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湖国への約束

湖国への約束

チエノミ

高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)

2020/08/28 (金) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

本来なら観ること叶わなかったはずの、東京での公演。
有難いことにZOOM生配信をしてくださったおかげで、リアルタイムに観劇できました。
3方向からのアングルを、視聴者側で自在に切り替えできるという画期的試み。
わたしはあえての下手アングル固定で、下手最前列に座って観劇してる感覚を味合せて頂きました。
これが驚く程に臨場感があって、まるで本当にそこに座って観ているかのような気持ちに。
観てる間、わたしはすっかり高円寺に居ました、感激。

ネタバレBOX

シュワシュワシュワ、蝉の鳴き声に一気に作品世界に心が連れていかれる。
蝉の声、台詞に潜ませられる風景描写、脳裏に鮮やかに景色が広がる。
この舞台の詳細を知ってから、鬼の居ぬ間にがどうしても気になって気になって、舞台映像をひとつだけ観させていただきました。
それがものっすごく恐ろしい作品で…、その印象がこびりついていたのですが。
チエノミでは全然違って、健全で瑞々しくて驚きました。
それでも心情の丁寧な紡がれ方や描写の鮮明さは同質で根っこは同じ。

作品舞台は明治時代、どちらもご両親に大切に育てられた女学生親友ふたり、汽車を待ちながら語り合う。
この時代、女はこうであらねばならない、男とはこうであらねばならない、そういう枠決めが今よりずっと強かった時代。
それに抗うのは人生を賭ける覚悟がいる時代。。。
二人とも夢を持ってた、けれども卒業を控え子供から大人の女性になる時期、女としての生き方に押し込められる現実が迫ってくる、夢を手放さなければならない現実がすぐそこに。
その憤り、恐ろしさ、そして諦念…ふたりは互いにぶつけ合う。
心から信頼する相手だからこそ、甘えを見せられる相手だからこそ、ぶつけても受け止めてくれる相手だからこそ、話して聞いてもらって。
そして受け入れる、決して後ろ向きではなく、とても前向きに、未来を向いて。
どちらもお見合いを控えているけれど、きっとずっと仲良くしましょうねと、子どもの代まで仲良くしましょうねと、子どもの代に夢を託して。
湖国への約束、それは自分達の人生が小さな池ではない、でっかいでっかい湖なのだと、でっかい湖みたいな人生、湖を想いながらの未来への約束。
なんだかこの二人なら本当にでっかい湖を眺めに、はるばる琵琶湖まで行っちゃいそうだ。

もうなんだか、この二人の互いへの無条件の信頼がやり取りから滲み出てくる感じが、微笑ましくて可愛らしくて、にこにこしてしまってました。
結構な激しさで罵り合ってる時でさえも、にこにこ。
だってそれでも二人のこの間柄が変わらないのは伝わってくるもの。
頑張れ~!って応援したくなっちゃう。
でも、そうだなぁ…そこにはちえちゃんへの気持ちも上乗せされてるかもしれない、と今思いました。
最後、ふたりで頭下げて、最後去り際にもう一度ちえちゃんがスッと頭下げた瞬間に、何の意識もせずにツーっと涙が流れました。
観られて嬉しかった、またお芝居する姿観られて嬉しかった。
ありがとう。。。

余談ながら、作中で幾度も出てきた「はぶけとる」が、はぶけとる?何?一体どういう意味??と気になり過ぎたので、調べてみました。
知らない言葉に触れることができる、方言芝居の面白味。
King of Mask

King of Mask

劇団スクランブル

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2020/09/02 (水) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

相変わらずの面白さ。とてもよかったです。いつもより少し短めの内容ながら、まとまっていたと思います。中根さんや、もみさんのいつもの感じのお芝居も安心して見られてよかったです。次回も楽しみにしています‼️

IN HER TWENTIES 2020

IN HER TWENTIES 2020

TOKYO PLAYERS COLLECTION

シアター風姿花伝(東京都)

2020/09/02 (水) ~ 2020/09/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/09/03 (木) 17:00

10人の女優さんたちが、各々、個性を発揮しながら、それらが調和した素敵な舞台でした。

一重まぶたでごまかせたなら

一重まぶたでごまかせたなら

GORE GORE GIRLS

駅前劇場(東京都)

2020/08/13 (木) ~ 2020/08/17 (月)公演終了

満足度★★★★

丁度いい感じの面白さでした。

ネタバレBOX

一重まぶたにコンプレックスを抱いている人たちのグループがあり、一重を生かしたバイトをしたり、強い意識を持ったりすることで克服しようとしてきたものの、結局のところリーダー的存在の人物が二重手術を受けちゃったという話。

困った事があると何かに執着することで自分の殻に閉じこもるという体質、しかもそれがブロッコリーを茹でる作業というところが面白く、掴みはOKでうした。一重の人は二重の人の半分しか見えていないというのは凄い発想です。

肉体的コンプレックスには様々なものがあり、色々なストーリーが考えられると思いますが、一重をテーマにしところが可愛らしく、下卑ず、良かったと思います。大声を怖がる人など、一人ないし二人いなくてもいいのではないかとは思いました。

擬鯛

擬鯛

鯛プロジェクト

新宿スターフィールド(東京都)

2020/08/29 (土) ~ 2020/08/31 (月)公演終了

先日見たライブ配信よりは前の席の人の頭が少なかったのは、劇場の作りによるものでしょうか。
青い光に浮かぶ舞台が幻想的でした。

女々しき力プロジェクト〜序章『消えなさいローラ』

女々しき力プロジェクト〜序章『消えなさいローラ』

オフィス3〇〇

本多劇場(東京都)

2020/08/21 (金) ~ 2020/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★

いろんな作品へのオマージュを込めた別役実の隠れた秀作。なんといっても別役にしては分かりやすい。ローラが、帰ってこないトムを待つのは「ゴドーを待ちながら」のよう。母親がすでに死んでいて、ローラがその遺体を母の椅子に座らせたままでいるのは、ヒッチコック「サイコ」のよう。そして「ガラスの動物園」のパーティーの後片付けをしないまま、時が止まった家は、ゴシックホラーのようであった。テーブルの上の干からびたお茶やパン粉を食べさせる、渡辺えりと尾上松也のやり取りが、ユーモラスで面白く、大いに笑えた。

最初は、渡辺えりが演じるのはローラなのか、母親なのか、一人二役なのか、そういうもやもやから入るけれど、すぐに、これはローラの二重人格化とわかってくる。そういう謎ときの要素、過去の輝いた瞬間から抜けられないローラのいじらしさ。そして最後に尾上松也が明らかにするトムの死。切ない芝居であった。

ネタバレBOX

最初に、尾上松也がトム役を舞台で演じるのは、渡辺えりの新演出。台本では、舞台奥から声だけとある。
三谷文楽『其礼成心中』

三谷文楽『其礼成心中』

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2020/08/13 (木) ~ 2020/08/20 (木)公演終了

満足度★★★★

よかったです。三谷幸喜らしいパロディがうまく成功していた。曽根崎の森の饅頭屋が、「心中店の網島」を書いた近松に文句を言いに行くと、「俺に芝居を書いてほしければ、俺が書きたくなるような心中事件を起こして見ろ。それなりの心中、それなり心中」という展開に、笑ってしまった。

ネタバレBOX

それで、娘の商売敵のせがれとの「ロミオとジュリエット」的恋を心中に追い込むかというと、そこからもひねって、老夫婦が行き詰って、川に飛び込む。川の中の大胆な動き回りも、人形劇ならではの演出でよかった。その後も、かつての人助けが巡り巡って、老夫婦の再起を促すというハッピーエンド。「心中」ものだが、誰も死なない。めでたしめでたし。
Fly By Night~君がいた

Fly By Night~君がいた

conSept

シアタートラム(東京都)

2020/09/01 (火) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

コンパクトながら心にしみるミュージカルでした。福井晶一演じる父・マックラムのクライマックスの歌がいい。亡妻とのなれそめを歌う「セシリー・スミス」、そしてベルディ「椿姫」から「乾杯の歌」。オペラは苦手という無骨な男も、好きな女性と見るオペラは別。「何を聴くかより誰と聞くかよ」の歌詞がしみます。「人生は誰と歩くかが大事」というセリフもよかった。二人の女優の歌もよかった。狂言回しの原田優一が、姉妹の母親役、怪しい女占い師役、その他を当意即妙に演じ分け、コミカルにテンポよく物語を進めて、飽きさせない。芸の幅が広くて感心した。

最後の停電の日に、停電のおかげでマックラムは命を救われ、ミリアムの受けた占いの「527」の本当の意味も明らかになる。

子供のハロルドが停電を怖がった時、機転の利く母親がやった、目隠しして10数えるというおまじないにも、人生の智恵があった。目隠しの闇に比べると、停電しても少しの明るさが強く感じられ、怖くなくなると。光を感じるには「闇」を知らねばならないということだし、もっとる来事を考えれば、日常の幸福を感じ取ることができるということである。

「停電があるから光が必要なように(?)、闇があるから希望が必要だ」という科白はベタな分引用しやすいが、上記のおまじないの方が深みがある。

ネタバレBOX

予言の「Great Fall」が本当に起きるとは、予想を裏切られた。何か別の出来事が「大いなる転落」とはこれか、と、喜劇になると思っていたら、意外や悲劇は本当に起きる。そこが感動だった。期待・予想を裏切られるところで、物語の印象はぐっと深みを増す。

残された二人が結ばれるのか、そこはあいまいなまま幕を閉じる。あれで単純に二人がよりを戻すと行かないのは当然のこと。と同時に救いのない終わりにもしない。未来をあれこれ想像させる、空白のあるエンディングがよかった。

オフブロードウエイの録音がアップされているので参考までに。
ウミガメの歌 Circles in the Sand https://www.youtube.com/watch?v=yzCuuFsB9PA
セシリー・スミス Cecily Smith https://www.youtube.com/watch?v=bAfnWMd3flE
ざわざわ、ぞわり

ざわざわ、ぞわり

無名劇団

STAGE+PLUS(大阪府)

2020/08/29 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

配信で観させて頂きました。
配信の形態も様々生まれている昨今ですが、無名劇団さんの配信は劇場での無観客公演をツイキャスでの生配信。
画質は少し粗く、またそもそも劇場に観客がいないので演出は完全にどう映るかを意識しており、その為演劇を観てるというよりは映像作品を観てる感覚に近い。
生配信でありつつ、ライブ感は薄くなってしまうので…無観客は難しいのかもなぁと。
今は色々と試行錯誤する時期だと思うので、これはひとつの挑戦になったと思います。

ネタバレBOX

作品は、かつて演劇部から劇団を立ち上げて共に演劇をしていた仲間が、当時の演劇部の顧問の先生のお通夜に集っての会話劇。
演劇人らしい悩みに、友人関係、恋愛関係の悩み、年齢相応の悩み等々語られる。
ここに集う人々には、個々に互いに因縁が…。
アーカイブで観ると、序盤で結構ざわざわすること言ってるけれど、それは会話を重ねる中で、徐々に徐々に明かされる。

確執そのいち、女子同士のよくあるマウンティングの取り合い。
故人の先生に憧れていた女子は、憧れの先生に相応しい存在になりたくて演劇がんばる意識高い系女子。
意識高い系女子にマウンティング取られ続けていた苛立ちを忘れられずに、このお通夜でマウンティング仕返す不貞腐れ系女子。
一見中立、故人の先生と子弟以上恋仲未満(?)という複雑な関係にあったという一番ややこしい優等生系女子。
当て擦りの応酬が、もう~やだっ。
でもたぶんあと10年もすれば、めっちゃ仲良しになって、一生続く友人関係になるんちゃうかなって気がする。
本音ぶつけあって、なんぼですからね、強敵とかいてトモと読むですよ。

確執そのに・・・こちらが心底恐ろしいのです。
故人の先生の奥さんと、その奥さんが不倫を疑う優等生系女子との間の確執。
出会った瞬間から旦那さんへの恋に落ちてしまった奥さん、そのまま押し掛け女房した奥さん。
ずっと見つめ続けてきたからこそわかる、自分の旦那さんがどれだけ優等生系女子に心奪われていたか。
嫉妬が心に鬼を棲まわせ、未必の故意により、旦那さんを死に追いやってしまう…自分の元から離れていくくらいならと。
なんて恐ろしい、それはプライドなどでは決してない。

終始無邪気でおバカさんだった男子が逆にこの中では異質な存在になってました。
もうこの人は、このまんまでいて頂きたいと思うのですが。
それが天然ものなのか、全て察した上でのことなのかは、観た人毎の妄想の中に。
星の数ほど星に願いを

星の数ほど星に願いを

プラグマックス&エンタテインメント/S・D・P/サンライズプロモーション東京

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2020/08/27 (木) ~ 2020/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/09/01 (火) 19:00

 バカさ加減がたまらん芝居だった(誉めています!)。
 演劇弁当・猫ニャーの時代から観てるブルー&スカイの作・演出で、業績の悪化した町工場を救おうとする銀行員の話、と書けば物語があるように思えるが、登場人物にマトモな人がいなくて、みんな何か壊れてる。町工場で作っているのが「願いが叶う神秘の石」というのもマトモじゃないし、どんどんズッコケていく展開には、爆笑でなく苦笑の連続である。役者陣も、その世界観をしっかりと演じてて、特に、おそらく舞台では初めて観る内田理央がメインの銀行員なのだけれど、フツーにしっかり演じてて楽しめた。終盤になって、これはTVドラマ「半沢直樹」のパロディという要素もあるんじゃないかと思ったりして、楽しめる110分だった。

風吹く街の短篇集 第二章

風吹く街の短篇集 第二章

グッドディスタンス

「劇」小劇場(東京都)

2020/08/26 (水) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

村松恭子企画・演出(初?)によるアラバール3作品を観劇。「風の短編集」は第一章を逃し、第二章を楽しみにしていたが、今回劇場で観たのはこれのみ。生で観る演目に選んだのは、アラバール作品が難解そうだから(あと赤松由美出演もあったが降板していた..T_T)。ところが一つ一つの短編はむしろ分かりやすく、60~70年代だな~という感想で、つい最近観たアラバールの監督作品『ゲルニカの木』の「分かりやすさ」に通じた。村松女史がこの演目をなぜ選んだのか、の方に興味が湧く。舞台化という面では、戯曲を書かれた当時の文脈から現代(というより現コロナ状況?)に植え直すことが出来ておらず、見るに少々厳しいものがあった。合計で1時間に収まる3つの短編はそれぞれの「舌足らず」、即ち書かれた(上演された)当時なら説明不要だったろう何かが「要説明」となっている訳である。村松女史の中に何か恐らく思いはあるのだろうが・・処理しきれず消化不良。

ネタバレBOX

内戦突入したスペインでフランコ将軍指揮下に入った(協力した)ドイツ軍が殺戮を行ったゲルニカは、バスクの自治地区として平和を象徴する歴史上特別な土地だったらしい。今公演の同名作では、爆撃の中で「日常」のやり取りを続ける老夫婦の会話が書かれていた。同著者の「戦場のピクニック」が砲弾飛び交う息子を訪れた両親とのちぐはぐな日常会話という、明確な風刺であるのと重なりそうだが、芝居自体は爆撃が徐々に苛烈になって行くとともに「劇的」要素を高めるという、真逆なニュアンスが込められてしまっていたのが多分「そぐわなさ」を感じた理由に思う。
いずれにしても難しい題材を選んだものだというのが正直な感想。
フランドン農学校の豚/ピノッキオ

フランドン農学校の豚/ピノッキオ

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2020/08/28 (金) ~ 2020/10/03 (土)公演終了

満足度★★★★

佃脚本の「観たかった」作品。座・高円寺の「劇場へ行こう」シリーズで継続的な上演(毎年)を行うレパートリーの一つであるが、子ども連れも結構多い会場で一番手ごわい観客相手に舞台は健闘していた。
観てみると宮沢賢治作品のテーマが明確な「生き物を食べること」に関する考察的寓話と言ってよいくらいであったが、説教臭くなり兼ねない題材を、正当なラストにまで持って行く音曲多用した演出、演技は申し分ない。60分。

星の数ほど星に願いを

星の数ほど星に願いを

プラグマックス&エンタテインメント/S・D・P/サンライズプロモーション東京

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2020/08/27 (木) ~ 2020/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

コロナの暗雲の切れ間ともいえる9月を勝手ながら「観劇重点化月間」と宣言いたします。目標は最低10本、できれば15本は行きたいものです。その第一弾がこれです。選択肢が少ないので初見の劇団が当然入ってきます。新しい驚きはあるのでしょうか。

さてその結果はというと、内田理央さんをフィーチャーした美しいチラシのイメージとは裏腹な大バカコメディです。これまで私が観たことのないタイプですが、独特な「言葉の外し」が脳みそをほぐしてくれます。一応町工場と銀行員の話というのは池井戸作品へのオマージュなのでしょうけれど観終わってもなあ~んにも得るところがありません。そういう潔い喜劇のファンにはかなりお勧めです。

おまけとも言えるギター演奏が粒のそろった良い音を出していたことと息子のテニスの動きがそれらしく決まっていたことに感心しました。こういうところが締まっていると全て素晴らしいような気になってきます。

それから「バルブはFB認証者優遇に反対!!」さんがおっしゃるようにフェースシールドは意外に気になりませんでした。

バージン・ブルース

バージン・ブルース

うさぎストライプ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/05/04 (木) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

無料配信中です。お勧めです。

ネタバレBOX

劇中で印象的で好きな台詞があります。
「もう中学生に成ったのか?」
舞台劇ならではの時間経過を表すのと共に、親としての実感がにじみ出ているような気がするのです。
楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2020/08/22 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/08/30 (日) 14:30

 実際には役がもらえないのに、ひたすら化粧をし続ける女優達、かつて主演女優のプロンプターを努めた若き女優、苦労もしてきたが、妙に明るく振る舞う主演女優これらの思惑がそれぞれ絡み合い、時にシリアスに、時にユーモアが入り混じったドラマになっており、退屈したり、現実に引き戻されるどころか、その劇世界に引き込まれた。
 最初は役が貰えないことへの焦燥感、諦め感情だった女優たちも、いろいろツッコミどころ満載で、機関砲のように喋りだしたら基本止まらない若き女優が絡むことによって、その心情が少しづつ変化していき、かなり浮いていた若き女優も最後は女優たちと一体となって劇の練習を始める展開になり、感動した。
 中年の主演女優が若き女優に対して放つ、若いばかりが女優の命ではなく、経験を積み重ねるごとに培われていく演技力、そして信念を持ち続けて諦めない心の大切さを説く場面に、小劇場演劇の現状とマッチする部分も多く、感慨深くなった。

BLACK OUT

BLACK OUT

東京夜光

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2020/08/21 (金) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/08/30 (日) 14:00

 面白かった。コロナ禍で公演に苦労する演劇人の様子を、演出助手の立場から描く。作・演出の川名は、自身も職業的演出助手をやっているそうで、本公演に向けての実話ではないかと思わせる作りが本当に面白い。
 とあるプロデュース公演で演出助手を勤める真野は、学生時代から自身の劇団で作・演出をやっているが目が出ない。担当する公演は、コロナが蔓延し始めた2月末から稽古を始め4月の公演を目指す。だが、作・演出の鬼木と座長で人気者の日向との意見が合わず、ヒロイン役は初舞台の若いアイドルということで、不穏な雰囲気。さまざまな葛藤の中で、何とか舞台を作ろうとする役者・スタッフだが…、という物語。多少は小劇場系劇団の内実も理解できる人間にとっては、いかにもありそうなエピソードが続き、興味深く最後まで観ることができる緊張感があるのは見事である。役者陣も、現実と間違えそうな話題を、いかにも、に演じるあたり確実に役を自分のものにしている。
 敢えて言えば、本演出助手の中途半端な立場を描きたいのか、コロナ禍での演劇のあり方を描きたいのか、が今一つ明確でないことか。照明と音響とか役割が被る出演者の描き分けも若干の不満は残る。
 だが、本当に面白く見せてもらった2時間20分(休憩10分込み)だった。

星の数ほど星に願いを

星の数ほど星に願いを

プラグマックス&エンタテインメント/S・D・P/サンライズプロモーション東京

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2020/08/27 (木) ~ 2020/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

■110分強■
このコロナ禍のなか、最高にくだらない劇をありがとう! 半沢直樹にゆる~く便乗した作品のようですが、本家を観てなくても多分楽しめます。実際、観てない私も楽しめた。

ネタバレBOX

満載された小ギャグのなかでは、「変な形の傘」がツボでした(笑)。しかし、大して気にはならなかったとはいえ、キャスト全員フェイスシールド着用の公演になるとは…。
「アルバート、はなして」

「アルバート、はなして」

彗星マジック

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2020/08/28 (金) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

良かった。アインシュタインやドイツ・ユダヤの事をもっと勉強してくれば、更に楽しめたと思う。演技は皆さんとても上手く、演劇はいいなと再認識しました。ありがとー。

Emergency-金と女とときどき桃-

Emergency-金と女とときどき桃-

劇団十六色

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2020/08/29 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

うーん。内容は微妙。黒鬼と女性会社員役は目を見張るほどかわいかったが・・・。学生らしいと言えばそれまでだが、次回に期待。

MATCH

MATCH

ステージタイガー

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2020/08/21 (金) ~ 2020/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★

久しぶりの観劇。
アツい舞台を見られて嬉しかったです!

最後の役者さんの挨拶の後のステージタイガーの曲とダンス大好きです笑

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