
はかりしれない光をもつもの
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/11/03 (火) ~ 2020/11/10 (火)公演終了
満足度★★★★
Mars Ver.を観劇しました。ストーリーは「?」と思う部分もありましたが、面白かったです。役者さん達のパワー溢れる舞台で、楽しい気分になりました。小劇場の面白さを感じる事の出来る良い舞台でした。

火の殉難
劇団俳優座
俳優座スタジオ(東京都)
2020/11/06 (金) ~ 2020/11/22 (日)公演終了
満足度★★★★
近代政治史に関心のある人には興味深いストーリーだが、政党政治家との関わりや予算編成、金融財政政策の論争から226事件に向かっていく時代の流れを軸とする展開はかなり硬派で、時間も休憩を挟んで2時間半、耐えきれずゴソゴソする観客もいたのはしょうがない。高橋是清役は実在の人物の人柄を彷彿とさせるすばらしい演技。

YARNS(ヤーンズ)
株式会社atlas
浅草九劇(東京都)
2020/10/07 (水) ~ 2020/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★
夢分析を受けるうちに深層の夢の世界がリアルに立ち上がる…。それは前世の出来事ではないかと思うほどリアルに。詩を通じてそんな魂の体験。共鳴した気がしました。

女の一生【京都公演中止/東京公演初日延期】
松竹
新橋演舞場(東京都)
2020/11/02 (月) ~ 2020/11/26 (木)公演終了
満足度★★★★
観劇後の感想は複雑である。
大体こんな大劇場でこの演目を見たことがない。最後に見たのも杉村春子だったから、もう五十年も前か。その頃はこの舞台は確かに現代劇の秀作だった。役者もよかった。舞台に華があって、観客も酔えた。東横劇場だったか、紀伊国屋だったか忘れたが、演舞場のような本来は和服のお姐さんたちの賑わいが似合う大劇場ではなかった。それが、市松模様のコロナ客席。桟敷席にはだれもいない。いま「女の一生」を松竹がガラリ、スタッフ・キャストを変えて公演するには、時期が悪すぎるのではないか。
久しぶりに見た感想。戯曲。古典化しているが、意外にそれほど腰は強くないのではないかと思った。今見ると、主人公の布引けいに現代人を引っ張っていく人間性がない。自分の行動を自分の選んだ道だからと、言うが、現代女性に同感されるだろうか。やはり、これはちょっと明かりが見えていた昭和初期のはかない希望の時代に裏打ちされた風俗劇なのではないか。それならよく出来ていて、老年の私は今回の上演でも同感できたが、世代を超えていけるとは感じなかった。さらにいえば、周囲の人物が単純に役割付けされていて、風俗劇になら、十分通用するが、古典として様々な角度から切り込んでいける余地が少ないとも感じた。今回は脚本を戌井市郎補綴版を使っていて、昔見たものと変わっていなかったからそう感じたのかもしれない。しかし、なじんでいた幕切れのカリドールは完全に浮いていた。
演出。段田安則が自分も、堤家の長男役を演じながらの演出である。特に新しい趣向があるわけでもなく、殊勝に戯曲を追っている感じなのだが、良くも悪くもない。困ったのかもしれない。その点でも、板の上を委縮させる悪い時期だった。
俳優。つい、宮口精二は・・と思い出してしまうのだが、文学座と比較するのは意味がない。現代にパンチがあればいいのだが、現代劇にもなり切れず、また時代劇にもなり切れずの中途半端さが残る。大胆になることをためらわせる空気がある。その中でやった俳優諸氏にはご苦労様というねぎらい以上の批評はできないだろう。
弁当も禁止、食堂も細々としているのでは時間を持て余す休憩30分を含んで3時間。劇場内でしゃべるな。と言うコロナ対策は劇場を殺す。劇場でのおしゃべりを楽しみに来る懐の温かい老女の客は結構多いのだから。客のおしゃべりは小屋の賑わい。これでは客の戻りは遅い。全興連は劇場の特性をいい加減な責任逃ればかりの政府に言うべきだ。プロ野球はちゃんとやっている。

劇団晴天の「曇天短編集」vol.2
2223project
インディペンデントシアターOji(東京都)
2020/11/06 (金) ~ 2020/11/15 (日)公演終了

ボノボたち
株式会社NLT
シアターX(東京都)
2020/10/17 (土) ~ 2020/10/25 (日)公演終了
満足度★★★
原作を知らないので、障害者がちょこちょこ商売の女性の方たちのところに行っているとか、女の子を呼んでも大丈夫な部屋に住んでいるとか(三人が三人共!?)、そんなにフランスは福祉が進んでいるのだろうか?それとも三人共良いお家の子なんだろうか?と設定から悩み始め、ありえない彼らの行動も、芝居だからこその“嘘がホント”に見えるコンビネーションが観たかった。時間の流れからして、妊娠もあり得ないとは言わないが、あまりにも早急で不自然に感じられた。まぁ原作通りなら、ストーリーに物言いしてもねぇ・・・。

くちづけ
タクフェス
サンシャイン劇場(東京都)
2020/10/29 (木) ~ 2020/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★
三作目の「くちづけ」、三度観ても、ついつい口元が緩み、涙腺が緩む。やはり名作!
ただあえて言うなら、余計な演出はいらないのでは・・・。
痛みと哀しみとやりきれなさ、そして温かさとやさしさの物語は、素朴な演出でいいのではないかと思う。
本音言って、劇場は入ってヒヤッとした。最近は小劇場でも、前後左右客席を空けて観劇するスタイルが多いようだが、
ここでは席を空けることもなく、さらに「大いに笑ってください」との宅間さんの言葉。隣の女性の方がやたらと反応が良く、大きい声で笑っていらっしゃるので、心持ち体を反らしての観劇となった。コロナ期には少しでも安全を心がけて公演してほしい。

短編集「京央円線」
京央惨事
新宿眼科画廊(東京都)
2020/11/06 (金) ~ 2020/11/09 (月)公演終了
満足度★★★★★
開演前には、京王井の頭線踏切横の道路を映す映像が流れているが、直前線路工夫達が駅の傍で作業をし、電車が進入してくる際退避する様子が映される。劇団名に呼応する惨事迄連想させて若干緊張感も生まれる。
4話が、演じられるが舞台の美術空間設定は総て同じ。4x6尺程度の大きさのテーブルを空間センターに設え、長辺に沿って各2脚の椅子、テーブルクロスの色彩、材質のみが異なる。各挿話の進行によりそれが1枚ずつ剥がされてゆく。

五十四の瞳
文学座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2020/11/06 (金) ~ 2020/11/15 (日)公演終了
満足度★★★
鄭 義信さんの脚本ということで観劇。
18:30開演ということで、平日の夜ということもあり、集まりが悪く、10分押しでスタート。
やはり鄭さんの作品は、しっかりとした芯があり、好きだ。
だけど、残念ながら演出があまり好みではなかった。なんだかちょっと大げさ過ぎちゃって、感動したいのに、気持ちが引いていってしまうところがいくつもあり・・・。
語り手の越塚さんと、その幼馴染の頼経さんがよかった。

『迷子の時間』-「語る室」2020-
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2020/11/07 (土) ~ 2020/11/29 (日)公演終了
満足度★★★★
よかったです。前川知大ワールドの入門編という感じ。亀梨和也の舞台は初めてでしたが、今回は語り手的存在で、真面目さと冷静さで物語をクールに進めてました。5年前に起きた幼稚園送迎バスの失踪事件の被害者家族の生活が丹念に描かれていく。消えた幼児の母親役の貫地谷しほりさんがうまい。見惚れました。それと、愛車を盗まれたという、東京からきた霊媒師(古屋龍太)が良かった。謎を解く鍵を握るトリックスター的道化ぶりが、浮くことなく決まっていた。
観劇日は生越千晴さんの誕生日だった。28歳。蓬莱竜太の舞台ではよく見ていたが、今回はガラッと変わった世界観で、別人のようだった。大ベテランや人気俳優に囲まれて大変だったかもしれない。でもこれもよし。

はかりしれない光をもつもの
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/11/03 (火) ~ 2020/11/10 (火)公演終了
満足度★★★★
MarsVer観劇
単純にどんな過程で脚本ができたのかが気になりました。
企画自体は面白く、4人のカラーは入っていたようには感じましたが、
はたして相乗効果のようなものがあったのかが......

令和2年11月歌舞伎公演【11月22日~11月25日の第二部のみ公演中止】
国立劇場
国立劇場 大劇場(東京都)
2020/11/02 (月) ~ 2020/11/25 (水)公演終了

はかりしれない光をもつもの
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/11/03 (火) ~ 2020/11/10 (火)公演終了
満足度★★★
リヒャルト・シュトラウスさんは、あの曲が私たちにあんな光景を想像させるようになるなんて予想もしなかっただろうなと思ったオープニングでした。
今の人たちはVHSテープの使い方を知らないのでは?と思ってしまった持ち方でしたが、そっちむきに入れる機種があるのでしょうか。

桜の園 四幕の喜劇
劇団つばめ組
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2020/11/05 (木) ~ 2020/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★
何回か観たことのある戯曲だけど、今回は特に身に染みましたね。今の世相に実にタイムリー。変化に適応できるとよいのですが。主宰の解説には感銘を受けました。

短編集「京央円線」
京央惨事
新宿眼科画廊(東京都)
2020/11/06 (金) ~ 2020/11/09 (月)公演終了

はかりしれない光をもつもの
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/11/03 (火) ~ 2020/11/10 (火)公演終了

はかりしれない光をもつもの
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/11/03 (火) ~ 2020/11/10 (火)公演終了

短編集「京央円線」
京央惨事
新宿眼科画廊(東京都)
2020/11/06 (金) ~ 2020/11/09 (月)公演終了

はかりしれない光をもつもの
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/11/03 (火) ~ 2020/11/10 (火)公演終了

シャンドレ
小松台東
こまばアゴラ劇場(東京都)
2020/11/04 (水) ~ 2020/11/15 (日)公演終了
満足度★★★★
同じ電気工事会社で働く男三人。その三者三様の人生を、三人の行きつけのスナック、会社の休憩室、コンビニのイートイン…などなど、主に飲食の場での会話を描いてあぶり出す、オール宮崎弁演劇。身分や境遇の違いからくる男同士の嫉妬心をここまで細密に描いた会話劇はあまり観たことがなく、興味深く鑑賞。小松台東を観るのは実に久々だったけれど、相変わらずユーモアと毒のバランスが絶妙。