世界も三角、土俵も三角/特殊になれなかった者たちへ 公演情報 マチルダアパルトマン「世界も三角、土俵も三角/特殊になれなかった者たちへ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2020/10/11 (日) 15:00

     短編2話で70分。巧妙に繋がれている面もあり、面白く観せてもらった。
     『世界も三角、土俵も三角』は、施設で一緒に育った3人の男女の物語。金に不自由しないらしい亜依(松本みゆき)のアパートに、節子(早船聖)と春太(葛生太雅)が転がり込んで来る。節子は真面目にパン工場でバイトをするが、春太は働く気がないモラトリアム人間。2人は亜依の仕事を訊くが、亜依は「爆弾作り」と答える…。テンポよく暗転して物語を進め、ちょっとありえない話にそれなりのリアリティを持たせ、終盤もありえない展開だけど、説得力を持たせるところが巧い。45分。
     『特殊になれなかった者たちへ』は、『世界も…』の脚本を書いた作家が孤独死した部屋の清掃をする特殊清掃員たちの物語。前半が脚本だったというあたりは巧妙に繋がれている。ベテランのクヌギ(久間健裕)とシングルマザーのソカベ(宍泥美)と新人のアヤセ(大垣友)の会話だが、さまざまな展開を経て終盤の事件と解決と少し切ない終わり方に繋がる。25分。

    0

    2020/10/12 11:30

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大