しのぶの観てきた!クチコミ一覧

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背中から四十分

背中から四十分

渡辺源四郎商店

ザ・スズナリ(東京都)

2019/05/01 (水) ~ 2019/05/06 (月)公演終了

私的に今月一番お薦めの舞台。笑ってグッときて集中できて、期待以上!三上晴佳さんやはり素晴らしい!!俳優さんに三上さんを観てもらいたい。作品も凄い良いです。5/6まで。約1時間35分。

ネタバレBOX

巨大スーパーマーケットやコンビニが街を壊していくエピソードは、最近、映画でもお芝居でもよく観ます。切実。
マッサージ師役の三上さんはマッサージの免許を取られたそう!
喫茶ティファニー

喫茶ティファニー

ホエイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/04/11 (木) ~ 2019/04/21 (日)公演終了

約1時間45分。日本で人種差別が温存される仕組みを見た心地。自分の大学時代から変わっていない…20年以上経ってるのに…。

ネタバレBOX

指紋を押させるとか16才から身分証必携とか…
映画「スワロウテイル」に流暢な日本語を話す白人男性が出ていたのを思い出した。彼は英語が話せなかった。
流れる

流れる

劇団あはひ

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2019/03/28 (木) ~ 2019/04/01 (月)公演終了

‪アフタートークで若い演出家から「古典は(今も)生き残ってるんだから、面白いに決まってる」という言葉が聞けて嬉しかった。‬

Aokidダンス公演 『地球自由!』

Aokidダンス公演 『地球自由!』

Aokid

STスポット(神奈川県)

2019/03/07 (木) ~ 2019/03/11 (月)公演終了

「CoRch舞台芸術まつり!2019春」最終選考。手の届く距離で観るダンス。風が届いて楽しい。Aokidさんを好きになる気持ちがわかる約1時間強。終演後のトークも柔らかな空気だった。

ハイドロブラスト(太田信吾)「幽霊が乗るタクシー」

ハイドロブラスト(太田信吾)「幽霊が乗るタクシー」

ハイドロブラスト

トーキョーアーツアンドスペース本郷(TOKAS本郷)(東京都)

2019/02/09 (土) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

宮城県石巻市での取材をもとにした舞台。約1時間20分。「幽霊」を見る、演じるだけでなく、「幽霊」に成る体験。終演後のトークも聴いて、素直に受け止めて良さそうに思った。横浜公演あり。

らんなー

らんなー

らんなー

シアターブラッツ(東京都)

2019/02/07 (木) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

約1時間55分。福島県の避難所にいる認知症の老女(林田恵子)はマラソン・ランナー円谷幸吉の元恋人だった。東日本大地震で奪われた故郷と円谷が求めた故郷を重ねるフィクション。

ネタバレBOX

演劇で流れる時間は虚構だから、もっと会話を凝縮して、歯切れよく、テンポアップしてもいいと思う。

「津波は黒くて、臭かった」。
田んぼが、川が、風が、空気が奪われた。特に原発事故の放射能汚染の場合、生きているうちには故郷に帰れない人もいる。

出稼ぎしなくて済むから原発が歓迎されたという事実。出稼ぎの苦労はこまつ座「イーハトーボの劇列車」でも言及されていた。

原発ジプシーの男性のスマホに、医師から「被曝量が多い」という電話がかかって終幕。
韓国現代戯曲ドラマリーディング Vol.9

韓国現代戯曲ドラマリーディング Vol.9

日韓演劇交流センター

座・高円寺1(東京都)

2019/01/23 (水) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

「刺客列伝」約1時間40分強。世界各国のテロリストたちが登場する複雑な構造の戯曲を、観客に話しかける狂言回し役を追加してわかりやすく、丁寧に構成。国際交流を旨とする企画の意義が大いに果たされたリーディング上演だったと思う。

ネタバレBOX

2030年に日本が中国に占領されそうになるエピソードが特に面白かった。

終演後のトークで演出家が、台本に多数の間違いがあり、稽古に苦労したと明かした。今作は戯曲集に収録され、千円で販売されている。できることならば翻訳者と協力して、主催者の責任で正誤表などを公開・配布してもらいたい。
トミイのスカートからミシンがとびだした話

トミイのスカートからミシンがとびだした話

新国立劇場演劇研修所

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2018/10/26 (金) ~ 2018/10/31 (水)公演終了

めちゃ面白かった!娼婦トミイは劣情まみれの戦後日本をたくましく流浪する。戦争の傷痕も描く元気で痛快な群像劇。黒田育世振付場面もイイ!俳優養成所向きの三好十郎戯曲の新発掘かも。約2時間25分(休15分込み)。
稽古場レポート:http://shinobutakano.com/2018/10/23/11021/

THE PILLOWMAN

THE PILLOWMAN

Triglav

山王FOREST 大森theater スタジオ&小劇場(東京都)

2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了

 マーティン・マクドナーの名作を若い演劇人が真摯に上演。新井ひかるさんの演出は、黒い箱型の演技スペースを2つ設置した舞台美術(上田淳子)で、堅牢な取調室だけでなく物語の入れ子構造も表す。床に散らばる作家の文章とその兄の絵、布に映す影絵や絵の具を使って目の前で事件を起こしていく趣向は、大胆で効果的かつサービス満点。残酷なおとぎ話のびっくり箱、各登場人物の脳内劇場を豊かに立ち上げた。
 作家(弟)を演じた中西良介さんの翻訳は、最後の独白をです・ます調でない語り口にし、長塚圭史演出版、小川絵梨子演出版とは異なる味わいに。脚本を2時間に刈り込むことで、2人の刑事に焦点が当たったのも面白い。
 アリエル役(悪い刑事)の岩男海史さんの演技が白眉。作家の兄役を演じた堀元宗一朗さんの成長にも驚かされた。彼は新国立劇場および同研修所の公演で、出演以外にプロンプや演出助手の仕事もしている。

母と暮せば

母と暮せば

こまつ座

紀伊國屋ホール(東京都)

2018/10/05 (金) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

稽古場レポート(http://shinobutakano.com/2018/09/28/10743/)を書かせていただいた、こまつ座の新作二人芝居。
笑って共感して戦慄して泣いて、数分ごとにクライマックスが訪れる感覚。もの凄い密度で1時間半弱とは思えない太い、厚い観劇体験。畑澤聖悟さんの戯曲、凄いです。富田靖子さん、松下洸平さん、素晴らしいです。
優しい空気の会話劇(ストレートプレイ)だが非日常レベルの濃密さ。いわゆる写実演技で心身の交流を重ねるが、実は会話内容も場面の接続も唐突で、虚構×虚構の高密度で飛躍する。リアリズム前提で大胆なフィクションを起こし続けながら、庶民的な親しみがある。つまり凄い。
松下洸平さんは今作で文化庁芸術祭新人賞を受賞。
感想などのまとめ:http://shinobutakano.com/2018/10/06/10862/

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/27 (木)公演終了

オフィスコットーネ『踊るよ鳥ト少し短く』の次に『US/THEM わたしたちと彼ら』を上演 。英国ナショナルシアターで上演された『US/THEM』が素晴らしい!身体表現と豊かな見立てで虚構と実話の混交が見事。俳優2人の交流も鮮明でスリルありメッセージも雄弁。

チルドレン

チルドレン

パルコ・プロデュース

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2018/09/08 (土) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

面白かった!!30代の英国人女性劇作家による日本の原発事故をもとにした三人芝居。単純な“告発”ではなく現在、過去、未来の“子供たち=人類”を科学的かつ詩的にとらえる。音楽も美術も俳優の演技も上質。彩の国さいたま芸術劇場に続き、世田谷パブリックシアターでの上演も観た。

溶けない世界と

溶けない世界と

mizhen

d-倉庫(東京都)

2018/04/25 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

チェーホフ作『かもめ』を現代に置き換え、役柄の性別を反転させることにより、女性が働くのが当たり前になった今の問題を前景化。キャリア形成や生殖をめぐる男女の駆け引きが面白すぎて興奮!単純な翻案ではなく設定や物語も創作し、セリフが文学的。それでいて原作の肝の部分をきちんと汲み取っているのも素晴らしい。シンプルな空間にLED照明が映える。踊り、歌、ラップ、身体表現、手話も雄弁。作・演出の藤原佳奈さんは30代女性。今後に期待。

若手演出家コンクール2017 最終審査

若手演出家コンクール2017 最終審査

一般社団法人 日本演出者協会

「劇」小劇場(東京都)

2018/03/06 (火) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

劇団 短距離男道ミサイル『走れタカシ~僕が福島まで走った理由(わけ)~』。仙台公演に続き、拝見するのは2度目。日本演出者協会「若手演出家コンクール2017」最終審査会で最優秀賞、観客賞を受賞。3/11(日)14:00開演のステージには、東日本大震災発生時刻に黙祷の時間が用意されていた。

一頭あるいは数頭のトラ

一頭あるいは数頭のトラ

TPAM・国際舞台芸術ミーティング

神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2018/02/11 (日) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

シンガポール出身の映画作家による2つのスクリーンを使った映像作品。演者が存在しない体験型鑑賞作品でした。

ネタバレBOX

太古の昔から虎が生息するシンガポールの森に、10万年前ごろから人類が侵入してくる。1900年代になると英国がその地を支配し、“虎”と呼ばれる日本軍がやってきた。森を開拓しようと測量機を持ってきた英国人はインド人の奴隷を連れており、縄張りを守ろうとした野生の虎が彼らに襲い掛かる。文明、伝統、科学技術、植民地思想などの大きなテーマが凝縮されていた。向かい合うスクリーンの一方が照明で透けて、数枚の影絵が浮かび上がり、伝統的な影絵人形芝居“ワヤン・クリッ”になる仕掛けにも驚嘆。
ジョー・エッグ

ジョー・エッグ

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2018/12/07 (金) ~ 2018/12/21 (金)公演終了

産まれた時から重度の障害を持つ娘を10年育ててきた夫婦と、その近親者のお話。観客に語り掛ける劇中劇的構成の戯曲で、残念ながら俳優と観客のコミュニケーションには難ありの印象だったが、登場人物全員の立場になって考えることができ、刺激的な観劇体験になった。西本由香さん演出は今回も戯曲の意図を丹念にくみ取っていると思った。

女中たち

女中たち

風姿花伝プロデュース

シアター風姿花伝(東京都)

2018/12/09 (日) ~ 2018/12/26 (水)公演終了

緻密に造形された小空間で、芯があって力強く自由闊達な演技対決を堪能。原作に忠実なストレート・プレイ『女中たち』をやっと本格的に味わえた心地。主従逆転、殺人計画から人類の平等という虚構(戯れ)。那須佐代子さんの長台詞が素晴らしかった!震えたわ~♪ 12/26まで。

スカイライト

スカイライト

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2018/12/01 (土) ~ 2018/12/24 (月)公演終了

小川絵梨子演出「スカイライト」約2時間45分(15分休含)。充実!幸せ!俳優の演技だけでこんなに豊かな時間になることの証明。ロマンティックでスリリングで考えさせられて刺激されっぱなし。性差、年齢差が生む決定的なズレが身にしみる。大人の恋は否応なく生き方を問う。

SHIP

SHIP

浮世企画

APOCシアター(東京都)

2018/12/04 (火) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

今城文恵さんの新作は平凡なアラサー現代女性4人のバトル。各人の背景披露後に一気に面白くなった。しっかり造形された人物がガツンとぶつかるのがいい。シームレスに転換し回想場面の複数役演じ分けも楽しい。西岡未央さんはいつもながら緻密で説得力あり。 狸だなぁ(笑)。
流行歌や時事ネタで時代を表す。全く相容れない他者との上っ面ではない交流が、自分に変化をもたらすのは希望だと思う。辛くても。本編約1時間半の後に10分休憩挟んで日替わりゲスト登場。後半は飲食可。公演特製ドリンクなどあり。残念ながら私は本編のみ。伊藤ヨタロウさんのライブ聴きたかったな。

民衆の敵

民衆の敵

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/23 (日)公演終了

イプセン作、マンビィ演出「民衆の敵」約2時間15分。温泉汚染を訴える博士(堤真一)が圧倒的多数と対峙。博士が明るくポジティブで魅力的。彼が披露する「発見」に集中できた。黒田育世振付の老若男女のアンサンブルは存在感大。音楽はやや説明的。何度観ても胸に刺さる戯曲。

ネタバレBOX

最後の場面でストックマン一家は意気揚々と新生活へと乗り出そうとするが、やはり民衆が投げる石が降り注ぐ。そうなりますよね…。

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