満足度★★★★
『世界も三角、土俵も三角』
緩くて拍子の少しズレた会話と日常系四コマみたいな短いシーンの連続で作られる物語
見慣れた安定の池亀さんの作品世界だなあと
笑の中から情を炙り出すのが松本さんは上手い
聖さんは元々良いのに見るたびに良くなってく
『特殊になれなかった者たちへ』
この作品好きだな
特殊清掃員たちの仕事と会話と言う特殊性の中でそれぞれの特別な普通があって
池亀さんの世界は会話の柔らかさとは逆に死や暴力が隣り合わせの場合が多くてそれが上手くハマってる
大垣さんは本当に娘溺愛しそう
満足度★★★★
鑑賞日2020/10/08 (木)
どちらの作品も雰囲気が好き。何とも言えずふわふわとでも重く。特に「特殊になれなかった者たちへ」は、身近に感じてしまった。ああ。久しぶりの王子小劇場での観劇でドキドキしました。
満足度★★★★
鑑賞日2020/10/11 (日) 15:00
短編2話で70分。巧妙に繋がれている面もあり、面白く観せてもらった。
『世界も三角、土俵も三角』は、施設で一緒に育った3人の男女の物語。金に不自由しないらしい亜依(松本みゆき)のアパートに、節子(早船聖)と春太(葛生太雅)が転がり込んで来る。節子は真面目にパン工場でバイトをするが、春太は働く気がないモラトリアム人間。2人は亜依の仕事を訊くが、亜依は「爆弾作り」と答える…。テンポよく暗転して物語を進め、ちょっとありえない話にそれなりのリアリティを持たせ、終盤もありえない展開だけど、説得力を持たせるところが巧い。45分。
『特殊になれなかった者たちへ』は、『世界も…』の脚本を書いた作家が孤独死した部屋の清掃をする特殊清掃員たちの物語。前半が脚本だったというあたりは巧妙に繋がれている。ベテランのクヌギ(久間健裕)とシングルマザーのソカベ(宍泥美)と新人のアヤセ(大垣友)の会話だが、さまざまな展開を経て終盤の事件と解決と少し切ない終わり方に繋がる。25分。
満足度★★★★
マチルダ・アパルトマンの描く若者の日常は非日常である。登場人物もネジが緩んでいてパッとせず、若い人が好むような職業にはついていない。部屋も汚い(笑)。その辺りが若者の日常を淡々と描いた他の演劇(おそらく主人公の部屋は奇麗)とは違っている。基本的にはその場その場の不思議な状況を楽しむべき作品なのだと思う。ただし「世界も三角、土俵も三角」からは極小偽テロリストの論理みたいなものを読み取ることはできた。
二つ目のお話は一つ目の後日譚ということなのだろう。しかし大きすぎるギャップを私は埋めることができなかった。一つ目の終わりが先行きを不安に思わせるようなものだったのならすんなり腑に落ちたのだが。そして彼の相方があの彼女だったのだろうかという疑問が浮かんでそのまま残ってしまった。
例のイラストを止めてしまったのがちょっと残念。
満足度★★★
鑑賞日2020/10/08 (木)
観てきました☆ 世界は~の方は なんだかリアリティーのない話。照明の暗さもあって眠くなってしまった。特殊に~のほうが良かったかな☆