満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/02 (土) 14:00
価格1,800円
無題2126(17-129)
14:00の回(晴)。
新宿駅からとても近いビルの3階。外階段を上がって会場へ(受付で飴をいただきました)。
縦長の会場、壁沿い対面に椅子が並べてあり、その両壁には衣装でしょうか、かかっています。
奥に丸椅子がふたつありましたが、演者はいろいろ動き位置を変えていました。
こちらは、昨年7月、「ホ・ホ・ホのはなし♪」を三軒茶屋まで聴き(観)に行きました。
過去公演をみると「しあん」「市田邸」「ラ・グロット」など渋い選択。
14:03前説(60分)~15:07終演。短編が7本。甘いだけではない作品が揃いました。最後の1編はミステリー風ですこしドキリと。
酒井順子さん、原田マハさん。読んだことがある作家さんであっても、朗読として聴くとまた違ったものを感じます。
息遣い、間、温もり、冷ややかさ、抑えきれない感情の流れ。
重ねる齢とともに遠ざかるもの、近づくもの。自覚があったり気づかせられたり。
タイトルにある「思秋期」、誰にでも訪れるものなのに、自分ひとりがとつい思ってしまうもの。
同じ人生などない。だから比べてしまうのでしょうか。
「かたりと」というユニットも味わい深い語り口で時代物などを扱っています。本はたくさん読みますが、時々、時間に追われているような感じもします。ですので、こちらのような公演はとても嬉しく思っています。