獣道一直線!!!
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2020/10/06 (火) ~ 2020/11/01 (日)公演終了
満足度★★
ドタバタギャグ満載というかそれだけ。前半で帰ろうと思ったが満席のため席を離れるのが面倒で断念した。
生瀬勝久さん、池田成志さん、古田新太さんの3人を目当てに行ったのだが池谷のぶえさん主演、宮藤官九郎さん助演という感じだった。
退出時も「エレベーター、エスカレーターは混みあいますので外階段をご利用ください」とアナウンスがあって本当に外階段に誘導された。ここは8階なんですけど(泣)
氷の下
うずめ劇場
仙川フィックスホール(東京都)
2020/10/14 (水) ~ 2020/10/15 (木)公演終了
満足度★★★★
余談:仙川フィックスホールは基本コンサート会場で、舞台上にグラウンドピアノが常設となっている。どうするのかな、と思っていたら、あれ、弾いている。「ヒュードル」でもピアノ演奏があったので、そうした才に長けている役者がいるのだな。でも、演奏は、元本それとも演出?
役名は「居内陽子」飛行機搭乗に送れることに快感を覚える女性、つまり「居ない様子」
となると「仰木待町子」は、「奥義数学」?勘違いかもしれないけれど、判る気がする。
では「光広太」は、うーん。今度、ゲスナーさんに聞いてみよう。
ネタバレBOX
福島からコロナへ、そこで振り替えられるべきことが多々あることは判るけれど、誰かが特
に当事者が「もういいよ!」と言わないと。ただただ駄弁が垂れ流されるばかりの情緒病は
治らない。「絆」も「ワンチーム」も「寄り添う」も、なーんでもそこに絡めとられて、思
考停止に暇がないこの10年。ゲスナーさん、発言では慎重に言葉を選んで、被害者心情に
配慮しているけれど、もういいや、前向こうぜ!と思っているのではないかと思われるのが
この作品。(違ったら、ゲスナーさんごめんなさい。前説も話すことはないと言っていたの
でね)
「自分が不在であることが、自分の存在を強く主張する」
「誰でも、自分だけは大丈夫だと思っている」等々
登場人物3人がマシンガンのように(それは結局マシンガンになって、銀行強盗による大
量殺戮となるのだけれど)吐き出す、状況分析とコンサルティング、情報の大放出の間
に挟まる、居内陽子のセリフは、まさに慰労を沈黙に求められない悲惨な衝動に突き動かさ
れる自分への、ささやかな慰め。
だから、彼女は自宅に戻って、好きなお菓子に囲まれて小さくうずくまって寝入るしかない
のだ。過去の思い出については、つつましやかに、細かく語れるのに、今を生きようとして
語ろうとすると、もはや主体は取り囲む情報に翻弄されて、自らを何者とも判らなくなって
しまう。
登場人物の心持ちが、ただただ奇特で哀れにしか見えないのは、そしてそれに悲しみを覚え
るのは、彼等に日ごろの自分の像が反映されているからか。
きつい作品だ。しかし、久々にすっきりとした作品でもある。
私たちは、まず長広舌を、冗舌であることを、饒舌であることを辞めなければならない。
私たちは、本当に何を知っているというのだろう。
ロックンロール ニッポン 愛のクラクラクラスター
lovepunk
劇場MOMO(東京都)
2020/10/13 (火) ~ 2020/10/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
待ちに待った、伝説のロックンローラー、むさしに会ってきました。
カッコよかった。満足です。このために行きました。本当に、気になって仕方なかった。
ネタバレになるから書けないけど、何で、あんなにカッコよいのでしょうか?
コロナの話しなんて聞きたくない、って思っていたが、おもしろい、おもしろい。ぜんぜん暗くないし、いろいろな曲を歌い、ダンスありで、楽しかった。
まだ、むさしの(ロックンロール)という、叫び声が耳に残って、離れない。
演氣者塾オンラインショートステージ
ENGISYA THEATER COMPANY
オンライン(東京都)
2020/10/09 (金) ~ 2020/10/09 (金)公演終了
満足度★★★★★
「エデンの園」2020.10.15 演氣者塾
事故で10年間、眠り続けた妻を
ネタバレBOX
安楽死させた夫のこれも夢幻能を思わせる創りの作品、舞台内容は、始源の時空を求める夫の、妻との関係を幻影として想起した作品と言えよう。このユニット・演氣者塾は、極めて強い指向性を持つが、その指向性とは、己の理想を実現する為に諦めずに夢を追い続ける姿勢だ。この姿勢を追い続ける為にこそ、自分達の拠点を持ちそこで実践的に演氣を追求している訳だ。当然のこと乍ら極めて厳しい道である。夢は現実と相容れないケースが殆どだ。然しそのような状況に身を置かなければ、鋭く深い表現は生まれてこないのも事実である。
さて作品論である。夫のキャラクターは、妻の言うことを何でも聞く主体性のない人物である、だがその妻も自己主張することに何ら意味を見出さない女である。この2人は日本人の典型を類型化したキャラクターだと解釈できよう。つまり我ら日本人の行く末を暗示した作品でもある訳だ。オープニングは微妙に体を傾けたように立つ妻が長時間台詞無しで立つシーンだ。その立ち姿の手前を重い荷を背に担ぐように横切り、倒れ込む夫の姿が明暗の微妙な差によって舞台化される。照明は暁闇レベルで見えるか見えないか程だから逢魔時にも通ずる。何れにせよ、ここから夫婦の深い愛に満ちた会話が交わされるが、この会話は対話形式を採り、常に閉じた2人称の形で進む。妻は、夫のものの感じ方、想いが好きである。始原に留まろうとして“永遠”に閉じこもろうとして夢幻の世界の象徴である蝶の姿を後追いするイマージュは極めて美しい。直前、雪が降るシーンが挿入され、その純白のイマージュに重ねて夫の大切な価値観、純粋へのこだわりが表現されていることも蔑ろにできない。その直後の春の蝶、このイマージュには無論自分の意志で先立たせた愛しい妻への追慕が重なるのは明確であろう。自分の解釈が的を射ているとすれば、今作の中心人物は、妻ではなく夫ということになり、存在様態として非本質的な男性性が問題とされ、かかるが故に能の形式に近い今作の形式が必然性を伴ったとういうことも納得できる。また今作の、空間だけあって時間は空間に溶け去ったような、相対性理論に合致しない時間感覚も生まれてくる。即ち閉じられた空間に於ける、始まりも終わりも無い、換言すれば無限・永遠を喚起するのだ。これこそ、愛の理想ではないか? 惜しむらくは、女優の台詞には聞き取りにくいものが多かった点だ。(死者の幽けさをこそ表現しているのかも知れないが)
演氣者塾オンラインショートステージ
ENGISYA THEATER COMPANY
オンライン(東京都)
2020/10/09 (金) ~ 2020/10/09 (金)公演終了
満足度★★★★★
「神風吹くひと」2020.10.15
『きけわだつみのこえ』に登場する特攻兵が、かつて恋人と待ち合わせたメルクマールの古樹を仲立ちとして恋人の曾孫に邂逅する物語。
ネタバレBOX
因みにこの古樹は、1945年の3月10日にカーチス・ルメイの命令に拠って実行された僅か数時間の間に女子供老人ら10万人以上が生きたまま焼き殺された東京大空襲の惨禍の生き残りだ。樹体には当然、深い傷がある。ここを訪れた一人の若い娘に彼女の曾孫の恋人であった特攻兵が逢う物語だ。何故特攻兵が彼女の前に現れたのか? 75年も経った2020年に。それは、己の死が犬死であったかもしれないという疑念に責められ続けてきたからであった。
今、このような作品を上演するのは、無論安倍政権によって数々の亡国法が現実化し、菅内閣は、無論これを更に推し進めようとしている。当然だろう。安倍政権では官房長官を務めた菅と自民党幹事長を務めた二階の二人が安倍の政治屋レベルでの黒幕だったと考えられるからだ。この状況を無幻能に近い発想で表現している。痛烈なアイロニーと言わねばなるまい。使われている曲がシャンソン、賛美歌、アメリカンポップスと変化いているのをみればそれは明らかであろうし、照明も見事である。
ところで10月26日からは通常国会で種苗法改定案が審議される。日本では殆ど報じられなかったこの亡国法は断固阻止されねばなるまい。知らなかったでは済まされない。田中正三の有名な言葉『亡国を知らざれば、これ即ち亡国』を胸に刻みたい。因みに北海道を始め多くの県・自治体が(現在約半数の県)独自条例によって種苗法に反対の決議を条例化している。危険を知った市民が各自治体に請願書(自治体議員に紹介状を書いて貰い、請願書を提出すれば、議会で必ず審議しなければならないから、陳情ではなく請願書を提出すべきである。何故なら陳情は無視されても無視した者を訴追できないから。)
種子法の問題点については、10月31日(土)11時半及び14時半から日比谷図書文化館B1の日比谷コンベンションホールで完成披露上映会がある。一般・シニア・学生1000円 高校生以下500円だ。タイトルは「タネは誰のもの」。必見の映画である。監督は農業ドキュメンタリーを撮り続けてきた原村正樹氏、必見。
上田ダイゴと二朗松田の『演プロ29』【続くか満員神話?】
上田ダイゴトークライブ
デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)
2020/10/14 (水) ~ 2020/10/14 (水)公演終了
満足度★★★
面白いが、仕事帰りはきつい・・・。もっとパワフルネタで、眠気を覚まして欲しい。
ハイドクナイフ
ENG
六行会ホール(東京都)
2020/10/07 (水) ~ 2020/10/11 (日)公演終了
満足度★★★★
現代を生きる忍者達によるアクション活劇。
ほぼ全編を通じて、アクションと殺陣が続いていくシナリオでそれらが好きな人には受けると思う。
ただ、人物が多い分、ストーリー上で語られなかった感のある部分も多いかな。
Twitterで「to be continuedって、ラストに出てきそうな作品」といった感想を書いてる人がいたが、まさにそんな感じ。
農園ぱらだいす
劇団匂組
駅前劇場(東京都)
2020/10/14 (水) ~ 2020/10/18 (日)公演終了
満足度★★★★
昭和の香りのするある町のほのぼのした物語でした。
ロートレック
Yoshiki Yamamoto Solo Musical
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2020/10/14 (水) ~ 2020/10/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
知りたかったロートレックの、波乱の生涯、役者さんが、すごーくおもしろく、演じていました。
正直そんなに期待していなかったのですが、非常に素晴らしかった。
1度観たら、次も絶対観たくなるような、素敵なミュージカルだった。
熱心な女性ファンが多いのも、うなずける。
ひとりで登場人物、10人ぐらいを、見事におもしろく演じきっている。本当にいいミュージカルを観た。
やまもとさん、すごーく素敵でした。
氷の下
うずめ劇場
仙川フィックスホール(東京都)
2020/10/14 (水) ~ 2020/10/15 (木)公演終了
満足度★★
「かもめ」の一幕目でニーナが演じる独白芝居を連想した。空港でどんなに離陸時間におくれて呼び出しを受け続けても、ゲートにいこうとしない女の身勝手な独り言。「コンサルタントは(精神科の)治療だ」「こいつできるけど傲慢じゃない、とクライアントに思わせることが大事だ」と豪語するおとこ。あざらしの大群と白熊のスケートの自作のミュージカルをプレゼンする女。あと女優がもう一人、最初はセーラー服で、最後は、他の女と同じスカートの短いスーツ姿で現れる。
それぞれ絶叫型の独白、力演型のスピーチがつづき、対話や物語はない。自助を求める新自由主義へのけんお、気候変動への関心、コンサルなどの非生産的な無意味な仕事(今で言うとブルシットジョブ)へのひはんがある。
生ピアノを使った音響(二番目の女が弾く)がゆにーく。あざらしのパンパンに膨らんだぬいぐるみと、白熊の着ぐるみはおもしろかった。
ネタバレBOX
そうそう後半で錯乱した三人がそれぞれ別々のセリフを、同時に叫び合い、最初の女、居内陽子が、机の上に仁王立ちして機関銃を乱射し、銀行で皆殺しする。呆気にとられる場面だった。居内は机の天板を外し、透明プラケースになっているその中に沈み込む。面白い演出だった。
そこで終わった方がよかったのではないか。
リチャード二世
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2020/10/02 (金) ~ 2020/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★
シェイクスピア作品の中ではマイナーな存在ということで期待していなかったためか結構楽しめた。ストーリーは「驕れるリチャード2世は久しからず」で分かりやすい。しかし展開が雑というか説明がまるで省略されている。その分、各場面が丁寧に描かれていてセリフがなかなか味わい深い。また暗転がなくスムーズにつながって行くのが非常に心地良い。他の舞台でも見習ってほしいものだ。もっとも膝から荷物を下ろすタイミングが前半90分間とうとう取れなかったのにはちょっと参った。
横田栄司さん演じる重厚なヨーク公が主役お二人をまるで子供に見せてしまう一方で、那須佐代子さん演じる奥さんにはまったく敵わないというのはお約束とはいえ落差の大きさに感心した。
トリプルコールのスタンディングオベーション、最近では珍しいなあと驚いて周りを見ると95%が若い女性だということに初めて気が付いた。最後のコールに答えるのはお二人だけ。
わたしの茶の間 沢村貞子の言葉
明後日
本多劇場(東京都)
2020/10/13 (火) ~ 2020/10/13 (火)公演終了
満足度★★★★
沢村貞子さんの随筆の朗読劇。茶の間の風景を思わせるちょっとしたアクションもあって、雰囲気も十分。まったりと楽しめました。どーでもいいけど、キョンキョンは顔小っさ。
リボンの騎士2020~県立鷲尾高校演劇部奮闘記~ ベテラン版 with コロナ トライアル
劇団扉座
すみだパークシアター倉(東京都)
2020/10/10 (土) ~ 2020/10/18 (日)公演終了
満足度★★★★
大好きな高校演劇部もの、友情てんこ盛り、トラブル続きの王道青春物語!
ベテラン公演ということで高校生役は無理がある・・・とのことでしたが、皆さん十分高校生に見えました!
二時間オーバーの作品でしたが、脚本の完成度の高さとテンポの良いストーリ運びにラストまでアッという間でした。
前夜
4つの芝居製作委員会
オメガ東京(東京都)
2020/10/13 (火) ~ 2020/10/18 (日)公演終了
満足度★★★★
初めてチャリT企画さんを拝見しました。社会派コメディと聞いてどんな感じか気になってましたが、良い意味でくだらなくて楽しかったです。
余命バイバイ
office Knight
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2020/10/03 (土) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★
今年で36歳になる演劇人の方が集結した公演とのこと。
親しくさせて頂いている人が出演されていたので観に行ってきました。
ネタバレBOX
もう若年層でもなく、かといってまだ中年層でもない、狭間の世代。
この世代ならではの、安定した生活に収まっている者、まだ夢を叶える途中の者、対比。
夢を追う者は、安定し充実した生活を送る者を前にし、同じ歳でありながらまだ何もなしえてない焦りを募らせる。
このままでいいのか、そろそろ諦めて自分の安定の道を進むべきではないのか。
その焦りが、妖しい者からの誘いに乗らせてしまう。
夢追い人の前に現れた妖しい者は言う、自分は余命を買い取り、買い取った分だけ過去に行かせることができると、過去に戻り人生のやり直しをさせることができると。
過去に戻ってずっとそこにいられるわけではない、過去に戻って失敗や過ちをやり直したら、また今に戻ってこないといけない。
過去から戻った今は、やり直した行動の結果によって変化が生じた世界。
但し、やり直した結果だけが残り、その過程を知ることできない。
つまり過去に戻った結果、本来は友人と結婚するはずだった女友達が自分の妻になっていたけれど、どのように結ばれ育んだかの過程は記憶に書き込まれることはない。
つまり過去に戻った結果、漫画家デビューすることができたけれども、デビュー作がどのように評価され、次回作がどのように創作されたかは記憶に書き込まれない。
この他にも色々と…設定が、まぁまぁ細かい。
こういうお話の流れにしたい、こういうお話の流れにするにはこういう設定が必要等々、練り練りに練り込まれたのだろうなという印象。
夢追い人は漫画家を目指しているわけですが、諦めてちゃんと就職しようかなぁと打ち明ける彼に対してかける友人達の、そんなこと言うなよ、おまえならやれるよ、諦めんなよ、頑張れよって言葉が、一見味方になって励ましてるように見えて、親身になっておらず物凄く無責任で軽薄だなぁと。
飲みの席での愚痴でもあり、自分達は充足しているということもあり、まぁそんなものかもしれませんが…そこでいささか友人関係の希薄さを感じてしまいました。
編集部に原稿を持ち込むも、編集さんにちっとも読んで貰えず未読のまま捨てられる日々、とにもかくも読んでもらいたい、読んでもらいさえすればきっと・・・という望みを持ったことが、そもそも余命を売り始めることになったきっかけ。
今の自分が書いた原稿を、編集部に持ち込んだ前日に戻り取り返し、その原稿を手にさらにもっと過去、まだ編集さんが自分の原稿に目を通していた頃に戻って読んでもらう。
その結果として、思惑通りに編集さんは今の自分が書いた原稿を評価してくれ、漫画家デビューを果たすわけですが・・・。
果たしてそんなに箸にも棒にもかからない扱いを受けてた人の原稿が、僅か数年、特に何ら変化のない数年の時を経ただけで、漫画家デビューできるほどの出来栄えになるものだろうか・・・いやそんなわけない、と思ってしまいましたので。
ここに説得力をもたせて欲しかったかな。
余命は売ることもできれば、買うこともできる(という設定)。
売るときの対価は過去戻りというファンタジー性のあるものだけれども、買うときの対価はお金っていうあたりが生々しくて、ん??ってなった。
余命売買で余命を買っても、病気は治らないし、結果余命は延びない。
そんなわけで作中では癌で余命いくばくもない友人が余命売買で余命を買ったのに死んでしまう。
じゃあ余命の定義とは・・・?ちょっと謎。
病気だろうが事故だろうが、予めその人に運命的が決まっているのなら、余命は余命なんじゃあ・・・?
彼女が守りたかった大切な想い人というのは、どちらのことだったろうか。
彼女も余命売買をして過去戻りしている側の人間なので、そこは脚本上では答えがあるのだろうけど、わたしの中では不透明。
過去戻りをし過去を変えると、他人の生死までも左右する。
漫画家さんが過去戻りをし過去を変えたことで、派生的に友人達の人生も変わってゆく。
彼女は直接的には漫画家さんを救っているのだけれど、漫画家さんを救うことで過去を変え生きてて欲しかったのはそして結婚したかったのはジュンの方だったのではなかろうか・・・。
この辺りの女心の妙は思考をくすぐられて面白かった。
今を大切に、ないものを欲しがるばかりではなく今手にしているものを大事に、結果だけ欲しがっても何も身についてなければ価値がない、大切なのは結果ではなく過程である、過去を振り返ってばかりいないで今を未来を見る、傍にいてくれる人を大切にし感謝する。
どうしても設定が細かいと色々と思考してしまいがちなのですが、細かい設定云々は横においといて。
最終的に導かれたテーマは、とても共感をおぼえる良きものでした。
そうあれる人生を歩めるように心がけたい。
私はだれでしょう
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2020/10/09 (金) ~ 2020/10/22 (木)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/10/12 (月) 13:00
座席1階
終戦直後のNHKで、戦争の混乱などで行方がわからなくなった人を探すラジオ番組「尋ね人」の制作を舞台にした物語。戦争中は軍部が厳しい検閲をしたが、戦後はGHQが同様に厳しい検閲を強いた。占領政策を批判するようなものはご法度。当然、広島や長崎の原爆に触れるものも駄目だった。
舞台はピアノ演奏と共に進行する。ミュージカル仕立てでもある。長身の朝海ひかるが、ビシッと筋を通して検閲に楯を突く。枝元萌は軽快な動きで舞台を駆け回る。休憩を挟んで3時間を超えるが、長い会話劇も引き締まった空気で進んでいく。
日本学術会議のメンバー不承認など、事前検閲のようなことは今も行われている。こまつ座がこの演目を今、再演したのは非常にタイムリーなことだ。検閲は今でも行われている。そして、それに盾つこうという人たちはいる。こうしたことを考えさせられる舞台だった。
ベイジルタウンの女神
キューブ
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2020/10/09 (金) ~ 2020/10/10 (土)公演終了
満足度★★★★
半年ぶりに北九州芸術劇場での観劇。
KERA×緒川たまき、新ユニット「ケムリ研究室」の第一回公演、上演時間が3時間30分は長いなあと思ってましたが、上田さんの映像や小野寺さんの振付やステージングなど、合間での笑い、KERAさんの演出や計算された装置で飽きのこない、いい作品に仕上がっていました。最後列でも満足です。
世界も三角、土俵も三角/特殊になれなかった者たちへ
マチルダアパルトマン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2020/10/07 (水) ~ 2020/10/11 (日)公演終了
満足度★★★★
短編2話で70分。巧妙に繋がれている面もあり、面白く観せてもらった。
『世界も三角、土俵も三角』は、施設で一緒に育った3人の男女の物語。金に不自由しないらしい亜依(松本みゆき)のアパートに、節子(早船聖)と春太(葛生太雅)が転がり込んで来る。節子は真面目にパン工場でバイトをするが、春太は働く気がないモラトリアム人間。2人は亜依の仕事を訊くが、亜依は「爆弾作り」と答える…。テンポよく暗転して物語を進め、ちょっとありえない話にそれなりのリアリティを持たせ、終盤もありえない展開だけど、説得力を持たせるところが巧い。45分。
『特殊になれなかった者たちへ』は、『世界も…』の脚本を書いた作家が孤独死した部屋の清掃をする特殊清掃員たちの物語。前半が脚本だったというあたりは巧妙に繋がれている。ベテランのクヌギ(久間健裕)とシングルマザーのソカベ(宍泥美)と新人のアヤセ(大垣友)の会話だが、さまざまな展開を経て終盤の事件と解決と少し切ない終わり方に繋がる。25分。
都庁前
劇団ダンサーズ
SCOOL(東京都)
2020/10/09 (金) ~ 2020/10/11 (日)公演終了
あ
ネタバレBOX
あまり面白くなく、説教くさい話のようになっていたと思うけれど、それはわかっていてそうしたんじゃないかと感じた
ttps://twitter.com/rh32401585/status/1314914051319717888?s=20
ttps://twitter.com/magggart/status/1314889381686042624?s=20
rh32401585 さんの「たとえば、たくみちゃんは広島からほとんど出たことのない青年が似合いすぎていたけど、わたしはフェミニズムの幽霊としてのたくみちゃんを見てみたいと思った。」というのは、私もそのおもしろさは分かると思う、ドイツで上演されたときはそういうおもしろさがあったんじゃないか、
そういう異化というか、ずらしておもしろくしている場合じゃない、という思いがあって、今回の上演がつくられたのならそれはそれでいいなあとおもった(そう?)
・都庁前ダンサーズ
https://twitter.com/ruirui_23/status/1315073234077802497?s=20
たくみちゃん 対 女の人3人という構図(お話の内容的にも、そして俳優の配置的にもそうなっていたときがあった、スペースの隅、右奥に女性たちがたってたくみちゃんがそこを向いている)になっているのをかんじた
ドイツでやったときはたくみちゃんの演じてた役のほかにも男性の役があったようだ
https://performingarts.jp/J/play/1808/1.html
役者のひとがいっているセリフでおもしろい言い回しが合って、瞬間的に、ああおもしろいとおもったことがあったが今具体的にはおもいだせない あと、「ロストイントランスレーション」が、というか実在の映画がでてくるのはおもしろい
たくみちゃんは豊原功補ににている・・
ヴンダーカンマーの叡智
オリゴ党
天満天六・音太小屋(大阪府)
2020/10/10 (土) ~ 2020/10/11 (日)公演終了
満足度★★★
難しかった。コロナ問題を表現しているんだろうなーといった場面や、組織の中で生きていく事の難しさ、そして生(生きること)についての問題etc複雑に絡み合って主論点がぼやけてしまっているような・・・。