
チクリ、冬が胸をさす。
ゴツプロ!演劇部
「劇」小劇場(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても面白かったです。私の中で、最近観た中では間違いなく上位です。場面展開など舞台の使い方や音楽。もちろん役者さんと演技も含めて素晴らしかったと思います。構成というかちりばめられた伏線もきちんと回収されて。内容も心暖まる優しい気持ちになれたお話でした。次回も期待です

不思議の国のアリス
文化庁・日本劇団協議会
ザ・スズナリ(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
流山児委託劇団協公演ちゅう事で、あとCHAiroiPLIN「FRIEND」を痛恨見逃したリベンジ的な意味で、拝見。そう言やスズキ拓郎氏演出の舞台は久々で、氏のエンゲキの「過剰さ」が苦手な回があった事を思い出すが、真逆に絶賛する向きも必ずいて、感性の違いを如実にあぶり出す所が興味深かった事も思い出した。
恐らく「過剰」の理由は、舞踊作品の場合であれば物語の抽象化によって大胆に「抄訳」されるのに対し(上演時間も短くなる)、拓郎氏の欲するエンゲキでは、戯曲に即して進むところへ舞踊の要素が追加盛りとなるため、ボリューミーになってしまう。舞台上の意味的な重複が生じている感じというか。。
ちなみに冒頭は戯曲のト書きにある作者の哲学的な文言がリフレインされる、おかしげなムーブが秀逸で期待感は最大値に。
だが別役実の多登場人物の戯曲(初期作品)を、クロスオーバーなアレンジで通すのは一筋縄では行かない。別役戯曲を「借りた」舞台にはなっても、戯曲そのものの魅力が表現されていたかどうか。。
声から特徴ある丸山厚人は、以前くちびるの会だったかに出演した(共演に確か橘花梨が居たような)時初めて観て、なかなかのインパクト、はまり役(アングラ系?)を与えればいい仕事しまっせな風情だったが今回はどうだったか。装置演出諸々、アイデア豊富で気張っているのに、それぞれが今一つ「活きない」後手に回った印象を残像に残して行くという塩梅で(それがため声量のある丸山氏が悪目立ち?)、ただただ役者たちは走り回り動きをこなし、沈没せずにどうにか航海し終えたという所。
ラストに向かっては紅日女史が長く登場して本領発揮、色彩の統一感が漸く生まれ、「終わりよければ」と相成る。だが肝心の物語の方はいまいち伝わって来なかった。「核が見えない」というのが言い当てているだろうか。
拓郎氏的には、安部公房「友達」の後の別役初期作。不条理劇の土壌を用意したとも見える安部公房の「友達」を、別役氏はかつて詳細に分析して「不条理劇が目指されているのにそうなっていない」(意訳)との批判を展開したが、社会の不条理を映した「友達」(ストーリーがある)と、別役戯曲の構造自体が持つ「不条理」とは次元が違い、要は難しい。・・正確に言えば、私が望む別役戯曲の理想形にするには、難しい。

MARIONNETTE
劇団The Timeless Letter
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2022/02/11 (金) ~ 2022/02/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても大好きな劇団さん。WHITEキャストの楽日観劇。
赤バラ殺人事件と15年前の薬物事件、それを追う殺人課。
上質ミステリーの様に張り巡らされた殺意の糸が素晴らしく、ダンスも公演にマッチして良かった。
2度の延期を乗り越え、3年ぶりの本公演、待った甲斐あった!
ブラボー!!
そして、気になっていた事を見事に回収してくれた意外な結末、見事なトリック、素晴らしかった。

コオロギからの手紙
映像劇団テンアンツ
ABCホール (大阪府)
2022/02/07 (月) ~ 2022/02/14 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
超満員回を観劇。
コロナ禍ですが、ABCホールがほぼ満席でした。
5年ぶりにテンアンツさんを拝見。
笑いあり、涙あり、とても人情味溢れる公演。
ラスト泣きます。涙、溢れます。
ハンカチ、劇場で売ってます。
あっという間、気づけば3時間半、面白かった。
ですが、お尻は正直で、少し…
少しチケットがお高いですが、良かったです。

GOOD WAR【1月26日、27日公演中止】
ルサンチカ
CCO クリエイティブセンター大阪(大阪府)
2022/01/26 (水) ~ 2022/01/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
沢山の劇団さんの公演延期中止が相次ぐ中…
ルサンチカさんは、関係者感染確認に伴う演出方法変更で、急遽、(出演者不在の)音声·展示形式のインスタレーション公演に。
名村造船所跡の広い空間、
人の居た痕跡残す展示物·作品、
"理想の死""あの日の争い"がテーマの明るい音声、
一層の無機質感が漂う。
面白い体験でした。

コクゴのジカン
空の驛舎
AI・HALL(兵庫県)
2022/01/28 (金) ~ 2022/01/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
百貨店の社員食堂で過ごす、警備員、清掃員、テナント社員、外商、役員。
震災·コロナ禍を乗り越え、其々の事情や過去を背負いつつ、人と関わり続ける人達。残り続ける思い出。
何気ない会話なのに、心の隙間を埋めてくれる様な公演。
穏やかに満たされた心地。
良かった。

たぶん きっと おそらく ゾンビ
トツゲキ倶楽部
小劇場 楽園(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
前説が始まったのかと思ったら、そのまま本編に雪崩れ込んでいたと言う演出でとても面白かったのですが・・・
「今」の切実さと演劇愛が感じられるお話でした。

たぶん きっと おそらく ゾンビ
トツゲキ倶楽部
小劇場 楽園(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
公演が出来るか出来ないかが一番大事なのは分るが観に来る観客への連絡をどーするかがひとつも語られてないのは残念でした
劇場周辺にいるゾンビは観客だったかも笑

ルルドの奇跡
ミュージカル座
光が丘IMAホール(東京都)
2022/02/24 (木) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/26 (土) 17:30
素敵なハーモニーで心が満たされた。
照明が綺麗で美しかった。
アントワネット役の桃菜さんがチャーミングでした。

ザ・空気ver3 そして彼は去った…
コズミックシアター
未来ワークスタジオ(大阪府)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
脚本と役者がすばらしい。映画の新聞記者よりよかった。息をのむジェットコースター展開で泣きながら笑いながら社会について考えさせられた。

Anonymous Gods
Orgel Theatre
雑遊(東京都)
2022/02/24 (木) ~ 2022/02/27 (日)公演終了

Anonymous Gods
Orgel Theatre
雑遊(東京都)
2022/02/24 (木) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
女優陣の演技も良い。
板上ホリゾントには、時に応じて諸星が映写されるがその手前には堤防のような提。そしてこの提には橋の欄干がデザインされている。内容的にも芸者(厳密には芸者と妓婦は無論異なる)が橋を渡る小話が挿入されているので「心中天網島」の橋づくし等も想起させイマジネーションを大きく膨らませる。(華5つ☆)

まだ青い欲
創造Street
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2022/02/25 (金) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
家族愛が希薄化している現代における、繋がりをテーマにとても上手く表現していました。
後進国には良くありがちなシチュエーションなんだけど、コロナ禍で感じた繋がりのなさについても、考えさせられた。
人間いつかは一人となるということを、身に染みて感じた良作品。

保健所番号13221
東葛スポーツ
シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了

熱海殺人事件「4作品同時公演」
カガミ想馬プロデュース
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/02/16 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了

鶴かもしれない2022
EPOCH MAN〈エポックマン〉
本多劇場(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/23 (水) 19:30
2020年版の駅前劇場と横浜の2回観たので、今回はいいかなと思っていたけど、やはり気になり初日に飛び込んだ。
2020年のもとてもよかったが、今回はまた色々と違っていてそれも含め堪能した。痛々しくて悲しくて美しい。本当に観てよかった。
やはり演劇は生でないと。素晴らしい体験を得た。
パンフレットも創作メモやリアルなお金の話などもあり読み応え・見応えありでマスト!

不思議の国のアリス
文化庁・日本劇団協議会
ザ・スズナリ(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#紅日毬子 #イワヲ
#森ようこ #山丸莉菜
#小林七緒 #田村龍成
#清水ゆり #山下直哉
#佐野陽一 #丸山厚人
#伊藤俊彦 #チカナガチサト
(敬称略)
何度か観てきた今作。いつだってどことなくアンティークでアングラな空気があった。今回はその空気感はありつつも、ポップさが増し淫靡さは薄れ親しみやすい作品に仕上がった。展開もスマートになり、不条理の条理が通った気がした。
特に前半はスッキリとした印象で、キャストも演じるのが楽しいだろう。
チャイロイプリンのスズキ拓朗さんの演出が進化し続けている。
いま最も観ていて楽しい作品を提供してくれる演出家ではなかろうか。
今作の最大の演出効果は、対極にあるモノの融合。
出る=入る、上=下、北と南……。
特に、上下に分けた胴体で天と地が結ばれたことで、限られた演技エリアが無限に広がった。
ダンスと音楽の効果はスズキ演出の両輪。
今回、諏訪創さんの歌のアレンジが秀逸。『かごめかごめ』の変化はサイコー。チャイロイプリンの音楽を担当する清水ゆりさんが今作にも出演し演奏されているが、あの表情と演奏の功績は大きい。
『かごめかごめ』のぐるぐるダンスが大好きだし、空中ブランコを再現する人海戦術を駆使したパフォーマンスも見事だった。
金の兵隊の丸山厚人さん、郵便配達のチカナガチサトさん……キャストにそれぞれ見せ場があり、みなさんが演ずることにやりがいを感じているに違いない。
人は誰だって人生が豊かになることを願う。
それを……信じていないワケじゃない。
人生を辞めるわけにはいかない。
人生を降りるわけにはいかない。
世界が不条理に溢れていても。
世界のどこかで戦争が始まり、どこかの国が存続の危機にあるなら、
声を上げなければ。
いま観るべき舞台が、確かにそこにあった。

たぶん きっと おそらく ゾンビ
トツゲキ倶楽部
小劇場 楽園(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
現代の演劇界ー特に小演劇への深い愛情に満ちた内容、それをある映画を連想させる演出によって興味を惹く巧さ。表層的にはコメディのようであるが、芯にあるのは現代ーコロナ禍における凄まじい苦悩と危機を、公演は淡々と暴き立てているようだ。何かが崩壊しつつあるが、同時に希望を描くことも忘れない。虚実綯交ぜの展開は、演劇ならではの面白さ。
(上演時間1時間40分)

陰陽師 生成り姫
松竹
新橋演舞場(東京都)
2022/02/22 (火) ~ 2022/03/12 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ここ、新橋演舞場とか明治座のように、千席以上の大きな劇場で多くの観客を集めなければならぬ演劇を製作し続けるのは本当に大変なことだと思う。それは、若い情熱で走り始められる小劇場の演劇とも、長い歴史に支えられた伝統演劇や宝塚歌劇団とも、公共劇場とも違う演劇観が必要な世界なのだろう。
「陰陽師・生成り姫」は、新橋演舞場で松竹の制作。関西でも上演されるから、この時期慎重にならざるを得ない。集客が最も安定しているジャニーズ頼みのキャスティングは仕方がないにしても、どういう芝居が興行的に成功するか、演劇部は大いに頭を悩ませるところだろう。
素材は陰陽師、平安時代を背景にした王朝ファンタジー・ロマンだ。前例豊富と言う世界でもない。夢枕獏の原作をマキノノゾミの脚本は大劇場向きのスペクタキュラーなドラマに仕立て上げた。筋立ては、陰陽師の安部晴明(三宅健)と源博雅(林翔太)の友情を敷いて、その上に博雅と徳子姫(音月柱)との音楽を仲立ちにした恋物語、安部晴明と蘆屋道満(木場勝己)との陰陽術競べ。さらに時の施政者である藤原清時(姜暢雄)のコミックなダメぶりが引き起こす混乱など、かなり複雑なストーリーが展開する。
演出の鈴木裕美は、この物語を音楽、ダンス、劇場機構を使った技術、さらには美術、衣装などを総動員して和製ファンタジーを飽きずに見せ切ってしまう。そのためには、音楽はナマの西洋音楽だし、陰陽師の起こす仕掛けをコンテンポラリーダンス風の踊りで表現しもすれば、フライイングもある。舞台美術も衣装も視覚的で、あまり時代考証にとらわれていない(しかし、道満と蝉丸の衣装の色調とコンセプトが似ていて、時に錯覚する)。
役者ではジャニーズの林翔太が健闘で、晴明との若い友情が物語を支える。笛と提琴の恋物語も、その後のミステリアスな展開も、小劇場出身のマキノ・鈴木の息があって青春ものの味がする。変な翻訳劇を見つけてきて皆が分からないままやっているスター興行に比べると、随分苦労してまとめている。例によって女性客ばかりだが、年齢層は広く、ほぼ満席だったのは以って瞑すべしか。35分の休憩を入れて三幕3時間半。たっぷり!(と言う掛け声も聞かれなくなったが)

鶴かもしれない2022
EPOCH MAN〈エポックマン〉
本多劇場(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了