レタスとわたしの秘密の時間 公演情報 劇団やりたかった「レタスとわたしの秘密の時間」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    初見の劇団。団長の女優さんが、新宿のヨドバシカメラ前で一人で大道芸をしながら劇の宣伝をしているのにほだされて見に行った。
    新人店長のバカぶりが少々わざとらしかったり、途中、レタスたちや、お惣菜たちが語り、踊るシーンがあったり、かなりトンダ舞台作り。そこについていけるかどうか。レタスのシーンは、非現実的でくるったバカ話と見せて、「パリっ」としてるかどうかだけの違いで、高級食料店から場末のコンビニまで、無慈悲に選別される悲哀、不平等の理不尽を感じさせて、うまかった。90分

    ネタバレBOX

    途中は、客が次々と変なクレームを出してきて、それに店長、店員が右往左往するのだが、いろんな客が次々くるものだから、見ている方は目移りして落ち着かない。一つ一つが笑いにまでねられていなくて、ただ、居心地悪さだけが残る。ここはもっと工夫のしどころだと思う。

    しかし山場はよかった。店長が査察の悪評価にキレて、店員、客を殴り倒しまくる場面。粕谷も助太刀するが、このクライマックスの盛り上がりはすかっとした。ナウシカの、オウムと戯れる幼い頃の回想場面の音楽、「ランラララランランラン」が流れる中の、スローモーな演出もよかった。

    最後は、これはシナリオ作家志望の古株女性店員のシナリオの物語でした、となる。そこでいうせりふはとてもよかった。
    「今はみんなが人を評価する時代だから気をつけないと」
    「こういう物語が今の高津さんには必要かなと思ったんです」
    「最後はひどくしないとダメなんです。私なんか店長のことを物語の中で何百回も殺しているから現実には優しくできるんです」(アリストテレスのカタルシス論)
    山場からラストへの大きな落差で盛り上がり、芝居が救われた。そのあとのダンスは蛇足。

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    2019/11/19 08:16

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