス。

犬の刺客 2025

犬の刺客 2025

友池創作プロジェクト

OFF OFFシアター(東京都)

2025/07/29 (火) ~ 2025/07/30 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

自分は千穐楽観られることってあまり無いのですが、諸々の兼ね合いで、今回は千穐楽の観劇になりました。
作・演の友池さんが、今回で一区切りって言ってるので、初演から観てますので千穐楽観られたのは、逆に幸運だったかも。
色んな要素のバランスがとても良い、再演を重ねて洗練された”犬の刺客”の完成形を観られた気がしてる。
終盤は、舞台がぼやけて見えて、何回か眼鏡をはずして拭う必要があった。

個人的には、この作品はずっと続けて欲しいのですが。
友池さんが一区切りと言うなら。
本を外部に貸し出して欲しいなって。
優れた戯曲は、たくさんの演出家、座組によって再演され続けるのも演劇の魅力だと思うんだ。
シンプルなワンシチュエーションなので、美術などの物理的なハードルは低いと思うしね。
逆に言えば、良いものにするには、誤魔化しが効かないってことなんだけど。

Drifter

Drifter

Ghost Note Theater

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2025/07/29 (火) ~ 2025/07/31 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/07/30 (水) 19:00

価格3,800円

95分。休憩なし。

犬の刺客 2025

犬の刺客 2025

友池創作プロジェクト

OFF OFFシアター(東京都)

2025/07/29 (火) ~ 2025/07/30 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

#犬の刺客25
面白い、お薦め。
何度か再演している公演だが、今回初めて主人公の年齢設定をアラフォー世代にしたと。作/演出の友池一彦さんと同年代ということもあり、より思い入れが強くなったという。芸人として売れるまでの努力や苦労、一方 人間の性格や気質のような違いが歪みを生む。漫才コンビというだけではなく、人間関係の複雑さ難しさが浮き彫りになる。不惑の年代という設定が妙(芸能界に留まるか否かの見極め)。

何のために芸人になるのか、もちろん売れて有名になり といった夢があるだろう。華やかな世界の裏にある現実を面白可笑しく紡ぐ。人を笑わせ楽しませる、そんな気持がしっかり描かれている。本公演 たった二日間4公演、期間限定の掘り出し物市のような希少なもの。激情と性情のような感情をキャスト5人の熱演で観(魅)せてくれる。
(上演時間1時間40分 休憩なし)㊟ネタバレ

ネタバレBOX

舞台美術は、楽屋ということで 剥き出しのコンクリート ほぼ素舞台。上手に衣装掛け、中央に折り畳み式の長テーブルと丸椅子、下手は忘れ物が入ったダンボール箱等。

「笑いの神様」というイベントで漫才をしている場面から始まる。1人は犬の被り物をして吠え、もう1人は犬が吠えた理由について補足する。お笑いブームに乗ろうとするが、一発屋にもなりきれず解散した2人、実はライブハウスの楽屋にいる他の人たちの人間模様も重ね合わせ 滋味溢れる物語になっている。劇中 漫才シーンがあるが、そこには笑いではなく 漫才ネタを考え稽古してきた苦労が浮かび上がる。一方、マニア(ファン)にとって(漫才の)笑いは癒され勇気づけらる、という相乗効果に繋がっている。その双方を巧みに結び紡いだ好作品。

漫才師2人…小山亮介(原口誠サン)は漫才ネタを書いていたが、周りからは面白くないと酷評。相方である植田稔(後藤真一サン)はスタッフや先輩・同輩等と親しくし、情報を駆使し業界内で上手く立ち回ろうとする。養成所時代はそれほど親しくもなく、稔はピン芸人として活動しようとしていた。ひょんなことからコンビを組んで少し売れるようになってきたが、壁にぶつかった。稔はネタを作家に依頼することも視野に入れたが、亮介はあくまで自分が書くと主張。亮介の理屈というプライドと融通の利かなさ、稔の気配という拘りのなさ 流される性格、その相容れない気質と激論。コメディとシリアス場面を交錯するように描き、メリハリを付け 飽きさせない。

2人の考え方や生き様といった違いを際立たせ、それぞれのリアルな人物像を立ち上げる。なぜ漫才コンビを組み そして解散に至ったかを激白していく、その過程が肝。漫才コンビ「犬の刺客」を解散して8年。今ではYouTuberとして細々と活動している。久し振りに雑誌の取材ということで、亮介が懐かしい楽屋にやってくる。実は取材する記者は来れず、政治部から転属してきた垣田朝子(児玉アメリア彩サン)が興味本位から色々詮索し始める(政治記者を干された足掻き)。同じ時に楽屋にやってきた女 宇田川陽子(香苗サン)、何者で何のために来たのか謎めいている。当初来る予定だった記者とはメールでの遣り取りのため誰も顔を知らない。誤解、勘違い、人違い、成りすまし等 楽屋は混乱。

「犬の刺客」の笑いによって救われたのが陽子。上司からパワハラまがいの行為を受け、精神的に参っていた時に聞いた漫才が忘れられない。今では稔のマネージャー的なことをしている。何とか「犬の刺客」を復活させたいと…。漫才で人の役に立つ、そんな熱い気持を2人にぶつける。楽屋には、後輩芸人 南由良(茉月りりこサン)もおり 2人の動向を気にしている。芸人の不安と希望といった 複雑でリアルな気持が犇々と伝わる。そして朝子・陽子・由良の喜劇的な役回りが、漫才師2人の衝劇というか突劇を引き立てており実に巧み。ラスト 薄暗がりにピンスポットと優しいピアノの音色が印象的だ。
次回公演も楽しみにしております。
犬の刺客 2025

犬の刺客 2025

友池創作プロジェクト

OFF OFFシアター(東京都)

2025/07/29 (火) ~ 2025/07/30 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

杮落とし回観劇
今回は4公演のみの再演です
ベテランコンビVerらしいが
どのへんがとかはわからんかったけど
芸人さんの日常的な話とか
業界内の雰囲気とかが理解できる
90分強の作品

ネタバレBOX

開演15分前には友池氏が前説で賑やかに
入ってきて盛り上げるのが楽しめました
話は説明通りで
舞台はライブハウスの楽屋。素舞台に
小道具が机とか椅子ぐらいです。
一部のお笑いマニアで評判だった漫才コンビ「犬の刺客」。シベリアンハスキーの
着パジャマ着たポチと飼い主が、
吠えるポチの理由と説明する飼い主が、
吠えろ、噛んでよし。と進める漫才。
お笑いブームに乗ろうとするが、
一発屋にもなりきれず解散した二人。
数年後、YOUTUBEで一日限りの
「犬の刺客 復活企画」をファンの女性が
立ち上げて動画配信しようとするが。
その配信とインタビュー記事を書きに来た
記者とコンビの二人とシアターのバイトさんが織りなす会話劇。
それは、満月の夜のことでした

それは、満月の夜のことでした

WAKABACHO WHARF 若葉町ウォーフ(神奈川県)

2025/07/29 (火) ~ 2025/07/30 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/07/30 (水) 14:30

40分。休憩なし。

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