実演鑑賞
満足度★★★★★
『耳があるなら蒼に聞け』
暫定最終公演に相応しい、団体さんがこれまで積み上げてきた
歴史のif作品の中の傑作でした。
熱量・作品の描く世界観の深度と、ゾクゾクする様な作品で、
坂本龍馬である沖野さん、中岡慎太郎の大神拓哉さんと、
団体の看板役者を前面に出し、重厚に魅せて貰えました。
たった150年ほど前の、歴史的な事件、なのに謎が解けていない部分を、
本当にこんな事があったかも知れない、と思わせてくれる、
没入させて頂けた作品でした。
殺陣も必要最小限に、緊張感が続く場面の連続は心がシビれました。
今のこの時代だからこそ、観客に伝える意義のあるメッセージがたくさんでした。
彼らの活動の一端の幕引きを、観届けられて嬉しかったです。