満足度★★★★
鑑賞日2017/09/11 (月) 18:00
価格0円
無題2134(17-137)
18:00の回(曇)
17:35会場着、受付、いつもと違うルートで会場に入るとそのいつもの「舞台」上に対面の座席。
座席の間にはワンルーム。机、PC、テーブル、サボテン、本棚、ベッド、キッチン、ちらかった衣服、マンガ、CD、TVゲーム。
ここに住むふたりのお話。
17:47/17:55前説(作演出の関口さん、45分)
終演後お訊きすると大学入学後始めた演劇、処女作。
社会人の男と、不思議な少女との邂逅。
居候ではなく、親しい間柄でもない、その微妙な加減(距離感)は、今の大学生の感覚でもあるのか、世代が違いすぎるためでしょうか、なかなか理解(同期)できず、隔世の感あり…シミジミ。
カップラーメン、タバコ、アルコールはひとりであることや弱さを暗示しているようにも思え、だんだんと夢想の世界(負のスパイラル)に陥ってゆくような感覚に襲われました。※タバコとアルコールは必要だったのか、ちょっと疑問。
終盤、物語は収束の予感と次の展開を繰り返し、やや落ち着きを喪ったように感じました。それは、物語がずっと深いところへ行ったからか、個人的には、ひとつの小さな夢が終わったような結末(真っ暗な絶望感)を想像していましたが、作者の意図はどうだったのでしょう。
テーブルを早足で回っているときの「コトバ」が少し聴き取りにくく勿体ない。
外階段の「音」の質感(?)が思いのほかよかったです。