やまさんの観てきた!クチコミ一覧

21-40件 / 48件中
Yerma イェルマ

Yerma イェルマ

TPT

BankART Studio NYK(神奈川県)

2011/05/23 (月) ~ 2011/05/31 (火)公演終了

満足度★★★

港・横浜の
倉庫跡のアートスペースでの上演。
会場に到着するだけでとてもアーティスティックなムードになる。
都心からのちょっとした距離、転地感覚が情緒ある。

ロルカの代表作イエルマを、どう扱うのか興味深いところ。
美術、音楽、照明、衣裳などとってもよいムードで、俳優の言葉と動きを包む。
それだけで芸術的、といえばそれでよいのだけれども、その良いムードと雰囲気に誤魔化された感しも少々。
イエルマの主題をどう表現するか、ということについて、どうも関連や脈略が感じられなくて、なんとなく格好いいパフォーマンスというだけにも思えた。

琴でも蝋燭でもよいのだけれども、それがイエルマという作品の何をどう表現したかったのかと・・・

俳優さんも、主演級・目玉級の方々がちょっと期待外れで、力量からしても輝いていなかったように思うけれども、その分、コロス的に脇を務めた洗濯女さんたちや姉妹の好演に救われた。

【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover

【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2011/06/07 (火) ~ 2011/06/15 (水)公演終了

満足度★★★

RはR18指定
15の短編を巧みに構成して、興味を惹きつけていました。アンダーグラウンドなムードがあって、ムラはあるもののパワフル。よくやってるなあ、って好感でした。危険さ、グロさは実はいまひとつ物足りなかったのですけれども、照明や美術もも素敵でした。また拝見したいと思います。

NOISES OFF/ノイゼス オフ【俳優の怪我により25日夜、26日の公演中止】

NOISES OFF/ノイゼス オフ【俳優の怪我により25日夜、26日の公演中止】

シーエイティプロデュース

あうるすぽっと(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★

おもしろいのですけど後悔
バックステージもので、土台は西洋コメディで、そこだけでも笑えるいわゆるドア芝居。公演前のゲネプロ、公演中、楽日の三幕で構成。
そりゃ面白かたし、良く出来ていたのですけど、このキャストでこんな商業っぽい内容になっているとは夢にも思わなかった。

裏ではどんなにトラブルが起きても、表のステージにはそれを絶対に持ち込まないプロ意識があってこそ成り立つ芝居。それを役者が死守しようとせず、オンステージが壊れてしまうくらハチャメチャになっては、ただドタバタしてるだけのコメディしか見えなかった。

シチュエーションが十分面白いのだから、そこを必死に生きている人たちの様子が見たかった感じ。

砂のクロニクル

砂のクロニクル

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2011/10/19 (水) ~ 2011/10/24 (月)公演終了

満足度★★★

ちょっと
題材も手法もちょっと古いかなと・・。1980年代に新鮮だったものがそのまま続いている感じ。完成度は高いのですけど。

炎の人

炎の人

ホリプロ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2011/11/04 (金) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★

再利用
三好十郎の『炎の人』が商業演劇にリサイクルされた感じ。豪華で立派だけれども、演出も平板で刺激もないし、お金持ちの娯楽としてはいいのだけれども、それにふさわしい題材かどうか。ただ、良い有名な役者さんによるゴッホの話になっていた感じ。

黒沢美香ソロダンス『鳥日』

黒沢美香ソロダンス『鳥日』

黒沢美香

瀬田四丁目広場 旧小坂家住宅(東京都)

2012/01/18 (水) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

鳥と夕陽
懐かしく美しい日本家屋と冬の斜陽の中で、あくまで静的な動きで惹きつける動きの迫力。なにかが起こる、起こらない、能動的に「鳥らしきもの」を観察していました。

島-island

島-island

パパ・タラフマラ

森下スタジオ(東京都)

2012/01/13 (金) ~ 2012/01/15 (日)公演終了

満足度★★★

桟敷は
辛いね。指定席で桟敷。
開始直後の恰好よさは印象に残ってます。

セキュリティー・オブ・ロンドン

セキュリティー・オブ・ロンドン

SPAC・静岡県舞台芸術センター

舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」(静岡県)

2010/06/12 (土) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★

パノプティコン
その前に、喉つぶしてちゃ話にならん。バックボーンが俳優ではないにしても。均整のとれた身体が、並の俳優よりも美しかっただけに残念。

歪な王子

歪な王子

おにぎりスキッパーズ2

Geki地下Liberty(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度★★

楽しそうでした。
それだけ。
山盛りの出演者の中に知り合いがいなければ、それだけ。

『喪服』『芭蕉と遊女』

『喪服』『芭蕉と遊女』

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2010/08/31 (火) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

綺麗な月でした
久生十蘭、の戯曲。登場人物の腹のなかはまさにミステリー。ミステリアスに演じる俳優さんがまた怪しい。プレスリー流れる時代の磯子、美空ひばり初舞台の頃と場所でもある。
芭蕉、新潟でのワンナイトストーリー。遊女の悲哀を前に、かの芭蕉は一句。芭蕉の存在をどう考えるかで、いろいろな受け取り方ができそうです。
美術が上質。

令嬢ジュリー

令嬢ジュリー

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2010/10/02 (土) ~ 2010/10/10 (日)公演終了

建築
舞台美術というより。いわゆる『第四の壁』が業界通念になっているとこに、第四の壁もちゃんとある上に、なんといっても天井があるんです。
ちゃんと室内区間なので、室内の音の響きとか、蛍光灯やインテリア灯っぽい明り感も体感。
うーんこれは、やろうと思ってもいろんなスタッフの力が必要。『外圧』がないと出来ないことかもしれない。なにより、実現させる劇場だエライ。さすが

夕立【作・演出 赤堀雅秋(THE SHAMPOO HAT)】

夕立【作・演出 赤堀雅秋(THE SHAMPOO HAT)】

劇団姦し

ザ・スズナリ(東京都)

2010/07/28 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

薬師丸です。
と、両親歯科医と、川崎在住の新井さん。

音と言葉と身体の景色 vol.6

音と言葉と身体の景色 vol.6

身体の景色

d-倉庫(東京都)

2011/03/25 (金) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

何かに吸引されて
見に行きました。

『ドモ又の死』『眠駱駝物語』

『ドモ又の死』『眠駱駝物語』

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2011/03/08 (火) ~ 2011/03/13 (日)公演終了

揺れた
まさに、上演中でした。

くるみわり人形

くるみわり人形

演劇実験室◎万有引力

笹塚ファクトリー(東京都)

2010/05/04 (火) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

見てきた
劇場との相性が抜群によかった。

春琴(しゅんきん)

春琴(しゅんきん)

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/12/02 (木) ~ 2010/12/11 (土)公演終了

すばらしいのだが
評判通り、緻密で繊細で美しくて、申し分ないのだけれども、カーテンコールの充実感とともに、なにか、全部去っていくような、たぶん来月にはなにも自分の中に残ってもいない、影響を与えられても変わってもいない、そんな気も・・。
光と音は、電気モノと生が共生。加えてタバコ臭。いろいろと刺激は多かったのですけれども、満腹感しか残らなかったのは、ちゃんと主題をつかめてないってことなのか、そういう演出なのか。
大人の人形になった生身の女優さんの身体、均整がとれていて美しすぎ。人形よりも人形らしい。

KUNIO07『文化祭』

KUNIO07『文化祭』

KUNIO

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/09/03 (金) ~ 2010/09/06 (月)公演終了

ハッチポッチ
それでいて一貫した作品の統一感もあるし。ビックリするような出演者の「量」も、ちゃんと活かされていて、効果も必然性もあったよ。

新・牡丹灯籠

新・牡丹灯籠

劇団キンダースペース

シアターX(東京都)

2011/01/26 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

真冬の怪談
時代モノは、嫉妬にも切なさがあっていいですねえ。複雑に絡み合った関係も、結構すっきりとわかります。

少女仮面

少女仮面

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2010/07/24 (土) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

伊東X唐
この本の、周りのひきつけ方と、置き去りにし方が快適。

マグノリアの花たち

マグノリアの花たち

にもめぷわ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/05/21 (水) ~ 2014/05/28 (水)公演終了

鋼鉄の花
アメリカ南部の強く美しい女性たちのプチ群像。背景はとっても暗いし重いし悲しいけれど、そこで花のように、はかなく明るく生きている人たちのお話。
チャーミングで個性的なな日本の女優さんたちの贅沢なプロデュースでした。

このページのQRコードです。

拡大