満足度★★★★
鑑賞日2020/09/01 (火) 19:00
バカさ加減がたまらん芝居だった(誉めています!)。
演劇弁当・猫ニャーの時代から観てるブルー&スカイの作・演出で、業績の悪化した町工場を救おうとする銀行員の話、と書けば物語があるように思えるが、登場人物にマトモな人がいなくて、みんな何か壊れてる。町工場で作っているのが「願いが叶う神秘の石」というのもマトモじゃないし、どんどんズッコケていく展開には、爆笑でなく苦笑の連続である。役者陣も、その世界観をしっかりと演じてて、特に、おそらく舞台では初めて観る内田理央がメインの銀行員なのだけれど、フツーにしっかり演じてて楽しめた。終盤になって、これはTVドラマ「半沢直樹」のパロディという要素もあるんじゃないかと思ったりして、楽しめる110分だった。