
世別レ心中
ハコボレ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2020/12/26 (土) ~ 2020/12/27 (日)公演終了

絶対、押すなよ!
東京AZARASHI団
サンモールスタジオ(東京都)
2020/12/22 (火) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
ああ、人の本音を捧腹絶倒の中で魅せられました。
今年初めての大笑いかも。攻めと守りのお涙頂戴。
5人とスタッフさんと観客の調和に感激しました。
狂気とカオスが蔓延る令和2年年末にありがとう。

絶対、押すなよ!
東京AZARASHI団
サンモールスタジオ(東京都)
2020/12/22 (火) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/12/27 (日) 14:00
笑いの連続の後は、ほろっとする舞台。素敵なクリスマスプレゼントの舞台。

世別レ心中
ハコボレ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2020/12/26 (土) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
落語から演劇の中に入るのか、または落語噺の前後に物語を加え、動作を交え演劇として膨らませたのか、いずれにしても「落語」と「演劇」を融合させた作品は面白かった。
(上演時間50分)

“真”悲劇の生物兵器2367号
空想実現集団TOY'sBOX
北池袋 新生館シアター(東京都)
2020/12/23 (水) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
山奥にある元製薬会社研究施設で起こる物語は、徹底的に娯楽を追求しようとした すれ違い、勘違いのドタバタ・コメディ。この公演は多少のオーバーアクションとテンポの良さで観る者を心地良くさせる作風。それはコロナ禍で鬱積した気分を吹き飛ばすような…。
(上演時間1時間50分)「哀」チーム

タニノクロウ秘密クラブ「MARZO VR」
庭劇団ペニノ
北千住BUoY(東京都)
2020/12/22 (火) ~ 2020/12/28 (月)公演終了
満足度★★★★
面白かった!視覚的にも聴覚的にも刺激的な作品。VRじゃないと実現不可能なことをしてるのが最高、VR映えする表現。狂気を越えた先に笑ってしまうの、人間のバグです。

23階の笑い
シス・カンパニー
世田谷パブリックシアター(東京都)
2020/12/05 (土) ~ 2020/12/27 (日)公演終了

石橋けいのあたしに触らないで!
城山羊の会
小劇場B1(東京都)
2020/12/17 (木) ~ 2020/12/27 (日)公演終了

天守物語
学園座
オンデマンド配信(大阪府)
2020/12/21 (月) ~ 2020/12/22 (火)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/12/21 (月) 21:00
妖怪vs人間は永遠のテーマですね。せめて2カメで撮影して欲しかった。関東地方に住んでると遠くの地方の劇団は殆ど見ることが出来ないので、今後はコロナ禍でなくても配信で存在をどんどんアピールして欲しいと思います。

知り難きこと陰の如く、 動くこと雷霆の如し。
Office ENDLESS
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2020/12/19 (土) ~ 2020/12/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/12/24 (木) 18:30
3時間を超える大作。こういうご時世ゆえ早い時間に帰宅したかったが、後半に行くにしたがって瞬きするのも惜しいくらいの展開に。日替わりゲストが担当するチャップリンが良いアクセントとなっていた。

HOSTEL
劇団森
早稲田大学学生会館(東京都)
2020/12/26 (土) ~ 2021/01/27 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/12/26 (土) 21:00
奇妙な遠近法を醸し出す幾何学的なステージセットとカメラワーク。カメラワークといっても、基本、ワンカメによる定点撮影なのに何かが違う(レンズか?)。配信ゆえ画面は小さい、ディテールは見えない、空気感がない、ないないづくしなのはしょうがないが前提だが、それを逆手に取って、配信ならではのプラスαがあったと感じた。

成井豊と梅棒のマリアージュ
NAPPOS UNITED/dynamize
サンシャイン劇場(東京都)
2020/12/17 (木) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
たいへん久しぶりの公演観劇となり、少し心配もありました。
東京は、コロナ情勢は大丈夫なのかしら?
(年間150公演観劇で10年以上は来ているのですが、はじめての状況です)
そんな不安を吹き飛ばすような作品で温まって帰ることができました!
オープニングは、昔 Mrs.fictions で観たような気がします...違いました?
役者さんが大変上手で、納得の演技で楽しませていただきました。
キャラメルボックスってどうなっていくの?という心配もありましたが、大丈夫そうです。
梅棒のメンバーさんも元気で活躍されているようです。
あ~、このコロナ時代が早く明けてくれたらいいんだけど!!!
いろいろ大変だと思いますが、頑張ってください!!!

劇団4ドル50セントとろりえの年末
劇団4ドル50セント
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2020/12/23 (水) ~ 2020/12/29 (火)公演終了
満足度★★★★
コロナ関連でずいぶん劇場から遠ざかってしまっていました。
結構、移動して観劇しますので、もう数カ月になりますか?
年間100公演以上は見てきた私ですが、今年は激減してしまっています。
客席ごとにシールドで仕切られるなどの厳戒態勢で行われまして、かなり厳しい雰囲気を感じました。
作風は、ろりえとは思えないような、優しい作風で、何となく上野友之作品みたいな...??
(梅舟さんのセットで観させていただいたのですが、梅舟さんも昔は上野作品出ておられましたよね。
当時は、高校生の役だった気がします)
新メンバー?さんも初々しい感じで、団体の世代交代を感じる作品。
ですが、元気いっぱいのエンディングは「ろりえを観に来た感」をたっぷり感じさせて頂きました。
いろいろ大変な時節ではございますが、頑張ってください!!!

異空間クラスター
壱劇屋
神戸アートビレッジセンター(兵庫県)
2020/10/28 (水) ~ 2020/10/29 (木)公演終了
満足度★★★★
実験的な作品ですが、行ってまいりました。
音圧やマイムがとても楽しかったです、こう!とは言い難い作品ですが。
兎も角、楽しかった!!と参考にもならない事感想ですが。

東京支部だョ!全員集合
壱劇屋
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2020/12/07 (月) ~ 2020/12/07 (月)公演終了
満足度★★★★★
楽しかったです。
メインの1日千秋が40分ほどの短編ですが、17:00版、19:00版本公演と同じ熱量でした。
観れなかった方も12/31まで配信が有るのでおススメです。
ワードレスは台詞が無い分余計に観る人の周りの環境や生きてきた経験によって感想が変わりそうだなと思いました。
壱劇屋さんの竹村さん作品は単純な良い悪いで割り切れない所や少し切ない感じ、BGMのチョイスが好きです。
今回、ラストにカーテンコール代わり風のエンディングダンスが有り。
千秋楽オマケとかでなく、稀に舞台でこういうの有ったりするんですが(蜷川さんの天保とか堤さんの魔界転生とか)
個人の好みは有ると思うのですが、カーテンコールも私大好きなんですが、こういう役の衣装で役者に戻って皆が楽しそうに踊ってるのを見るのはとても楽しかったです。(無論、作品の余韻を楽しみたい派や公演内容やタイプにもよるとは思いますけど)

絶対、押すなよ!
東京AZARASHI団
サンモールスタジオ(東京都)
2020/12/22 (火) ~ 2020/12/27 (日)公演終了

世別レ心中
ハコボレ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2020/12/26 (土) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
落語と芝居の融合!落語のストーリー(アレンジ部分も含んで)が立体的に迫ってきました。今年の観劇納めに相応しい良い観劇でした。

〜ボブジャックの少し早い年忘れの宴!〜
Bobjack Theater
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2020/12/17 (木) ~ 2020/12/27 (日)公演終了

ミセス・クライン Mrs KLEIN
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2020/12/04 (金) ~ 2020/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★
今年もやってきた風姿花伝プロデュース公演、ほぼレギュラー上村聡演出の海外戯曲だ。フロイトの弟子世代に当たる実在した精神分析医を描いた戯曲で、実在した人物をやるのは今回初めてだと演出は強調していたが、「勝手が違う」感が大きかったのだろうか。
精神分析研究者として一定の地位にあるクライン(那須佐代子)、やはり研究者であるその娘メリッタ(伊勢佳世)、クラインに論文整理を依頼された若い研究者ポーラ(占部房子)。三人が、彼女らの研究対象である精神(=人間存在そのもの)のあり方を巡って厳しく対立し、言葉を応酬する台詞劇だが、軸は母娘の確執である(フロイトの薫陶を受けたクラインに対し、娘は異なる立場を取ったとは史実)。
さて舞台は古い調度と書籍で埋まった研究者のそれらしい部屋(美術:乗峯雅寛)。このプライベートな場所に、ほぼ初対面のポーラを呼び入れた理由を説明するクラインの口は立て板に水、またその口は先頃聞かされた息子の死にもさらりと言及し、「今感傷に浸る暇はない」と深入りしないながら部屋の隅に置かれた息子の子供時代の玩具に手を伸ばして、クラインの職業人の顔と家庭人の顔が序盤で足早に紹介される。インテリらしい、一捻りも二捻りもある台詞が場のテンションを維持し、謎掛けと謎解きのリズムが作られている。
しかし、、この芝居は優れた台詞劇として、台詞が導く芝居ではあるが、台詞の方向付けは演技によって違ってくる面がある。台詞を追いながら同時に、質の違う三女優の演技と交流の仕方も追って行った結果、終演の暗転の時、この劇が目指そうとした目的地は今見て来たものとは違うのではないか、という感覚に襲われた。
その事の前に、久々に拝めた伊勢佳世はその非常に得意とする役柄とは離れていて、役作りに苦慮していると見受けた。母との対決場面や激情に見舞われる場面では「全力投入」してしまい、単色な大声が上滑りして見えた。インテリの役であれば尚更、内からどうしようもなく湧き出る感情と、自分を客観視する=律する視線(役者の目でもある)との引っ張り合いがあるだろう(そこが「役者冥利に尽きる」ポイント?)、そこを掴み損ねて見え大変勿体なく感じた。
それはそれとして先の疑問点。歴史上の人物で母娘の対立も史実に基づくが、作者は母娘の積年の葛藤を、いずれは融けて行くもの(精神分析もそのためにあるもの)として、美しい物語として描こうとしたのだろうか? 母クラインが娘に語る言葉は一見冷たいが、それは「互いが別人格である以上どうしようもないのだ、それでも自分は肉親として娘の自立を切望しているのだ」、と終盤母は畳み掛けるように言う。その前段として、母が否定する学者への娘の傾倒があるが、何が母の逆鱗に触れているのか、若い頃親しい仲だったりして相手のことが判っているのか、それとは逆にクラインの「偏り」が示されているのか、台詞情報だけでは判らない。
また、娘が母の逆を行こうとするのは母への当て付けが理由(あるいは本人も気づかない「無意識」領域?)なのか、それとも母が薫陶を受けたフロイトの時代ではもはやなくなりつつあり、娘は新潮流に傾倒しているに過ぎないのか・・。不明であるがために視点が定まらない部分が大きく開いた感は否めなかった。
ただ伝わって来たのは、如何なる精神状態にあっても決して私情を研究(科学)に持ち込まない節度を堅守するクラインの態度。学説の主張や診断に厳しく求められる「根拠」について「科学者の誠実」が、クラインの姿勢に貫かれていること。
娘や息子も診断の対象とした彼女は、そこに真実を見ている。自らも虐待を受けて育った彼女が息子らを十分に愛せなかった事は自明であり、直視するしかない単なる事実としてあり、彼女は自分にできる事をやるしかないと割り切っている事を言葉で表明する。一方、娘は屈折した感情を表明し続けている(ように見える)。占部房子演じるシングルマザーの研究者は行き係り上この屋敷に滞在しながら時々彼女の仕方で介入し、距離を置きながらも他人事にも思えない風で見ているが、どちらかと言えば娘の側に共感を寄せている。
凡そそのような構図だが、物語の軸である娘の母への反発の、質というか度合いというか、研究への影響の仕方というかが、見えづらかったのはやはり演技の齟齬だろうか。
息子の死の真相を書いた娘メリッタからの手紙を、母クラインは(自分が「鬱」を悪化させないか懸念して)読まない選択をするが、結局口頭で伝えられる。一方占部は気になって現地に電話して真相?を聞き出してクラインに告げるというシーンもあり、観客の興味を引っ張るものの、それが本筋に与える影響も見えづらい。
脚本の説明不足も若干気になる所があったが、私の感じでは、クラインが臨床で探究したフロイトの精神分析学と、これに異を唱えた娘(が師事した学者)との知見の対立を、もっと具体的に理解したかった。戯曲にそれが書き込まれていなかったとすれば、今回の舞台の着地は致し方なかったという事だろう。

土どどどど着・陸
お寿司
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2020/12/25 (金) ~ 2020/12/27 (日)公演終了