![ドン・パスクワーレ[新制作]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/000/nophoto_stage.png)
ドン・パスクワーレ[新制作]
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2019/11/09 (土) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
物語はよく覚えていないが、とにかく歌手の声が華やかで、伸びがあって、良く響いていた。バスもバリトンもソプラノも。こうなるとテノールは少々分が悪い。メインのキャスト4人の中では一番目立たなかった。
二重唱、三重唱、四重唱が多く、いずれも圧巻だった。

新版 オグリ【京都 3月全公演中止】
松竹
博多座(福岡県)
2020/02/04 (火) ~ 2020/02/25 (火)公演終了
満足度★★★★★
難しいことは考えず、派手な衣装、仕掛け、大立ち回有りを楽しくみればよい芝居。実際、楽しかった。
最初、花嫁行列を小栗東一三が襲って、花嫁を奪うわけだが、その中に小栗判官がいるのかと思ってみても、今一つ抜きんでた役者がいなくて、あれかななどと思うと、これは大きな勘違いで、主役は後から、十分じらせたうえで、たっぷりのオーラをしょって出てくる。ここら辺、歌舞伎のけれんみはさすがである。
一幕、暴れ馬を乗りこなす、立ち回り。二幕、地獄で大暴れする大乱闘、特に水をたっぷり使った血の池・噴水の仕掛け、三幕の岩登り、ラストの宙乗りと、どの幕も見せ場でしっかり楽しませてくれた。
ただ三幕は体のとける病になった小栗の試練の旅なので、ここは哲学的に、苦悩と悲哀を見せるところ。1・2幕の歓喜と立ち回りと、三幕の苦悩の対比があって、作品として深みが増す。ただ、その点、あくまで「お話」なものだから、三幕の悲哀と苦しみがもう一つ切実さが感じられなかった。そこは世話物との違いか。
閻魔大王他、何役もやった浅野和之がコミカルないい味を出していて、圧巻だった。彼の存在感があったればこその、「小栗判官」物語だとわかる

終わりのない
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2019/10/29 (火) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
おもしろかった。冒頭、ひとが宙づりになって、溺れているような場面から始まる。METの「ラインの黄金」で、やはり舞台の空中をラインの精たちが泳ぐかのような、ワイヤーを使った演出があったが、それを思い出した。意表を突く幕開きだ。その意味も後でわかる。
主人公は、夏の家族キャンプから、突然未来の宇宙船の中にとんでしまう。その場面の驚きと、ありそうだと感じさせるリアリティーの醸成はすばらしい。さらに異なる星、異なる時空へと飛びながら、この出来事の謎が次第に分かっていく。そこは説明なのだが、必要なことだし、物理学者の母親が息子に教える形なので、違和感はない。
砂の惑星にとんでしまうシーンはなんか変な感じがしたが、全体としては、とんでもない大ウソを、平然とリアルに演じる前川マジックが結晶した、見事な舞台だった。
また、気候変動への危機感も織り込んでいる。私は、設定の一つと思ったが、一緒に見た友人は、この現代の課題に真正面から取り組む姿勢に「前川氏、おそるべし」と感動していた。

レタスとわたしの秘密の時間
劇団やりたかった
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/25 (月)公演終了
満足度★★★
初見の劇団。団長の女優さんが、新宿のヨドバシカメラ前で一人で大道芸をしながら劇の宣伝をしているのにほだされて見に行った。
新人店長のバカぶりが少々わざとらしかったり、途中、レタスたちや、お惣菜たちが語り、踊るシーンがあったり、かなりトンダ舞台作り。そこについていけるかどうか。レタスのシーンは、非現実的でくるったバカ話と見せて、「パリっ」としてるかどうかだけの違いで、高級食料店から場末のコンビニまで、無慈悲に選別される悲哀、不平等の理不尽を感じさせて、うまかった。90分

多和田葉子+高瀬アキ『ハムレット・マシーネ』
シアターX(カイ)
シアターX(東京都)
2019/11/18 (月) ~ 2019/11/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
毎年愉しみにしている晩秋のカパレット、今年も楽しい公演であったが、多和田さん、高瀬さんの登場時の演出も奇抜。高瀬さんが先を歩き、客席通路を通りながら「こんなに一杯で座る所も無いじゃない」などと言いながら登場するのだ。無論、毎年愉しみにしている観客が多いから満席である。
タイトルを聞いてピンとくる人も多かろう。無論原作はハイナー・ミュラー。初演はパリで1977年。ミュラー自身はオリジナルをシェイクスピアの「ハムレット」をベースにヘルダーリン、ドストエフスキー、アルトー等の作品群からの引用を鏤め、既存戯曲の構造を破壊するようなテキストであり、ミュラーの作品解釈も上演する者の解釈に任されている。
今作がラディカルなミュラー作品であることが、今、世界中で吹き荒れるナショナリズムの狂奔に対する異議申し立てとして、無論、多和田氏の解釈によって脚色された今作の意味であろう。世界中を飛び回って活躍している現代に生きる日本人の一人である彼女がタッグを組むのが、これまた優れたアーティストである高瀬アキさん。お二人とも普段はドイツに暮らす日本人アーティストだが、住む国の言葉が充分に出来、現地の生活に慣れた目で、日本を外側から見ると、一層、日本の姿がハッキリ見えるものだが、現在の世界状況は先進国と雖もドンドン人々の世界観が閉じられていきつつあるように思われる。その原因をお二人は明かさなかったが、自分は、矢張りグローバリゼーションの齎した経済の歪にあるように思う。無論、世界金融の元締めが関与している可能性は否定できない。少なくとも彼らが完全に潔白であるという証拠も無い。資本主義の理念通り、豊かな者達が、生産して儲けることができるのであれば、それは健全な資本主義と言えるのだろうが、現在の資本主義と言われるものの実体はピケティが指摘しているように、それとは異なり寧ろ生産性の向上が最早期待できない時代に入っており、富める者は生産性の向上より、既に彼らが所有している莫大な富を梃に利息や投機で儲け(以下は自分の解釈)更に彼らの富を増やし続けることのできる政治と政治過程を作り出すことで自らに有利な税制を敷かせ富の一極集中を実現、1%の大金持ちと99%の奴隷を作り出したことにより、頭の回転の鈍い奴隷たちでかつては中流を形成していた連中が、より弱い者を排除したり搾取したりという苛め構造を作って自らの糊口を潤すことしか考えることができなくなっている。つまりホントの敵を知らない訳だ。何という馬鹿者達だろう。そんなことをして、真の敵を利するとは!

あの出来事
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/26 (火)公演終了
満足度★★★
2011年7月にノルウェーで一人の犯人が2か所を移動して77人の連続大量殺人事件を起こした。イギリス人の作者はラジオで聴いたこのニュースが頭に残り後に本戯曲を書くこととなった。ということだが、事件は全く異なる設定に書き換えられていて、ほとんど無関係である。
大震災直後で関心が薄かったのだろうかこの事件は私の記憶にはなかった。簡単な予習をして行ったが、そのために演劇的な作為というか作り物感が目立って感じられた。とはいえ無の状態で観れば意味不明の時間が長く続くことになっただろう。こういう実際の事件を基にしながらいろいろ異なった点がある戯曲というものをどうとらえて良いのかがずっと分からないままだ。
小久保寿人さんは嫌味なくらい上手く、犯人や精神科医など多数の人物を演じ分ける。30人の合唱は老若男女混じり合い、外国人の方もいて、多様性を象徴している。冒頭の「グリーン・スリーブズ」はなかなか聞かせてくれる。そういうところは良いのだが。

一尺四方の聖域
劇団AUN
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了
価格6,500円
会場となったCBGKシブゲキ!!は初めて来たが、大きくて立派な劇場。椅子も深く座ることが出来て良かった。色々と豪華な舞台でした

晴天〜せいてん〜
劇団黒胡椒
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/11/09 (土) ~ 2019/11/13 (水)公演終了

Dear Me!
青春事情
OFF OFFシアター(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ヤクザ絡みのドタバタコメディかと思いきや、意外と真面目な作品でした。
新宿繁華街に集まりそうな定番キャラも、
現実と徹底的に違うのは、この親たちはネグレストじゃないという事。
一番大事な事を忘れてない脚本に好感持ちました。

だからどうした
HYP39LOVE
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/11/07 (木) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/11/12 (火) 18:30
【高円寺チーム】
下北沢チームの鏡像のようなオープニング以降、あれこれ対照的。
刺さりまくり(=共感しまくり・似た経験を思い出しまくり)な下北沢チームに対してこちらは客観的に観ることができ、いわば下北沢がサファリパークで高円寺が動物園、あるいはアリーナ席と2階スタンド。
そして刺さり具合はショットガンとスナイパーライフル、全体の印象は金曜ナイトドラマとと金曜22時のTBSのドラマ(一部25時過ぎの深夜ドラマ?(爆))みたいな。(笑)
で、時々昔のわが身を思い出すような終盤のカズくんはイタいが、ある意味それを肯定するような台詞が序盤にあるという。
カズくんが女性……いや交際(していると思っている)相手に対して抱く(理想化した)幻想は少なくはない数の若き男性(もちろんかつての自分も含む)が抱くであろうもので、それをあのように打ち砕く表情豊、畏るべし!(笑)
いや、もしかしてこれって女性に対して幻想を抱きがちな男性へのワクチンになり得るのではないか?(真顔)
そんなこんなから考えるに、【下北沢】は恋愛や夫婦間の感情そのものを描いていて、【高円寺】は恋する人々・恋愛に振り回される人々を描いているといえないだろうか?
「事象」を描いた【下北沢】はあれこれ経験と合致することが多く、いっぱい刺さるので「ショットガン」で、「人物」を描いた【高円寺】は共感する/理解できるキャラ限定となるので「スナイパーライフル」、みたいな。

負けてたまるか!
アイビス山村組
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2019/11/15 (金) ~ 2019/11/17 (日)公演終了

DreamNights
ねくすぽすと
d-倉庫(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了

Dear Me!
青春事情
OFF OFFシアター(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/18 (月)公演終了

Le Paradis(ル・パラディ)
スラステslatstick
ACT cafe(大阪府)
2019/11/15 (金) ~ 2019/11/18 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/11/18 (月)
前作にも増して中村なる美さんが振り回される様がとにかく面白くて見所♪橋田雄一郎さんが村木よし子さんと永津真奈さんの間で板挟みになる構図の面白さがあるんだけど、その三人と映画製作の間で実は中村なる美さんが一番板挟みに合ってるという【ガンバレなる美さんコメディ】でした♪重鎮の役者陣ゆえ軽い感じじゃなく深みのある喜劇を堪能させて頂きました\(^o^)/

引き結び
ViStar PRODUCE
池袋GEKIBA(東京都)
2019/11/07 (木) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
アルツハイマ、以前見たスマイルを思い出しました。とにかく楽しい。受けなくても徹底的にやる。若い息吹に気付いて去るものの心情を感じました。とはいえ人生100年時代。さすがに20年ずれているかも。突っ込みたいところは山放題ですが、まだ生まれたばかりの皆さんにエエルを送ります!いいものを感じました。ありがとうございました。

8人の女たち
T-PROJECT
あうるすぽっと(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了

人生の扉
サンハロンシアター
Geki地下Liberty(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
以前にも、サンハロンシアターさんで同名の舞台があった。その時の主要人物も竹内まりやさんファンの男性たち。その時はコミカルな部分がけっこうあったように記憶している。それから時は流れ、今回の当日パンフのあおきさんの言葉にもあるように「日本は世界一冷たい国」になった。そして、今の空気を反映するかのように、前回にくらべ、ダークな部分が多かったような気がする。「もう一つ名前を作るの…。」「叩くのよ…。」と言いながら無機質な笑みでスマホをいじる、髙山さんが演じた利恵は「SNSで自己愛を貫く。」今の日本の象徴みたいな人物なのだろうか。他にも妻に「モラハラ」認定された夫。「妻」ではなく「介護人」が欲しいだけだった男。過去の過ちから名前を変え逃げ惑う女。などなど、お世辞にも「幸せ」には見えない登場人物がどう自身の「人生の扉」を開けるのか?それぞれの結末が散漫になることなく、きちんと纏められていたところは素晴らしいと思った。「そこには愛がないから叩かない。」利恵にそう言い放ったさとし、かっこよかったし、少しでも心の奥でそう思えることが出来たら、日本は「世界一冷たい国」にならなくてすんだかも?と思わされる。
椅子とパイプを上手く使って「背景」にしたアイデアが良かったし、初めて彼女がやってくるので、部屋をてんやわんやになりながら片付けているあつしと息子・真央のコミカルなシーンは暗転の間の場面転換を上手に利用しており、あつしと真央を演じたさわさんと垣内さんの息ピッタリなドタバタな演技もまた面白く「暗転」もこういう使い方があるのかと感心した。
客入れ時のBGMがこれまた素晴らしく。竹内まりやさんの曲をカラオケで歌うであろう世代なら「感涙」もの。かくいう私もそうである(笑)
「ハッピーエンド」とは手放しでは言えないが、それでも各々は前に進んでいる。「人生の扉」は自分の力で強く開けるもの。そう言ってくれていたような暖かさが残る作品だった。

shoes storys
演劇企画アクタージュ
北池袋 新生館シアター(東京都)
2019/11/14 (木) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
前半の疑問をラストまで一気に回収していく。ファンタジー作品を現代風にアレンジされていて面白かった。
特に登場人物の名前と性格が物語を紐解く事に一役買っていて、いろいろと考察しながら楽しめた。その中に出てくる童話を詳しく知らなかったので自分の考察が届かなかったのが残念。(勿論、最終的に謎解きをされて納得感は得られるのだが)
シンプルだが良くできたセットで、物語には欠かせない雰囲気が好印象だった。

抗菌バスターZ エピソード0.4
ACファクトリー
シアターサンモール(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
個人的にはかなり楽しい作品でありました。まぁ設定的に突っ込みどころは有りなのですが・・・いいじゃん!ムッチャ楽しかったんだから!という感想に至っております・自由な遊び心満載で、飽きさせない舞台。観客を楽しませるという要素がいっぱいで。私は満足満足でありました。かなり昔から拝見しておりますが、なぜかこの劇団の場合、殺陣というより“アクション”を感じてしまいます。他との違いがはっきり出ているのも魅力だと思います。

DreamNights
ねくすぽすと
d-倉庫(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても良かったです!絵本の中に入り込んだような非日常を感じる事が出来ました。ダンスは観応えがあり、歌も良く(多少外れる時もありましたが)前向きになれるストーリーと役者さん達の熱演に元気を貰えました。オリバー演じた、練子隼人さんの身体能力の高さと、サラを演じた、若海千尋さんの綺麗な歌声が印象的でした。素敵な舞台で大満足でした!