
お勢、断行
世田谷パブリックシアター
福岡市民会館(福岡県)
2022/06/16 (木) ~ 2022/06/16 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
美術が複数のブロックになって出たり入ったりしますが、転換時間はおさえておられます。
横溝正史や京極夏彦的な感じもしますが、やはり江戸川乱歩の雰囲気です。
不妊症と娘のところが解読できずに終演でしたが、それまでは、出来事のシーンで不明なセリフがあると遡って回収されています。

ゴンドラ
マチルダアパルトマン
下北沢 スターダスト(東京都)
2022/06/15 (水) ~ 2022/06/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
黄色いゴンドラ鑑賞
価値観の違う二人の会話が、かみあっていない中でも成立しているやりとり、ほのぼのとした雰囲気も含めて楽しかったです

小刻みに戸惑う神様
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2022/06/15 (水) ~ 2022/06/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
死にかかわる場所には、見えてはいないけれども、こんな光景が繰り広げられているのでしょうね!?
登場しなかった人も含めての人間模様、面白かったです!

田園1968
文学座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2022/06/17 (金) ~ 2022/06/25 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
文学座の持ち味の日常的リアリズムで描く人情喜劇。60年代の田園へのノスタルジーと、ここで生きるしかない人間の意地と、ここにないものへの憧れをともにくっきりと現出させて、しみじみといい芝居であった。
足の不自由な長男(腰塚学)と、都会で挫折して帰ってきた長女(磯田美絵)と、そして語り手である映画好きの浪人生の三男(武田知久)。三人三様の悩みやコンプレックスが次第に明らかになっていく群像劇である。母は死に、父(加納朋之)は農家をやめ土建業に。農業を一人で続け、一家を仕切る頑固婆さんが面白い。誰かと思ったら新橋耐子さん。「頭痛肩こり樋口一葉」の花蛍役ですごい女優と思って以来の再会だった。
長女を追ってきて、農業の手伝いで居候した学生(西村知泰)が家族内の異物であり、道化役であり、笑いを起こす。長男が恋してしまう団地の主婦(郡山冬果)も、田舎とは違うあか抜けた明るさをまとっていてよかった。私が感動した舞台を振り返ると、ホームドラマという共通点に思い当たった。ホームドラマの奥の深さ、人情を盛る器としての扱いやすさに改めて気づいた。

恭しき娼婦
TBS/サンライズプロモーション東京
紀伊國屋ホール(東京都)
2022/06/04 (土) ~ 2022/06/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
怯えた黒人(野坂弘)の恐怖に目をむく表情がまずただならぬ気配をうむ。青年(風間俊介)が家柄も生活ぶりも申し分ないはずなのに、なぜかおどおどしている。そして北部から南部の街にきたばかりの娼婦リジー(奈緒)の心の揺れが巧み。娼婦なのに聖女のような、穢れを知らない無垢な存在。それ故に、母の愛へのあこがれを逆手に取られて、虚偽の証言に陥る。自分のやったことと、信念の間に引き裂かれる葛藤が見事。リジーを篭絡する、権力の代理人・上院議員(金子由之)の有無を言わせない威圧的で無感情な能面のようなすごみが怖かった。
1時間45分

奇人たちの晩餐会
インプレッション
世田谷パブリックシアター(東京都)
2022/06/07 (火) ~ 2022/06/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
見てよかった。思いっきり笑えました。愛之助の憎めない引っ掻き回しぶりが最高です。戸次重幸に次々襲い掛かる泣きっ面にハチぶりもおかしい。ぎっくり腰、最愛の妻の家出、愛之助がイランおせっかいで一生懸命やると、すぐドジをふんで事態を一層悪くする。ついには税務調査まで受けそうになってのてんやわんや。
二人芝居ではそろそろネタ切れかというところに、元寝取られ男の原田優一が現れて、突っ込み役として笑いを活気づける。本当に面白いのはここから。さらに、いかれたマルレーヌ役の野口かおるの、底知れぬハチャメチャぶりもよかった。そして最後は、愛之助がジーンと来させる。素晴らしい芝居でした。
成功した編集者のピエールのプチブル、俗物ぶりの風刺が根っこにあるところも、さすがエスプリの国フランスです。

ゴンドラ
マチルダアパルトマン
下北沢 スターダスト(東京都)
2022/06/15 (水) ~ 2022/06/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
黄色いゴンドラを拝見しました。実際には少し怖い話のような気もしましたが、噛み合ってなさそうで、噛み合ってる会話、絶妙でおもしろかったです。何回か拝見してる団体さんですが、少し不思議な感じと、でも、あるあるな日常空間をバランスよく見せてくれてとても楽しめました。次回も楽しみですね

夏至の侍
劇団桟敷童子
すみだパークシアター倉(東京都)
2022/06/07 (火) ~ 2022/06/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
19日午後、東京・錦糸町にあるすみだパークスタジオ倉で上演された劇団桟敷童子公演『夏至の侍』千穐楽を観た。これは、知人の役者・もりちえが出演していた関係からである。
プログラムに書かれているように、今回の舞台は九州のとある町にある老舗金魚問屋・鍋嶋養魚の衰退を描いた作品である。かつては名声を誇った名店・鍋嶋養魚も度重なる台風の被害と女社長(音無美紀子)の長男で跡取りのはずだった繁の死によって、その嫁である菜緒(板垣桃子)と女社長の二人の頑張りでは経営は成り立たなくなりつつあり、新興の金魚問屋・丸尾養魚への身売り話が進みつつある。この話は鍋嶋養魚の本家でもある鍋嶋興業も後押ししており、身売り話は後戻りできないような状況であった。そんなところに、家出同然で飛び出した女社長の長女・みちる(長嶺安奈)と次女・わたる(大手忍)が訳ありで戻ってきて、鍋嶋養魚に一波乱を起こす。そんな中、繁の亡き後を支えてきた菜緒にも好きな人が出来、心は揺れ動く。女社長・ふみゑは堀に通じる水車を復活させ、なんとか鍋嶋養魚を立て直そうと古い馴染み客や繁の同級生等を頼りに水車の復活工事に乗り出すが、再び大きな台風に襲えあれ万事休す。復活の芽は完全に摘み取られてしまう。二人の娘は再び家を後にし、菜緒も去って行き、ふみゑは一人堀の水に古の栄光に思いをはせて幕が下りる。
題目の『夏至の侍』とは、濁った堀の水に生きる金魚の事で、それが見つかれば養魚業に勢いが付くと言われているもの。しかし、結局鍋嶋養魚の堀に夏至の侍はいなかった。
場面の要所要所で歌われる「金魚の唄」(作曲:もりちえ)のフレーズが、観る者の心に染み入ってくる。残念ではあるが悲しい物語であった。
さて、いつもなら存在感が群を抜いている板垣桃子と大手忍以上に存在感を感じさせたのが、やはりベテランの味が生きる音無美紀子と、その長女役の長嶺安奈の二人。もちろん、板垣桃子と大手忍の活躍も生きていた。ただ、板垣演じる菜緒が新たな恋に揺れ動く心を演じる場面が若干希薄だったような気がしたのは残念。
わがもりちえは、丸尾養魚の社長夫人と劇中歌作曲で見せ場を作っていた。考えれば、丸尾の社長役・瀬戸純哉はもりの旦那さんでもあるわけで、公私合体の演技か! 瀬戸純哉も桟敷童子常連として欠かせない存在となってきたのは嬉しい。
それと、相変わらず凄いとしか言いようのない舞台転換には参った。特にラストシーンの水車。その水と戯れる音無美紀子の姿は絵になるなぁ。
さて、次回は12月。楽しみにしている。

ゴンドラ
マチルダアパルトマン
下北沢 スターダスト(東京都)
2022/06/15 (水) ~ 2022/06/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
アパートの狭いダイニングだけで語られる赤裸々な三人三様の現在と過去
生きてきた時間、環境、文化、人間関係、様々なギャップを活かした嚙み合わなさとぎこちなさが巧みに描かれた秀逸な作品。
舞台の良さと魅力をしっかり感じられる物語を作り上げる力も感動もの。
きっと3人のうち一人くらいは親戚に居そうで脳内を駆け巡る。
屁理お兄ちゃんどっかにいるよなと一考すると「俺か」と自覚する。
やっぱりカラーが違うと物語の行方も違ったりするのだろか
他の色にも興味大。

星の王子さま〜プロアスリートが伝える物語
プロアスリートユニットTORICOT
やまと芸術文化ホール・メインホール(神奈川県)
2022/06/18 (土) ~ 2022/06/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
物語をアスリートたちがそれぞれの得意技を使って表現するというのは、マッスルミュージカル、サムライロックオーケストラと見ていますが、セリフが付いているのは初めて見ました。今までは桃太郎とか八犬伝とか、よく知られた物語でした。「星の王子さま」も知られているとは思いますが、やはりセリフなしでは難しいだろうと思います。
大切なものは目には見えない。あの星のどこかに僕がいると思ったら、星を見るのが好きになるでしょう?(正確ではないかも)星の王子さまと、狐や蛇、飛行士たちとの会話、それを表現するラート(飛行機乗りにぴったりでした)やバトン(怖いけど素敵な蛇)、新体操(でかいのに可愛らしい狐)のどれもが素晴らしかったです。

【cocktail:Gypsy】-カクテル:ジプシー-
竹内尚文プロデュース
エビスSTARバー(東京都)
2022/06/17 (金) ~ 2022/06/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
本物のバーでバーを舞台にした公演をやるんだから舞台セット、効果音共にリアルというより本物。構造上暗転の多用になってしまうのは仕方ないか

act#015『夢を盗みて』
STAR☆JACKS
ABCホール (大阪府)
2022/06/17 (金) ~ 2022/06/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ほんと素敵な舞台でした。
ほぼ3時間の長丁場。飽きさせることなく、ストーリー・演出・殺陣・ダンスパフォーマンス・プロジェクター効果、どれをとっても素晴らしかった。
誘って連れてきた友人も、「東京公演もせず、大阪だけで終わっちゃうの?これだけクオリティの高い舞台なのに、もったいない」との感想でしたよ。
次回公演も楽しみにしています。

ゴンドラ
マチルダアパルトマン
下北沢 スターダスト(東京都)
2022/06/15 (水) ~ 2022/06/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「黄色いゴンドラ」ヘルパーさんにこの態度では私なら担当変えてもらいたくなりますね。見かけも相待って危なそうじゃないですか?でも彼女は鈍いんだかなんだかあまり気にしていなさそう。噛み合わなかったり、途中で話が斬られてしまったりですが、現実の会話でも結構ありますよね。それをわざわざ書くというのにはあまり出会いませんが。観覧車を人生(あるいは恋)に例えるのはすごく共感できます。私も集合住宅の窓の一つ一つが(特に夜は)気になるたちです。
他のゴンドラも気になります。キャストが変わるとどうなるのか。見てみたいですね。

いきなり!エンプティ!
にちようび企画
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2022/04/29 (金) ~ 2022/05/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
千秋楽観劇。
絶望の淵の2人がホームで出会い…
偶然か?必然か?かけ違えたボタンは?
二重三重四重に巡らされた伏線が見事に回収され、何故か弁当で涙が…
素晴らしかった!
今まで脚本を買った事ないが、スピンオフも読みたくなった!
良かった!
と、言うことで…
今まで、脚本を買った事かなかったのに、買ってしまった!
A5サイズで全578頁。
内、今回の脚本は125頁で、残りはスピンオフ・小説という、大ボリューム!
読み応え半端無し!
GWはこの世界に浸りました。

ゴンドラ
マチルダアパルトマン
下北沢 スターダスト(東京都)
2022/06/15 (水) ~ 2022/06/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
『黄色いゴンドラ』
凄い才能。ウォン・カーウァイの登場時みたいな。触れるもの皆黄金に変わり、未だ誰も観たことがない作品世界の扉が開かれる。
よくある設定の三人芝居なのだが、辿り着く到達点に驚く。一体ここは何処なんだ?数十分の観劇(しかも初日2000円!)で相当参った。これは是非観に行った方がいい。コメディとしても秀逸。
山本直樹のエロ漫画みたいな開幕で、東京から田舎の実家に帰ってきた無職引き籠もり駄目男(坂本七秋〈ちあき〉氏)が寝たきりの父親の訪問介護のヘルパー(小久音〈さくね〉さん)に恋をする。その女性は天然?というかかなり頭が悪く、会話もなかなか成立しない。これシナリオなの?と驚く程、自然に間の抜けた噛み合わない会話のラリー。駄目男の叶わぬ恋模様かと思いきや、全くそんな話ではない。宇宙論だ。

短編『気高きジュエル』
劇団グラスホップ
イカロスの森(兵庫県)
2022/04/30 (土) ~ 2022/05/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
千秋楽観劇。
暗黒の世界で垣間見る人の温もりが優しい2つの短編。
泥棒やら怪しい商売やら、妖しい感じのお話でしたが…良かった!
卒業の4年後で集った劇団さん、好きな役者さん多数、応援してる。
■琥珀の蟻
地に這いつくばり、懸命に生きる兄姉弟分の絆が眩しく清々しい。
■瑠璃の林檎
命張って勝ち上がった者達が、窮地で見せる本音が優しい。

act#015『夢を盗みて』
STAR☆JACKS
ABCホール (大阪府)
2022/06/17 (金) ~ 2022/06/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
派手なオープングから心掴まれた!
ストーリーも泣かせます。
ABCホールの舞台を所狭しと動きまわって殺陣を魅せる!
久しぶりのエンタメを堪能!
最高でした!
拍手が止まりません。
楽しく贅沢な時間でした^_^

『橋の下のガタロ』『川向う』
劇団未来
未来ワークスタジオ(大阪府)
2022/05/27 (金) ~ 2022/06/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
『橋の下のガタロ』
嫌われ者ガタロと村娘せつとの友情にほのぼのしつつ、言われなき差別、友との別れに涙!
『川向う』
川向うの部落との合併に揺れる村で、結婚に反対する母に娘は…
いつまでも変わらない社会を嘆きつつ、親子の力強さにエール送りたくなる作品。
いずれもマイノリティへの差別を扱った演目でしたが、演技に裏打ちされた、見応えのある公演でした。
感動した。良かった。
創立60周年おめでとうございます。
今回の記念公演No.1に続く、記念公演No.2も期待してます。

電鉄
第2劇場
大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)
2022/04/23 (土) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
楽日観劇。
彼岸と此岸を繋ぐ電気鉄道。
そこに乗ってはいけない乗客が…
ルールや固定観念に縛られずに生きる事の大切さを指し示す?!感動巨編じゃなく、ポップな感じに(半ば強引に)背中を押してくれる。
新歓公演らしい、前向きな公演でした。
理由がバカバカしいけど…愉しかった。

「なんとかなる」 やったった【ver】どもならん【ver】(二本立て)
春風
イズムスタジオ(大阪府)
2022/04/22 (金) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
『なんとかなる どもならん【ver】』中日観劇。
本番2日前、2日前に窮地を乗り越え、完本した筈が…
未完の本を手に練習を始める劇団員。本番は明後日だぞ!
どもならん状況、怒りは沸点を越え、きしむ不協和音!
人の不幸は蜜の味、パニックコメディ、愉しかった。