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ミュージカル「ロミオの青い空」【3月30日、3月31日の昼公演中止】

ミュージカル「ロミオの青い空」【3月30日、3月31日の昼公演中止】

ミュージカル「ロミオの青い空」製作委員会

東京建物 Brillia HALL(東京都)

2022/03/30 (水) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/04/02 (土) 12:00

どの曲も迫力があった。特にコーラスが良かった。
花を売る女性のダンスが綺麗でした。

ながいながいアマビエのはなし

ながいながいアマビエのはなし

劇団 枕返し

小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)

2022/03/31 (木) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

 板奥に黒布で仕切った袖、そのセンターに矢張り黒い衝立様の仕切りを設け、左右から袖へ入れる通路を設けてある。出演者は客席側通路から登場。因みに黒布から奥は森という設定である。板手前下手に箱馬2つ、上手に丸椅子2脚と至ってシンプルな舞台だ。

ネタバレBOX


 アマビエとは、幕末現在の熊本に現れ、今後6年間は豊作が続くがその後疫病が流行る、その時には自分の似顔絵を用いて云々との予言を残したとされる妖怪のことで1858年頃から大流行した疫病・虎狼痢(コレラのことだ、“ころり”と読む)もあり明治以降も度々話題になったとされる。
 今作は、無論Covid-19というパンデミックに対するヒトの無力を背景に、それに輪を掛けたような非科学的な対応しか出来なかった我らが為政者の無能のツケを支払わされている庶民の、鬱屈した感情や同調圧力への不満をぶつけられた所謂負け組が一念発起、ラストチャンスを掛けて参加した‟人生大逆転ツアー“だった、が。
 ことほど左様に人生の歯車が簡単に逆転するハズも無いことは、為政者の無能は我らの責任にあると考えることのできる市民を育てることができなかった我ら自身の問題であることに気付くことが出来ない我ら自身にある。ラストシーンで行方不明者が出るのだが、誰も明確に誰が行方不明になったか? 他に何か居たようだったがそれが何だったか? を思い出せない。この点こそ、総ての問題点の本質を看過し、世界が己に関わり、己は密接に世界に内包されつつ、そのことを認識する一点に於いて世界を己に内包することができる可能性を見出すという人間存在の根源を意識できていないことを表して居よう。この点を意識できれば、今作、格段に良くなる。それが出来て居ない点こそ今作が他人の魂を深く揺する所迄到達できていない理由である。作家は、世界に己を通らせた上で作品を紡がねばなるまい。今後に期待、深く人間を研究して欲しい。
なんとなく幸せだった2022

なんとなく幸せだった2022

かるがも団地

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2022/03/31 (木) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

全部好き。冨岡さん可愛い谷川さん美人。

民衆の敵

民衆の敵

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2022/03/29 (火) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

役者さんたちの迫力とB1の作りを生かした演出で、とても面白かったです。
話の展開により2転3転する登場人物の心情がなんとも・・・
できたら追記しますが、とりあえず迷っている方は見に行ったほうがいいです。

ちろうに検診

ちろうに検診

Peachboys

サンモールスタジオ(東京都)

2022/03/30 (水) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/03/31 (木) 19:00

120分。休憩なし。

粗末な人たち 新宿編

粗末な人たち 新宿編

モミジノハナ

雑遊(東京都)

2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/03/24 (木) 14:00

あくまで喩えだが、舞台上方に大きく厚いガラス板が吊り下げられていて、人物が台詞を発する度にピシッとかミシリとか音をたててヒビが入ってゆき終盤でついにヒビと重さにより大音響とともに砕け散る、みたいな。
しかもその後ある人物の台詞によって破片が地吹雪の如く舞い上がりトゲとなって台詞が向けられた人物に刺さってゆく、的な。よって傍目に見る分にはカタルシスさえある(!)が、そんな状況下に身を置いたらさぞかし怖かろう……(笑)
また、前の場の状況や台詞の一部をそのまま取り込んで次の場に移転する演劇的手法、好きなんだなぁ。さらにそれぞれタイプが異なる4女優の「競演」、眼福でもあった。

なんとなく幸せだった2022

なんとなく幸せだった2022

かるがも団地

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2022/03/31 (木) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/04/01 (金) 14:00

120分。休憩なし。

一枚のハガキ

一枚のハガキ

劇団昴

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2022/03/16 (水) ~ 2022/03/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

意図したわけではないのでしょうが、タイムリーな舞台、描かれてる状況は違いますが、いろいろ考えさせられました。そして映画っぽさを感じる脚本ですね!?

民衆の敵

民衆の敵

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2022/03/29 (火) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

この作品は過去に二度、小山ゆうな演出、森新太郎演出(いずれも2015年)を観た。前者は小さな劇場で主人公=父役の寺十氏がびっくりする程噛みまくっていたが好感触、後者は囲み座席で「名作やってます!」な気合いの演出が膜になって内容が入って来なかった。演出が勝った芝居は趣向の中にメッセージを読み取る「高尚な娯楽」ではあるが、この演目に適合していたか・・。
以上を序としてハツビロコウの本作。「野鴨」にも言えたが、テキレジが恐らく優れていて、現代に刺さる(台詞には「同調圧力」等の現代語も散りばめられ、今日本のどこかで聞けそうなやり取りに一瞬眩暈を覚える)。
原作が持つ「古さ」は本筋である所の温泉水の「汚染」の科学的根拠のあたりだが、貧しい町に賑わいをもたらした温泉が「人の健康(生命)と経済」を両天秤に掛ける物議の対象となり、「正義」「正しさ」とは何かをシビアに突きつけるストーリーのリアリティの方にぐいっと関心を持って行かれる。資本主義が本格的に町を動かし始め、民主主義の下地を用意するマスメディア(情報こそ「選択」の材料となる)=新聞が市民権を持ち始めた時期だからこそ吐かれただろう生硬な台詞も、日本の現状を言い当てた言葉に聞こえてくる。主人公の「民衆を敵に回した」言葉を心の奥で噛みしめた。年度末の見納め。

ちろうに検診

ちろうに検診

Peachboys

サンモールスタジオ(東京都)

2022/03/30 (水) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/04/01 (金) 19:00

 タイトルからして大人気を博し、映画も大ヒットを飛ばした漫画『るろうに剣心』からあからさまにパロっていて、且つ、シモネタ臭がプンプンする雰囲気に興味をそそられ、何とも胡散臭く、怪しく、しかしそれでいてしょうもない雰囲気のチラシに思わず魅入り、興味本位でいつの間にか劇場に足を運んでいた。

 前説で出てきた際の第一印象は、生真面目そうに見えた役者が、前説を話だしとたんにぼやき節で、のらりくらりと脈絡なく話しながら、さり気なく客いじりを徹底的にしつつ、急に自分たちの劇団を卑下したり、態度がデカくなったり、図々しくなったりと目まぐるしい変化に飛んでいて、そのギャップに脱帽し、気付いたら私自身も大笑いしていた。この俳優、絶対に人を笑わせる際に長けていると直感した。

 本編が始まっても、いきなり過激な下ネタ笑いが連続して起きたり、実在人物の尾身茂がただの変態スケベオヤジに描かれ、内閣府コロナウィルス対策課を略すとチンコロになるだとか、菅義偉前首相のいかにもやる気のなさそうな、それでいて人を苛立たせる特徴的な棒読み音声を途中で流して、すぐにもう良いと言ってドアを閉める動作を役者がしたり、石破茂が権力と金を傘に来て、女を侍らすセクハラ野郎として描かれたり、ひろゆきがフォロワー数で稼ぐことを極端に誇張してやゆり倒す笑いなど、政治ネタや社会問題、芸能人の不倫ネタなどを徹底的にイジり倒し、皮肉り、乾いたブラックな笑い、おミクロン株をも笑いのネタにし、余りにくだらなく、しょうもなく、意味もない笑い、下世話で品のない笑い、佐藤健主演のドラマや藤原竜也主演の映画『24時間』などのドラマや映画のパロディ、アニメ『ワンピース』、『ドラゴンボール』、ゲーム『マリオ』などのタイミングのズレた笑いや下世話な展開含めた笑い、自分の劇団をこき下ろす過剰な自虐笑い、まじめで感動的なふうに見える場面や緊迫したアクション場面で、急に下ネタや現実の劇団の苦境、上演時間を持ち出したりでの赤裸々で現実問題を突きつけるハードでシビアな自虐笑い、可愛らしい女の子が急に豹変しキャラが変わることによるギャップ笑い、さらに2部のレビューも含めて、昔から今のなにわ男子やMATURI NAINなどのアイドル、山下達郎などのアーティストの曲さえも下卑て、くだらないノリになっていて、笑いが連鎖し、飽きることなく抱腹絶倒、お腹がよじれ、胸が張り裂け、眼玉が飛び出、顎が外れ、耳が聴こえなくなるんじゃないかというぐらい大笑いし、笑い転げ、全篇笑いっぱなしで、日々のストレスやもやもやしたものも吹き飛んでスッキリした。笑うことは健康に良いというが、こんなにも楽しく気持ちの良いことなのか改めて実感した。それにしても、コメディと銘打った劇とはいってもここまで観客をさり気なく巻き込み、全篇に渡って笑わせてくれる劇なんて未だかつて、あんまり出会ったことがなかったので、貴重な体験ができ、役者と観客との距離感が完全に取っ払われていて安心し、これぞ演劇だと感じた。

 木村拓哉や佐藤健、ミュージシャンの布袋寅泰に似た役者が主役や主演級で出ていたが、徹底的に見た目の第一印象と実際とにかなりの落差を出し、下世話な笑いやくだらない笑い、ドタバタギャグと立て続けにギャグを連発して、キャラを完全に崩壊させていて、人を笑わせるセンスを感じ、女優の人たちもそれに引けを取らず、下ネタを、男性の役者に負けず落とらずで、1ミリの恥じらいも見せず、やりきる辺り、プロの役者だと感じ、更にアドリブをいきなりぶっこんでも、男女問わずの役者ともブレずに、コミカルな掛け合いをしたり、歌のシーンでも上手い役者が結構いたりというのを観て、瞠目し、感心してしまった。



民衆の敵

民衆の敵

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2022/03/29 (火) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観応え十分。お薦め。
現代に通じる社会派劇であり人間ドラマ。とても古典で他国の話とは思えない。
或る健康侵害・環境汚染問題を糾弾するだけではなく、不条理な人間模様が重層的に立ち上がってくる。単に行政(権力)批判だけではなく、その行為に対する色々な反動を通して人間性を描く。裕福な生活環境を手に入れ、その恩恵を優先する現代社会...そのために将来のリスクに目を瞑り、自己矛盾していることを薄々感じながらも、今の生活水準・富を手放したくない。市民、いや愚衆は今日より明日が少し幸せであれば満足するのだと…。

内容の捉え方は、(現在)社会情勢と人間の内なる思い、そして周りの環境・状況によって一律ではないだろう。イプセンが およそ140年も前にこのようなテーマを身近な設定で描き出したことに驚嘆する。同時に、今 この演目を上演するハツビロコウの着眼にも感服。
(上演時間1時間55分)

ネタバレBOX

舞台セットは、2つの木製テーブルを合わせたものと、隅にミニテーブルがあるだけ。全体的に薄暗く物語の重い雰囲気を漂わす。場景によってテーブルを離したり配置を変形する。

梗概…表層的には、町の財源である鉱泉汚染を巡って、真実を公にしようとする町の専属医で科学者・ストックマン(橋本一郎サン)と、それをもみ消そうとする兄であり町長(井上智之サン)=行政(権力者)との対立。設備の改修費用や休業期間は住民生活を圧迫し、将来的には温泉地としての評判も落ちる。真実を公表すればどうなるのかと迫る町長。経済の悪化や不安定な国(行)政によって社会不安が広がると、大衆は分かり易い世界観を説く勢力に傾斜するかもしれない。しかし、一人ひとりが違った見方で世界を見る大切さ、それによって まともな形で世界が存在していることが解る。だから〈人民の敵〉呼ばわりされても、あくまで戦うストックマンは「正しいのは常に選ばれた少数派だと叫ぶ」。町の新聞社は、「真実」と「正義」という建前で権力批判をするが、実は権力にも盾つけず、双方の間で揺れ動く日和見姿勢。新聞社の存在意義を果たせないことへの痛烈な批判を込める。

コロナ禍において、種々の制限、不寛容な社会になった側面も否定できない現代日本。大勢(マスコミも含め)を背景にし、その正否は十分に検証したのか、といった今に通じる内容だ。

「自分なりの正義」を信じて行動し、家族を始め周囲の人々を巻き込んで集会の場へ...その場での発言は一瞬正しいように思われる。集会後...家族の行く末不安時に遺産の話。やはり足元の生活優先という小心で狡猾な面もチラリと垣間見える。この学究肌、正義感だけではない人間臭い側面も描く。やはり社会批判と人間の内面を抉る、二面性を持つ芝居は考えさせる。
さて、一貫してストックマン家族を擁護する船長・ホルステル(石井俊史サン)の存在が気になる。ほとんど洋上で生活しており、この町(地)との関りが薄いのか。冷徹に物事を見つめる、第三者的な立場の人物を登場させること、それは同時に観客の視点でもある。

上演台本・演出(松本光生サン)は素晴らしい。また演技は、役者が夫々の役柄をしっかり体現する熱演。キャラクターを立たせる演技...役を突き抜け 本当に迫力、臨場感があり観応えがあった。ラスト...向背の決は観客自身で考えてほしい、とのメッセージを投げかける家族の姿。見事な余韻を残した。
次回公演を楽しみにしております。
Ultimate Fancy Ojisan

Ultimate Fancy Ojisan

MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)

インディペンデントシアターOji(東京都)

2022/03/31 (木) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2022/04/01 (金)

価格3,600円

4月1日19時半開演回(105分)を拝見。

事前の情報から推察した、まさに予想通りのテイスト。
常連らしい女性客の頻繁に響く笑い声を耳にしながら…だが、残念ながら、首を傾げつつの観劇。
サービス満点の演出だったが、予想した以上に手が合わなかった。

という訳で、あくまでも嗜好の違いから導かれた低評価故に、星は敢えてつけないことにする。

彼女たちの断片

彼女たちの断片

東京演劇アンサンブル

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

出演者が女性のみだったので、基本、女性目線での、中絶を取り巻く過去から現在の状況を、世代の違う人たちの会話で、一方的に男性を責め立てるのでもなく、受け入れやすい演出でよかったです!
いろんなことも含めて、これから良い方向へ進んでいったらいいな~と思いました

音楽劇「夜来香(イエライシャン)ラプソディ」

音楽劇「夜来香(イエライシャン)ラプソディ」

キューブ

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2022/03/12 (土) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

日中のスター李香蘭(木下春香)、男装の麗人・川島芳子(壮一帆)、稀代のヒットメーカー服部良一(松下洸平)…。戦時下の中国・上海で歴史的人物たちを出合わせ、名曲をたっぷりきかせるエンターテインメント。「蘇州夜曲」「別れのブルース」「一杯のコーヒーから」。さらに「チャイナタンゴ」も服部良一とは知らなかった。この曲は井上ひさし芝居でおなじみ。自作の芝居で3回も使っている。

物陰にひそむ謎の女(仙名彩世)が共産党の幹部工作員で、実は李香蘭と幼馴染のロシア女性というのが、ひねりがきいている。彼女の狙う音楽会破壊工作が、はたしてどうなるかという興味でストーリーを引っ張る。
音楽会場面と、その企画を練る上海の租界の華やかなダンスホール・ラ・クンパルシータのべ面の比重が大きい。その合間に屋台での交歓や、陸軍本部での軍の方針決定の場など。

ネタバレBOX

2幕、音楽会後ろ盾である山家大佐(山内圭哉)が、日本へ送還・逮捕(?)されて、音楽会開催が危うくなる、というのが最大の「障害」。その程度の話なので、しょせん、ストーリーに大したヤマはない。豪華な衣装とステージ、美声をたっぷり楽しむのがこの舞台のかなめだ。

日本軍の横暴ぶりは、憲兵や酔った兵隊が「いまどき音楽など!」と怒鳴る程度であまり突っ込まない。憲兵隊長(山西淳)は、最後は音楽会成功のために一肌脱ぐ。司令官(森下じんせい)の命に背いて、音楽会でさわぎをおこそうとした中国共産党の一味を逮捕して、音楽界は無事に終わる。
なんとなく幸せだった2022

なんとなく幸せだった2022

かるがも団地

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2022/03/31 (木) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#北原州真 #冨岡英香
#信國ひろみ #森将人
#中嶋千歩 #遠さなえ
#谷川清夏 #岡本セキユ
#宮野風紗音(敬称略)
観劇してる場合ではない状況で、実は諦めかけていた。やめようかと思った。駅まで歩きながらキャンセルの連絡をしようかと本気で考え足を止めた程だった。それでも新幹線に乗って観に行ったのは、前回観た波多野伶奈さんが主演した『意味なしサチコ、三度目の朝』が面白かったから。
こうやって悩んで、新幹線にまで乗って観たのに残念だったりすると本当に頭にくるのだけれど、観に来て良かったと思える作品で、引き返さなかった自分を褒めている。
誤解を恐れずに書くと、作品に漂う空気は学園祭というより文化祭の出し物。それがダメなのではなく、それを作り貫いている感じが素晴らしい。言うなれば、カッコつけようとしているのに安っぽいのではなく、安っぽさをキッチリ作り上げているプロフェッショナリズム。
もう一つ誤解を恐れずに書けば、キャストは美女でもイケメンでもない……と最初は思えるのだけれど、最後にはみんな可愛くてカッコ良く見えている。ウットリして眺めている自分に気づく。コレって究極に凄いことで、作演出の藤田恭輔さんの手腕に他ならない。俳優の皆さんの演技も、チープ感を抱かせておきながら、実はとっても丁寧で力強くて澱みなく流れてクリア。
わたしは年齢を訊かれると19歳と答える。それは大人の手前で、足らないことが許される気がするから。この作品も、いや、かるがも団地という劇団も19歳感が凄い。それは大人になりたいのに足らないのではなく、未熟に徹する感じ……未熟を完璧に作り上げているのを感じる。それはもしかするとワカチコだ。最高のワカチコに違いない。
これからも、誰を客演に招いても面白いと確信する。次も観たいと思う若い劇団がまた一つ増えた。

1999会の谷川清夏さんのマドンナ感が堪らなく好きだ。そして、声が艶やかで素晴らしい。
ウメコの解説のようなモノローグが嫌味なく聴いていられるのは、演出の力ももちろんだが、冨岡英香さんのパーソナリティによるところも大きい。自然体な佇まいが大好きだ。
劇団員の宮野風紗音さんは、まるで百戦錬磨のお笑い芸人並の面白さ。

つまりは、大いに笑いながらキュンとするから、みんな観たらイイ。

彼女たちの断片

彼女たちの断片

東京演劇アンサンブル

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

7人の女たちの議論から、性、妊娠、中絶をめぐる歴史が紐解かれる。女性の、女性による、女性のための、と言いたいところだが、これは女性と男性のための芝居だろう。「私の体は私のもの」というセリフが印象的だ。
兵士となる人口を増やすため、戦前は堕胎罪によって、中絶は罪とされた。戦後、中絶は合法化されたが、抑制のため「水子供養」(たたり)という脅しが保守勢力によって広められた(知らなかった!)。中絶に男性の「同意」はいらないという主張もあるとか。
気を失っている間に性行為をされた女性。中絶が許されないペルー育ちで、3人目。4人目を中絶した後、5人目を(女友達の支援を力に)夫に産むことを認めさせた女性。それぞれの女性の語りから、様々な生徒妊娠・出産への向き合い方が浮かび上がる。

民衆の敵

民衆の敵

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2022/03/29 (火) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

さすがです。引き込まれる熱い芝居!良い時間をありがとうございます♪

愛しのボカン

愛しのボカン

悪い芝居

本多劇場(東京都)

2022/03/18 (金) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

非常にパワフルで、カラフルでエネルギーに溢れていました。
創作の可能性と、イマジネーションの熱量と。

そこに更に岡本太郎氏の言葉や、オマージュ、
得たインスピレーションが散りばめられていて、
演劇、芸術への大きなリスペクトを感じました。

ただし、ちょっとオリジナリティというか、
ご自身の内側から溢れ出てきている、と言うよりも、
上記の様な、他者からのインスピレーションによって溢れてしまった様な、
自発的な爆発!かと言うと、少し違う印象でした。

雑多と言うか、気持ちがたくさんあり過ぎて、
それを纏められずに駄々洩れてるみたいに観えてしまいました。

最終盤の10分、15分くらいからの推進力はパワーを感じました。

耳があるなら蒼に聞け・ハンズアップ2022

耳があるなら蒼に聞け・ハンズアップ2022

企画演劇集団ボクラ団義

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2022/03/19 (土) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『耳があるなら蒼に聞け』

暫定最終公演に相応しい、団体さんがこれまで積み上げてきた
歴史のif作品の中の傑作でした。
熱量・作品の描く世界観の深度と、ゾクゾクする様な作品で、
坂本龍馬である沖野さん、中岡慎太郎の大神拓哉さんと、
団体の看板役者を前面に出し、重厚に魅せて貰えました。

たった150年ほど前の、歴史的な事件、なのに謎が解けていない部分を、
本当にこんな事があったかも知れない、と思わせてくれる、
没入させて頂けた作品でした。

殺陣も必要最小限に、緊張感が続く場面の連続は心がシビれました。
今のこの時代だからこそ、観客に伝える意義のあるメッセージがたくさんでした。

彼らの活動の一端の幕引きを、観届けられて嬉しかったです。

耳があるなら蒼に聞け・ハンズアップ2022

耳があるなら蒼に聞け・ハンズアップ2022

企画演劇集団ボクラ団義

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2022/03/19 (土) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

『ハンズアップ2022』

ダークなテイストの会話劇。
他団体に移管されての2公演はこれまでに拝見してきて、
初の自団体での公演を拝見出来ました。

会話劇として謎がなかなか解けないもどかしさ、
行われるゲームの長さによる進行配分も、若干ですが
作品のスピード感を損なっている感じがしてしまう作品ですが、
終盤以降の謎がメキメキと解けていってからの加速度が気持ち良いです。

各キャラクターの個性や特徴がシッカリと紹介されていて、
こんがらがる事は少ないので、観易いとは思います。

色んな団体さんで主演級を張れるゲスト役者さん達と、
ボクラ団義のメンバーとが上手い融合をしていたと思います。
目に焼き付けられて幸せでした。

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