miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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かっぽれ!〜締〜FINAL

かっぽれ!〜締〜FINAL

green flowers

シアター風姿花伝(東京都)

2017/09/21 (木) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/22 (金) 14:00

価格3,500円

無題2142(17-145)

14:00の回(曇~雨)。
13:15受付(整理券あり)、13:30開場、いつもの和室。舞台が高めなので2列目に。

13:59(今今亭 東々による前説)、開演~15:43三本締めで終演。

「かっぽれ!(2011/11@BONBON)」から約6年、4作目。グリフラは9作目。

お客さんたちは本当に落語を見ているかのように笑い、(遠慮がちではない)拍手をする。
何気ない仕種、滑稽で、涙もろくて、暖かい気持ちにさせてくれる。

うがった見方をする必要はなく、裏を読もうとする必要もなく、舞台で演じられているものをそのまま受け取るだけでよい。

深谷・本庄地区秋季演劇祭「紅葉」

深谷・本庄地区秋季演劇祭「紅葉」

埼玉県高等学校演劇連盟

深谷市民文化会館(小ホール)(埼玉県)

2017/09/24 (日) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/24 (日) 09:50

無題2141(17-144)

10:00の回(晴)。

平成29年9月24日(日)
深谷市民文化会館
開場 9:30
オープニング 9:50 

①10:00~11:00「銀河のかたすみで」東京成徳大学深谷高等学校

②11:15~12:15「Damn 舞姫!!」正智深谷高等学校

③13:15~14:05「チャイムが鳴る瞬間」児玉高等学校

④14:20~15:20「やさしいひと」本庄高等学校

⑤15:35~16:35「リターン。僕等の秘密基地」深谷第一高等学校

⑥16:50~17:50 「夢遊少女 -Dream Girls- 」深谷商業高等学校

前日(9/23)は横浜地区Aブロック6校を観劇。

今日(9/24)はこちら。日頃、高崎線利用通勤者ですが、深谷(ここからドアはボタン式/半自動)は初めて。

降りると概観が東京駅にそっくりで帰宅後調べると「埼玉県北部の深谷は、かつて赤レンガ造りで栄えた街 」で「平成8年に深谷駅が改修する際、東京駅を模して建てられた」とありました。会場の「深谷市民文化会館」まで徒歩15分ほど(ホームページでは20分)

周りには「深谷城跡」「私立図書館(円形の書架がいい)」、住宅、田んぼなど、コンビニなし。

会場は「小ホール」、ここでもお客さんは生徒さん、親御さん、高校演劇関係者さん(?)らしい。

終演後、緞帳手前でのカーテンコールあり。役者、スタッフ(音響・照明・舞監)が挨拶(役/学年/名前)。他の2会場では、暗転途中での拍手でしたので、これはこれでいいなと思いました。

小劇場ではやらない劇団もありますが、ほとんどカーテンコール(少ないながら役者紹介も)があります。やらない劇団も役者面会はしています。もちろん、面会がない劇団もありますし、逆に、本編とは別枠で「余韻を著しく損ねる」オマケを上演する劇団もあります。

2校目/3校目の間が昼食休憩(60分)。

「シナリオリーグ」で検索すると出てきますね。たとえば「ダニエル藤井」さんでは5作品。「銀河の~」には2つのバージョンがありましたが今回は「夏版」で公開されていました。

関勝一さんは「OH-NENS」の方?「舞姫」も検索するとたくさん出てきます。

雑記/気になったところ
・セリフと音楽とのバランスが大きく崩れている(聴こえない)。
・なんとなくあいている間(流れが止まっている印象)。
・かなり突拍子もない展開(オイオイ...) たとえば「テノヒラサイズの人生大車輪」と比べると...。
・実に個人的に、脚本にP.K.ディック「プリコグ」のようなダークなニュアンスがあれば...「マイノリティ・リポート」ですね。

全体
この日もとても面白く観劇できました。

The Phantom Cowboy

The Phantom Cowboy

FunIQ

スタジオ空洞(東京都)

2017/09/18 (月) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/20 (水) 19:30

価格3,000円

無題2140(17-143)

19:30の回(曇)。

18:50受付(整理券あり)、そのまま列に、19:00開場。入り口から見て右と奥が座席(L字)、右に座ります。

床は..ジオラマ、シアトル郊外、果樹園。天井からはたくさんの裸電球、白線で四角い枠がいくつも(1,2,3,7番とある)、靴たち、壁には白いカーテン、そしてアコースティックギター。

19:25前説(アナウンス)、19:30開演~21:28終演。Tシャツ、台本の物販あり。

今駒ちひろさん5作目(Oleanna -オレアナ-2016/8@キッドから)。

辻貴大さん「すきとおり(2014/7@空洞) 」「未開の議場(2014/10@王子)」。
澤口渉さん「眠る羊(2014/2@LIFT)」。
太田麻貴さん「道成寺 弱法師(2015/10@市田邸)」「夢訪人(再演)2012/11@ヴィオロン)」。
百花亜希さん「アクアリウム(2013/12@風姿花伝)」「マリア(2013/4@王子)。
柘植裕士さん「心の中、翼ひろげて(2014/2@BASE)」。

そして鈴木朝代さん。「いろいろなおんな(2017/6@OFFOFF)」「ひなあられ(2016/9@風姿花伝)」、「ドアを開ければいつも」。事前に配役を確認していなかったので開演直後、舞台上にいらしたのでびっくり。

説明に「サイコサスペンス」とありました。幻肢痛(=Phantom Pain)ともあります。

途中までは普通→物語が歪み始める→世界が変容する(恐れ、畏怖)→個人の認識が狂い始める...。

なかなか緊張感あるお話しで、少しオーバー気味な演技はアメリカン。

脳の機能や意識について書かれた本を読むと出てきます。依存症や覚せい剤の症状なども興味深いです。

劇中ながれるバッハの曲は好きな曲。YouTubeでもビアノ、ギター(村治さん)、パイプオルガン、オーケストラなどなど。アンサンブル・プラネタのアカペラ・バージョンも気品あり。

川越坂戸地区秋季演劇発表会

川越坂戸地区秋季演劇発表会

埼玉県高等学校演劇連盟

尚美学園大学川越校舎 2000年記念館(埼玉県)

2017/09/16 (土) ~ 2017/09/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

価格0円

無題2139(17-142)

昨年は横浜(生まれたところ)地区から関東大会まで観続けましたが、今年はなかなかスケジュールがつかめず、川越坂戸地区から始めました(埼玉県在住)。

筑波大学附属坂戸は2015年の学内公演を観ていて、一週間前、久しぶりに(文化祭の)公演を観て、ちょうど日程も大丈夫なので尚美大まで足を運びました。

生憎の天気でしたが、2日間とも観ていて高校生らしい溌剌さがまっすぐに伝わってくる気持ちの良い作品でした。

全体の感想を簡単に

・脚本
・衣装
・照明
・舞台美術

脚本は小劇場で観ている作品でもでもいろいろあり(よくわかる/わかる/よくわからない/わからない)、個人的には観終わって「好き」「嫌い」のどちらの感情が勝っているかだけで破綻があろうがどうでもいい...わけはないですがあまり気にしません。

また、商業演劇は観ないし、TVドラマも見ないし。

あとの3つはできる範囲で工夫していただければ(ほとんどなくとも)構いませんが、(内容とは関係なく)単にみすぼらしい、とりあえず今風、はなんとかしていただきたい。

では、いったい何を観にいっているのでしょう。

高校生たちが演劇人としてもっと成長し、自身の身体や声、機材や空間の扱いに長けて、表現したいことがもっと自在にできるようになってほしい。と思いますが、そのためにどこを直して、みたいなことは考えていません。60分の中にしっかりした世界を組み立て、最後までその世界の中で(途中で醒めることなく)物語をみせてほしい。そのための脚本&演出ではないかと。

シンキロウ

シンキロウ

王子スタジオ1(東京都)

2017/09/15 (金) ~ 2017/09/17 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/15 (金) 20:00

価格2,500円

無題2138(17-141)

20:00の回(曇)。

19:40受付、開場、靴を脱いで中へ。入って奥が舞台、役者さん3人はベンチに一人ずつ座っている。
客入れ、音楽なし、入り口から車のライトが入り、明かりと影とが壁を走る。

20:04開演~21:11終演。

終演直後は「やっぱり藝大はよくわからないものだ...」などと感じていましたが、今はもっと注意深く観ておけばよかったと反省しきり。

藝大というと「ヌトミック」こちらも初めて観たのは「それからの街(2015/11@site)」でそのときはまったく受けつけず。しかし2作目であっさり陥落、その後は続けて観にいっています。

特異な所作(振付)と言い回しが音楽の演奏ではないかと錯覚させる。おさえた照明が現実感を薄め、演者は人形のようにもみえる。

セリフの内容は理解できないものの、視覚、聴覚かが受け取るものは今までの感触とはちがっていました。

実に余談ではあり、ご迷惑でしょうが「最後の秘境 東京藝大(二宮敦人著)」はとても面白かった。

ウロボロス

ウロボロス

Straw&Berry

新宿眼科画廊(東京都)

2017/09/15 (金) ~ 2017/09/19 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/17 (日) 19:30

価格3,000円

無題2137(17-140)

19:30の回(雨)

19:00受付、開場。凹の座席(壁沿いは左右1列ずつ)。右辺奥に座ります。

ここからみると、目の前にテーブルと椅子、時計回りに、天体望遠鏡、天球儀、ベッド、
キャビネット(星関係の本)、テーブル、ソファ、アコギ、またキャビット。

19:26前説、19:31男がふらつきながら登場~21:01終演、おまけ21:05~21:14終演。

「ワンダーランド(2015/2@王子)」以来の3作目。

佐賀さんは6月に「海に纏わるエピソード(@上野)」

ゲストの方ですと(観ていない方も含め)、
池田夏海さん「歩行船(2015/3@キッド)」?
土橋美月さん「かわいいチャージ(2017/9@ミラクル)」「みっちゃんのことは~(2017/8@APOC)」。
鳴海由莉さん「宇宙船(2014/9@王子)」。

きっとお話の筋はシンプルなんだと思うのですが、時間が遷移するのと(文字通り)見えているものが変わらないこととがうまく調整できなかったため(しばらく前からこの傾向あり)、お話から相当遅れ気味となってしまいました。

並行して観ている「高校演劇(発表会)」の高校生たちから受ける印象が強いのでその影響があるのかもしれません。

なかなかいい色(茶:サンバースト)のギターは劇中ちゃんと弾かれていました。

『UTSUSU』 移-映-写 三人展

『UTSUSU』 移-映-写 三人展

エザール・ドミニック(美術)×木村愛子(ダンス)×田中みどり(写真)

ギャラリー 水・土・木 -みず・と・き-(東京都)

2017/09/10 (日) ~ 2017/09/23 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/17 (日) 16:30

価格2,500円

無題2136(17-139)

16:30の回(雨)。

川越で高校演劇の発表会を観た後なので小竹向原から徒歩。春風舎を通りすぎ、入り組んだ道ではありますが思いのほか早く着きました。

16:05会場着。ギャラリーで作品をみる。16:15受付、開場、日本間、L字の客席、奥の桟敷に座ります。

ダンスをする「空間」としては異質でありまた落ち着きを感じる畳と柱と障子。

和の中での舞、見えない時間がウツされた和紙が敷かれた舞台、あいにくの空模様、灯りを用いない自然のままで観る舞は、おぼろげな輪郭と時折聴こえるウメきが古い命を削り新しく生み出してゆく営みのように感じるのでした。

舞も演劇も音楽も「その時その場」で生れ消えてゆくものです。その流れを演者と共有できる贅沢さ。

終盤、個人的には小さな蝋燭が灯されていると(ゆらぎが生まれ)いいかなと思ったり。

悪について

悪について

小田尚稔の演劇

新宿眼科画廊(東京都)

2017/09/08 (金) ~ 2017/09/12 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/12 (火) 19:30

価格2,400円

無題2135(17-138)

19:30の回(曇)

ちょっと早めに受付だけ済ませ18:58開場(1ドリンクあり)、奥が客席、桟敷+椅子席。

入り口側に大きなベッド(艶ありグリーン、シルク?)、ハンガーコート、マイク、茶のバッグなど。

19:35開演、長身の伊藤さんから~21:36終演。

単位がとれない大学8年生、大久保、傍聴、サイゼリア、日比谷公園、松本楼、つり革、マーティ・フリードマン、ネズミ、ブレードランナー、目黒寄生虫館、キッチンドランカー、ミラーボール、ブロードウェイ、新井薬師...

散歩に付き合って話を聴いている風。

知っている場所、未見の場所。

追加公演、ギリギリで観劇できました。

今回、ヌトミックで観ていた宇都有里紗さん出演。「それからの街(2015/11@Site)」「シュガドノッカペラテ(2016/11@みんなのひろば)」
「Saturday Balloon(2012/2@BankART Studio NYK)」。

「***の旅」(TV)を観ているような気楽さ、内容は普段的なもので、当パンにあるように終始「リラックス」して観ることができました。

だいぶ遅れていらっしゃったお客さん、役者さんのお知り合いのようでそれはいいのですが、内容と関係なく(とみえました)頻繁に吹きだすのでちょっと気になったのは器が小さいからか。

観客(聞き手)がそこにいる、ということを、意識している、ということが前提。

少し遅れたお客さん、役者は中断、席へ案内をし、再開する、開始早々の時間帯ではきっと毎回あるのだろうと思いながらここのやりとりがとても「生(なま)」っぽく新鮮でした。

台本は売り切れだったのでまたの機会に。

ノー・サイド NO SIDE

ノー・サイド NO SIDE

トツゲキ倶楽部

小劇場 楽園(東京都)

2017/09/12 (火) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/13 (水) 19:30

価格3,800円

無題2134(17-137)

19:30の回(晴)

18:30受付、受付順に整理番号、19:00開場。いつものように入って右。

椅子(箱)が数個だけの舞台、上演時間105~110分という案内。

9:25前説(アナウンス、静かに飴玉くらいなら可)、ハワイアンが流れ、波の音。

開演前、ふらりと仲澤さんが白衣姿、新聞片手に登場、その穏やかな語りとは逆にどんどん期待が膨らむ、前説、横森さんも顔をみせて開演~21:21終演。

相対論、ルール、サプライズ。三つのピースがひとつに揃ったときに見えるもの。

あ~、なんておもしろいのでしょう。ひとつずつ完結しつつ、それでも物語りは、自転と公転、終着点のない物語として廻っている。

役者さん13名、懐かしい映画のエピソードあり、トロピカルな明るさ、ちょっとしたしっとり度合い、ゆっくりと溶け合ってゆくお話に身をゆだねる。が、しょっちゅう笑いの刺激が襲ってくるので油断はできません。

単なるドタバタだけではなく、実は細かいシチュエーションの組み合わせが本作をこんなに面白くしているのだろうと思いながら。

小森健彰さんは「teafortwo」の公演をずっと観ていて「ヒットパレードvol.10(2013/6@キッド)」「人数の足りない三角関係の結末(2013/10@「劇」小)」「持続可能な恋(2015/5)」「瞳を閉じて、られるか(2016/2)」
「10の銃と10の自由(2016/11))」「世界の終わりはCメロを待ちながら(2017/5@Blue-T)」とたくさん。

木所真帆さんは「音速アキレス(2015/8@BASE)」--田久保さんとですね?

タイムトラベルの問題点ってどうやって気がついたのでしょう。SF小説か映画にでもあったのか...、自然科学、相対論、星と星座などの本を読むと星にからめてでてくることがあり、、宇宙を飛ぶ竹輪という絶対の違和感とともに感心してしまいました。
※月をみるものが「骨」ではなく「竹輪」を放り上げるシーンまで想像。

余談
2話と3話との間にかかった曲(はじめのストローク1発でピンとくる)Bad Company"Can't Get Enough"。
だれの選曲だろう。

屈曲:75時

屈曲:75時

不定深度3200

SPACE EDGE(東京都)

2017/09/09 (土) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/09 (土) 11:00

価格1,500円

無題2133(17-136)

11:00の回(晴)。

10:30受付、開場。靴を脱ぎ、バッグなどを預けて中へ。一見、迷路のような造作。

2段~3段のコンクリートベンチがそこかしこに。外国語で何か書いてあり、色は少々毒々しい。

会場に入って正面に映像(渋谷の街のようです)。役者(6人)はすでに思い思いの場所に座り、手にはスマホ。観客も好きなところに座ります。

客入れ中、会話もなくとても静か。

こちらは初めて。「東大」の2文字を目にし、これは凝った(捻った)ものではないかと感じ取りやってきました。

田口桃子さんは「大人生(2017/3@小空間)」「不忍池にて(2017/6)」を観ていました。
中西麻梨子さんも「大人生」。

10:48/10:56前説(撮影あり、上演中の移動可)、役者は靴をはいて、観客は脱いで。それ以外では判別が難しい。

11:02開演~12:03終演。

昼夜の渋谷で24時を超えての(ループする日々の)できごと(らしい)。

渋谷である必要はないような気もしたのは渋谷を(よく)知らない観客はどうとらえたらいいのかな、とそっちのほうに関心が行ってしまったためかもしれません。

箱庭のようなたまり場で交わされる会話は漏れ続ける空気のようで、ちょっとだけ面白いけれど、とても(渋谷らしくない)安全で温い感じの内側ところいう印象だけが残りました。

コトバはもっと刺激的で、危ういものでもいいのではないかと思いました。

人魚秘め

人魚秘め

ガラ劇

萬劇場(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/10 (日) 16:00

価格3,800円

無題2135(17-138)

16:00の回(曇)

15:15会場に着くとすでに列、整理券が配られ、15:20受付、15:30開場。対面の座席、奥に座ります。

正方形の舞台には青い半透明のビニールシートが敷かれていました。

場内には映画音楽のような曲調のものが流れ、16:01開演~17:46終演。

「キューブ(2016/7)」に森原彩夏さんがでるというので観にいったのが初めて、本作で2回目です。

森原さんは「激熱(2017/5@ユーキース)」を観たばかり。

水野絵理奈さんは長くて「JK Monster(2013/7@サンモール)」「かあいい日本~ごどーちゃんの居る77の風景~(2014/2@LE DECO)」「さよならをあげる(2014/8@バビロン)」「見よ、飛行機の高く飛べるを(2015/6@明石)」。

すみません、「池袋演劇祭CM大会」は会場で観ていましたが、途中退席してしまいました。

画像が何枚かアップされていますが事前に観ていなくてよかったと思いました。

人魚姫なので海の中、神話的で、神秘性と躍動感をあわせもった美術/衣装/メイク/照明/振付。

一方ではコミカルな装飾(カニ、カメ...)が楽しく、真夏の終わりの夜の夢としてこれ以上のものはないのではないかと思わせる作品でした。

一流のパフォーマンスが役者さんの身体(とその動き)だけで表現されていて、これはつねに一回限りのもの(毎回違う)として強く意識をしました。

ハイツアマノ//201

ハイツアマノ//201

劇団橄欖舎

上智小劇場(一号館講堂)(東京都)

2017/09/09 (土) ~ 2017/09/11 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/11 (月) 18:00

価格0円

無題2134(17-137)

18:00の回(曇)

17:35会場着、受付、いつもと違うルートで会場に入るとそのいつもの「舞台」上に対面の座席。

座席の間にはワンルーム。机、PC、テーブル、サボテン、本棚、ベッド、キッチン、ちらかった衣服、マンガ、CD、TVゲーム。

ここに住むふたりのお話。

17:47/17:55前説(作演出の関口さん、45分)

終演後お訊きすると大学入学後始めた演劇、処女作。

社会人の男と、不思議な少女との邂逅。

居候ではなく、親しい間柄でもない、その微妙な加減(距離感)は、今の大学生の感覚でもあるのか、世代が違いすぎるためでしょうか、なかなか理解(同期)できず、隔世の感あり…シミジミ。

カップラーメン、タバコ、アルコールはひとりであることや弱さを暗示しているようにも思え、だんだんと夢想の世界(負のスパイラル)に陥ってゆくような感覚に襲われました。※タバコとアルコールは必要だったのか、ちょっと疑問。

終盤、物語は収束の予感と次の展開を繰り返し、やや落ち着きを喪ったように感じました。それは、物語がずっと深いところへ行ったからか、個人的には、ひとつの小さな夢が終わったような結末(真っ暗な絶望感)を想像していましたが、作者の意図はどうだったのでしょう。

テーブルを早足で回っているときの「コトバ」が少し聴き取りにくく勿体ない。

外階段の「音」の質感(?)が思いのほかよかったです。

VOYAGER

VOYAGER

enra

世田谷パブリックシアター(東京都)

2017/09/08 (金) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/08 (金) 19:00

座席1階K列

価格5,800円

無題2133(17-136)

19:00の回(晴)

18:30開場、1F-K列。A~Eあたりは演奏者用のピットとして利用されていました。

enraは2回目、1月に赤坂BLITZで「PARALLEL WORLD」を2回観ていて、
このときは2階席でしたので演奏の様子までよくみえました。

ホームページに
パフォーミングアーツカンパニー
映像とパフォーマンスのみで構成
とあります。

鮮明なデジタル映像とダンサーの身体とが高度にシンクロしたパフォーマンス。
映像は常に流れ、ダンサーも左右に移動しながら見事な均整をみせてくれます。
映像は正面から投影されるので、ダンサーは自在に映像に溶け込み、その「跡」として切り取られた真っ黒な影もまた重要な構成要素。

YouTubeで観ることができますが、ライヴ演奏と目の前のパフォーマンスとは比べようがありません

18:45機内向け風の前説(90分)、18:59受付未了のため少々待つとのこと、19:07開演~19:42、休憩、19:59~20:40終演。

9/8~10までと短い公演期間だったので2回(2階からも)観ることはできませんでしたが、次回はきっと。

「振り子時計物語」「The Last Snow 雪女物語」

「振り子時計物語」「The Last Snow 雪女物語」

劇団暴創族

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/07 (木) 19:00

座席1階K列

価格4,800円

無題2132(17-135)

19:00の回(曇)。

18:25会場着、受付、ロビー開場(お花がたくさん)、18:30開場。

公演3日前に予約したので座席はかなり後方ですがまずまずよく観えました。

「The Last Snow 雪女物語」、千葉亜弓さんが出るので観に来ました。

暴創族を初めて観たのは「振り子時計物語(2013/11@笹塚)」、本作で4作目。

千葉さんは、TOKYOハンバーグ「口紅を初めてさした夏(2012/8@ワーサル」あたりからだと思います。

舞台は、横広にペンションのロビー、真ん中に大きなストーブと配管、上手に階段、テーブルとソファ。

18:55/19:02前説(アナウンス120分)、開演~20:59終演、役者さんとの面会はロビーにて。

小泉八雲の「雪女」は青空文庫で読むことができます。数分で読みきってしまうショートショートのような作品。

原作の深深とした冷たさと現代のコミカルなシチュエーション(親子、学生、おとな)とが巧く織り込まれていたように思います。

一部セリフ(会話の内容)が聴き取れない(←演出)部分があるのもいい雰囲気。ふだん観ないようなお芝居ですが、終演後もだいぶ長く余韻が残りました。

すずめのなみだだん!

すずめのなみだだん!

やみ・あがりシアター

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/06 (水) 19:30

無題2131(17-134)

初日、19:30の回(小雨~曇)。

久しぶりの会場、19:04受付、開場。舞台、緑/黄/赤のカーペットが敷かれ、上手にミラーボール。聴いたことがあるリズム&ヴォーカル、洋楽が流れていて、すぐに誰だか気がつく。

1年半ちょいの間に「やみ・あがりシアター」6作目となりました。

19:17/19:29前説(105分)。笠浦さんが小柄な方には座布団の用意があります、と言っていたので感心。

19:32開演~21:15終演。

イラストと冒頭の動きで「すずめ」だなとわかったのですが、その直後に続く思いもよらない場転とお話の展開に態勢の立て直しを要したため数秒遅れるもののなんとか追いつくのでした。

伝奇のような、昔話的な、歴史的な境界。それでも自然に、徐々に受け入れる級友たち。

教えられ、学び、従ってきたものの崩壊と決別/惜別。

ふたりの不安そうな表情、それでもきっと乗り越えてゆくだろうと思わせるものがとても印象的。

人生を振り返ってみれば自分にも、節目ごとに、脱皮しなければならなかったことがあったなぁ、と思うのでした。

■観たことがある役者さん(過去公演を除いて)
久保磨介さん「大人生(2017/3@小空間)」「(脚演)降っただけで雨(2017/5@眼科画廊)」
久保瑠衣香さん「シスターストロベリー(2014/5@櫂)」
鈴木茉唯さん「飛ばない教室 または、わたしのいないその場所(2017/1@RAFT)」
寺尾みなみさん「鬼畜ビューティー(2012/6@サンモールS))」「東京ユートリア(2013/4@王子)」
西村蒼さん「チル、幻滅。(2017/5@上野小)」

東京学生演劇祭2017

東京学生演劇祭2017

東京学生演劇祭

王子小劇場(東京都)

2017/08/31 (木) ~ 2017/09/04 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/01 (金) 19:00

無題2130(17-133)

東京学生演劇祭2017

9/1(金)19:00 Aブロック 劇団リトルスクエア(上智大学)。

脚演出に丸山果林さん(2作目)。「愛は失敗をしない」。

リトルスクエアは「のばらのばらのばら(2012/7@教室)」が初めてで、脚演に飯塚未生さん、出演に上埜すみれさんと今でも観に行く方たち。なので丸山さんにはいろんなことに挑戦してほしいと思っています。

開演ちょっと前着、遅れて行ったので座ったのが最前列。舞台中央に長テーブルで少し観にくい気も。3劇団の中で一番同世代的な感覚が軸となっているように思いました。

私自身は「アイドル」とは接点がないので単純に実はみんな仲が悪いのか、などと思って観ていましたが、実際にはそんなことはないだろうとも感じながら。

ただ、10人も出ていて、エピソードを織り込んでいると40分では整理(キャラクターの識別)がつかず、ちょっともったいないかなと思いました。

東京学生演劇祭2017

東京学生演劇祭2017

東京学生演劇祭

王子小劇場(東京都)

2017/08/31 (木) ~ 2017/09/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/01 (金) 19:00

価格3,000円

無題2129(17-132)

東京学生演劇祭2017

9/1(金)19:00 Aブロック 喜劇のヒロイン/日本大学「べっぴんさん、1億とばして」。
※もともとリトルスクエアを観ようとこちらを選びました。

どこかで観た方がいるかと思い、過去公演を検索すると。
岩崎佳音さん「イッポンのマイク(2016/1@江古田)」「農業少女(2017/4@サブテレニアン)」。
土屋康平さんとあべはるかさんは「世界の果てまで(2017/1@新生館)」のスタッフで。

日芸+名古屋の方らしい。

シアターグリーン学生芸術祭でシアターグリーンに行っていたので会場を間違える。即移動、18:50会場着。

最前列はミニ椅子。18:59前説(音楽止めて、40分X3本)、19:01開始しますの声。

19:02~19:40終演。

冒頭からパワフルでシュールな展開。繰り返される非日常性。一枚ずつ反転し世界は一変する。

役者さんたちの達者な演技によって実はいきいきと描かれた家族たち。

テンポのよさと繰り返されるセリフが耳に心地よくなってくる。

かつてのSF短編(眉村さんあたり)で味わった感覚。

※special thanks!!として記された「ふわふわ中毒」「みつあしの猿」も同時期に観劇。

今日が来る

今日が来る

水越朋

gallerySHIMIZU(神奈川県)

2017/08/27 (日) ~ 2017/09/01 (金)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/08/28 (月) 20:00

価格2,000円

無題2128(17-131)

20:00の回(晴)。少し早く着いたので、学生時代によく通った伊勢佐木町有隣堂に立ち寄る。

会場のgallerySHIMIZUまでは数分。向かいの中学校校庭では小学生がサッカーの練習。

19:40受付、開場、ほぼ正方形、奥に桟敷、椅子席が1列ずつ、壁には写真(パノラマ)が展示、終演後2階もみせていただきました。

水越さんを初めて観たのは「-W-(2013/3@ST)」その後もセッションハウスやRAFT、直近は「ダンス花アドバンス(2017/2)」。

特に飾ってあるものはなく、道路側の大きなウィンドウにはスクリーン。

20:07開演~20:58終演。

夜、海、波、いさりび、浮き玉、影絵、口笛、マッチをする音(?)。

室内/外の境が曖昧になり、大きなガラスにいくつもの反転した像が映り、重なる。

生命に満ちる前の世界のように孤独が揺れる。
星が生まれるように、命の火が生まれる。

戸外に見える「日々」はその何十億年後の世界なのかもしれない。

なぜ、夜はこれほど神秘的なのでしょう。

短編祭

短編祭

劇団11

SOOO dramatic!(東京都)

2017/09/02 (土) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/02 (土) 19:00

価格3,800円

無題2127(17-130)

19:00の回(曇)。

18:30受付(1ドリンク)、開場。入って奥が客席、椅子にクッション、BGMはお囃子。

18:58前説(3本、間に休憩あり、記録用の撮影あり)。

19:02開演~19:26、19:36~19:59、20:10~20:38終演。

「僕とキミの自転車周遊記」「紙風船」「宴?-始発待つ東京、ホームの内側-」の順。

こちらは初めて、ここは3回目。「紙風船」は2016/4にlibido:眼科画廊(宮崎卓真、毛利悟巳)で観ていて、すぐ青空文庫も読んだので珍しく予習十分。

依田玲奈さんが出ているので観にきました。
依田さんは直近では「凡庸(2017/8@王子)」、他に「根も葉も漬けて(2017/3@あくとれ)」「息が苦しくなるほどに跳ぶ(2016/11@NICA)」。

中西崇将さんは「Replace Grace(2017/7@空洞)」。

何もない、ちょっと寒々とした会場、場所も時代も年代も違う3つの二人芝居。

時間が飛んだり戻ったりすることなく、今、が描かれた作品。ちょっとした仕種、大きな動き、みな自然。

すれ違いつつ暖かいものを感じる作品、けだるさが「ここまで」と伝えているような作品。どれもよかったです。

依田さんは、ヘアスタイル、メイク、衣装、語り口をガラっと変え、観ていて役者さんだなぁ~なんて思いました。

スタッフの浅葉爽香さん...観たことあるな~と思い、すぐ調べてみるとありました。ヅカ★ガール「ハイヌウェレの骸」で観ていました。日芸の現役だそうです。

ツキヨミガタリ ~思秋期~

ツキヨミガタリ ~思秋期~

月読の會

フリースペース無何有(東京都)

2017/09/02 (土) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/02 (土) 14:00

価格1,800円

無題2126(17-129)

14:00の回(晴)。

新宿駅からとても近いビルの3階。外階段を上がって会場へ(受付で飴をいただきました)。

縦長の会場、壁沿い対面に椅子が並べてあり、その両壁には衣装でしょうか、かかっています。

奥に丸椅子がふたつありましたが、演者はいろいろ動き位置を変えていました。

こちらは、昨年7月、「ホ・ホ・ホのはなし♪」を三軒茶屋まで聴き(観)に行きました。

過去公演をみると「しあん」「市田邸」「ラ・グロット」など渋い選択。

14:03前説(60分)~15:07終演。短編が7本。甘いだけではない作品が揃いました。最後の1編はミステリー風ですこしドキリと。

酒井順子さん、原田マハさん。読んだことがある作家さんであっても、朗読として聴くとまた違ったものを感じます。

息遣い、間、温もり、冷ややかさ、抑えきれない感情の流れ。

重ねる齢とともに遠ざかるもの、近づくもの。自覚があったり気づかせられたり。

タイトルにある「思秋期」、誰にでも訪れるものなのに、自分ひとりがとつい思ってしまうもの。

同じ人生などない。だから比べてしまうのでしょうか。

「かたりと」というユニットも味わい深い語り口で時代物などを扱っています。本はたくさん読みますが、時々、時間に追われているような感じもします。ですので、こちらのような公演はとても嬉しく思っています。

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