ベルラックのアポロ
ひょっこり船
旧加藤家住宅(埼玉県)
2017/06/01 (木) ~ 2017/06/04 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/06/02 (金) 20:00
価格2,000円
無題2067(17-070)
20:00の回(曇)、19:30受付開場、玄関入って正面の部屋が客席、西側の部屋が舞台で飾り付けしてあります。チラシのイラストのようなイメージ。
ひょっこり船は2年前に高円寺で「絢爛(けんらん)とか爛漫(らんまん)とか~モダンガール篇~(2015/4@高円寺grain)」を観ていましたが、その後機会がなくすっかり忘れていました。
会場の旧加藤家住宅は、元地元(蕨)であり、ゲッコーパレードの作品に出会った所。予約してから念のため劇団の過去作品を調べてみると...高円寺がでてきてビックリ、出ている役者さん4名もそのまま。
思いがけない再会。
原作:ジャン・ジドロゥ。ちょっと苦手な海外戯曲。ジドロゥの作品は、ずっと昔、劇団四季で観たことがありますが内容は忘れてしまいました。
19:59前説(録音、45分)、20:00開演~20:47終演。
今までで一番綺麗な使い方。海外戯曲らしい長台詞、コミカルな演技、障子に映る思わせぶりな影。
やはり「家」が持つ独特の雰囲気(何かが潜んでいるような気が???)がお芝居に絶妙な陰影をつくっていて観客の想像力を刺激しているのではないか。
それにしてもこんな邂逅があるなんて。いろいろ出かけてみるもんだ。
勅使川原三郎『ABSOLUTE ZERO 絶対零度 2017』
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2017/06/01 (木) ~ 2017/06/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/03 (土) 15:00
座席2階A列
価格5,000円
無題2066(17-069)
15:00の回(晴)、14:45会場着受付(全席指定)、入口でチラシを受け取ると日芸のダンサーの方(多摩美と勘違い、すみません)。
予約が遅かったので2階やや左、ぐっと下を見下ろす位置。アパラタスでもシアターXでも床面やや上で観ているのでとても新鮮。
ここは3月に万有引力「身毒丸」を観ました。
15:04開演~16:30終演。
上下する「絵」や舞台の縦横、奥行きが一望でき、おふたりが動き、留まる様子がよく観えました。
遥か彼方から唯一ふたつの生命を覗き込んでいるようにみえる不思議さ。
どのくらいの間だったか、終わってみれば僅かな時間であったように思える静止の時間(シーン)。
1991
水中めがね∞
テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)
2017/06/01 (木) ~ 2017/06/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/01 (木) 19:15
価格2,500円
無題2065(17-068)
19:00の回、初日(曇)、18:33受付(整理券あり)、18:40開場。
今までで一番入ったのではないかと思うくらいのお客さん。
トークでもあったようにテルプシコールは「舞踏」のイメージ。
1991年に崩壊したバブル(泡)から誕生したダンサーたち。アフロディーテのようなものか?
かなり押して19:14前説(つくにさん、95分、10分休憩有)、19:16開演~20:08、20:19~20:57。21:03~21:40トーク(ゲスト宮川麻里子さん..。「理」?)。
久保佳絵さん、蓮子奈津美さんのおふたりはソロ。
自由の中の自由な創造。
ほとんどが今まで観た方ですが久しぶりなのは、鈴木隆司さん「踊る家族(2015/3@サニーサイド)」。並木まりかさん「シアター21フェスSTEP UP(2015/4@セッションハウス)」。
これがダンスからこれがダンス?まで全方位。
Von・noズのクラシックを使った作品はかなり好み。
スタッフに「さようなら、牧野さん/ 再会ぞびちゃん (2017/2@徳望館小劇場)」牧野つくし・天満星南 卒業研究公演のときちょっとお話した方がいらしたのでご挨拶。
激熱
ユーキース・エンタテインメント
STUDIOユーキース(東京都)
2017/05/27 (土) ~ 2017/06/03 (土)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/05/30 (火) 19:30
価格3,500円
無題2064(17-067)
19:30の回(曇)、18:45会場着、受付(整理番号あり)、19:00開場。階段を下りて中へ、比較的高い位置、L字にザブトン席、舞台には2つのドア、レスポールタイプのE.ギター(黒)とアコギが各1本。
客入れではAチームのみなさんが明るく誘導。Help!やSmoke on the Waterなども聴こえる。
19:32前説(飲食可、85分)、開演~20:59終演。
ユーキース・エンタテインメントの公演は2回目、「アブニール夢見ヶ丘~壁一枚の物語~(2012/2@ゴールデン街)」以来。
森原彩夏さんが出ているのでBチーム、日付が変わる直前の夜に予約。
森原さんは「糸、あと、音。(2015/8@楽園)」「クルりクルりと、光の方へ(2015/9@サンモール)」を
観ていましたが、MIBURI.Lab「ミブリ(2016/4@バニラ)」にいらしていたのでガラ劇「キューブ(2016/7@萬)」にも。
「漢字」と「ひらがな」による独白であり対話でもあるような「会話」が熱い。いくつもの分岐点を過ぎるたびに遠ざかる「私」。振り返っても見えていた景色の記憶はおぼろげ。
決して広くはない舞台に現れる2つの時間軸をめぐる個性。
バンドとして弾くのか弾かないのか。
ギターは置いてあるだけかと思ったらちゃんと弾き語りしている。色はレッドブラウンのサンバーストだろうか(Morris?)。
終始無言のレスポールタイプのギターを眺めているとかつて通っていた来日バンドのライブ公演を思い出す。それはたくさん観にいった。一番は、ダントツでMetallicaの初来日公演(86/11@渋谷)。
2組、6人による舞台は、緩急の兼ね合いもよく観にきてよかったと思う作品でした。
世界の終わりはCメロを待ちながら
tea for two
Blue-T(東京都)
2017/05/26 (金) ~ 2017/06/03 (土)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/05/27 (土) 14:00
価格2,500円
無題2063(17-066)
14:00の回(曇)、13:30受付、開場。今回は舞台が3ケ所に分散。どこに座っても多少の見難さがあるとの説明。
ということでしたので中央のテーブルに。開演の少し前、二人連れのお客さんに席を譲ったところ十字路の真ん中に座っているような景観(前後&左)。
座った位置から見ると、正面、背中、ちょっと離れた下手隅、という舞台配置でした。(上演中は椅子がきしまないように体をずらしながら)
13:53前説(大根さん、90分)、ワンドリンクの注文で押し、14:12開演~15:41終演。
「ヒットパレードvol.10(2013/6@キッド)」が初めて。久々の「vol.11」。
閉鎖したキッド・アイラックに代わりホテルの中にあるカフェ公演。
天井に大きなプロペラ(扇風機)。長テーブル、カウンター(ボトルがずらり)。
香月健志さんは初めて。
男X男、女X女、女X男の3組がそれぞれのお話を進めながら...という構成。
(私の)背後に位置する大岡さん、店長との会話なのでカウンターのほうを向いて座っている。ほとんど背中姿、時折、椅子をくるっとさせ一回り。でも、これがなかなか味がある語り口もあり全然違和感がありませんでした。
もちろん3つの話がそのまま並行して進むのではなく、気づくとひとつの暖かい流れとして集まってきていました。ちょうどよく3つのストーリーのつながりが見えてくる脚本と演出に満足。
GODIVAより、あたしたち(再)
踊る酸素
神楽坂セッションハウス(東京都)
2017/05/27 (土) ~ 2017/05/27 (土)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/05/27 (土) 19:00
価格2,000円
無題2062(17-065)
19:00の回(曇)、18:30受付、開場、最前列ー桟敷席の前にベルトパーティションがふたつ。
周囲の壁には黒い額縁19:04時報が鳴り、開演~20:13終演。
(再)とあるようにこの作品の初演は戸塚のギャラリー公演(2016/2)..You Tubeにダイジェスト版あり。
こりっち登録の4公演の他、江古田キャンパスでの公演などもありました。客演作、SAVANANAのおふたりなどいろいろなところで活躍。
初演のときより、(客席を含めた)会場の大きさ、雰囲気、(特に)照明がずっと効果的で、作品がよりいっそう際立っているように感じました。
降っただけで雨
ねこのした
新宿眼科画廊(東京都)
2017/05/26 (金) ~ 2017/05/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/05/29 (月) 19:00
価格2,300円
無題2061(17-064)
19:00の回(晴)、18:10受付(整理券あり)、半券のパンチ穴が洒落ている、18:33開場。
奥が舞台中央にテーブル(お菓子や書類やPCなど)と椅子、下手(ときどき座席になるところ)の一段高いところにもテーブルと椅子(珍しい配置)。部屋の両隅に本棚。
18:56前説(90分)、19:00開演~20:28終演。
過去公演を調べてみますと。
「ねこのした」は2公演目(「いつか」2016/9@ここの地下)、プロデュース公演ははじめて、岡村さんは4公演目。
津嘉山珠英さんは「冗談だからね。(2015/4@HACO)」「恥ずかしげもなく、テーマは愛。(2015/12@王子1)」「飛ばない教室 または、わたしのいないその場所(2017/1@RAFT)」。
吉松竜宏さんは脚演出で「大人生(2017/3@駒場小空間)」...ここには岡村さん出演。ちなみに「やみ・あがりシアター」で観た島田洋樹さんも出ていらしたのでそのつながりで「戦禍の華(2017/5@ゴールデン街)」にも行きました。
新開知真さんは「あゆみ(2016/6@猿楽町)」のスタッフで。
井本みくにさんは初めてですが(母校の演劇を観て)在籍時にいい役者さんだなぁ、としみじみ思ったのは「こいぶみ(2014/10@学生会館)」のときの田久保さん以来。
あらすじに偽りなし、でそのまま。これが実にテンポがよく(場転も機転)、しょうもない「恋愛相談」が"力強く"描かれていてとても楽しい作品に仕上がっていました。
「いつか」のときも感じましたが、岡村さんは役者さんの集め方が上手く、ぴったりはまった配役。
ヒーローにしては地味な事務所にヒーローらしさがあるとすると「お面」と「本」くらい。だけどなんで「家族法」があるんだろう...だれか法学部なのか?
どうやって生活してゆくのか余計な心配をしてしまうが、わかりやすさと終盤に向かって高まる緊張感、颯爽と飛び出してゆくヒーローたち...王道まっしぐら。
終演後、胸の奥から「Heroes」が聴こえてくる。
ミュージカル 人間の条件
劇作家女子会。
座・高円寺1(東京都)
2017/05/18 (木) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
鑑賞日2017/05/20 (土) 13:00
価格4,200円
無題2060(17-063)
13:00の回(晴、暑い)。
会場前は「座の市」で賑やか。ゲッコーパレードの崎田ゆりさんがお店にいらしていて次回作「アラビアン・ナイト(6/9~17@BAR PiggyBack)」のチラシをいただきました。
12:30開場、コの字の客席、正面からみて「右」席に。
正面奥にバンドエリアがあり、下手からドラム、ギター、キーボード、ベース。テルミンまでありました。生のテルミンを観るのは「Coverdale Page」の来日公演(1993/12@日本武道館)以来。
12:50役者登場...13:01開演~14:19、休憩、14:25~15:34終演、15:38~15:58アフタートーク終了(ゲストはてがみ座の長田さん)。
劇作家女子会の作品、振付に小林真梨恵さん、演出が赤澤ムックさん、トークは長田育恵さん、ということなのでこの回に。
サイトにもこりっちにもとても興味深い(SF作品として面白そうな、という観点から)あらすじがあったこともありました。ただ、「近未来」「人口減少」「社会に紛れ込んでいる」というキーワードとは違う気がしました。長田さんがトークで仰ったように自分が事前に「描いていたもの」とは全く違うものでした。どちらかというとシーンごとに新聞の社会面がちらつくのでだいぶ「あれれっ??」と思いながら観ていました。
朝比奈数さん「Q体(2015/2@トラム)」
小泉まきさん「えんげきは今日もドラマをライブするvol.1(2016/6@イースト)」
塚越光さん「グッバイマイバッグ(2016/9@バビロン)」
河南由良さん「魔法処女★えるざ(30)(2013/1@タイニイアリス)」
木内コギトさん「テヘランでロリータを読む(2013/1@1010)」
今野真智子さん「発表~いま、ここ。(2013/1@COREDO)」
海老原恒和さん「ゾーヤ・ペーリツのアパート(2016/7@ウエスト)」
小見美幸さん「アドバタイズドタイラント(2012/1@d-倉庫)」
中谷弥生さん「男子校にはいじめが少ない?(2016/11@のげ)」
西村俊彦さん「4時48分 サイコシス(2011/6@バビロン)」
マイクを使っていても全体的に歌詞が聴き取りにくかったのはサイド席だったから?歌詞だけでも字幕を出してもよかった?
ダルマdeシアターPART5
チームホッシーナ
APOCシアター(東京都)
2017/05/15 (月) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/05/15 (月) 19:30
価格2,500円
無題2059(17-062)
19:30の回(曇)。8:45会場着、受付&コーヒーを。
19:33、司会してホッシーナさんの前説(からすでに始まっている)~20:26終演。
2年前と変わらない保科由里子さん、不思議なことについ数日前に会ったような気がする。それだけこのシリーズの印象が強い、ということなのでしょうか。
5公演目になりました。「ダルマdeシアター」はPART3から。
開演前、妖しい(怪しい)人が座っていて始まれば息をつかせぬボケと突っ込みの応酬でノリノリ。歌(生の歌声だ!)、客席の間でダンス、客席に迫りくる役者さんたち、ハプニングもなんのその、随所に明るい笑い。普通の劇場では体験できないこの贅沢さ。
関根麻帆さん「ひなあられ(2016/9@風姿花伝)」、「シュレディンガーの猫たち(2015/4@サンモールS)」ですね。
りんぷん手帖
やみ・あがりシアター
王子小劇場(東京都)
2017/05/12 (金) ~ 2017/05/16 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/05/12 (金) 19:30
価格2,500円
無題2058(17-061)
19:30の回(曇)。
19:02受付、開場。
大きな屏風のようなセット全面にカレンダーが22(みると12ケ月揃っていた)。
手前にダンボール仕様のテーブルと椅子。少し前、ダンボールソファを使った芝居を観ましたが大きすぎて不気味(伸びる伸びる)でした。
19:25前説(95分、冒頭に喫煙シーンあり)、19:32開演、タイトル文字投影~21:08終演。
5公演目になりました。
過去公演で観た方を除くと、小川碧水さんは、趣向「男子校にはいじめが少ない?(2016/11@王子&のげ)」で。
観ていて、どんどん自らの重さに逆らえず縮んで行くような感じを受けました...最後は超新星のように
想像を超えて...とはいかず、線香花火のような脆さと儚さの果てに。
今回、予定が会わずリピートできませんでしたが、観ていたらまた違った部分が観えたかもしれないような気がしています。
そのうちに、またあとでという気持ちではなかなか成果が出ないでしょうし、絶対ここまでにと宣言してもいろいろ事情が変わるだろうし。
戯曲を読んでもどうしてか若干の違和感、私自身の性格によるのか会話があまり身近に感じられず、手帖(カレンダー)を気にしない性格はいい加減な気分で楽なのかもしれません(と自覚)。
キャベツむろん ぐるぐる中かもね
セッションハウス
神楽坂セッションハウス(東京都)
2017/05/13 (土) ~ 2017/05/13 (土)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/05/13 (土)
価格2,500円
無題2057(14-060)
19:00の回(雨)。
18:25受付、18:30開場、19:03開演~20:02終演。
小林さんを観たのは妖精大図鑑「Prëtënd(2016/2@ここ)」が初めて。「ピュア魂(2012/11@PRUNUS)」に出ていらしたそうで、調べてみるとその時の4年生では鷹栖歩莉さんや柴田菜々子さんのお名前。
楠田しおりさんは初めて。You Tubeをみると本作の使用楽器は同じELS-02Cなのでしょうか。さまざまな音色、強弱と多才なダンスとがこんなにピッタリするものかと思いました。キーボードでアクションするミュージシャンというとK.エマーソンでしょうか。1992の再結成Live@渋谷公会堂には行ったものの(やはり)ボーカルがダメだったので失望し、どんな感じだったかほとんど記憶に残っていません。
本公演では、弾いて踊って灰色の会場に花が咲いたかのような華やかさでした。両手両足、どうやって音を変えるのか不思議でした。
BLACK SHEEP
ミュージカルグループMono-Musica
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2017/05/11 (木) ~ 2017/05/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/05/11 (木) 19:30
価格3,500円
無題2056(17-059)
19:30の回(曇)。
19:02受付、開場(この時点で並んでいたのは10名余)。
対面の客席、奥のステージにも客席、入り口側のテーブル(椅子が2つ)がメインでここにあったのが「BLCAK SEAT」席?
音楽劇「三月兎の会(2016/7@ここ)」以来の8公演目。
初演(2015/7@キッドアイラック)の時とは会場の雰囲気が違いました。
今回、採光がないこともあり閉塞感(密室感、追い込まれ感)がいい塩梅。
19:24/33前説(60分)、開演~20:29終演。
入って左手の席にしたので杏さんがFull横顔になるシーンが多く、その横顔の演技、眼の動き、手や腕、上半身、足の動き...による表現が実にくっきりとみえ、その不安げな仕種すら美しく感じました。
たわいなく見えたゲームが変容してゆく様、挿入される歌(生声のハーモニー)。
ピンと張りつめた冷やかな空気、グラスに注がれる琥珀色の飲み物、溶けてゆく氷が鳴り、見えてきた結末は...
雨あがる
語りと和楽の芸人衆 かたりと
登録有形文化財 一欅庵(東京都)
2017/05/13 (土) ~ 2017/05/13 (土)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/05/13 (土) 13:00
価格2,500円
無題2055(17-058)
13:00の回(雨)。
西荻窪(南口)から10分ほど(但し、ネットのアクセスにあるローソン100はなくなっている→マルエツに)
12:26受付、開場。庭を左手にみた和室(畳)。
ここ「一欅庵(昭和8年)」は「奉行と人相学(2016/7)」と2回、かたりとは10公演目。
山本周五郎の作品は未読。
朝から降り続ける雨が一欅庵を打つ。
13:02前説、開演~13:35、休憩、13:44~14:17終演~14:29終了。
北原さん、今まで観た作品ではあまり体を動かすことはなかったのですが、本作では随分力を籠めたシーンもあり、こちも思わず手を握ってしまうほど。伊兵衛とおたよのやりとりがなんとも言えない風情を醸し出している。
小劇場のお客さんとは違ってどちらかとえばお年を召した方が多く、みなさん本当に北原さんの「語り」が聴きたくて来ている人ばかりだと感じます。いつも公演を通じてこんな作品があるんだという案内をしてくださるのがありがたい。
戦禍の華
チョコレートキャッスル
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2017/05/12 (金) ~ 2017/05/14 (日)公演終了
鑑賞日2017/05/13 (土) 16:00
価格1,800円
無題2054(17-057)
16:00の回(雨)。
15:30受付、開場、大きな舞台装置がどどーんとあったので3列目に座りました。もしかしたらこの会場は3年ぶりかも。
チョコレートキャッスルは初めてですが、主宰の島田洋樹さんを「根も葉も漬けて(2017/3@あくとれ)」で観て、その少し後、「大人生(駒場小空間)」を観に行ったら出ていらしたので(知らなかったのでびっくり)どんな作風なのかなと思って観に来ました。他の方々は初めて。
15:55前説(90分)、16:01開演~17:37終演。
冒頭、ダレダレのシーンで始まりましたが、そういう設定でしたね。
採りあげている素材は演劇だけのものではなく「組織」に必然的に内包されているものかと思うのでもっとトンガッた理由がほしかった。あるいは代替わりするとか、分裂するとか...でも、そのどれもが普通に思えてくるか。
「説明」の内容はちょっとこの芝居に関してミスリードさせるものではないかと思いますがいかがでしょう?
熱狂パンク
ソラカメ
王子小劇場(東京都)
2017/05/05 (金) ~ 2017/05/09 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/05/07 (日)
価格2,800円
無題2053(17-056)
18:00の回(曇)。17:25着、受付、17:30開場。
17:57前説、18:01開演~19:59終演。
2夜連続のリピート、初めて観た「ピンク(2014/1@新生館)」もリピートしました。
遠くなればなるほど...その時のことに想いを馳せながら...
それはかつての自分でありかつての友人なのかもしれません。
とても共感しやすいお話と最高の役者陣だったと思います。
熱狂パンク
ソラカメ
王子小劇場(東京都)
2017/05/05 (金) ~ 2017/05/09 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/05/06 (土) 19:30
価格2,800円
無題2052(17-055)
19:30の回(晴)
18:30受付(入口前にスクーターが停めてあったので移動させる)、そのまま階段に並び19:00開場。
2階建てのかなり高さのある舞台、上は学校の教室か?がやがやと聴こえてくる。
ソラカメ4公演目。
19:27チャイムが鳴り前説(120分、喫煙シーンあり)、19:32開演~21:31終演。
佐佐木萌英さん「クロスワールド(2013/8@新生館)」。
西澤香夏さん「ラムネ(2015/11@雑遊)」「あたま山(2016/5@梟門)」。
宮原将護さん「銀河鉄道の夜 2015(2015/9@BOX)」。
当日、15:00から立川の元小学校校舎を利用した「たちかわ創造舎」、そのB棟「たまがわ・みらいパーク」の屋上で行われた「高校生による野外劇」、3日間のWS後の成果発表、晴れた日、クレヨンで画いたような薄く白い雲、強い日差し。生演奏、家族、友人たちの前での演技は少しぎこちないものの観ていてなんとも気持ち良いものでした。
その直後の観劇なのでいろいろ感じるところが多かったのでしょう、解放感に浸った後の閉じられた時間と空間の中で観た本作。岡本さんの筆の運びは滑らか、役者さんたちみなさん好演、仕掛も(ここが特に@立川屋上と重なる)。
終盤近く、電車内の二人、うっすらとした影が左から右に流れる、カラダの揺れと共にその演出に感心する。
ネタバレしないように後で追記。※リピート予定
正義の人びと
オフィス再生
六本木ストライプスペース(東京都)
2017/04/28 (金) ~ 2017/04/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/04/30 (日)
価格2,500円
無題2051(17-054)
14:00の回(晴)
13:30受付、開場。会場は地下の「Bフロア」、入って奥、中央の階段に向かって客席。
ここは2回目、ダンス公演「KAIKOH PROJECT vol.4(2016/12)」の時は「横」に使っていました。
14:00開演~15:38終演。原作:カミュ「正義の人びと」。
読んだことはありませんが、なぜか部分的に知っていました。
階段を上がると凍える戸外に通じているのか、「雪」が降り続けています。この階段の使い方がとても巧い。ただ、階段があるため場所によっては役者さんが見えなかったりしますが、声だけであっても鬱屈した雰囲気がよく出ていたと思います。また、照明らしい照明がないかわりに手持ちライトを巧く使って(床に置いたり、持って移動したり)心理的な不安などを描き出していたように思います。
いつ相手ののど元を掻っ切るか、というほどの緊張感が薄暗い会場に重く降りつめていました。
チル、幻滅。
しあわせ学級崩壊
ART THEATER 上野小劇場(東京都)
2017/05/04 (木) ~ 2017/05/07 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/05/04 (木)
価格2,000円
無題2050(17-053)
19:00の回(晴)
18:30受付、開場(靴は脱いでビニール袋へ)、ベンチシート1列+パイプ椅子席、すでに場内大音量。
天井には朽ち果てかけた木枠、ガイコツマイクが2本吊ってあります。白い箱(椅子)が7つ。
18:45前説(60分、この時は音量を絞っている)、19:00開演~20:02終演。
こちらは初めて。
加藤睦望さん(やみ・あがりシアター)の客演作ということで観に来ましたが、木村みちるさん(遠吠え)も出ていらっしゃるのでどんな作品だろうとも。
大田彩寧さんは「月面歩行(2017/1@11号館)」制作の方?
梢栄さんは「大型(2016/9@すみだパーク)」「遺言(2016/12@しあん)」。
突然、3組が同時並行。二重らせんなのかもっと別の次元があるのか、時計回りに展開、始まってしばらくは轟音とセリフの識別ができないまま進行。実はセリフのひとつひとつをなぞるのではなく、噴出し溢れ出てくるものを体感する...ものなのかと思いながら観続ける。
スタートしたときと走っているときの向かっているところが違うような、前に走っているのに風景は逆に飛んでいくような錯覚。
合わせ鏡のような世界は続く..のか?
ここは宇宙の入り口です
in企画
イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫2F(東京都)
2017/04/29 (土) ~ 2017/04/30 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/04/29 (土)
価格2,500円
無題2049(17-052)
18:00の回(晴)
予約しようかと思ったら売り止め、日曜日はダメなので事前に問い合わせし、当日券。
17:00受付、ドリンク注文、1Fで待ち、17:45整理番号順に2F会場へ、当日券は前売りの後。ロッジ風のフラットな会場、木片の濃い色、ガラス窓がひとつ。桟敷が数席、あとは椅子席。空いていた下手前方席にしました。
18:00前説(70分)、開演~歌と演奏~19:03終演。
in企画は「流れない、星(2015/3@眼科画廊)を観ていて2公演目。
大竹このみさんは「現在地(2016/12@春風舎)」他。
前日、なんとなく上演中のものを眺めていると「上埜すみれ(鮭スペアレ)」とありビックリ、したので観に来ました。
鮭スペアレは本公演を2つしか観ていなくて(「ごどーちゃん」「ロミオとヂュリエット」)、2015/10@ザムザ公演後活動を休止(他に「「弱法師」公開稽古」見学)。
既に始動しているようですが6月は山梨県?
短編1:~18:31ひとりの星子
短編2:~18:50月の子
音楽 :~19:03
日常の中の日常的なのに不思議なおとぎ話。
どちらも異星の客(来た人、還る人)。
ちょっぴり切なさを漂わせたお話2作でした。
今夜の月は真っ赤でした。
終演後、鮭スペアレの清水いつ鹿さんに声をかけていただく。上埜さんの衣装はそのまま鮭スペアレでも使えそうな白でした。
SICF18 PLAY
スパイラル
スパイラルガーデン(東京都)
2017/05/03 (水) ~ 2017/05/07 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/05/03 (水)
価格0円
無題2048(17-051)
5/3 13:00の回(晴)
会場はスパイラル1F奥の円形スペース(スパイラルガーデン)。特に受付などはなくSICF17受賞者展などを観ながら、程よい時間に会場へ。大きな「毛布」の展示物の下に座る、周辺の椅子に座る、立見といろいろ。
妖精大図鑑が5/5(金)に出るので、と思っていたところ、先日、AnKの公演に行って久保佳絵さんが出るというので観に来ました。
1.杉山恵里香さん
赤い衣装にサングラスで歩く、小走りする。音楽を聴きながら歩く人。その名も「ウォークマン」が登場したのは1979年らしい。今ではスマホを観ながら音楽を聴きながら時を忘れて、ということなのかもしれません。
音楽がある/ない、ダンス。ダンサーのイメージするのとは違うジャンルの音楽を聴きながらでは...。個人的には、無音=集中/緊張感/時間の喪失、音楽(この場合、ノイズ的なものを含むのか)=拡散、流れ。
2.Von・noズ
全員動物のお面を被っての登場。演技中、素顔は見せない(ほんの一時、客席とは反対側=奥のスロープ側には見せていました)ので誰が誰かはわからず(久保さんと宮本さんはわかる)。
スクランブルドエッグ&ケチャップ(黄と赤)顔の鶏が一番シュール。シマウマ、ウサギ、ウシ、キリン、ゾウ、ヒツジ...妙に似ているようで滑稽な振り付け、全員、金と銀の鈴を身に着けている。
メンバーをみると
上村有紀(Von・noズ)、久保佳絵(Von・noズ)
大塚郁実、高橋沙耶、高宮梢、寺崎ゆいこ、宮本悠加、安岡あこ、吉川貴司
大塚さん、高宮さん、安岡さん「ロンド・カノン形式による創作表現(2014/10@江古田)」。
高橋さん「Parting(2014/5@セッションハウス)」「ラフレシア(2013/10@明石)」。
寺崎さん「バレエによる創作(2015/7@江古田)」「GODIVAより、あたしたち(2016/2@戸塚)」「モダンによる創作(2016/7@江古田)」。
吉川さんは「Pごちゃ山(2017/4@セッションハウス)」?
3.西田祥子 さん
花に舞う妖精のような印象、柔らかさと安定感でしょうか。再読中(で止まっている)のR.シルヴァーバーグ「夜の翼(カバー絵 中原脩)」のようです。
4.西尾佳織ソロ企画「クロージングパーティー」
おおっ、葉丸あすかさん、繰り返していたセリフが戯曲だったのですね。途中、下手。スロープを、ゆっくりと、時計の長針のように、ゆっくりと降りてくる女性が一人。上演中も普通に人が通るので不思議ではないのですが、不自然なほど歩みはのろい。ステージまでおり、演者に触れ、終演。
一番奇怪なパフォーマンスでした。
5.宮崎あかねさん
「DANCE ASSORT(2015/6@絵空箱)」以来か?
再演作とのこと。赤い衣装から神事的な印象を受けました。