最新の観てきた!クチコミ一覧

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ドリンクバーの向こう側、やさしいキスをして

ドリンクバーの向こう側、やさしいキスをして

劇団武蔵野ハンバーグ

シアター711(東京都)

2020/08/15 (土) ~ 2020/08/16 (日)公演終了



まぁ、ぶっ飛んだナンセンス劇を核としているので、むやみやたらな批判はやめておく。チームワークの良さ、というか、個々の怪人ぶり、この人たちならいくらでも題材を調理できるだろうな、と思った。

竜宮城に見立てた客引きのシーンなどでは、オムニバス形式の面白さが際立っていたと思う。冒頭、あれほどあっさりしていた店員役の俳優が、多弁で別の意味の中身のなさを演じていたことが、「反対する概念とは何か?」を提示している。哲学的に。


残念だったのは固有名詞を使い過ぎたことだ。インパクト薄れてしまう。絢香のくだり、といい、相当 腹抱えて笑ってもいいようなことをいってるのに客席が今ひとつ温まらなかったのは そのせいだよ。


私が愛したスパイ -The Spy Whom I Loved

私が愛したスパイ -The Spy Whom I Loved

劇団ハッピータイム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2020/08/12 (水) ~ 2020/08/16 (日)公演終了

満足度★★★


・前半、安っぽい2.5次元的な劇に感じてしまったが、中盤につれ伏線が回収されており、強いメッセージ性。

ドタバタコメディなのだが、身内で用いる略語が想像力を膨らませてくれた。つまり、影絵のように国家機関を投影していたのである。そこは言葉の持つ力だろう。


・新型ウィルス対策で透明のフェイスシールドを着用しており、マスクとは異って違和感はない。表情が見えるのがよい。


ツバメの幸福

ツバメの幸福

ツツシニウム

キーノートシアター(東京都)

2020/09/09 (水) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

シーンに合った照明の綺麗さ、風や雨の繊細な音がとてもよかったです。
物語はお針子の親子に笑わされ王子とツバメで泣かされ・・・最後まで凄くいい舞台でした。
コロナ禍での舞台では珍しく席は詰めて座わり、また1席づつ左右と後ろをビニールで覆われていたので暑かったのとビニールを覆うためのポールが邪魔で舞台下半分が見えない為ラストがわからなかったのが残念。

フランドン農学校の豚/ピノッキオ

フランドン農学校の豚/ピノッキオ

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2020/08/28 (金) ~ 2020/10/03 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2020/09/11 (金)

価格3,000円

9月11日『フランドン農学校の豚』19時回を拝見(上演時間65分)。

ネタバレBOX

冒頭に流れる「豚肉料理の唄(仮称)」が空腹の身にエラく堪えた、去年の経験を踏まえて、軽く腹ごしらえした上で拝見。
宮沢賢治の『フランドン農学校の豚』と『注文の多い料理店』を合わせた子供向けの作品だが、年季の入ったコドモの鑑賞にも充分耐えられる、唄と笑いと人生の教訓を学ぶ65分だった。

【配役(11日)】
校長/山猫A…宮島岳史さん
生徒A/紳士A…塚本淳也さん
助手/猟師…山田宗一郎さん
生徒B/紳士B…小玉雄大さん
一年生/料理長…安川里奈さん
教師/山猫B…柴田美波さん

【追記】
上演台本、あの高視聴率ドラマ「半沢直樹」で、東京中央銀行・審査部次長の曾根崎雄也を熱演した、佃典彦さんでしたね。
ツバメの幸福

ツバメの幸福

ツツシニウム

キーノートシアター(東京都)

2020/09/09 (水) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

「幸福とは何か」、捉える視点によって異なる問いかけが面白い。精神的な満足による充実感、物質的な充足感、そのどちらが幸福か…計算ずくでは解らない。テーマの問いかけは分かる。しかし演出は、箸休め的な効果を考えたのかもしれないが、敢えて笑いを誘うような観せ方をしており、自分は好まない。真摯な問いかけを前面に押し出す、そんな意図が感じられるだけに全体的なバランスを欠いたように思える。一方、照明・音響等の舞台技術は印象的で巧い。それだけに少し残念。

コロナ感染防止対策のため、自席の前方以外をビニールシートで囲っているため見難く、また閉塞感があるのは仕方がないのだろうか。カーテンコールで、「演じられることが当たり前だと思っていたが、コロナ禍では上演することすら難しい」と…。感染防止を図りつつ、観客に いかに心地良く観劇してもらうか、その観劇環境のバランスを保つのも難しいようだ。
(上演時間1時間40分)

ネタバレBOX

舞台は、金糸を絡ませた白布を何か所かに垂らし、夢幻的な雰囲気を演出する。中央には台座、そこに「幸福の王子」が立像する。
公演は「幸福な王子」(オスカーワイルド)の内容を順々に展開し、脚本に目新しさは感じられない。どちらかと言えば、舞台技術が印象的である。

さて、「幸福な王子」は子供の頃に読んでいるが、その時と大人になった今ではたぶん感想が違うと思う。自己犠牲による他者の幸福…それ自体は否定しないし、ある意味貴い行為だと思う。幸福な王子の自己犠牲の精神その行為が、自分では到底真似することのできないと思った時、子供の時であれば単なる乾いた教訓話ではなく心打たれる物語としての印象が強いと思う。

しかし、大人になった自分がたとえ同意できたとしても、同じ行為はできない。それが人間臭さ、もっと言えば正直な人間らしさではないだろうか。人それぞれの思いの度合いによって感じ方が異なる。公演として、原作の寓話性は伝わるが、あまりに忠実(真面目)な描き方で芝居としての妙味に欠けているように思えたのが残念。同時に物語の真摯さと演出の笑シーンにギャップを感じた。
次回公演を楽しみにしております。
心の嘘

心の嘘

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2020/09/04 (金) ~ 2020/09/20 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2020/09/11 (金) 13:30

160分。15分休憩を含む。

ツバメの幸福

ツバメの幸福

ツツシニウム

キーノートシアター(東京都)

2020/09/09 (水) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

かなり笑いの入ったファンタジックな舞台だっだけど、自己犠牲の精神と「幸福とは何か」の根源的問い掛けの重いテーマ。見入ってしまいましたね。ライティングが見事。終始直立不動の王子様、大変お疲れ様でした。

風吹く街の短篇集 第二章

風吹く街の短篇集 第二章

グッドディスタンス

「劇」小劇場(東京都)

2020/08/26 (水) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

「おこんじょうるり」観ました。やはり動物恩返しモノは泣けますね。神野美奈実さんと山口智恵さんのパフォーマンス見事でした。帰って原作の絵本を読んでみました。

流星ワゴン

流星ワゴン

劇団皆奏者

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2020/09/10 (木) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動です。初めてもう一度見たいと思いました。しかし、完売。今までもハズレなし。次回も大いに期待します。

心置きなく屋上で

心置きなく屋上で

ロロ

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2020/09/09 (水) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/09/10 (木) 14:00

70分。休憩なし。

心の嘘

心の嘘

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2020/09/04 (金) ~ 2020/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

こういう作品を取り上げて上演するのはなかなか意欲的と評価できる。
個人的には、父権社会どうこうより、心を病んでいるというか正気と狂気が入り交じった2家族それぞれの不条理な感情や話の展開に見ているこちらまで飲み込まれて頭がおかしくなりそうだった。シェパードの他の作品も観てみたい。

ツバメの幸福

ツバメの幸福

ツツシニウム

キーノートシアター(東京都)

2020/09/09 (水) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

ぜひたくさんの人に観てもらいたい舞台。
水崎さん演じるツバメ、星璃さん演じる王子ともにピュアかつ繊細な演技で心が揺さぶられる。

シンプルな舞台美術だけど、照明とはこうして使うんだというぐらい多彩かつ美しい表現と相まって、本当に良い舞台。
超おすすめです!

ひとよ

ひとよ

KAKUTA

本多劇場(東京都)

2020/09/03 (木) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★

9月の5本目。
前日に映画版「ひとよ」をアマゾン・プライム・ビデオで観たのが悪かったのか笑いの部分が全然笑えず取り残されてしまった。映画版ではカーチェイスまであってやりすぎ感もあるが、細部まで親切に教えてくれて想像力に欠けた年寄りにやさしい。
映画版と舞台版とでは全然違う話と言って良いくらいで続けて見て混乱している現在は満足度の評価は保留としておく。
→後日記:全体では4つ星だが、長男嫁と外国人風人物の笑いは最も嫌いな笑いなのでマイナス1。

*本多劇場は2席ごとに仕切り板があって、換気もしっかりやっている。しかしその後に入った喫茶店では案内された席の両側の若者2人ずつがマスク無しでしゃべるわしゃべるわで、危険は少ないとは思うものの長居は無用と早々に退散した。

上田ダイゴと二朗松田の『演プロ28』

上田ダイゴと二朗松田の『演プロ28』

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2020/09/09 (水) ~ 2020/09/09 (水)公演終了

満足度★★★★

初参戦。あっという間の時間でした。演劇好きにはたまらないかも。次回も是非。

 岸田國士 作「動員挿話」  三島由紀夫 作 「弱法師」

岸田國士 作「動員挿話」  三島由紀夫 作 「弱法師」

劇団 新人会

上野ストアハウス(東京都)

2020/09/09 (水) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

久し振りに新劇らしい(?)新劇を観ました。
三島由紀夫と岸田國士
どちらも新劇人としては学ぶべき作品を残された作家です。
歴史あるアンサンブルとはいえ良くここまで作品の質を落とさず継承上演されていらっしゃいます。頭の下がる思いです。フリーでチャランポラン、気ままに生きている愚生には戒めを頂く上演でした。
昨今の状況下であり小劇場でもありながら、きちっと戯曲の本質を描いていらっしゃいます。時折、演技における役の「形象」に拘るばかりに若干相手を外し、歌ってしまう箇所もありましたが、俳優同士の信頼がかすがいになり、次のシーンではすぐに生きた会話を取り戻し最後まで作品のモチーフを崩さす上演仕切りました。
(動員挿話)将校の妻と馬丁の女房、身分を違える葛藤。お互いそうとは知らずに人間の尊厳を賭けた闘い。圧巻でした。
カーテンコール、客席はこの時期同じく間を開けての半数入りでしたが、明かりが消えるまで拍手を惜しみませんでした。
観客として、俳優として有難うございましたm(__)m

マルガリータピザ2nd CUT

マルガリータピザ2nd CUT

マルガリータ企画

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2020/09/09 (水) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/09/09 (水) 19:00

165分。2回の10分休憩を含む。

ティアムーン帝国物語 THE STAGE

ティアムーン帝国物語 THE STAGE

TOブックス

新宿村LIVE(東京都)

2020/09/09 (水) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

いわゆる2.5次元ものの舞台を観るのは初めてでした。

原作小説は読んでから、観ていますが、原作に沿ったストーリーライン(もちろん尺の関係上、端折っている所はある)で違和感なく楽しめました。

ネタバレBOX

ただ、原作に忠実な分、既読者には意外な展開とかはありません(登場人物が多いので、既読者にも話が掴みやすいというメリットはあります)。

ただ、ストーリーが見えやすい点はキャラクターの魅力度で充分カバーできていると思います。
ミーア役の平松 可奈子さんの可愛さ&ミーア姫らしい腹黒さ(?)はもとより、男性陣も殺陣で大活躍。
ひとよ

ひとよ

KAKUTA

本多劇場(東京都)

2020/09/03 (木) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★

観てきました。なんだか話が次から次へと目まぐるしく変わって観ていて疲れた。"感動的ないい話"ってわけでもないし、なんで舞台にしたんだ??って感じ。 渡辺えりさんを生で観れたことは良かった☆

ひとよ

ひとよ

KAKUTA

本多劇場(東京都)

2020/09/03 (木) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

映画を見て興味を持った友人が、今回の舞台を見て「映画はシリアスだったけど、舞台は喜劇。コメディなのに、ぐっと泣かせる」と絶賛していた。舞台は家族経営のタクシー会社。母親・こはる(渡辺えり)の「父ちゃん、殺した」という告白から始まる。3人の子は就職内定が出た長男から、専門学校に入学した長女、高校生の次男まで。「刑期を終えて、ほとぼりが冷めた頃、15年後に帰ってくる」と言って、母は自首しにいく。これがプロローグ。15年後の父親の法事の日から、本編が始まる。

15年後の会社はまず、誰が三人兄弟なのか探してしまう。若い従業員たちの方が目立って、誰が家族で、誰が従業員なのか最初戸惑う。しかし、これはこの家族の微妙な関係を示している。家族同士だけでは「過去」が大きすぎて耐え切れず、従業員たちがいて、やっと関係を保っている

とくに長男・大樹はカギとなる人物なのに、外に勤めている上に、自室にとじこもりがちなので舞台にいる時間自体が少ない。つまり、このままいくと存在感が薄いわけだが、どもりという性癖を与えられているのがポイントで、そのためにセリフを聞けばすぐわかる。ほかの登場人物・俳優も、とにかくキャラがたっているのはさすがである。

母親がついに帰ってくる。最初はただ歓迎していただけに見えるが、じつは子供たちは人生を狂わされたわだかまりがある。長男は内定を取り消され、長女は専門学校をやめてバーで働き、次男は高校でいじめを受けて東京に出た。ただ、長男のセリフに一度出てくるだけで、底流にあることをほのめかす程度。長女の「(母の帰宅を)喜んでいいんだよね?」という一言に集約されている。

同時に、母親の帰宅がテレビや週刊誌で報じられる(家族は積極的に取材を受けてる)。匿名の嫌がらせを受けたり、周囲の目は厳しい。

そういう元を作った母親は、「母ちゃん、間違っていない」というが、渡辺はぶっきらぼうに演じて、内面の葛藤がある、カラ元気であることを感じさせる。長男から「母ちゃんは立派だよ」となじられて、母親がふてくされ「母ちゃん、エロ本読んでる」という場面もぶっきらぼう。ただ、この場面は爆笑である。せりふでこれだけ笑える場面はそうはない。

最後、母親と兄弟だけになる場面がきわだつ。そういえば、途中、母と子どもたちだけになる場面が一度もなかった。そこに、この家族のぎくしゃくした関係が現れていたのだと気付かされる。兄弟三人だけになる場面もほかに一度しかない。同じ家に暮らしていても、打ち解けられない関係を示している。母親の殺人が(暴力的父親から子供たちを守るためとは言え)何を家族に残すか考えさせられた。

暗い過去や、心に傷を抱えた人間が、ずっと抑えてきた内面を垣間見せる場面が秀逸で、そこが桑原裕子の芝居のみどころだと痛感した。

シリアスなテーマなのだが、脇の俳優たちがコミカルな舞台の雰囲気を作って楽しい。作・演出の桑原裕子自身が演じる長男の嫁と、外人のように言葉のたどたどしい北海道の酪農男(成清正紀)のふたりが、部外者ならではの寂しさをまぎらす喧騒(桑原)と、無責任なボケ(成清)を演じて、トリックスター的存在である。

ひとよ

ひとよ

KAKUTA

本多劇場(東京都)

2020/09/03 (木) ~ 2020/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

映画「ひとよ」を見たとき、田中裕子演じる母親の開き直りに、どうしても違和感が拭えなかった。DV夫とはいえ、人一人殺しておいて、「お母さんは殺したことを誇りに思っている」はないだろう、と。再再演になる舞台は、母親役に渡辺えりを配し、ドタバタ喜劇にした。そのことによって成功したと思う。(初演、再演は見ていない)。渡辺えり扮する母親の、子どもを守るためなら、なんだってやる、盲目の母性愛。子どもたちに及ぼした苦難にたじろぐものの、自分はまちがっていない、と信じて疑わない。その偏狭さは渡辺えりだから、笑える。そこに長男の嫁に扮した桑原裕子が加わり、面白さは倍増する。

ネタバレBOX

そしてラスト。母親は、ある出来事から酔って暴れる従業員を介抱しながら、「もしかしたら、お父ちゃんにも優しくできたかもしれない」と、子どものように大泣きする。ここで初めて母親は夫を殺してしまったことへの罪悪感に目覚めるのだ(と思う)。一人、合点がいき、気持ちがスッと軽くなった。良い芝居だった。

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