
かなわない夢ガール
タイマン
シアター風姿花伝(東京都)
2019/11/14 (木) ~ 2019/11/17 (日)公演終了

CHIMERICA チャイメリカ
世田谷パブリックシアター×パソナグループ
世田谷パブリックシアター(東京都)
2019/02/06 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了
『チルドレン』に続く栗山民也演出のルーシー・カークウッド戯曲の上演。1989年の天安門事件の決定的場面を撮影した米国人カメラマン(田中圭)と、その場に居た中国人(満島真之介)が、米国大統領選挙中の2008年に再会。家庭や仕事、恋愛模様など、卑近ともいえる市民の生活を丁寧に描き、その背後にある大きな力を感じさせる。国、社会、世間は個人を制限、支配するが、たった一人が世界を変えることもある。その光と影を描く。時を超え、中国と米国などを行き来する38場をシャープに転換。複数役をすばやく演じ分けていくアンサンブルの豪華俳優らも見応えあり。思い返すと、カメラマンの女性に対する行動、言動はひどすぎる(笑)。恋人(倉科カナ)とのラブシーンはいつも官能的で素敵だった。

SHOOTING PAIN
ピヨピヨレボリューション
スタジオ空洞(東京都)
2019/02/01 (金) ~ 2019/02/10 (日)公演終了

Le Père 父
東京芸術劇場/兵庫県立芸術文化センター
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/02/02 (土) ~ 2019/02/24 (日)公演終了
30カ国以上で上演された仏戯曲「Le Pere 父」の日本初演。約1時間50分。超面白かった!老いる父とその周囲の人々の我欲、善意、愛情、妄想が演劇的虚構でさらに不確かに。それを新鮮で真実味のある工夫を凝らした演技でみせるから観客は撹乱される。私は笑い、涙した。橋爪功さん含む出演者6人全員スリリングで魅力的。大げさ過ぎず閉じてもいないのが素敵!具象と抽象のバランスが美的な美術もおしゃれな衣装も雄弁。自分を信じられない恐怖を想像できた。初演を演出したラディラス・ショラーさんの日本での初演出。詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2019/02/06/14688/

ラウンド・アバウト・ミッドナイト
津あけぼの座
津あけぼの座(三重県)
2019/01/24 (木) ~ 2019/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/01/26 (土)
「違和感」の中に必ず潜ませてある「必然」の巧みさ。
事情が紐解かれるごとに…切なく迫る「違和感の意味」…どうしょうもない男の情けなさが迫る。

二月競春名作喜劇公演
松竹
新橋演舞場(東京都)
2019/02/02 (土) ~ 2019/02/23 (土)公演終了
新派と松竹新喜劇が競演する二本立て。繰り返し上演されている演目ならではの安定感と重量感。「華の~」の舞台は昭和23年の京都の遊郭。女将のおえい(波乃久里子)がきりもりする歴史ある鼓楼だが、太夫たちがストライキを起こすなど、時代の波に飲み込まれつつある。貧しいが器量はよさそうなきみ子(藤原紀香)を引き取ると、彼女はオツムが弱い上に妊娠していた。最後は奇跡的なハッピーエンドに♪ 演出の大場正昭さんは大量の出演者をさばき見事な群像劇に仕上げている。変わりゆく時代、消えていく文化を生のお芝居に残す偉業。
「おばあちゃんの子守唄」はわかっていても笑かされる人情喜劇。懐かしい。2演目とも観客と積極的にコミュニケーションを取っていて好感。着物の着こなしや所作、笑いの作法などに鍛錬の跡が見て取れて感激。

私戯曲 りんごのうた
無名劇団
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2019/01/17 (木) ~ 2019/01/19 (土)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/19 (土)
作演主演の本人が…自分を育ててくれた…今は亡き厳しい祖母との共依存関係と…それにより摺り込まれた自己否定感、そこから這い上がろうとする足掻きをモチーフに…憤りと自責の念が綯い交ぜの…自らの心を抉りだす様な芝居でした。

ピルグリム2019
サードステージ
シアターサンモール(東京都)
2019/02/22 (金) ~ 2019/03/10 (日)公演終了

『スーパープレミアムソフト W バニラリッチソリッド』
チェルフィッチュ
シアタートラム(東京都)
2019/01/25 (金) ~ 2019/02/03 (日)公演終了
ある閉鎖的なコミュニティー(コンビニ)での市井の人々の戦いがコミカルに描かれ、いじめやパワハラなどの現実の身近な問題と直結しました。また、戦争や移民問題など、より大きな世界ともすぐにつながりました。詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2019/02/03/11672/

いい加減にしろ、どうもさようなら
喜劇のヒロイン
ナビロフト(愛知県)
2019/01/17 (木) ~ 2019/01/20 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/18 (金)
空間の使い方は素晴らしかった。パッと見て「何だ、この高床式舞台は???」と思いましたが、更にイントレ(高所足場)まで導入されて、特に未来人はありとあらゆる空間を縦横無尽の忙しさだが、観る方も視線が忙しい笑… そして、コタツには、すげー入ってみたかった(笑)
喜劇のヒロイン独特の…間…というか、感情の乗せ方… いや、正確に言うと「敢えて感情を乗せない…淡々とした感じ」が相変わらず面白い。
どうも上手く表現できないんだけど、独特の笑い… 会話の妙とでも言うべきか。ボケとツッコミでも… ツッコミの冷めた温度が不思議にハマる。芝居を客観的に眺めるメタフィクション的な笑いもあり… 様々に楽しみましたね。

詠み人知らず
神保町花月
神保町花月(東京都)
2019/12/05 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

わたしとわたし、ぼくとぼく
劇団うりんこ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/01/24 (木) ~ 2019/01/27 (日)公演終了
1997年の札幌を語る場面から終幕まで落涙止まらず。過去と未来が繋がりアレクシ・ケイ・キャンベル作『プライド』を想起。主人公(弱者)が見える人と見えない人がいたのは、巧い風刺。私たちは興味のないもの、見たくないものを見ないようにして、それらを軽視・無視しがちだから。詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2019/01/28/11632/

深沢ハイツ302~もう一つのニュートンの林檎~
Sun-mallstudio produce
サンモールスタジオ(東京都)
2019/01/05 (土) ~ 2019/01/09 (水)公演終了

TABOO【遠征割・高校生以下無料フォーム】
壱劇屋
森ノ宮ピロティホール(大阪府)
2019/01/12 (土) ~ 2019/01/12 (土)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/12 (土)
野田秀樹戯曲ということでしたが、傾いた感じの内容に壱劇屋のアグレッシブさとパフォーマンスが凄く合っていて、見応えありました。一休宗純を核に置きながらも、周りに順にフォーカスか移っていく群像感も、10周年記念公演に相応しかったですね。一休と対峙しての群舞とかは、やはり流石の見映えです。

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/07/26 (金) ~ 2019/07/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
竹村さんの作品はワードレスしか見た事なかったので、恐る恐る観に行ったのですが、さすがすぎる竹村さん。すぐに世界に引き込まれました。キャラクターがみんな魅力的で見終わったあともそれぞれのキャラについての妄想がとまらない!スピンオフはないのだろうか……
2月の再演も楽しみ!!!!!!!!!!

出口なし
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)
2019/01/25 (金) ~ 2019/02/03 (日)公演終了
白井晃さんが上演台本・演出を手掛けるサルトル作『出口なし』を拝見。ダンサーの首藤康之さんと中村恩恵さん、俳優の秋山菜津子さんによる新創作ということで期待して伺ったところ、期待以上でした♪ ハラハラどきどきして、きゅーっと緊張して、ぐぐーっと考えられた、約1時間25分でした。詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2019/01/27/11626/

TIC-TAC~ハムレット~
CHAiroiPLIN
東京グローブ座(東京都)
2019/01/25 (金) ~ 2019/01/26 (土)公演終了
約1時間50分。優柔不断な王子を三色の信号機に見立て、路上で繰り広げる『ハムレット』。素晴らしかった!復讐のため全てを捨てる若者の悲劇という切り口で、交通警備員(墓掘り)が散らばるゴミ(美徳、遺体)を片付ける。大人数の群舞、明るい歌と生演奏、本質を突くダジャレで躍動感のあるメルヘンに。フォーティンブラスは“14人のブラスバンド”、レアティーズは“レディース(女性暴走族)”になり複数人で演じる。『ロズギル』やハイナー・ミュラーの引用もあり(笑)。シェイクスピア好きの観客にもお薦めしたい。

花に嵐
南山大学演劇部「HI-SECO」企画
ナビロフト(愛知県)
2019/02/14 (木) ~ 2019/02/17 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/02/17 (日)
総論として「漂わせる雰囲気作り」にパラメーターを全振りした印象の芝居。主人公s みきシオの想いの丈…想いの機微を表す演技を堪能した。求め合い…通じ合っている様でいて、擦れ違ってしまう感じがとても切ない。そして更に…周りの人達が言動に滲ませる背景が、いずれもただならぬ感じに膨れ上がり…妄想を掻き立てる。Wキャストで結構空気が違って見えるのも面白かった。
一番のお気に入りは4人のアンサンブルキャスト。
ある時はモブに…ある時は小道具処理の黒子に…ある時は主役に作用する「運命」を物理的な効果で示す。みきシオの別離を表現した…追うシオの身体を引き留めたアンサンブルの「運命の手」が、内なる想いに反して流される二人の運命のイメージを掻き立てて新鮮だ。

パリのアメリカ人【2020年京都公演一部、福岡公演中止】
劇団四季
東急シアターオーブ(東京都)
2019/01/20 (日) ~ 2019/03/08 (金)公演終了
『パリのアメリカ人』はクリストファー・ウィールドン振付・演出、ボブ・クローリー衣裳、美術というゴージャスな布陣の“音楽舞踊劇”とのこと。2014年パリ初演なんですね。高度なダンスを見せていただけました!!ピエト・モンドリアンの絵画「コンポジション」を思わせる衣装は鮮烈で、バレエをふまえた華やかなコンテンポラリー・ダンスは新体操のようなスポーティーな印象もあり、圧巻。

罪と罰
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2019/01/09 (水) ~ 2019/02/01 (金)公演終了
フィリップ・ブリーン演出はアクロバティックな振付も盛り沢山で猥雑な群像を見せる前半と、対話に集中させる後半で対比鮮やか。大道具&小道具で遊び尽くす全員野球ならぬ全員芝居。