かげきなデイリープレイス
演劇集団イヌッコロ
ザ・ポケット(東京都)
2024/09/18 (水) ~ 2024/09/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
駄洒落でしかないけど、ヤクザとヤクシャは確かに同じ語感だなって。
演劇集団イヌッコロは、役者仲間の草野球チームから発生した団体で。
作・演出の佐野瑞樹さんは、”羽仁修(はにしゅう)”として、長年覆面作家でやってきました。
(自分は正体を知らずにファンになった一人です)
今作は、正体を明かしてから初めての、イヌッコロ本公演での新作公演にして、一応、イヌッコロ・フィナーレ作品。
笑えるシチュエーションコメディとしては、知る人ぞ知る団体で、定評があります。
今作は、イヌッコロを観てきた人にとっては、琴線に触れる場面やセリフが散りばめられているのですが、それに溺れることなく、単体の作品として今まで以上にダンスや殺陣も盛り込んだ一大エンタメ・シットコムとして快作でした。
勘違い、スレ違いは名人芸で、どんどんと笑いの渦が大きくなっていくイヌッコロの芝居。
イヌッコロのメンバーは、みんなほんと個性的で面白く、客演の方々も素晴らしかった。
一応、ひと段落。
イヌッコロのみんなのこれからのご活躍、期待しております。
るつぼ
演劇ユニット King's Men (キングスメン)
座・高円寺2(東京都)
2024/09/25 (水) ~ 2024/09/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
観てきました、最低限の衣装、舞台セット無し、一人二役など質素な分役者さんの演技が光りました。一番前の席で観たのですが、その演技に圧倒されました。評価欄には賛否両論色々な見方をされておりますが、自分は良かったと思います。次回作も期待してます。
そして下北沢で我々は
片岡自動車工業
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2024/09/12 (木) ~ 2024/09/16 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
片岡自動車工業さん、とてもパワフルで爽快で、お局ちゃんに続いて2回目の観劇。
きっと、リアルを反映させた、当て書き要素たっぷりそうなこの新人披露公演、めちゃ面白かったです。
新人の方も、若手の方も、ベテランの方も、作・演出の方も、みんな輝いてた!
東京でも人気出るかも!?
(ただ、なんとなく下北沢より、中野や池袋が似合うイメージ。いや、余計なお世話。スズナリ→本多と上がってください)
庭の見える部屋と四つの物語
庭の見える部屋と四つの物語 製作委員会
東京文化会館 小ホール(東京都)
2024/09/29 (日) ~ 2024/09/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/09/29 (日) 14:30
フランスの文学・映画は大体感情移入出来ないんだけれど、これも雰囲気は素敵だけど登場人物が…愛、愛と言い続けてるけど即物的。フランスっぽい。
名優が揃ってるんだけどなあ…
でも、役者さんは皆素晴らしかった。
最後のシャンソンミニコンサートも素敵。
シャンソンでつながりで企画された会なのはわかってるんだけど、このメンバーで他の演目が見たい。
ソフトパワー
東のボルゾイ
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2024/09/11 (水) ~ 2024/09/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
とても良くできていて、ミュージカルでアングラ、確かに、でも、なんか品行方正に頑張って変なことしてるなって感じた。
もっと、底知れない、わけのわからないパワーを見たいとゆうか。
将来
エトエ
SCOOL(東京都)
2024/09/06 (金) ~ 2024/09/07 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ショートコント集。
自分は、コントと短い芝居の違いって基本無いって思ってるので、ショートショートのお芝居として観ました。
バラエティ豊かで楽しかったです。長編化してもいいんじゃってのもチラホラ。
三ノ輪の三姉妹
かるがも団地
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2024/08/31 (土) ~ 2024/09/08 (日)公演終了
徒
劇団スポーツ
小劇場 楽園(東京都)
2024/08/28 (水) ~ 2024/09/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
観ててインプロっぽさを感じた。
最終的には、とても腑に落ちるんですが、もっとカオスに投げっぱなすのを観てみたかった気もします。
『牢獄の森』『うれしい悲鳴』
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2024/08/17 (土) ~ 2024/08/26 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
『牢獄の森』
どちらかというと、こちらのほうが好みでした。
解決にならなくても対話は大事だよなって。
『うれしい悲鳴』
刺激的だったり、印象的だったりするシーン多数で、エンタメとしても十分観られる。
若いころに出会っていたら、打ちのめされる演劇だって思った。
雑種 小夜の月
あやめ十八番
座・高円寺1(東京都)
2024/08/10 (土) ~ 2024/08/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今年も総合点だと、あやめ十八番。
劇場に入った瞬間、舞台美術を見た瞬間から引き込まれた。
鳥居に、竹藪(楽隊はここ)、綺麗な丁寧な素舞台。その空間をはさむ二面の客席。
頭上には神社の屋根(言い方あるのかしら?)
ああ、ここに日本の夏があるって。
演者や楽隊の素晴らしさは言うに及ばず。
場面転換の見事さに、ため息がでた。
通路とゆうか、舞台から降りて周回するような演出もうまく調和してたし、演者がすぐそばに来るのはテンション上がりますね。
4回観ましたが、毎回、入り込んであっという間でした。
ホームドラマとか、そんな好きじゃないはずなのになあ。
ガチゲキ!!復活前年祭
『ガチゲキ!!』実行委員会
アトリエ春風舎(東京都)
2024/08/08 (木) ~ 2024/08/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
伏線編とネタバレ編っていうのはやや誤解を生みそう(伏線みてないでいきなりネタバレはっていう……)。
お試し版で全団体を観てから、気になるのをがっつりとネタバレ編(これだけでちゃんとした本編)でっていう公演。
15分だったりの短い公演を多団体でってのは、ありますよね。
ただ、個人的には短すぎるので、お得感よりも物足りなさが勝る感じなので、気に入ったらがっつり観られるこの方式は好き。
3団体個性的で、どれも本編も観たかったんですが、【松森モヘーの小竹向原ボンバーズ】【劇団だるめしあん】は観られたけど、残念ながら【くによし組】だけ観られませんでした。
リング・アウト
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2024/09/25 (水) ~ 2024/09/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても面白かったです。
台詞もストーリーも可笑しくて、ずっと笑っていましたが、切なくて泣きそうになる場面もありました。
役者さん達の熱演と表情、すごく良かったです。
改めて家族の大切さを感じ、心が温かくなる舞台でした。
大満足でした!
犬の刺客 2024
友池創作プロジェクト
OFF OFFシアター(東京都)
2024/07/30 (火) ~ 2024/07/31 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
この演目とても好きで、芸人ものの芝居では一番気に入ってるくらいです。
今回の座組もとても良くて、見入りました。
長く続いてほしい作品。
物書きの病
プロジェクトP
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2024/07/25 (木) ~ 2024/07/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
そちらのほうが劇的なので、どうしても普通じゃない部分や変態的にってところに焦点あてられがちなのですが。
割と等身大の創作の苦しみみたいなのがうまく描かれていて、良かったです。
白雪姫
劇団東少
三越劇場(東京都)
2024/07/20 (土) ~ 2024/07/23 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
白雪姫って、優秀なファンタジー作品なんだなって思いました。
最終決戦の決着があっさりしすぎる……以外は、かなり楽しみました。
九十九 -つくも-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2024/07/18 (木) ~ 2024/07/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
壱劇屋 東京支部さん。
どの作品も見どころたっぷりなんですが、自分はワードレスのほうがより好み。
今作、九十九(つくも)は、東京進出されてから、本公演で初の、ワードレス殺陣芝居の”新作”なのです(セリフ有りだと、パラデュールがある)。
主演に抜擢された若手の、黒田ひとみさんと淡海優さんは期待に十分に応えていたと思います。素晴らしかった。
出し惜しみ一切無しで、東京支部さんならではの、圧倒的な身体表現が連続して、舞台上は目まぐるしく転換して。舞台上だけに留まらず客席通路を走り回り戦って、客の頭上に波濤が広がる。
セリフ以外は何でもアリです。
(カーテンコールの時の竹村さんの言葉であったのですが、ノンバーバル(言葉によらないコミュ)じゃなくてワードレス。聞こえないけど作中で会話によるコミュは行われてる、だからワードレスらしいです。)
守りたいもの一途に守るシンプルな物語は、実に竹村さんらしく。
一生を終えるときに、訪れる福音とゆうか、頑張ったことへのご褒美には、何とも言えない心地にされました。
東京支部さんの、ワードレス殺陣芝居は、ほんと唯一無二。
舞台版 嫌われる勇気【9/23公演中止】
ウォーキング・スタッフ
紀伊國屋ホール(東京都)
2024/09/23 (月) ~ 2024/09/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2024/09/29 (日) 14:00
座席1階
自己啓発などでよく登場する、アドラー心理学「嫌われる勇気」の舞台化。自分の課題と他人の課題を分けて考える「課題の分離」など、アドラーの概念を取り上げながら舞台は進んでいくが、この物語がアドラー心理学を分かりやすく示しているかというと、そうは言えないのではないか。スクリーンに示されるアドラーの言葉との遊離を感じた場面もあった。
冒頭、男女の惨殺事件に臨場した刑事たちの場面から始まる。若い女性がすぐに自首し、犯行を認めるが、すぐに黙秘してしまう。殺害されたのは彼女の両親。この事件がどう、アドラー心理学と結び付くのかがスッと頭に入ってこなかった。もう一つは、事件を捜査する中年の刑事。娘が事故死したことが引っ掛かっており、ある大学教授を訪ねる。彼女は生前に、教授のアドラーの講義を聴講していた。彼女と大学教授との対話、そして彼女の父親である刑事と教授の対話。双方の会話劇を見ても、自分は「嫌われる勇気」とのかかわりをすぐに理解することはできなかった。
今起きていることを、過去の問題が原因と考えてはいけない、と説明される。では、この事件の容疑者はそれに当てはまるのかと考える。舞台が進行し、事件の背景が分かってくると、この事件がアドラー心理学の説明とは逆に解離してるんじゃないかとすら思えてくる。
ただ、アドラーは人が幸せを感じるための3つの条件として、自己を受容する、他者への信頼、他者への貢献と教える。これについては、この舞台を見終わった時に、確かにそうかなという感想を持てる。
私には難解だった。
ナイトーシンジュク・トラップホール
ムシラセ
新宿シアタートップス(東京都)
2024/07/16 (火) ~ 2024/07/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ムシラセの前作は観るほうにしんどさもあったんですが。
今作は、過去作のオールスターもの的な、お祭り的な作品。
観てなくても楽しめるけど、観てればより楽しめる感じで、楽しかったです。
次にどういうものを出してくるかってのが、結構、ムシラセの正念場かもって思ったり……。
うしろのみぃちゃん
橋田ゆういちろうのカンパニー
扇町ミュージアムキューブ・CUBE02(大阪府)
2024/09/26 (木) ~ 2024/09/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
めっちゃ面白かったけどめっちゃ悔しい‼️だって役者自身が「ハナクソコント」て言う位バカバカしい笑いが魅力のカンパニーやで🤣それがまさか泣かされるとは思わなんだ😭ラストの展開に「橋田さんの舞台で泣くのだけは絶対嫌や!」てこらえようとしたけど無理やった😭涙腺崩壊😭参りました〜m(_ _)m
とはいえハナクソコントもモチロン健在🎵大笑いの連続で顎と腹筋も崩壊🤣加えて涙腺崩壊とか良い意味で勘弁してって感じよね🤗今回は若い俳優さんが沢山出演されてて歌やダンスのシーンが大迫力でゴージャス感満載でした💃客席も家族層が多く全体的にホッコリ平和な雰囲気が心地良かったです☆
個人的には笠松遥未さんの「パンイチブラジャー探し」にノックアウト喰らいました♥逆回転や早送り演出で何回も見せてくれて橋田さんアザーッス👍あと藤井愛希子さんのCUTEな天然キャラと花野紗南さんの変幻自在のキャラクター祭りが最高でミュージカルでのソロヴォーカルも圧巻でした♪
MEME
もあダむ
シアター711(東京都)
2024/06/26 (水) ~ 2024/07/03 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
2回観ました。
とても良いシーンもあるんですが、どうもすっきりさせてくれない構成で、ひょっとしたらそこらも狙いかもしれません。