最新の観てきた!クチコミ一覧

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ピルグリム2019

ピルグリム2019

サードステージ

シアターサンモール(東京都)

2019/02/22 (金) ~ 2019/03/10 (日)公演終了

満足度

ちょっと虚構の作品も力尽きた感が。

『スーパープレミアムソフト W バニラリッチソリッド』

『スーパープレミアムソフト W バニラリッチソリッド』

チェルフィッチュ

シアタートラム(東京都)

2019/01/25 (金) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

ある閉鎖的なコミュニティー(コンビニ)での市井の人々の戦いがコミカルに描かれ、いじめやパワハラなどの現実の身近な問題と直結しました。また、戦争や移民問題など、より大きな世界ともすぐにつながりました。詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2019/02/03/11672/

いい加減にしろ、どうもさようなら

いい加減にしろ、どうもさようなら

喜劇のヒロイン

ナビロフト(愛知県)

2019/01/17 (木) ~ 2019/01/20 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/01/18 (金)

空間の使い方は素晴らしかった。パッと見て「何だ、この高床式舞台は???」と思いましたが、更にイントレ(高所足場)まで導入されて、特に未来人はありとあらゆる空間を縦横無尽の忙しさだが、観る方も視線が忙しい笑… そして、コタツには、すげー入ってみたかった(笑)

喜劇のヒロイン独特の…間…というか、感情の乗せ方… いや、正確に言うと「敢えて感情を乗せない…淡々とした感じ」が相変わらず面白い。
​どうも上手く表現できないんだけど、独特の笑い… 会話の妙とでも言うべきか。ボケとツッコミでも… ツッコミの冷めた温度が不思議にハマる。芝居を客観的に眺めるメタフィクション的な笑いもあり… 様々に楽しみましたね。

詠み人知らず

詠み人知らず

神保町花月

神保町花月(東京都)

2019/12/05 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★

初日だったのでクオリティが今一つ。そして無駄に長く感じた

わたしとわたし、ぼくとぼく

わたしとわたし、ぼくとぼく

劇団うりんこ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/01/24 (木) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

1997年の札幌を語る場面から終幕まで落涙止まらず。過去と未来が繋がりアレクシ・ケイ・キャンベル作『プライド』を想起。主人公(弱者)が見える人と見えない人がいたのは、巧い風刺。私たちは興味のないもの、見たくないものを見ないようにして、それらを軽視・無視しがちだから。詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2019/01/28/11632/

深沢ハイツ302~もう一つのニュートンの林檎~

深沢ハイツ302~もう一つのニュートンの林檎~

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2019/01/05 (土) ~ 2019/01/09 (水)公演終了

満足度★★

映像使うのはいらないな

TABOO【遠征割・高校生以下無料フォーム】

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壱劇屋

森ノ宮ピロティホール(大阪府)

2019/01/12 (土) ~ 2019/01/12 (土)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/01/12 (土)

野田秀樹戯曲ということでしたが、傾いた感じの内容に壱劇屋のアグレッシブさとパフォーマンスが凄く合っていて、見応えありました。一休宗純を核に置きながらも、周りに順にフォーカスか移っていく群像感も、10周年記念公演に相応しかったですね。一休と対峙しての群舞とかは、やはり流石の見映えです。

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

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壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/07/26 (金) ~ 2019/07/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

竹村さんの作品はワードレスしか見た事なかったので、恐る恐る観に行ったのですが、さすがすぎる竹村さん。すぐに世界に引き込まれました。キャラクターがみんな魅力的で見終わったあともそれぞれのキャラについての妄想がとまらない!スピンオフはないのだろうか……
2月の再演も楽しみ!!!!!!!!!!

出口なし

出口なし

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2019/01/25 (金) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

白井晃さんが上演台本・演出を手掛けるサルトル作『出口なし』を拝見。ダンサーの首藤康之さんと中村恩恵さん、俳優の秋山菜津子さんによる新創作ということで期待して伺ったところ、期待以上でした♪ ハラハラどきどきして、きゅーっと緊張して、ぐぐーっと考えられた、約1時間25分でした。詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2019/01/27/11626/

TIC-TAC~ハムレット~

TIC-TAC~ハムレット~

CHAiroiPLIN

東京グローブ座(東京都)

2019/01/25 (金) ~ 2019/01/26 (土)公演終了

約1時間50分。優柔不断な王子を三色の信号機に見立て、路上で繰り広げる『ハムレット』。素晴らしかった!復讐のため全てを捨てる若者の悲劇という切り口で、交通警備員(墓掘り)が散らばるゴミ(美徳、遺体)を片付ける。大人数の群舞、明るい歌と生演奏、本質を突くダジャレで躍動感のあるメルヘンに。フォーティンブラスは“14人のブラスバンド”、レアティーズは“レディース(女性暴走族)”になり複数人で演じる。『ロズギル』やハイナー・ミュラーの引用もあり(笑)。シェイクスピア好きの観客にもお薦めしたい。

花に嵐

花に嵐

南山大学演劇部「HI-SECO」企画

ナビロフト(愛知県)

2019/02/14 (木) ~ 2019/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/02/17 (日)

総論として「漂わせる雰囲気作り」にパラメーターを全振りした印象の芝居。主人公s みきシオの想いの丈…想いの機微を表す演技を堪能した。求め合い…通じ合っている様でいて、擦れ違ってしまう感じがとても切ない。そして更に…周りの人達が言動に滲ませる背景が、いずれもただならぬ感じに膨れ上がり…妄想を掻き立てる。Wキャストで結構空気が違って見えるのも面白かった。

一番のお気に入りは4人のアンサンブルキャスト。
ある時はモブに…ある時は小道具処理の黒子に…ある時は主役に作用する「運命」を物理的な効果で示す。みきシオの別離を表現した…追うシオの身体を引き留めたアンサンブルの「運命の手」が、内なる想いに反して流される二人の運命のイメージを掻き立てて新鮮だ。

パリのアメリカ人【2020年京都公演一部、福岡公演中止】

パリのアメリカ人【2020年京都公演一部、福岡公演中止】

劇団四季

東急シアターオーブ(東京都)

2019/01/20 (日) ~ 2019/03/08 (金)公演終了

『パリのアメリカ人』はクリストファー・ウィールドン振付・演出、ボブ・クローリー衣裳、美術というゴージャスな布陣の“音楽舞踊劇”とのこと。2014年パリ初演なんですね。高度なダンスを見せていただけました!!ピエト・モンドリアンの絵画「コンポジション」を思わせる衣装は鮮烈で、バレエをふまえた華やかなコンテンポラリー・ダンスは新体操のようなスポーティーな印象もあり、圧巻。

罪と罰

罪と罰

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2019/01/09 (水) ~ 2019/02/01 (金)公演終了

フィリップ・ブリーン演出はアクロバティックな振付も盛り沢山で猥雑な群像を見せる前半と、対話に集中させる後半で対比鮮やか。大道具&小道具で遊び尽くす全員野球ならぬ全員芝居。

糸井版 摂州合邦辻 せっしゅうがっぽうがつじ

糸井版 摂州合邦辻 せっしゅうがっぽうがつじ

木ノ下歌舞伎

穂の国とよはし芸術劇場PLAT・主ホール(愛知県)

2019/02/15 (金) ~ 2019/02/16 (土)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/02/16 (土)

いつにも増して現代の出で立ちで現れ、糸井演出のもとでFUKAIPRODUCE羽衣風の装いだが、原作の異色さも相まって、全く違和感なく馴染む。現代の価値観やロジックからすれば、戸惑う超展開も待っているが、原典が歌舞伎から更に能、室町の説経節… 果てはインドの古典まで辿れるらしく、各時代の価値観や宗教、信心まで合わせて俯瞰することで、やっと見えてくるものがあるだろう。上演記念ブックがかなり充実していて、ちょっとつまみ読みしただけでも、かなり助けになる予感がある。

日本橋

日本橋

松竹

三越劇場(東京都)

2019/01/02 (水) ~ 2019/01/25 (金)公演終了

日本橋にある三越劇場で泉鏡花原作の『日本橋』を観るおつな機会。客席中央に通路(花道)があり、そのほぼ真横の席に座るという僥倖!通路の天井に紙吹雪を降らす装置がすっかり露出して見事な異化効果。河合雪之丞さんが演じる芸者・お孝は坂東玉三郎さんよりも弱い部分が前面に出ている気がした。女性の優しさ、愛らしさがよく見えて、医学士・葛木(喜多村緑郎)に愛されるのももっともだと思えた。

遺影

遺影

新聞家

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/01/03 (木) ~ 2019/01/09 (水)公演終了

本編『遺影』は男女二人芝居で、上演時間は約25分。その後のトークが40分ほどでした。トークのゲストは評論家の渋革まろんさん。渋革さんの正直かつ率直で、観客に伝わりやすい言葉選びのおかげで、充実の時間を過ごせました。詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2019/01/08/11496/

いがいと女子

いがいと女子

劇団 いがいと女子

ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ) (愛知県)

2019/02/09 (土) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

満足度★★★

実質、最終公演のいがじょさん。寂しいですが、きっぱり最終と謳って公演で〆られるだけも有終の美だと思えますね。
感想はネタバレBOXに。

ネタバレBOX

「グッドバイ」これはフィクションです?(笑)っていう、最終公演ならではの作品。小劇場演劇界あるあるでもあり、「結局その辺の劇団になっちゃったね」という台詞に寂寥感を禁じ得ない。そんな場でも笑いに変えていく…長沼さんの「調味料万能論」とか微笑ましい。

「しちりんとさむらい」ミステリーとコントに禅問答が絡むスタイルは、如何にも天野さんらしい。
サムライが半分飛び道具、半分が核心を突くキーパーソンとして活躍するのが面白い味で、超飛び道具のオカマ篠塚さんや、やはり終始食べ続ける長沼さん、​終始ツッコミ続けるきくちさん等、キャラで笑わせるところや、噛み合わない会話や膨らむ勝手な共感と誤解とか、的確に笑わせてくれる楽しさがある。
最後を飾る…「オサラバ~」の歌とダンスが、その歌詞に比して何やら清々しくもあり、​コミカルなのにシニカルさが潜んでいる感じとか、なんとなく不思議な感触でとても良かった。笑って終わるところなのに、何かしんみりしてしまう。
千秋楽限定のキャスト紹介で、泣かせまいぞと一本締めの様に同時に一瞬で終わらせるのが粋でした。
第七劇場 日台国際共同プロジェクト Notes Exchange vol.3 舞台「珈琲時光」

第七劇場 日台国際共同プロジェクト Notes Exchange vol.3 舞台「珈琲時光」

第七劇場

三重県文化会館(三重県)

2019/02/10 (日) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/02/10 (日)

3箇年計画最終作。複数言語の混在がずっと課題でしたが、企画中で最も多言語入り乱れる展開だったにも関わらず、言語の相違をものともせず、空気で分からせる感覚があって、モチーフ小津作品の普遍性故なのかもしれないが、試みは遂に思惑を成し遂げたのでは…と思える。観続けて良かった。
そして言語差のみならず… 視点の差?… 鳴海さんの言葉を借りれば 人称の差?による表現の多彩さも面白かった。
女優Hの機能… 意味するところも興味津々です。
歴史とちょっとしたSFテイストまで取り込んだ様な… 時代が交錯する不思議な感覚も味わえるのが面白いが、その核にある家族の繋がりの描写は良くも悪くも変わることがないのが印象的でした。

三平方定理

三平方定理

廃墟文藝部

spazio rita(愛知県)

2019/02/09 (土) ~ 2019/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/02/10 (日)

うん、新作「蟻を殺す」は前評判に違わぬ出来。ハードルをむちゃくちゃ上げて観てたけど、ばら撒かれるピースで想像させることは色々あって、実際当たってたりすることはあっても、そこは終着点でなく、必ずそれを超えた何かが仕込まれる。
先生と少女の攻防は、観ていた私の頭の中での観察と仮説の攻防でもあって、息を詰めて展開に付いて行く時間のドキドキは至福でした。また妄想するぜ(笑)

「ななめ君はななめ」は予感ほど闇落ちしなかったけど笑、オズさんの作り出す「間」がなんか好きでした。小道具の扱いも良かったなぁ。

「ギズグチ」はコンタさん演出がやはり映える。プロジェクション芸が更なる進化を見せたのが印象的で、あの「カーテンを開けると空」のシーンは本当に情感を湛える感じが好きでした。

広くてすてきな宇宙じゃないか

広くてすてきな宇宙じゃないか

愛知淑徳大学演劇研究会「月とカニ」

ナビロフト(愛知県)

2019/02/08 (金) ~ 2019/02/10 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/02/09 (土)

某英国児童文学をモチーフにしたと思しき構図を近未来設定にあつらえながら、現代の家族をはめ込んで… 描くは幼き心の痛み。中盤以降には結構トンデモ展開が待っていますが、キャラクターの表現がとっても良いのでファンタジーとして存分に味わえましたし、何気にシニカルなとこ突いている表現があるのは好み。
主役の朴海美さんの演技はかなり魅せるとこあったし、2ヶ月連続でトボけたお父さんの宇野さんには笑った…もっと見たかったな。あと照明がとっても綺麗…この作品世界には大事!

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