最新の観てきた!クチコミ一覧

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楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2020/08/22 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

原田さん演出の回
そうたくさんではないですが「楽屋」は何回か見たことがあります。
女優Cはとても40歳には見えなくて・・・

ネタバレBOX

今までの「楽屋」と決定的に違ったのは、全員白い衣装(洋装)だったこと。開演前に上演時間を伺うと65分くらいとのことで、ということはどこか端折られているのねと思ったらやはりあのシーンはありませんでした。まあ、白い洋装でやるようなシーンではないからでしょうか。女優Dも加わって「三人姉妹」を演じるために衣装を変えるのですが、白い衣装は誰にでも、何にでもなれるという象徴なのかなと思ったことでした。
12人の怒れる男

12人の怒れる男

ナイスコンプレックス

ABCホール (大阪府)

2020/08/14 (金) ~ 2020/08/16 (日)公演終了

満足度★★★

オンラインでBチーム観劇。東京公演とは役者さんが違っていたり、東京チームの方も別の役になっていたりと面白かったですが、イタコはないわ・・・
このシーンが日替わりなのか、最初からこうなのかはわかりませんが、なんで?と思ってしまいます。全体的に騒々しいのは大阪ノリなんでしょうか。イイ人はよりイイ人に、イヤな奴はよりイヤな感じが際立ってました。

BLACK OUT

BLACK OUT

東京夜光

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2020/08/21 (金) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/08/25 (火) 19:30

140分。10分間の休憩含む。

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2020/08/22 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2020/08/24 (月) 17:00

座席2列

4つの編成で、日に3回上演もするのだから、各Ver.がそれなりにアレンジされているのは当然か。男性Verはひねりを感じたけれど、他3作品にも潜まれた何かがあるだろうな、という嗅覚も、舞台離れの著しいこの半年に衰えてしまったようだ。
ただただ、「楽屋」を観たくて、風姿花伝へ。
私が選んだのは、こもだまり出演Ver。彼女の「楽屋」が観られるということで期待値が高まる。
原作者清水さんに改変許可を得て演じられる「楽屋」は、サブカルをガンガン盛り込みながら、陽気な体で進んでいくのだけれど、そこには作品全体に通底する女優としての執念と嫉妬心、そしてただ渦巻く諦念が半端ない。
そうだ、そういう作品なんだよな、という妙な安心感と共に、生者と古き死者、やや新しき死者、生者から死者へ移行する者同士の共感と葛藤にただただ、心かき乱さされる。それが起きるのは、各役者がニーナを演じることに執着し、その上で「楽屋」の役に身を挺しているからだろうな。
こもだまりの牽引力と、飯田來麗のそつのなさは見事。やや、死者側に軍配が上がりやすい改変・演出だったかもしれない。
在宅ワークで、東京に出る日も少ない千葉県在住者の日々、もうすこし前から出勤日程調節しておけばよかった。
4Verセット券なんてあざとい商売していたら、きっと早期に私もこの多Verのからくり・楽しみ方に気付いたのだろうに。

追伸:「みなみ」さんの評を拝見して、やはり他Ver.を見損なった感が強い。もう!

女々しき力プロジェクト〜序章『消えなさいローラ』

女々しき力プロジェクト〜序章『消えなさいローラ』

オフィス3〇〇

本多劇場(東京都)

2020/08/21 (金) ~ 2020/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/08/22 (土) 18:00

 渡辺えりが別役に挑む、恐らく初めて観た試みだが、渡辺らしさ満載の作品になっていた。
 期待していた「女々しき力プロジェクト」だが、コロナの影響で形を変えるということで、別役作品の挑んだわけだが、渡辺らしい潤色や、歌を入れるなどして渡辺カラーがいっぱいだった。

赤鬼

赤鬼

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2020/07/24 (金) ~ 2020/08/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/08/14 (金) 19:00

 書き忘れていたが、14日に2度目の観劇。Dグループだったが、いい出来だった。
 先日観たAグループとは演出も随分と違っていたのだが、構造がしっかりした緻密な脚本なので、あるレベル以上の演者が演じれば一定以上の出来になる、優れた戯曲だと改めて思った。

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2020/08/22 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

男性バージョンを観劇。仕草や化粧がちゃんと女性として演じられせていて、ユーモアがありでも悲哀も感じさせるいい舞台でした。
女優Dの堺谷さんは私より声が高く可愛いじゃないか・・・とモヤっとさせられましたが。(ただの妬みです)

おどる絵本『じごくのそうべえ』無料配信

おどる絵本『じごくのそうべえ』無料配信

あうるすぽっと

オンライン(東京都)

2020/08/08 (土) ~ 2020/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★

 子供も楽しめそうな作品。(華4つ☆)

ネタバレBOX

 軽業師が地獄の様々な刑罰をみなクリアして鬼たち、閻魔の鼻を明かす、という民譚が確かあったように思う。有名な絵本も恐らく発想はこの民譚に負っているのではないだろうか? 何れにせよ、COVID-19の影響をしょっぱな無観客の劇場内部、関係者以外立ち入り禁止の看板、スタッフの移動や、楽屋の模様等々で描き、そうべえの軽業をトリッキーな映像処理で巧みに描いている点、子供たちが描いたお化けの絵を映像表現に取り入れ、子供たちにとって等身大のリアル感覚を上手に取り込んでいる点でも評価できる。因みに監督は2人、スズキ拓朗氏は他に振り付けと演出を、もう1人の監督である青山健一氏は、撮影・編集とアニメ・CGを担当している。登場する地獄の亡者は、大工、汚穢屋、殿、楽師、呉服屋、医師、山伏及び軽業師・そうべいの8名。三途の川を渡る際、身ぐるみ剥がされ三途の川を渡るのだが、渡し船は大工が作り、閻魔に最初に送り込まれ千年を過ごした糞尿地獄では汚穢屋の大活躍で極めて清潔で優雅な暮らしを営み、次に送り込まれた釜茹で地獄では、温度を調節して“いい湯だな”で過ごす。針地獄では、呉服屋が針に糸を通し、そうべいが針で貫かれた人々を抱え上げて糸の上を軽業で易々と渡って救出、遂に閻魔は人呑鬼に皆を喰らわせてやると鬼の棲む地獄へ送り込むが、殿の髷はブーメランになっておりそれを人呑鬼に向かって投げると鬼はそれを喰らったが、髷は鬼の体内のあちこちを傷つけさしもの人呑鬼も遂に降参してしまった。流石の閻魔でさえ音を上げて全員生き返らせる。
 落語にもなっている話だそうで、構えて言えば“死と再生の譚”であるから、COVID-19が、政治と官僚の不作為や無能、科学的・合理的思考の欠如によってこれだけ非合理的な施策を打ち出し、人々の間に非寛容と疑念、自己と家族の安全のみを優先させるような不信を育む時代、子供たちも含めて笑える作品を提示していることの意味は大きいと言えよう。随所にスズキ氏がChairoiPLIN時代から育んできた構成力とセンスが光る。青山氏の映像・編集・アニメ/CGのコラボもグー。
フィジカル・カタルシス【THEATRE E9 KYOTO公演中止】

フィジカル・カタルシス【THEATRE E9 KYOTO公演中止】

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク

こまばアゴラ劇場(東京都)

2020/08/15 (土) ~ 2020/08/24 (月)公演終了

満足度★★★★

アゴラ観劇二発目。一発目の屋根裏ハイツ(の中村氏)と昨年利賀Cで決勝対戦した一方がここ。
結成間もないユニットに(HPを見ただけで)注目したのが一年半前だったが、その後中々の頻度で公演を打つも実際に観たのはアゴラ公演一本。思考優位の試行まだまだこれから、との感想に止まった、
だが2018年初演の今作はアグレッシブな製作で最後まで凝視させるものがあった。
台詞無し、身体パフォーマンスのみ、音楽の伴走なし、背後のディスプレイに同じ(ようで同じではないが)パフォーマンスをアゴラでやってる映像が流れ、録画の音が環境音のようにザー、と鳴り、換気の音のようでもあるが時おりの電車通過音も含め「音」が場を規定していると感じる(うまく使ってるという事か)。踊り、ムーブ(縄跳びやバスケ、アスリートっぽい動きが基調)は音楽の伴走の代わりに環境音に呼応する事で成立している模様。
何時しか始まり四名が入れ替わったり共演しながら予想を裏切りながら動力は加速し、上手奥のシンセドラム(パットは一つのみ)で中盤オフテンポな刻みを伏線に終盤インテンポの刻みがビート感を高めての最後の裏切りが生歌、初演作成の曲と今回の新曲を左右の壁に向かって唄う(コロナ配慮)。音楽に弱い私ではあるが、あの曲を知り尽くしたような花井のドラム(後で聞けば作詞作曲者だから当然ではあった)、演者の荒木、古賀による歌と、マルチ振りに感応。
注視させる「動き」が最大のテーマだが解説困難につき今日は割愛。

No Man Is An Island

No Man Is An Island

劇団Furure

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2020/08/21 (金) ~ 2020/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

この週は3本拝見したが、一番良かった。パンフレットは今一の印象も、内容は良かった。近未来この様になるかもと思える内容で、構成も良かった。次回も期待します。

MATCH

MATCH

ステージタイガー

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2020/08/21 (金) ~ 2020/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★

ステタイらしい内容。少し泣ける場面もあり、満足。この様な状況の中、ありがとー。

カンランの唐揚げ

カンランの唐揚げ

酉西酉西親子じゃないし

ACT cafe(大阪府)

2020/08/22 (土) ~ 2020/08/23 (日)公演終了

満足度★★

うーん。ジャンルが演劇とは言えない。お楽しみ会といった感じ・・・。この内容では料金高過ぎ。不満足。

大地【6/20から初日延期】

大地【6/20から初日延期】

パルコ・プロデュース

サンケイホールブリーゼ(大阪府)

2020/08/12 (水) ~ 2020/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

ライブ配信で見ました。最後の最後は自分がかわいい・・・でも心は痛むよねという感じの苦い終幕。大笑いしていただけに切なかったです。チャペックの存在意義は観客としてだったというのはちょっと意外でした。
上演時間を気にしていなかったので、開幕前の案内で休憩を挟んで3時間近くと分かって焦る。休憩中にあれしてこれしてと思っていたのに、三谷さんと俳優陣のトークがあってそれも叶わず、大泉さんの挨拶までしっかり見た後は17時からのソワレに間に合うために走る羽目になりましたが見られて良かったです。
出演者もあまり気にしていなかったのは、ほとんど知っている方達と思っていたからなのですが、知らない(と思った)方が三人ほど。え、でもこの人って、あれ?やっぱりそう?と気になって検索したらやっぱりゼロさんでした。ジードとゼロはこんなところで戦っていたのね。それでメッセージビデオだったんだ・・・というネタが分かった方はイイネしてください。いないと思いますが(笑)

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2020/08/22 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2020/08/23 (日)

価格3,500円

4つの班のうち
女優A…田中結さん
女優B…田中菜々さん
女優C…箕輪菜穂江さん
女優D…神原晶さん
演出…岡崎良彦さん
の舞台(65分)を拝見。
万人周知の作品故に、大方の観客からすれば、以前に観たであろう『楽屋』と常に比較される運命の、ある意味、難易度の高い演目だが、岡崎演出の本舞台は、コロナ禍対策→上演時間短縮のため、セリフを多少カットした?以外は、極めてオーソドックスな、だが劇的に展開した65分。
良い時間を過ごせた。

演技陣では、これまで積み上げて来た(「役柄」ではなく)リアルなご自身の役者としてのキャリアを感じさせた箕輪菜穂江さんの女優Cが大変印象深かった。

スーパー・ウーマン・リヴ

スーパー・ウーマン・リヴ

藤原たまえプロデュース

シアター711(東京都)

2020/08/04 (火) ~ 2020/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

笑いとシリアスがいい塩梅のバックステージ物。大いに楽しめました。

私が愛したスパイ -The Spy Whom I Loved

私が愛したスパイ -The Spy Whom I Loved

劇団ハッピータイム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2020/08/12 (水) ~ 2020/08/16 (日)公演終了

満足度★★★★

結構スケールの大きい凝った話ですね。個人的にはもうちょっとお色気が欲しかったです(失礼)。

ドリンクバーの向こう側、やさしいキスをして

ドリンクバーの向こう側、やさしいキスをして

劇団武蔵野ハンバーグ

シアター711(東京都)

2020/08/15 (土) ~ 2020/08/16 (日)公演終了

満足度★★★★

劇団初見。意味不明でよくわからない所もありましたが、なかなかに楽しめました。

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2020/08/22 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

男優さんの演じる女優さん。堪能しました。よかったです。女優Dさんは もう女性にしか見えなくて、めっちゃ のどぼとけ探しました(笑) みなさん芸達者たちで、ひきこまれるお芝居でした。ありがとうございます。

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2020/08/22 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

原田直樹氏演出回観劇。コロナ渦で時短なのか斬られの仙太ネタは省略。ビンが炸裂するのは久し振りに見ました。アダージェットをバックに赤い衣装への生着替えは印象的。やはり何度観ても楽しめる名作ですね。

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2020/08/22 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

 極めてチャレンジングな公演なのでできれば総ての演出家作品を拝見したい所であったが、(追記第1弾2020.8.26 01:01)

ネタバレBOX

自分のような貧乏人には到底叶わない夢なので、最も異色な演出作品と思える公演を選ばせて頂いた。演出が女性で役者陣が男性という舞台だ。結果的には非常に興味深い舞台になっていた。今回を含め、今作は十数回、様々な劇団や演出家の舞台を拝見してきたが、日澤氏の演出が矢張り、No.1 (下北の劇小劇場で公演)、今作がNo.2という高いレベルである。この作品が上演されることは頗る多いのだが、如何に観客に届けるかについては極めて難しい作品だと自分は思っている。無論、チェーホフ作品を演じる花形舞台女優とその楽屋に地縛霊となって「生き」続けているプロンプターとが絡み、更にプロンプター同士の実績、現役時代が絡み、互いの「業績」に対する評価、見得と嫉妬が実に緻密にまた執拗に描かれその内実が役者自身が生きる中で深く共鳴し得る本音であればこそ、今作はこれだけあちこちで演じられ、当に名作と唸らせるだけの内容を持っているわけだ。而も劇中で演じられているのは、チェーホフ。
舞台美術が素晴らしい。実際、小屋に入って舞台美術が素晴らしければ基本的に内容も良い。今作もセンスといい、機能性といい、上演作品の内容にピッタリ合ったコンセプトといい、美しさ及び劇内容を補完し膨らませ、観客のイマジネーションを上手く更に異次元の時空へ誘う手法といい、見事なものであった。一端を示しておくと上手のホリゾントと板手前の中ほどにはかなり大きく洒落たカーペットが斜め右上がりにプロセニアムアーチに延びている、更にプロセニアムアーチの上手上部コーナーには天井から伸びた豪奢な布がその奥へ向かって垂れ、手前には鏡台が正面に付いた化粧台と椅子が各2セット。更にプロセニアムアーチの向こう側に2セット。鏡台の縁は電飾で飾られているが、鏡は無論嵌められていない。これらの手前にレコードプレーヤーを載せた台がある。翻って下手、下手奥コーナーは、袖口へ向かう開口部、その直ぐ右手にソファ、次に衣装賭けに掛かった衣装、その手前には照明用スタンド、クロスの掛かった小型のラウンドテーブルが置かれ、下手壁際には上手と同じタイプの鏡台セットが2つ並んでいる。鏡台に鏡が嵌っていないのは、鏡に映り込む像が作品に乱反射効果を与えることを防ぐ為であろう。と同時にこの美術の凄さは、プロセニアムアーチに鏡が嵌め込まれているような錯覚を覚えさせる点にある。何故こんなことを言うかといえば奥に手前と瓜二つの鏡台セットが設えてあることに注意を喚起したいからだ。最初、鏡台に鏡が嵌っていないことを見抜いた観客を更に幻想的な時空へ誘う為にこそ、次なる手が打たれていると読むべきだろう。地縛霊も出てくる話だから幻想的な設定は是非必要なのである。こういった所まで舞台美術家が読み込んでいればこその工夫、見事である。

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