実演鑑賞
満足度★★★★★
駄洒落でしかないけど、ヤクザとヤクシャは確かに同じ語感だなって。
演劇集団イヌッコロは、役者仲間の草野球チームから発生した団体で。
作・演出の佐野瑞樹さんは、”羽仁修(はにしゅう)”として、長年覆面作家でやってきました。
(自分は正体を知らずにファンになった一人です)
今作は、正体を明かしてから初めての、イヌッコロ本公演での新作公演にして、一応、イヌッコロ・フィナーレ作品。
笑えるシチュエーションコメディとしては、知る人ぞ知る団体で、定評があります。
今作は、イヌッコロを観てきた人にとっては、琴線に触れる場面やセリフが散りばめられているのですが、それに溺れることなく、単体の作品として今まで以上にダンスや殺陣も盛り込んだ一大エンタメ・シットコムとして快作でした。
勘違い、スレ違いは名人芸で、どんどんと笑いの渦が大きくなっていくイヌッコロの芝居。
イヌッコロのメンバーは、みんなほんと個性的で面白く、客演の方々も素晴らしかった。
一応、ひと段落。
イヌッコロのみんなのこれからのご活躍、期待しております。
2024/10/03 23:52
どおりで。
脚本も演出も別の名前なのに、作風そっくりと思っていました。