満足度★★★★★
鑑賞日2019/02/10 (日)
うん、新作「蟻を殺す」は前評判に違わぬ出来。ハードルをむちゃくちゃ上げて観てたけど、ばら撒かれるピースで想像させることは色々あって、実際当たってたりすることはあっても、そこは終着点でなく、必ずそれを超えた何かが仕込まれる。
先生と少女の攻防は、観ていた私の頭の中での観察と仮説の攻防でもあって、息を詰めて展開に付いて行く時間のドキドキは至福でした。また妄想するぜ(笑)
「ななめ君はななめ」は予感ほど闇落ちしなかったけど笑、オズさんの作り出す「間」がなんか好きでした。小道具の扱いも良かったなぁ。
「ギズグチ」はコンタさん演出がやはり映える。プロジェクション芸が更なる進化を見せたのが印象的で、あの「カーテンを開けると空」のシーンは本当に情感を湛える感じが好きでした。