miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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チェインソング

チェインソング

文月堂

駅前劇場(東京都)

2012/12/26 (水) ~ 2012/12/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題568(12-311)
19:00の回(曇)、18:15受付(整理券あり)、18:30開場。受付にいらした方..みたように思うものの、頭の中が全然このような状況に対して準備ができていなかったので..PQRの斉藤さんでした。よくブログはみているので事前に知っていればちゃんとご挨拶できたのに...。18:44/19:00前説(校内放送風でいい具合にエコーがかかっています)。舞台はT字になっていて客席は、両サイド、後方席、3つのブロック。3方の壁は教室の窓を模したのか大きな四角模様。19:04開演~21:11終演。熱い舞台なのでBGMもハード。1曲だけMETALLICAだと思われるものがありました。METALLICAは86年の初来日(Master Of Puppetsのツアー)をみて、数年は聴いたりLiveに行ったりしましたが、結局続きませんでした。「へちま」から2作目。台本と前作のDVDを購入。

ネタバレBOX

舞台だから伝わってくる熱量、前のめりになってもなお「生徒諸君」と叫ぶ若さ。
ちゃんとコーラス部になっている。
冒頭のアクションシーン、もしかして違う芝居にきたのかと思うほどのパワーでした。
「俺とあがさと彬と酒と」第1回公演『ふたりマクベス、マボロシ兄妹、ほか短編』

「俺とあがさと彬と酒と」第1回公演『ふたりマクベス、マボロシ兄妹、ほか短編』

DULL-COLORED POP

アトリエ春風舎(東京都)

2012/12/27 (木) ~ 2012/12/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題567(12-310)
10:00の回(雨)。10:00開演という理由だけでみに来ました。9:35受付開場、おはようサービスがあるそうで...と入ると舞台上、テーブルが用意され、お菓子、飲み物..この時間なのにアルコール類も、その向こうではあがささんが着ぐるみパジャマ姿でホットケーキを照れくさそうに、手慣れていない様子(ホントはお上手なのでしょう)を演じつつ作っています。コーヒー、チョコ、カントリーマアム、それと手作りホットケーキをいただきました。その後、早起きの方には恒例のラジオ体操、全員起立、隣とぶつからないように元気よく。10:05照明が一段おち、ピアノの音、雨の音?10:07前説~「マボロシ兄妹」10:09荒い息遣いが聴こえてきます、11:05、休憩、「ふたりマクベス」11:17~12:09終演。

ネタバレBOX

ホットケーキは少し硬めでしたが、2度とない機会、ごちそうさまでした。

「マボロシ兄妹」、兄と妹、先生..突然役割が代わり、表情も変わるので緊張感がいい具合に続きました。ただ、差し歯あたりまでいくと展開がみえてしまうので、牧場風景など省略してもよかったのではないかと感じました。
自分が見えていることが「現実」を定義するというのは、脳の機能に関する書物をよむと「そうなのかぁ」とよく感じるところです。

「ふたりマクベス」。原作は読んでいませんが、舞台(原作をベースとしたもの)をみたことがあるので、なんとかついていけたかなと思います。そうでなかったら何が「マクベス」なのかわからなかったと思います。
埋める日

埋める日

スポンジ

OFF OFFシアター(東京都)

2012/12/26 (水) ~ 2012/12/30 (日)公演終了

無題566(12-309)
15:00の回(雨)。14:15受付(チケットに整理番号あり)、14:30開場。15:00開演というのはとても微妙な時間帯。どんなお話なのか分からないまま...入ると。よくできてますね。汚れ具合(使われ感)がいいですし、細かいところまで意地のような作りこみ。壁、ガラス戸、棚、冷蔵庫のマグネット、鍋、換気扇、キンチョール、輪ゴム、「祭」のうちわ、いまどき地球儀、なんでこんなに封筒があるのか。唯一、デジタル対応せざるをえなかったTV(SHARP)だけが違和感を放っています。舞台は下手2/3のダイニングキッチン、ベランダ。上手、和室にはテーブルとソファ、寝室は別にあるとして2DKの団地でしょうか。客席もこれに従い、下手側には1-2列目にベンチシート、3列目から椅子。上手側は椅子(ざぶとんあり)。不協和音の塊のようなBGMがかすかに聴こえてきます。当パンの記載で舞台は「常磐平団地」。ウィキペディアをみると、1959年に第一次入居者募集(992戸)、孤独死の問題など。14:58前説(場内アナウンス)、15:04、和室のTVがグリーンの砂嵐を映し出し、戸外からは工事の音が..大きくなり、開演~16:28終演。

ネタバレBOX

(雑記)舞台「装置」に比べると「人」の部分にあまり生活感がなかったように思いました。場転でTVモニターの色が変わっていた(緑、赤、青、黒...)。ドナルドのマグカップはウチにもある。寿司は本物だった(全部?)。いろんなエピソードが「埋め込まれ」ているのは作風でしょうか...どれもあいまいなままで破綻することなく、日常は続く、それが普通の生活だというようにも思えました。


年末

年末

ろりえ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/12/28 (金) ~ 2012/12/30 (日)公演終了

満足度★★★★

無題565(12-308)
18:00の回(雨)。17:15受付(整理番号券あり、振込1番~、当日精算20番台)。チケットはおみくじになっていて、みると「大吉」。17:30開場。パイプ椅子にザブトン(薄い..)、頭上にミラーボールがみえます。舞台には梵鐘、大きいですね(東大寺のものは3.86m、重量26.3tだそうで)。よーーくみてみますと..正面に「南無薬師如来」...? その左に「ろりえ」とあるので役者さんのお名前などあったのでしょうか...そこまではよめませんでした。「三鷹の化け物」からで3作目。嫌でも視界に入ってくる鐘..鳴るわけでなし、中から蛇が出てくるのでもなし。唯一、隠れる場所として使われるだけの大仕掛け。下手にこたつ、上手にふつうのベンチ。ギターはどのメーカーのだったんだろう...。4人の女性(女の子)が紡ぐ、昔と今、静かな気持ちの揺らぎと、包丁を持ってばく進する感情。本年度最後の観劇..年末でした。

『SHIT AND LOBSTER』

『SHIT AND LOBSTER』

覇天候

明石スタジオ(東京都)

2012/12/26 (水) ~ 2012/12/30 (日)公演終了

無題564(12-307)
15:00の回(やや曇)。14:15受付(チケットに番号があり、受付順)、14:30開場。舞台は全面黒、中央に大きめの台、の上にアンダーウェアを左右斜め上に伸ばしたような白い布...これは象徴してるんですね、きっと。前2列がベンチシート、3列目から椅子席。14:56前説(1時間50分)、15:04開演~16:53終演。「ミラクルスーパーマーケット」からで2作目。ずいぶん違った印象でした..というより、よくわかりませんでした、すみません。座り心地が悪く、隣の方との間がなく、ベンチの高さが微妙にあわず、中盤以降お尻が痛くてだめでした。結局、何回も何回もセリフとして発せられた「SHIT AND LOBSTER」が、どれほど凄いものなのかわからず。「型」の展示や歴史の解説に時間をかけていましたが...あまり面白くなくて..申し訳ない。ちなみに、お隣の女性陣はとても楽しそうでした。

初雪の味

初雪の味

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/12/28 (金) ~ 2013/01/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題563(12-306)
19:30の回(小雨)。少し早めに着いたのでマックでコーヒー。アゴラまでならなんとか傘をささなくても行けそうだったので歩く。と、会場前で声をかけられ、振り向くと今夜のアフタートーク・ゲスト長田さん。先日「青のはて」をみたばかりで、ようやく宮澤作品を読むことにしましたとお話する。来年のミュージカル「by the sea(長田さん作・脚本・作詞)」は予約済み。
「長田さん」「鎌倉」で今夜の公演を選びました。受付していただくとチケットには整理番号。開場時間まで奥の部屋で温まっていると、てがみ座の今泉さんがいらしたので少しお話。

19:10開場。広い畳の和室、白いのは雪のイメージでしょうか、四角く敷かれた畳、大きなこたつ、湯のみ、年賀状、辞書。畳の辺、外と内との境には囲うように白木、その外には白い玉砂利が敷かれ、雪が積もったようであり神聖な趣。左右に3本ずつの木柱、これも白、みな長さが違います。能舞台の柱に近いものなのか...。奥には白い障子、ところどころ抜けていてそこは黒、廊下の向こうは黒...大晦日の夜。下手にえんじ色の台、こけし、毬、鳥笛、陶器、雑誌??。上手は台所へ通じ、えんじ色ののれん。限られた色の舞台。19:24吉田さんによる前説(95分)、空調がとまり開演~21:07終演、21:13~21:36アフタートーク。駅まで傘をささず歩く。

何とか会津編も、和知さん、みたい。


ネタバレBOX

アフタートークでも、鎌倉、横浜という地名がでて、質問されたお客さんも鎌倉ということ。個人的に...生まれたのは横浜市(但し小さすぎたので記憶なし)、育ったのが鎌倉市。北鎌倉駅で降り、円覚寺、葉祥明美術館、建長寺、明月院、横から八幡宮へ、鎌倉小町通りを歩き鎌倉駅へ、海まで歩いても、江ノ電に乗って江の島へ行っても、これがお気に入りのコースでした。

先日、その実家を引き払ってきました。何十年も住んでいた家、何もなくなってしまった家。周りの風景が、物心ついた時からのことが、幾重にも幾重にも、繰り返し、思い出されます。

遊んだ場所、通った道、今もかろうじて残る商店街の片隅のお店。

いつもと同じ大晦日、そうではなくなった大晦日。静かな舞台と演技は、深々と降っているであろう雪に包まれたような感覚にさせてくれます。

ときどき聞こえていたのは除夜の鐘...横浜は船の汽笛ですね。

片腕

片腕

台湾・日本 国際共同企画『川端康成三部作』

森下スタジオ(東京都)

2012/12/26 (水) ~ 2012/12/28 (金)公演終了

満足度★★★★★

無題562(12-305)
20:00の回(晴)。2階のスタジオ、19:30受付で開場のはず(チケットに書いてある)が開演の5分前開場=19:55、またカメラ撮影が行われるとのこと…であれば、少なくともネット上の媒体で告知しないかなぁ、しないか、でも、1階入口に掲示するとか、5分で開演できるんだろうか、とか考えたのですが、本公演のサイトにはちゃんと告知が出ていました(でも、なかなかそこまでは…)。ここは2回目で、前回は1階。カトウさん、ajiが初めてで4作目。開演時間がちょうどよいのできました。もちろん「ブンガク」「カワバタ」はダメかもと思っていました。が、どっこい面白くてびっくり!。きっと仕掛けも演出も何も知らずにみる方が楽しい。山縣さん、妖&艶。ほぼ予定通り開演〜20:54終演。感想は少し後で。

「クララ・ジェスフィールド公園で」

「クララ・ジェスフィールド公園で」

メメントC

pit北/区域(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

無題561(12-304)
14:00の回(雨)。13:30受付、13:32開場、初めて受付横の階段から下りる。ぐるっと回りながら、普段は役者さんが出入りする扉から座席へ向かいます。座るのは(いつもの階段から見て)左、小さなテーブルと椅子だけの舞台。客席端に「当日席」が一席。13:56前説(喫煙シーンについて)、13:59、2階より音楽が聴こえ(アコーディオンの生演奏)開演~16:08終演。

なんとはなく「Lust, Caution」がうかぶ。みたのは2008年(@ル・シネマ)。ウィキペディアで確認すると1938~1942年あたりのことらしい。「第二次世界大戦中、日本軍による事実上の占領下となっていた香港と上海」が舞台。当パンを読むとクララ(1918~1948)上海。映画のときもそうでしたが、ここらの背景について全然知識がないので、これはどうしようもない。なぜ、登場人物たちがこのように動くのか、に追い付いていけないのでした、申し訳ないです。

エレベーターの鍵

エレベーターの鍵

池の下

pit北/区域(東京都)

2012/12/21 (金) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題560(12-303)
19:00の回(晴)。18:15会場着、受付は始まっていました。18:38開場、今日も入って左へ、最前列は桟敷席7席、開演直前に追加。海外の作家、戯曲ものはまずみないのですが、会場が自宅方面でしたので選んでみました。劇団も役者さんも初めて。

入ると、空中に金色に輝く球体(スフィア)が浮かんでいます。上野の国立科学博物館にある「フーコーの振り子」にそっくり、こちらの方がずっと大きい。四隅に古い木製の椅子。球体は照明の色によって性格を変えるかのように変化します。壁には少し大きめの影が映っています...自転の影響なのか(ホントか?)ほんの僅か揺れています。オレンジの照明が球体に反射し、2つの眼のようです。19:04前説(場内アナウンス)~開演、BGMが入り暗転~19:59終演。1時弱のお芝居でしたが新鮮で刺激的でした。カメラが2台入っていたのでいずれDVDになるのでしょうか...その時は購入しましょう。

ネタバレBOX

調べてみると他の劇団では「一人芝居」もあるようで、本作もセリフの大半はひとりが。あとの3人、これが無機質、無人格、まるで人形のような動きをみせ、それが唯一感情を持った主役との対比を浮き立たせています。

狭い会場なので「影」の部分も目に入ってきます。明るい球体とふたつの黒い球体(壁に映る影)3連星。上部からの照明では真下に黒い穴(ブラックホール)が穿たれているようにみえます。4人とも身につけているものは「黒」。闇の中、唯一、窓を開けた時、光が届く。視覚に刺さる。

「動かない演技」不気味で氷のような冷たさを感じます。
~Gift~

~Gift~

ひとくちさいずプロデュース公演

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

無題559(12-302)
13:30の回(雨、終演後はいい天気)。13:03受付、開場、パイプ椅子席(ゆったりした配置)。3作目です。舞台正面にはツリーが模してあり、MERRY CHRISTMASの文字。床には箱…プレゼントが入っているようです。13:28前説(2時間)、13:31開演〜15:32終演。3本立てとは知らなかったので2話目で少し?となる(スミマセン)。どのお話もとてもありそうに思えないけど、それはある程度よいとして、全体に散漫な印象を受けました、どうも長いセリフになると「説明します」になっているような。「うつ」「コミュニケーション障害」って言ってるけど、こういう扱いでいいのかな…なんて思いました…随分軽い。3話目、時間の経過がわかりにくかったので戸惑いました、当パンに関係図があるとありがたいです。また、セリフはキッチリ覚えておきましょう。

ごぉ・しち・ごっ...

ごぉ・しち・ごっ...

d’UOMO ex machina

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2012/12/17 (月) ~ 2012/12/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題558(12-301)
20:00の回(雨はなんとか上がったようで)。19:20会場着、受付、中へ。前回は中目黒、初めての場所なので自分の居場所を探す。今回は数回来ている「絵空箱」だからと思って入ったところ..逆だった。普段、ステージとして使われている「奥」が客席、前後2列。、そこに座ると正面はカウンター...そこだけが明るく、ボトルに光が跳ねている。カウンター内のお二人を眺めていて、ふと、マネの絵を連想する「フォリ=ベルジェールの酒場」。まじまじと比較すると違うけど、そこに映っているであろうわれわれ観客、いろいろな色のボトルと液体。ひかりの加減で、カウンターのこちら側、人物は少しシルエットになる。フロアには四角いテーブルと椅子が3脚。背の高いグラスに水、キャンドル/ホルダー(熱で回転)、奥にもテーブルや椅子、姿見。

開演前、入り口が開けられているため冷気が届く。カウンターはオレンジ色。グリーン、琥珀色のボトル。役者は思うままに、歩き、座り、お客さんはドリンクや軽食を注文している。20:00ダンスが始まる、Gがアルペジオで鳴り、照明がおちつつ、シルエットがくっきりと浮かび上がる。五線譜から解き放たれた音符や休符のように、「じゅうしちおん」で余韻と切れ。和のリズムと洋のリズムが折り重なり、織り込まれる。繰り返され、繰り返され。21:20終演。

いまが何時なのか、ここはどこなのか、ではない、自分が揺れ動く感覚をとらえる。いつもそれが楽しみ。

だから、1周年なんだってばぁぁぁぁ!!!!汗

だから、1周年なんだってばぁぁぁぁ!!!!汗

38mmなぐりーず

王子小劇場(東京都)

2012/12/21 (金) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題557(12-300)
20:00の回(晴)。19:40受付、開場〜21:45終演。ロビーに物販、フロア内での飲食可、19:57研究生ママンスキーの前説…携帯電源切る必要なし、積極的に呟き、写真(但し、フラッシュ不可)を投稿すべし。入って右に一列パイプ椅子。ここに荷物置き、座りながらの参加も良。Liveのように圧縮状態ではなかったので、比較的ゆったりと観劇できました。ミラーボールが回り続け、エンターテインメントに徹したパフォーマンス。事前に振りの練習。歌、映像、(今夜は)落語、ゲストとのショート芝居。8人のサンタでスタート、持ち歌8曲、振付と熱唱、フロア乱入。心地よいテンポでノり、ゲストの妙技と妙演で笑い、8人の明るさで元気になる。最後にLiveに行ったのは…2年くらい前のクラシックのはずだけど、洋楽では「Police」だったような気がする…何年前だったか忘れた。もともと洋楽99%、もちろん歌詞が聴き取れるわけではないし邦楽だと歌詞すら気にしない…が、今日は違う。何故、王子「小劇場」でやっているのかということですね、KANGEKI☆おじさんならきっと情景が目に浮かぶ...CD買えばよかった。真嶋さんは、タマコロが最初で5作目、ここ最近の役柄とは随分違った印象、すごく楽しそうでした。

このまちのかたち(再演)【多数様のご来場誠にありがとうございました!】

このまちのかたち(再演)【多数様のご来場誠にありがとうございました!】

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2012/12/20 (木) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題556(12-299)
19:30の回(晴、それほど寒くない)。初日。18:50会場着、受付、19:00開場。本作、前回もみていまして、前作と合わせて3作目です。椅子と「LOVE ME」…ぬいぐるみにうっすらと照明が当てられた(黒面の)舞台。椅子、クッション、ビデオ機材、自転車、正面の壁に映像…、前回は夏、今は冬、季節は違いますが目に映る「このまち」はさらに迫ってきました。BGMはなく、チラシをめくる音、スタッフの歩く音、空調の唸り。19:27前説(65分)、19:38開演〜20:42終演。開演間際、最前列(通路右側)の前に桟敷席が用意されました。

歴史/過去に対して「if」と「なぜ」という感情があるんだと思っています。悲しみにはこの2つが重なっていることが多い...

12/22追記:たとえば、お客さんのマナーについて→「ペットボトル飲む」「ガサゴソ音を立てて飴を取り出す」「バッグからティッシュを出すのに音をたて、また元に戻すのに音をたてる」「携帯が唸る」..などを経験しました。

件のお客さんは、明るくなっても携帯を少し開き気味に持っていて、また覗こうと様子をうかがっていた...

ネタバレBOX

気になったこと。開演が8分遅れでしたが、特に説明はありませんでした。お客さん待ちというくらいはあっていいのでは?

また、その遅れたお客さん(6分遅れ)、席に座って携帯を取り出し何やら…暗転しても平然とディスプレイを眺めています。手元から顔まで明るくなっても平気…舞台上ではもう始まっているのに…。
ユー  クロース・トゥ  ユー

ユー クロース・トゥ ユー

劇団ミックスドッグス

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/17 (月)公演終了

無題555(12-298)
18:00の回(晴)。チラシの写真とはずいぶん印象を異にする舞台だけど、下手に(たぶん)仏壇、中央は家族が使うテーブルとイス、上手には文庫本等の山。18:03前説~19:37終演。こちらは初めてです。具体的な感想は公演終了後に。

すみません、遅くなりました。お話は「説明」にあるとおり。劇団の方が同世代(にみえる)なので、家族という設定について「見た目」無理があるように感じました。できるだけリアルに演じようという意図なのでしょうが、どうみても...。そうであれば、全員同じ衣装で、演技だけでやりぬく等、があってもいいかなと。また、セリフもほぼ全員一本調子で、それも、なんでこのひとたちはこんなに「自己主張」したがるのかがよくわかりませんでした。お話については、「みえていること」=「存在していると認識できること」がどうしてうれしいのかが伝わってきません。ありえないこと...だということではなく、この家族の幸せに欠かせない、という点が見えてきません。まずは普通のお客さんが普通に楽しむことができる、これではないかなと。ステージの様子はサイトのブログにアップされていますがチラシからイメージされるものと(私が受けた)お芝居の印象とは相当違っていました。ダンスはいらないでしょうし、中央の台に集まりがちで、狭い舞台がさらに狭い物語の世界になってしまったようです。役者さんがどうなのかは、初見なので控えるとして、脚本/演出については疑問でした。

【緊急再演】つぎとまります【王子小劇場】

【緊急再演】つぎとまります【王子小劇場】

劇団肋骨蜜柑同好会

王子小劇場(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/15 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題554(12-297)
17:00の回(小雨)。16:25会場着、階段下を覗くも誰もいないので下りてみる。受付していただけたので、少し待つ。16:30開場、パイプ椅子の席で、最前列2席に「関係者席」とありました(ちゃんと理由あり)。下手にバス停留所、のりば「西蛙井」。横にベンチ(青)、中央にはブルーシートでできたテント、白い紐が天井とつながっている、コンクリートブロックにくくられている。その手前に小奇麗なテーブル、イス。上手にもテーブルがあって男が一人なにか書いている..ようで足元には書き損じが散乱。目覚まし時計、電話、書けないのかイライラしている様子。BGMはなく、虫の鳴き声が聞こえてくる。17:00前説(75分)..の最中、真っ赤な服、黒いストッキングに靴、帽子の女が現れ正面のイスに座る~暗転~バスが近づく音~つぎとまります~18:22終演。終演後、(画質が悪い)DVDを200円で購入。今みましたが、昔、西新宿で(ロック)ブート(海賊版)ビデオを買ったときもこのくらいの画質はけっこうあったものです。

終演後、ちょっとフジタさんに声をかけ、よかったことをお伝えする。

ネタバレBOX

冴えない現実逃避の作家(黒)、どこまでも自身の(流しそうめん的)世界観の内側にいる女(赤)。とても刺激的、見逃さなくてよかった。

田中渚さん、目線、首の傾げ方、セリフの間合い、どれも巧い。

セリフのひとつひとつに対していろいろ考えされられる。

毎回、あれだけそうめんを食べるとキツイのではないかと思う。

5番の「第四楽章」は一番好きな曲で、持ち歩いているウォークマンには10バージョンくらい入っている。

「関係者席」は劇中で使用、間に挟まれ少しドギマギ。
おすましさん。

おすましさん。

シアターパントマイム企画maimuima

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題553(12-296)
18:00の回(晴)。向かい側、以前きた時はまだ工事中だったが完成している。ときどき風が吹く…故に、冷えてくる。17:31受付、開場。こちらは2回目です(前回:誤解です。)。みているのは普段、どこにあってもおかしくなさそうで、どこかデフォルメされた動き。わかりやすく、また、楽しいし、笑ってしまう。映画の世界では「デジタル」の魔法で何でもできる…舞台ではすべてが手作りで肉体労働。それがアイデア一つでこんなに面白くなるんなんて。幕間の「歩き」もなぜか飽きない、スナイパーがいざという時に髪を整え仕損じていいのか、3回目、よもやそこから狙っていたとは気がつかなかった。鳥の集団が編隊を組み滑空するように集まっては散じ、一筆書きの如く演じきる。表情がいい。ホントに目は口ほどに物を言う。また見たい。

すべての夜は朝へと向かう

すべての夜は朝へと向かう

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

無題552(12-295)
19:30の回(晴)。18:45受付(整理券あり)、19:00開場(予定通り)。「りんごりらっぱんつ」からで4作目。(正面と下手)都会の夕闇に浮かぶビル群、窓はいろいろいな色に染まり、星と雲と少し欠けた月。手前には2つの部屋、テーブルにソファ、クッションにひざ掛け、上手には、洋酒、砂時計、目覚まし時計、カップ、メトロノーム、写真、四角い木目のパネルが貼ってあるのか...それにインターホン。手前の部屋、ソファーは茶(木目調)、テーブルの下には「コスモポリタン(この雑誌を読む住人というメッセージなんだろうか)」、一段高くなって奥はグレー、下手は玄関。どちらの部屋も物は少なく、ゆえに、生活感はない。
最前列はミニ椅子。19:15/19:28前説(場内アナウンス 1時間50分)。19:33、男がひとり、客席へ語りかける~21:16終演。

ネタバレBOX

冷えた感触...会場が少し寒かったせいだろうか、それとも目の前の「恋愛」に温かさを感じなかったせいだろうか。劇団の3人はもちろん、他の役者さんもよく、お芝居は楽しくみることができました。根津さんは、先月の「あの記憶の~」、川村さんは「人間失格」、村上さんは7月「カナヅチ女~」...。

細野さんは、いままでみた作品と比べ趣がずいぶん違っていたので、でていらして3秒くらい迷いました(オヤ、コノヒトハダレ?)。ずっと大人の女性らしく、美しさと寂しさ、とまどいがよく現れていたと思います。

各「組」の感情のユレと共感する部分があまりないのでお話とは相当距離があるなぁ、という印象です。

寒い冬は、どこまでも寒かった..とでもいいましょうか。

川村さんと村上さんとの戸外でのやりとり、それぞれの感情が対立しながらも奥の方で少しずつ、ふたたび、からみあい始めたように感じました。

プリオシンの竜骨

プリオシンの竜骨

BQMAP

シアターサンモール(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題551(12-294)
19:30の回(晴)。19:03会場着、受付でチケットがないと言われたけどよく探したら出てきたそうで…。ここは何十年ぶりだろう、記憶では21世紀FOXの公演だったはずで20年くらい前か…。最近、(意図せず)宮沢賢治ものをみていますが、原作はサボっていてまだ読んでいません。さすがに今夜、このお芝居をみて、読んでおいた方が、と思いました。グリーンを基調とした衣装の色使い、立体的な発掘現場のセット、天井に架けられた3本の布は肋骨か星の河か、正面には黒い夜空に星が赤くひかり、二人の少年はそれぞれの幸せを探し、そして別れる。歌もお芝居もよく、3人による絵画の時間もその出来栄えに思わず笑う…いや、微笑む。こちら初めて。19:30前説(場内アナウス、1時間45分)、19:35開演〜21:23終演。終盤ながれていた旋律は「主よ御許に〜」かな。Qチーム、少年たちの旅は心の翼に乗り夜空を駆け、太古の命の証が地から現れる。

ネタバレBOX

生者と死者とを隔てる切符、夢の中で少しずつ思い返されること。夜空を背景に、切なくて、それでも純真な少年たち。
RUR

RUR

演劇集団 砂地

上野ストアハウス(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/18 (火)公演終了

無題550(12-293)
19:00の回(晴)。初日、受付は開演の30分前と思っていましたが、1時間前からのようです。18:30開場、最前列のみミニ椅子。舞台に奥行きがあるのですこし高い位置からみるのがいいかもしれません。劇中、中央の通路も使います。入ってみると、上手、客席よりに椅子があり、女性が1人座っていて…ほとんど動きません。(多分)正方形にデスクが4つ置かれ、正面のものにはパソコンのモニター、携帯、呼び鈴。左右にラック、洋書や縄跳び、何かの缶。上手は大きなラックに段ボールなど…倉庫のイメージ。下手奥、脚立、パイプハンガー、大きい段ボール。正面、階段、登ると扉。「RUR」…8月に他の劇団で「 ロボット」というタイトルのものをみました(@APOC)。お話は何とかわかっているので演出の違いなどをみていました。すこし固かったかと。

18:45女性が一人入ってきて、ホースで水槽の水をバケツに汲み出す(このあとも3回ほど繰り返す)、19:02前説、上演時間2時間、19:06上手、電話が鳴り開演~21:06終演。

ネタバレBOX

「ロボット」が「動/立体」とすると、「RUR」は「静/平面」。それだけではなくそういった世界らしさにも差があるのはあたりまえ...か、ということであとは好みで。だいたい原作を読んでいないので、3つを比較することもできず。

中央に配置されたロの字のデスク、その客席側に座り、客席際に置かれた椅子に座った人物との会話、というパターンが何回かでてくる。となると手前の役者さんは背中しかみえない。なにか狙ってのことだと思うけどよくわからず。

「RUR」を初めてみたらまた別の印象だったのではないかと。たぶん、これからはそれまでにみた作品との比較になるのだろう...でもそれでは面白くないだろう。
インスタントガール

インスタントガール

劇団リケチカ

BAR COREDO(東京都)

2012/12/09 (日) ~ 2012/12/11 (火)公演終了

満足度★★★★

無題549(12-292)
19:30の回(晴)。19:11会場着(徒歩にて)、受付、今日ものんびりしていたので遅め、入って右の席、舞台には何もなく整理されています。とはいうものの壁際のテーブルにはグラス、椅子もあり。お芝居の概要がわかりませんでしたが近いのでみにきました。「I , Robot」+「アンドリューNDR114」みたいな印象。19:30前説、19:32たぶん開演~20:52終演。女の子がひとり中央に、なにかつまんでいると思ったらダンゴムシだそうな。

ネタバレBOX

人型ロボット、旧式と新式。T800とT1000との差以上の違い。まず見た目が違う…旧式:黄色のつなぎ、手袋、白い靴は学校の上履きか、左胸に九官鳥っぽい絵柄が縫い付けてあり、頭部はゆうパックあたりのダンボールで顔は白、その他は黄。丸くて黒い目、鼻はいくつもの小さな穴(?呼吸用か)、口は横一文字、櫛のようにカットされ、耳はキッチンのスポンジ、印刷機能付き。このチープなロボットが主役…なのに最後までダンボールをつけたままでどのような方だったかは永遠の謎。新式は可愛い女の子。

イベント制作会社の社長、社員、出入りのバイト(後に議員)他とロボット2体…。データ転送、3Dによるメモリー再現などのアイデアが面白い。ラスト、家政婦ロボット(旧式のほう)と社長、リセットされた新式は空を飛ぶアトムに手を振る…はどういう意味なのかよくわからず。

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