最新の観てきた!クチコミ一覧

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氷の下

氷の下

うずめ劇場

仙川フィックスホール(東京都)

2020/10/14 (水) ~ 2020/10/15 (木)公演終了

満足度★★

「かもめ」の一幕目でニーナが演じる独白芝居を連想した。空港でどんなに離陸時間におくれて呼び出しを受け続けても、ゲートにいこうとしない女の身勝手な独り言。「コンサルタントは(精神科の)治療だ」「こいつできるけど傲慢じゃない、とクライアントに思わせることが大事だ」と豪語するおとこ。あざらしの大群と白熊のスケートの自作のミュージカルをプレゼンする女。あと女優がもう一人、最初はセーラー服で、最後は、他の女と同じスカートの短いスーツ姿で現れる。

それぞれ絶叫型の独白、力演型のスピーチがつづき、対話や物語はない。自助を求める新自由主義へのけんお、気候変動への関心、コンサルなどの非生産的な無意味な仕事(今で言うとブルシットジョブ)へのひはんがある。

生ピアノを使った音響(二番目の女が弾く)がゆにーく。あざらしのパンパンに膨らんだぬいぐるみと、白熊の着ぐるみはおもしろかった。

ネタバレBOX

そうそう後半で錯乱した三人がそれぞれ別々のセリフを、同時に叫び合い、最初の女、居内陽子が、机の上に仁王立ちして機関銃を乱射し、銀行で皆殺しする。呆気にとられる場面だった。居内は机の天板を外し、透明プラケースになっているその中に沈み込む。面白い演出だった。

そこで終わった方がよかったのではないか。
リチャード二世

リチャード二世

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2020/10/02 (金) ~ 2020/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

シェイクスピア作品の中ではマイナーな存在ということで期待していなかったためか結構楽しめた。ストーリーは「驕れるリチャード2世は久しからず」で分かりやすい。しかし展開が雑というか説明がまるで省略されている。その分、各場面が丁寧に描かれていてセリフがなかなか味わい深い。また暗転がなくスムーズにつながって行くのが非常に心地良い。他の舞台でも見習ってほしいものだ。もっとも膝から荷物を下ろすタイミングが前半90分間とうとう取れなかったのにはちょっと参った。

横田栄司さん演じる重厚なヨーク公が主役お二人をまるで子供に見せてしまう一方で、那須佐代子さん演じる奥さんにはまったく敵わないというのはお約束とはいえ落差の大きさに感心した。

トリプルコールのスタンディングオベーション、最近では珍しいなあと驚いて周りを見ると95%が若い女性だということに初めて気が付いた。最後のコールに答えるのはお二人だけ。

わたしの茶の間 沢村貞子の言葉

わたしの茶の間 沢村貞子の言葉

明後日

本多劇場(東京都)

2020/10/13 (火) ~ 2020/10/13 (火)公演終了

満足度★★★★

沢村貞子さんの随筆の朗読劇。茶の間の風景を思わせるちょっとしたアクションもあって、雰囲気も十分。まったりと楽しめました。どーでもいいけど、キョンキョンは顔小っさ。

リボンの騎士2020~県立鷲尾高校演劇部奮闘記~ ベテラン版 with コロナ トライアル

リボンの騎士2020~県立鷲尾高校演劇部奮闘記~ ベテラン版 with コロナ トライアル

劇団扉座

すみだパークシアター倉(東京都)

2020/10/10 (土) ~ 2020/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★

大好きな高校演劇部もの、友情てんこ盛り、トラブル続きの王道青春物語!
ベテラン公演ということで高校生役は無理がある・・・とのことでしたが、皆さん十分高校生に見えました!
二時間オーバーの作品でしたが、脚本の完成度の高さとテンポの良いストーリ運びにラストまでアッという間でした。

前夜

前夜

4つの芝居製作委員会

オメガ東京(東京都)

2020/10/13 (火) ~ 2020/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★

初めてチャリT企画さんを拝見しました。社会派コメディと聞いてどんな感じか気になってましたが、良い意味でくだらなくて楽しかったです。

余命バイバイ

余命バイバイ

office Knight

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2020/10/03 (土) ~ 2020/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

今年で36歳になる演劇人の方が集結した公演とのこと。
親しくさせて頂いている人が出演されていたので観に行ってきました。

ネタバレBOX

もう若年層でもなく、かといってまだ中年層でもない、狭間の世代。
この世代ならではの、安定した生活に収まっている者、まだ夢を叶える途中の者、対比。
夢を追う者は、安定し充実した生活を送る者を前にし、同じ歳でありながらまだ何もなしえてない焦りを募らせる。
このままでいいのか、そろそろ諦めて自分の安定の道を進むべきではないのか。
その焦りが、妖しい者からの誘いに乗らせてしまう。

夢追い人の前に現れた妖しい者は言う、自分は余命を買い取り、買い取った分だけ過去に行かせることができると、過去に戻り人生のやり直しをさせることができると。
過去に戻ってずっとそこにいられるわけではない、過去に戻って失敗や過ちをやり直したら、また今に戻ってこないといけない。
過去から戻った今は、やり直した行動の結果によって変化が生じた世界。
但し、やり直した結果だけが残り、その過程を知ることできない。
つまり過去に戻った結果、本来は友人と結婚するはずだった女友達が自分の妻になっていたけれど、どのように結ばれ育んだかの過程は記憶に書き込まれることはない。
つまり過去に戻った結果、漫画家デビューすることができたけれども、デビュー作がどのように評価され、次回作がどのように創作されたかは記憶に書き込まれない。

この他にも色々と…設定が、まぁまぁ細かい。
こういうお話の流れにしたい、こういうお話の流れにするにはこういう設定が必要等々、練り練りに練り込まれたのだろうなという印象。

夢追い人は漫画家を目指しているわけですが、諦めてちゃんと就職しようかなぁと打ち明ける彼に対してかける友人達の、そんなこと言うなよ、おまえならやれるよ、諦めんなよ、頑張れよって言葉が、一見味方になって励ましてるように見えて、親身になっておらず物凄く無責任で軽薄だなぁと。
飲みの席での愚痴でもあり、自分達は充足しているということもあり、まぁそんなものかもしれませんが…そこでいささか友人関係の希薄さを感じてしまいました。

編集部に原稿を持ち込むも、編集さんにちっとも読んで貰えず未読のまま捨てられる日々、とにもかくも読んでもらいたい、読んでもらいさえすればきっと・・・という望みを持ったことが、そもそも余命を売り始めることになったきっかけ。
今の自分が書いた原稿を、編集部に持ち込んだ前日に戻り取り返し、その原稿を手にさらにもっと過去、まだ編集さんが自分の原稿に目を通していた頃に戻って読んでもらう。
その結果として、思惑通りに編集さんは今の自分が書いた原稿を評価してくれ、漫画家デビューを果たすわけですが・・・。
果たしてそんなに箸にも棒にもかからない扱いを受けてた人の原稿が、僅か数年、特に何ら変化のない数年の時を経ただけで、漫画家デビューできるほどの出来栄えになるものだろうか・・・いやそんなわけない、と思ってしまいましたので。
ここに説得力をもたせて欲しかったかな。

余命は売ることもできれば、買うこともできる(という設定)。
売るときの対価は過去戻りというファンタジー性のあるものだけれども、買うときの対価はお金っていうあたりが生々しくて、ん??ってなった。

余命売買で余命を買っても、病気は治らないし、結果余命は延びない。
そんなわけで作中では癌で余命いくばくもない友人が余命売買で余命を買ったのに死んでしまう。
じゃあ余命の定義とは・・・?ちょっと謎。
病気だろうが事故だろうが、予めその人に運命的が決まっているのなら、余命は余命なんじゃあ・・・?

彼女が守りたかった大切な想い人というのは、どちらのことだったろうか。
彼女も余命売買をして過去戻りしている側の人間なので、そこは脚本上では答えがあるのだろうけど、わたしの中では不透明。
過去戻りをし過去を変えると、他人の生死までも左右する。
漫画家さんが過去戻りをし過去を変えたことで、派生的に友人達の人生も変わってゆく。
彼女は直接的には漫画家さんを救っているのだけれど、漫画家さんを救うことで過去を変え生きてて欲しかったのはそして結婚したかったのはジュンの方だったのではなかろうか・・・。
この辺りの女心の妙は思考をくすぐられて面白かった。

今を大切に、ないものを欲しがるばかりではなく今手にしているものを大事に、結果だけ欲しがっても何も身についてなければ価値がない、大切なのは結果ではなく過程である、過去を振り返ってばかりいないで今を未来を見る、傍にいてくれる人を大切にし感謝する。
どうしても設定が細かいと色々と思考してしまいがちなのですが、細かい設定云々は横においといて。
最終的に導かれたテーマは、とても共感をおぼえる良きものでした。
そうあれる人生を歩めるように心がけたい。
私はだれでしょう

私はだれでしょう

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2020/10/09 (金) ~ 2020/10/22 (木)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/10/12 (月) 13:00

座席1階

終戦直後のNHKで、戦争の混乱などで行方がわからなくなった人を探すラジオ番組「尋ね人」の制作を舞台にした物語。戦争中は軍部が厳しい検閲をしたが、戦後はGHQが同様に厳しい検閲を強いた。占領政策を批判するようなものはご法度。当然、広島や長崎の原爆に触れるものも駄目だった。
舞台はピアノ演奏と共に進行する。ミュージカル仕立てでもある。長身の朝海ひかるが、ビシッと筋を通して検閲に楯を突く。枝元萌は軽快な動きで舞台を駆け回る。休憩を挟んで3時間を超えるが、長い会話劇も引き締まった空気で進んでいく。
日本学術会議のメンバー不承認など、事前検閲のようなことは今も行われている。こまつ座がこの演目を今、再演したのは非常にタイムリーなことだ。検閲は今でも行われている。そして、それに盾つこうという人たちはいる。こうしたことを考えさせられる舞台だった。

ベイジルタウンの女神

ベイジルタウンの女神

キューブ

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2020/10/09 (金) ~ 2020/10/10 (土)公演終了

満足度★★★★

半年ぶりに北九州芸術劇場での観劇。
KERA×緒川たまき、新ユニット「ケムリ研究室」の第一回公演、上演時間が3時間30分は長いなあと思ってましたが、上田さんの映像や小野寺さんの振付やステージングなど、合間での笑い、KERAさんの演出や計算された装置で飽きのこない、いい作品に仕上がっていました。最後列でも満足です。

世界も三角、土俵も三角/特殊になれなかった者たちへ

世界も三角、土俵も三角/特殊になれなかった者たちへ

マチルダアパルトマン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2020/10/07 (水) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/10/11 (日) 15:00

 短編2話で70分。巧妙に繋がれている面もあり、面白く観せてもらった。
 『世界も三角、土俵も三角』は、施設で一緒に育った3人の男女の物語。金に不自由しないらしい亜依(松本みゆき)のアパートに、節子(早船聖)と春太(葛生太雅)が転がり込んで来る。節子は真面目にパン工場でバイトをするが、春太は働く気がないモラトリアム人間。2人は亜依の仕事を訊くが、亜依は「爆弾作り」と答える…。テンポよく暗転して物語を進め、ちょっとありえない話にそれなりのリアリティを持たせ、終盤もありえない展開だけど、説得力を持たせるところが巧い。45分。
 『特殊になれなかった者たちへ』は、『世界も…』の脚本を書いた作家が孤独死した部屋の清掃をする特殊清掃員たちの物語。前半が脚本だったというあたりは巧妙に繋がれている。ベテランのクヌギ(久間健裕)とシングルマザーのソカベ(宍泥美)と新人のアヤセ(大垣友)の会話だが、さまざまな展開を経て終盤の事件と解決と少し切ない終わり方に繋がる。25分。

都庁前

都庁前

劇団ダンサーズ

SCOOL(東京都)

2020/10/09 (金) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

ネタバレBOX

あまり面白くなく、説教くさい話のようになっていたと思うけれど、それはわかっていてそうしたんじゃないかと感じた

ttps://twitter.com/rh32401585/status/1314914051319717888?s=20
ttps://twitter.com/magggart/status/1314889381686042624?s=20

rh32401585 さんの「たとえば、たくみちゃんは広島からほとんど出たことのない青年が似合いすぎていたけど、わたしはフェミニズムの幽霊としてのたくみちゃんを見てみたいと思った。」というのは、私もそのおもしろさは分かると思う、ドイツで上演されたときはそういうおもしろさがあったんじゃないか、
そういう異化というか、ずらしておもしろくしている場合じゃない、という思いがあって、今回の上演がつくられたのならそれはそれでいいなあとおもった(そう?)

・都庁前ダンサーズ
https://twitter.com/ruirui_23/status/1315073234077802497?s=20

たくみちゃん 対 女の人3人という構図(お話の内容的にも、そして俳優の配置的にもそうなっていたときがあった、スペースの隅、右奥に女性たちがたってたくみちゃんがそこを向いている)になっているのをかんじた
ドイツでやったときはたくみちゃんの演じてた役のほかにも男性の役があったようだ
https://performingarts.jp/J/play/1808/1.html

役者のひとがいっているセリフでおもしろい言い回しが合って、瞬間的に、ああおもしろいとおもったことがあったが今具体的にはおもいだせない あと、「ロストイントランスレーション」が、というか実在の映画がでてくるのはおもしろい

たくみちゃんは豊原功補ににている・・
ヴンダーカンマーの叡智

ヴンダーカンマーの叡智

オリゴ党

天満天六・音太小屋(大阪府)

2020/10/10 (土) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

満足度★★★

難しかった。コロナ問題を表現しているんだろうなーといった場面や、組織の中で生きていく事の難しさ、そして生(生きること)についての問題etc複雑に絡み合って主論点がぼやけてしまっているような・・・。

新宿☆アタッカーズ Season3

新宿☆アタッカーズ Season3

UDA☆MAP

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2020/09/30 (水) ~ 2020/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

録画配信で観劇 回線の古い自分的には光回線では速度が足らず4G回線でギガホのデータ量を半分消費して観劇 その点は残念ポイント 芝居的には好きな方面で良かったもののあくまでも劇場で見る作りだからか没入感は低かったと感じる。

世界も三角、土俵も三角/特殊になれなかった者たちへ

世界も三角、土俵も三角/特殊になれなかった者たちへ

マチルダアパルトマン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2020/10/07 (水) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

満足度★★★★

マチルダ・アパルトマンの描く若者の日常は非日常である。登場人物もネジが緩んでいてパッとせず、若い人が好むような職業にはついていない。部屋も汚い(笑)。その辺りが若者の日常を淡々と描いた他の演劇(おそらく主人公の部屋は奇麗)とは違っている。基本的にはその場その場の不思議な状況を楽しむべき作品なのだと思う。ただし「世界も三角、土俵も三角」からは極小偽テロリストの論理みたいなものを読み取ることはできた。

二つ目のお話は一つ目の後日譚ということなのだろう。しかし大きすぎるギャップを私は埋めることができなかった。一つ目の終わりが先行きを不安に思わせるようなものだったのならすんなり腑に落ちたのだが。そして彼の相方があの彼女だったのだろうかという疑問が浮かんでそのまま残ってしまった。

例のイラストを止めてしまったのがちょっと残念。

ヴンダーカンマーの叡智

ヴンダーカンマーの叡智

オリゴ党

天満天六・音太小屋(大阪府)

2020/10/10 (土) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

ヴンダーカンマーは、人の社会なんだ
狼男 狼 人 狂犬病ウイルスが作る
性 少数派 多数派
愛する形
過去まで愛する 今を愛する 
狂った人 まともなのは、人でない物
岩橋さんが描く、この先の社会 続きが観たい

ワーニャのパンツと洗えない

ワーニャのパンツと洗えない

プラズマみかん

AI・HALL(兵庫県)

2020/10/09 (金) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

おじさん いつかおじさんになって 今の若いものは、と言う
くさいと言われる
上下関係 コロナ後の一気に進んだ時間
心の隙間に箱を詰める お芝居の箱 芝居の目的
はな 雅代がレンタルおじさんに求めた物
リストラをするの心 繰り返す芝居は、繰り返す時代に見えた。

アポフェスひとり芝居博覧会

アポフェスひとり芝居博覧会

銀色天井秋田企画

APOCシアター(東京都)

2020/10/10 (土) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

満足度★★★★

価格3,000円

1本30分の競作短編集、アポフェスひとり芝居博覧会、11日ソワレ3本立てを拝見。
そのうち、わかまどかさんの「わりといつもと同じ夕方」は、突然、東京から帰省してきた一人息子に語りかける形で、ほのぼのとした日常の様子を細かな演技で表現しつつも、徐々に異変の発生を暗示させるセリフが散りばめられ…。
結末の意外性・悲劇性が強烈な印象を残した、今年観た作品の中では出色の出来の30分。
素晴らしい作品だった。

ネタバレBOX

それにしても、一人息子を思う母親の心情…ここまで情感に溢れたゾンビものは初めて!
アポフェスひとり芝居博覧会

アポフェスひとり芝居博覧会

銀色天井秋田企画

APOCシアター(東京都)

2020/10/10 (土) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2020/10/11 (日)

価格3,000円

1本30分の競作短編集、アポフェスひとり芝居博覧会、11日ソワレ3本立てを拝見。
そのうち、宮村さん「粧自記」は、ご自身の半生記(反省記?)を、明るく・楽しく・前向きに表現しておられた。
観終わった後の印象も良く、主宰の「セツコの豪遊」の舞台も観たくなってきたw

たむらさん

たむらさん

シス・カンパニー

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2020/10/09 (金) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

満足度★★★

豊田エリーさんが舞台に現れ、奥の台所で調理を始める。
次に橋本淳氏が登場し、観客に向かって「たむらです」と自己紹介。「皆さんに一つ質問があります。その前に僕のこれまでのことを知って下さい」と三十年の半生を語り出す。
ここからはほぼ橋本氏の一人語り。豊田さんはひたすら調理。(時たま語りに合わせて効果音を出すくらい)。
半生を語り終えた後、豊田さんも加わりあるシーンの再現。
その後、観客に向けてある質問をすることになる。

ネタバレBOX

誕生、両親の離婚、小学校での虐め(ランドセルを黄色く塗る)、サッカー、野良猫殺しの同級生(床に猫を描く)、初めての彼女、ピンサロで母との再会(チューブで射精を表現)・・・。
いろんな工夫で話を飽きさせない。
社会人になって出逢った彼女と自らの誕生日に結婚式を挙げることに。
当日、彼女はウェディングドレス姿のまま踏切で電車に飛び込み自殺。(後で豊田さんと二人で影絵で再現)。
遺された手紙には主人公の父親と肉体関係があり、堕胎までしていたことが。
ここでいよいよ質問に入る。「父親に復讐するべきか、更正を促すべきか?」

エピローグ、豊田さんが食事をテーブルに並べ始める。
二人の台詞が聞き取り辛い為、意図が不明瞭に。『たむらさん』の話がネットニュースにまでなっているらしい。TVでも論点をまとめているようだ。息子が父親を訴えたのだろうか?
別の夫婦がそれを話題にしているということらしい。
殆ど父親との関係性が描かれていない為(父親に興味が湧かない)、『復讐するべきか?更正させるべきか?』と問われても何ともぴんと来ない。
加藤氏の才能はオリジナルではなく、アレンジの人だと思っている。
ハイドクナイフ

ハイドクナイフ

ENG

六行会ホール(東京都)

2020/10/07 (水) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

満足度★★★★

正確には配信で見たですが。見れてよかった。華のある役者さんも多く出演されていて嫌いじゃない世界観役者さんは皆さん芝居もアクションも達者で芝居の熱量もあり見ていて飽きることはなかった。

ネタバレBOX

キャラが濃い上に人数が多く、結果総集編感が半端ないことになっているように感じたのは残念な点 又映像作品も含め最近の傾向なのかもしれませんがチョット後日談が長すぎる気がします切るなら途中ではなくこの長い後日談ではないのかと思う
『劇団天文座 × 狂夏の市場』

『劇団天文座 × 狂夏の市場』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2020/09/29 (火) ~ 2020/09/29 (火)公演終了

満足度★★★

若手の挑戦的なものと、ベテランの脂の乗り切った感じの、落差が激しい回でした。

ネタバレBOX

劇団天文座「ここから、ここから」

近未来的な舞台設定、滅びに向かう地球の未来の為に、研究に役立てる為に危険を冒して他惑星に向かう…お話。

とかく全員がずっと叫んでいて、それが上滑りしてるような印象。
熱量には内側にその源たる理由が要る、それが観えてこない。
各自が己に酔ってるような、自己陶酔な演技。
内容がちっとも入ってきませんでした。
感動を産み出そうとしている感はあるのですが、心が動かされることはなく…。

ただ、一生懸命さは伝わりました。
若手の挑戦のような、今期初の火曜日のゲキジョウらしい感じでした。
見たところ、まだまだ皆さんお若い。
また今後に期待。

狂夏の市場「虎女」

お金が必要な男が稼ぐ為に、謎の組織から言われるがままに離島にやって来て、言われるがままに訳のわからない生物の世話をするお話。
この訳の分からない生物というのが、虎人間女。
ちょっと衣装的にはあんま虎に寄せてはなかったので観てる間にまぁまぁその設定忘れがちになりましたが、虎と人間のキメラ(だったと思う)。
お金に目がくらんだ男、このまま世話してるよりも、この虎女をさらって売り払った方が儲かるのではと、島から逃げ出す。
しかしあまりに純真な虎女を前に改心し、戻るも最後は殺されてしまう。
悪に染まり切れなかった男と、無垢な虎女との、暖かな人情物語。

途中に挟まれた虎女こと武田さんの昔話落語メドレーが強烈。
もうそれだけでひとつの一人芝居として成立してた程のボリューム、相方はその間、舞台の上で三角座りで観てらっしゃいました。
いや~面白かったなぁ…あれだけ延々と観ていたい。

その落語メドレーで散々笑かしてからの、ゾッとする芝居が効いてました。
離島は沖縄とか、東南アジアイメージなのかな、落語メドレーは昔話から時代が進んで先の大戦、そして現代までが語られてて。
おもろいだけじゃあないですよっていう意地を観せられてる気がしました。

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