長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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遭難姉妹と毒キノコ

遭難姉妹と毒キノコ

テアトル・エコー

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2014/11/18 (火) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

「あの山は絶対に面白い!」
という「西遊少女隊」の玄奘三蔵法師みたいな(^^)登山好きだった父の遺言に従って、山頂から遺灰を撒きに来た三姉妹+親族等が繰り広げるトリップコメディ=約2時間。妙に庶民的な三姉妹の会話が楽しめました。いろいろとヒネリも加えられていて笑えたので星は大判振る舞いです(^。^)。

PREMIUM DANCE GALA

PREMIUM DANCE GALA

ジャパン・ダンス・イノベーション

メルパルクホール(東京郵便貯金ホール)(東京都)

2015/04/24 (金) ~ 2015/04/24 (金)公演終了

満足度★★★★★

あら折込チラシに”ゴベリンドン”が・・・・
毛色の違う舞台芸術に違和感無く挟まってる美術度の高いチラシだからかな(^^) おぼんろ主宰さん繋がりが広いからかしら?(さすがにTVレギュラー出演は凄かった?のかな)

まぁさておき今舞台芸術の感想ですが・・・・ 凄かった!
各人のレベルの高さが素人目にも良く解りました

滞空時間の長い跳躍・・・エアマスターですねホントに

タップダンスの表現の多彩さ・・・(小学校のカスタネットを本場のダンサーが鳴らすようなレベル違いが解らされたです)

10分の休憩で連続約3時間の長丁場でありました

漫画「昴」で異星人とのファーストコンタクトには舞踊家が最適という話を思い出してしまいました

圧倒的な視覚・聴覚情報量に満足しました(^^)


・・・・トリポタラーメンも食べれたし♪ 行って良かった浜松町!

エディット・ピアフ

エディット・ピアフ

日本テレビ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2011/01/20 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

時代と生き様のストレートなトコが
ダイレクトに伝わってきました。
熱量の高い3時間強でした。
歌詞が全て日本語訳でした。
その分、込めた思いが伝わってきた感じを受けました。
ピアフの生涯も、演じた役者さん達も熱かったです。

ネタバレBOX

まぁ会場も暖房効かせてくれて暑うございましたが。

客席は満席、殆どが女性で占められており。
演じる方も観劇する方も、
固唾を呑んで真摯に集中し舞台に注目している感じが、
ヒシヒシと伝わってきた真剣勝負のような音楽劇でした。

舞台を仕切るカーテンへの年代や場所の投影や、
扉で仕切られた舞台背景。
どうやって開閉させてるのか不思議な扉でした。
照明も良かった。

なんにせよ、正面で観れたのが嬉しかったです。
マダム・バタフライX

マダム・バタフライX

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2012/11/10 (土) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

宮本亜門さんのいままでの作品は・・・・
な~んか今ひとつと思っていたので、正直期待感は薄かったのですが。
わっかりやすくて面白かったー(オペラに面白いは失礼ですが)。
宮本さんの作品に対する想いなどもアフタートークでついていて、
とってもお得な観劇でありました(^^)
<全3幕(1幕終了後に15分休憩)15:05~17:20>
<10分休憩後に15分予定が30分近くのアフタートーク付き>

国家~偽伝、桓武と最澄とその時代~

国家~偽伝、桓武と最澄とその時代~

アロッタファジャイナ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

長丁場を感じさせない熱量のある舞台でした
あらためて説明読むと、凄いキャストの勢ぞろいだったんだなぁと更に感心。
眠気まったく起きなかったし、
タイトルに相応しい話のまとめ方であることも納得です。

<3時間15分(休み無し)→5分休憩後アフタートーク20分弱>

ネタバレBOX

本舞台が、お神楽のように舞台中央に配され。
客席が前後(左右かな)で2階席が1列ぐるりと取り囲んだ劇場でした。
黒い舞台に、白を基調にした役者さんの服が映えました。
(1字漢字が書かれている作務衣のような感じの服です)

話は最澄中心に国のあり方が描かれていきます。
また歴女である小日向えりさんは、青い服で上手に合間合間に説明を加えて話の理解を手助けしてくれるので、話に?となるようなことは無かった(^^)。

偽伝とはいえ、史実には即しているので。
見知っている歴史の知識と合わせてみると面白い展開でした。
使い勝手の良い家臣や悪い奴に、権力もって狂うとこや。
血生臭い謀略や家族の愛憎などなど。
歴史は繰り返すなぁとしみじみ思いました。

比叡の森に暮らしていた”ひろの”と”ひざし”のカップルが、
当時の戸籍の無かった”センニン”である”ひざし”に戸籍を家族ごと与えようと画策した”ひろの”であったが。請け負った下級役人が”ひざし”をものにしようとして、結局誰も救えず悩んだ”ひろの”は僧の”ギョウヒョウ”に弟子入りし、諸行を救うようにと弟子入りを許され、”最澄”と命名される。

桓武天皇との邂逅、天台法華宗の確立、遷都、唐への遠征、空海との出会い、さまざまなエピソードが順を追って語られてゆき。まったく飽きさせずに観劇できました。

アテルイが女性だったり、和解できそうな状況が開戦に至るドラマ性や。
空海の凄さなどが上手に解説されていてわかりやすかった。
(でも1年で密教習得とか凄いなぁと昔は思っていたが、以前読んだ文献では。密教本部さんがいろいろ策を弄して仏教の布教用に1年で渡す努力したらしいと読みました。→それ考えると国としても「仏教とか経典など欲しいから用意して」とか伝達したはずだよなぁと思いますね。結構裏のいろいろある話と勘ぐります。)

漢字の説明や、服に表記の字とか。
いろいろ人間ドラマは、ようの東西・今昔などは変わっても。
そんなに変わらないなぁと思った長丁場でありました。

ちなみにアフタートーク「桓武天皇と家族」では、
河合さん平子さん坂口さん真山さん神木さんが出演し。
究極の歴女である歴史アイドルの小日向えりさんが司会でした。
実際は桓武天皇は30人くらい子供がいた(劇中は代表の2名ほど)とか、
藤原薬子を笑わせるトコの他バージョンなどの再現で盛り上がりました。
トークでも言っていた通り、最澄メインの話は少なく。
けっこうタメになったです。



インテリジェンス・シャドー

インテリジェンス・シャドー

IQ5000

笹塚ファクトリー(東京都)

2009/10/08 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

すごかった、何かもうすごかった。
前説つきで始まるのは、はじめて見ました。
妙にインパクトのあるはじまり方だなぁ、などと思っていたら。
劇は、もっと衝撃受けました。
舞台装置無く、役者と・照明と・BGMだけでやりとげるとは・・・。
「見事」としか言いよう無いです。
それでいて、観客にわかってもらおうと。
いろいろ工夫しているのが、なかなか楽しませていただきました。
Goodです!

ネタバレBOX

前説からエンディングまで一気に筋通して観させていただきました。
国家間の説明は、大変わかり易かったけど。
そのぶんラストに繋げる、ユーロファイターの着陸意義の解説が、
少ない気がしました。惜しい!
でも、かーチェイスからドックファイトまで。
人間演じようとすれば、出来ないものは無いのだろうなーと
理解させていただきました。すごいですね。
狙撃シーンの着弾やら、小型ミサイルやら。
こまめな笑いの芸が、妙にツボに入りました(^^)
西麻布のイタリアレストランOP・ラストの場所の作り方。
わからせ方が、すっごくうまかった。
役者さんたちの演技のすごさ、垣間見れました。
大変楽しい時間を、ありがとうございました。
MONSTER TUNE

MONSTER TUNE

JAM TAP DANCE COMPANY

あうるすぽっと(東京都)

2016/04/30 (土) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

80分のノンストップショー
謳い文句に偽りなしでした♪

衣装も技術(まぁ素人目ですけどね)も良かったなぁと(^^)

タップダンスオンリーでここまでやるのは素晴らしかったです

The Wiz〜オズの魔法使い〜

The Wiz〜オズの魔法使い〜

洗足学園音楽大学

前田ホール(神奈川県)

2015/10/10 (土) ~ 2015/10/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

う~む ご近所でこんなミュージカルあったとは・・・
そこそこ期待して見に行ったのだが・・・
大当たりでありました(^^)

きちんと生演奏付きの本格ミュージカルであり
舞台に衣装にアンサンブルにと見応え充分だった全2幕15分休憩入りの
2時間20分でありました

ネタバレBOX

Wisの姿が巨大な満月顔のはずですが=背景の動画投影ですが結構怖いです
基本使いの緑の男がWizだよなぁと思えてしまうトコがちょっと残念だったかなぁ
『蝶ゲンボウ』(チョウゲンボウ)

『蝶ゲンボウ』(チョウゲンボウ)

ひげ太夫

テアトルBONBON(東京都)

2015/03/24 (火) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

全年齢対応って感じでしょうか(^^)
客席に小さいお子さんとお母さんといった感じの方々が多かったようにお見受けしました。→日頃の小劇場雰囲気とはチョット異なるかなぁと

一言でいうならば「楽しい」ですね♪

え~っとIQ5000とカプセル兵団とジャッキー・チェンの初期コメディ映画を、よく捏ねてまとめて寝かして子供向けに丸めた感じでしょうかねぇ(^^)

松竹大歌舞伎

松竹大歌舞伎

松竹

パルテノン多摩【旧情報】(東京都)

2015/07/05 (日) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

やはり様式美の極致は美しいものだな
地方公園巡業のひとつと思って多少甘く見ていたら・・・
舞台セットも出来も凄く良い出来であった(^^;)
(イヤホンガイドまで常設だがね)

引窓 いつの時代でも人の世の情けは心打つなぁと
連獅子 赤と白の髪の振り乱しはやはり見所でありました

25分+15分と休憩入れての約3時間の長丁場!

気軽に出せそうな観劇料金ではないかなぁと「お薦め」にはしませんでした

シャッフル・ルーム

シャッフル・ルーム

東京おいっす!

「劇」小劇場(東京都)

2009/12/01 (火) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

食べてみたいぞ、堂島ロール。
どろどろした不倫・浮気・昼下がりの・・・。といった湿っぽさが全然無く。
なんか男女二人の主人公の、その場しのぎ的な取り繕いの綻びに、
ドキドキしながら次の展開を待つ感じが、とっても面白く楽しめました。

ネタバレBOX

一つの舞台をライティングや小道具にて2つの部屋に見せる手法や、
別の部屋にいる設定なのに、舞台一つで透明人間がいるみたいな
演出がうまかった。(ライトも白熱灯と蛍光灯で差を出したり、芸細かいぞ。)

行列のできるお菓子屋の設定や、エレベーターのメンテナンスなど。
細かい設定が、矛盾無く使い。繰り返される脚本の細かさ、巧みさ。
またそれを、感情入れて演技・共感させる芝居が見事でした。
「めんどくさい芝居ですが」とは偽妻帯者主人公さんの台詞でしたが、
見事に実を結んでいます。たいしたものです。

みなさんキャラクターよく、いい味出してまして。甲乙つけがたいのですが、
火災報知器の設置業者さんの存在感と、とぼけた台詞回しが
お気に入りかな(^^)。「じゃケーサツ行こうか」とか、格言っぽい台詞での
効果音とキメポーズも受けました。

ケータイの着メロや、小道具としての使い方。スキが無いですね。

女性側の主人公はハッピーエンドで。
男の方は、呼び止めて指輪のサイズ直しに行けばハッピーエンドに
なるところを、自分の生活スタイル変えられずに。ああするところが、
シビアで渋いエンドになり、話が重味出しましたね。Goodですわ。

あと季節感の無いテニスウエアのコーチと、季節感出しまくりの
サンタさんの言葉の対比とか。コーチが手作りにこだわった
ロールケーキの再登場。ボールとバット・パットの言葉のあや。と
使いまわし。うまいわー。繋げる繋げる(^^)。
なにげに食べてた、プッチンプリンの話とかも後で生きるし。

台詞だけと思わせた妹から、その婚約者。登場のさせ方や、
刃物の回収話。つなげて重ねて、どうなるんだこれは!
と収集つかなくしている様で、見事に纏め上げた脚本に頭が下がります。

周囲の状況、自分の立ち位置。わかっていて状況に強く関与しない
(できない)主人公のボソボソ演技があっていました。

最後の「おいっす」のキメポーズの〆も、よかったですよー。
劇団名が記憶に残り易いです。見事でした(いろいろと)。
すばらしい日だ金がいる

すばらしい日だ金がいる

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

開演時間は守られていたけど・・・・
何かしら前説的なものはあったほうがいいのではと思ったデス
(でも観客もわかっている方々が多いようでマナーの悪い方は少なかった)

さて個人的な”うつ”話であり眠気も起きずに
一気に駆け抜けた2時間10分の作品でした!

見ごたえありました ですよ


休日だったんで~のんびりと自転車で劇場まで行ったデス♪
結構楽しかった我が相棒=
クロスバイク「GIANT ESCAPE R3」でのサイクリング
(28Cのタイヤ口径はダテではなかったです(^^)

ネタバレBOX

さてタイトルにある”金”の話は一切出ませんでした(^^;)

お話は、ブラック企業っぽいとこで上司の気の強い女性と欝で休職願い出す男性職員さんの会話から~始まって、結局押しの強い上司に誘導(?)されて部下くんは退職してしまいます。 場面変わってその女性上司さん、娘のダンス発表会の見学約束を急な出張で反故にしてしまいます・・・。 時は移り会社を辞めて行方不明風になった女性は何か危ないセミナーに傾倒して山奥の山荘に住んでいました・・・そこへ一人娘が結婚するので母には式に出て欲しいと母の妹さんやらがやってきて・・となるお話なのですが。 ・・・結局うまくいくかなぁと思わせといてぇ~母は娘から逃げ出してしまうオチでありました=斬新ね(^^) その逃げ出しを容認する出来た娘がかっこよさげでありました。

舞台セットは自分的には、お久しぶりね~の。
中央台型で四方を客席で囲んだものです。
各シーンでの場面変更には2mほどの棒を(まぁバス停の標識みたいな感じでしょうかな)5本用いて上手に山荘内や会社オフィスなどを表現していました=上手だなぁと感想♪

終演間際には群舞をメダカの集団遊泳(~うーむ良い表現が思いつかんですスマネ)風にされてて印象に残ったのとオチの表現に合っていましたデス
The Last Snow~雪女物語

The Last Snow~雪女物語

劇団暴創族

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/10/07 (水) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

’80年代ドラマのような・・・・(^^;)
時々BSとかで放映しますなぁ’80代映画♪

よく出来た舞台セットに、わかりやすい配色を考えてるなぁと思える登場人物たちの服装とか。ちょっとした伏線にキチンとした回収。味のある方言応酬にオーソドックスな雪女さん。

予定調和的なストーリー展開が安心ながらも楽しく進行してゆくのが丁度な尺=1時間50分でまとまっていましたわ(^^)

ネタバレBOX

方言の雰囲気からすると”靴下をハメル”地方かなぁ

いろいろ出てくる登場人物の多さながらも、いろいろと濃い方々が出てくるので混乱するようなことはなかったですね~。

あんまし説明は作品内容に即してないような気がしますなぁ・・・・

父・娘で切り盛りしてるペンション(温泉+露天風呂つき)に
宿泊してる&しにくる客が起こし&巻き込まれる”雪女”騒動=一晩の話っす

・・・・今年最後の雪が降る晩に現れる”雪女”

使えないペンションオーナーの息子が、
使えないからこそ意義があるって説得力が自分的に大変受けました(^-^)

アート的なミラーボールとか氷の結晶の照明とかも綺麗でセンスが良かったなぁと感想追加~
NBAバレエ団 新作「ドン・キホーテ」全幕

NBAバレエ団 新作「ドン・キホーテ」全幕

NBAバレエ団

ゆうぽうとホール(東京都)

2015/09/26 (土) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

建物老朽化で五反田の複合施設「ゆうぽうと」閉館へ・・・・・築33年だそうです
今月中だそうで・・・最後の花道ですかねぇ

第1幕 ベット上で騎士物語を読みふけるドン・キホーテは次第に現実と空想の境目がなくなり=怪しい回転ライトで表現です、サンチョ・パンサを従者に、物語の中に出てきたドルシネア姫に会いに鎧を着込み旅に出ます。
暗転して舞台はスペインの海を遠くに見据える市場のセットとなります。床屋の息子バジルと宿屋の娘キトリは愛し合っているが、父親はキトリを金持ちのガマーシュと結婚させたい為、二人の仲を許してくれない。闘牛士達も現れ=赤い布のひらめきが綺麗でした(^^)、活気づく街に突然風変わりな風貌のドン・キホーテ一行が現れます。 メインは町の人々のカラフルな衣装とダンスですね♪
第2幕 舞台セットは超有名な風車の背景に満月が煌めいています。市場の騒動の合間にバジルとキトリは駆け落ちし、ロマの宿営地にたどりつく。二人を追いかけてドン・キホーテ達もやってくる。やがて、ロマたちによる人形劇が始まるのですが=この人形役が子供さん達であり動きとかユニークでしたわ(^^)、で~キホーテさんは人形劇に登場する悪者を敵と勘違いし台無しにし、仕舞には風車を巨大な敵だと勘違いして突撃し意識を失いまし幕が降り巨大な蜘蛛が登場したりして戦って・・・ふたたび意識を失ったドン・キホーテは夢の中でドルシネア姫に会います=女性陣に囲まれた羨ましい華やかなシーンです♪ ・・・・その後ふたたび意識を失い、サンチョに発見され暗転です。
第3幕 舞台は居酒屋です・・が暗いと石造りの城地下みたい・・・。さて、どうしても結婚を認めないキトリの父に対してバジルは狂言自殺をし、その演技に騙され父親は結婚を認めてします。で舞台は再び街中のセット=キトリとバジルの結婚式が盛大に行われる最大の見せ場です=艶やかで豪勢です。そしてドン・キホーテはドルシネア姫を探してまた旅に出る。ってとこで幕です。
集団でのフィナレーで舞台背後のかきわり上部に「ありがとう ゆうぽうと・・・」と閉鎖を惜しむ字幕が掲げられて初めて知りました・・・・。
それにしても集団のダンサーズは見た目も派手で華やかですねぇ~♪

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

毒(主宰の鬱憤とも言えるかな(^^;)を優しく糖衣で包んだような印象を受けました
バランス良かった、いろいろと~。

相変わらずの開演前の寸劇
=知らずに常識通り(=開演10分前とかですね)に入場すると全部見れないので、開場直後に劇場に入るのはセオリー化してますねぇ(^^)
(座の温めと開演時間守るトコも遵守してるなぁって感心します)

何か評価を減点法で考えてしまったんですが、
減らせる所が無かったなって思えた約2時間20分でした。
(20分は開演前の寸劇時間です(^^)

ほぼ満席で、若い女子客が多かったように思えました。

ネタバレBOX

「ネタバレ」専用なので、思う存分ストーリーを書き込みますんで”これから”観劇予定のある方は読まない事を薦めます。

寸劇は歌うように喋る(ホントに歌の台詞を出すんですよ(^^;)”Bz”のボーカルさんの親友との邂逅
→死期の迫ったベッド上のマツモトタカヒロ(全身骨折(笑)の処に元の相棒イナバコウジ(趣味がビーズのアクセサリーつくり=タカヒロのプロポーズ時の指輪も作ってやった(^^;)が5年ぶりに見舞いに来ます。で二人の学生時代の出会いから回想はじめて、最後の力を振り絞っての二人の最後のステージまでの熱唱であります。(歌を基本としたところは流石に開演前だからでしょうね=配慮がいいなぁ(^^)
(寸劇というのに人物設定とかがホント細かいなぁと感心しました)

今回は場内案内のお姉さんが「このままご覧になってますと、そのまま開演いたします。」と着席を促していました(笑)

でいつものタイトル音楽(劇団テーマでよいのかな?)とオープニング曲で開演です。 舞台セットは左右対称の西部の酒場の入り口ドアを大きくしたような意匠でした。左右の台ごとスライドするギミックと中央が回転扉風に場面転換で動きます。

男が一人舞台中央の椅子に腰掛けています=主人公のブルースが孫3人ににせがまれて、いつもの昔話を語りだすんですが・・・・。(ここだけ読むと普通でしょ(^^;) ココのつかみは絶妙で大変気に入りまして=吹原氏って上手だなぁって感心しました。 ここでも毒吐かせるしなぁ=台詞で・・・

その回想が今回の物語であります。若かりしブルースが家で泣いている娘に声をかけると、内緒で持ち出した母の大事にしているルビー入りのイヤリングを片方無くしてしまったというのです。一緒に探しますが見つかりません。そうこうしている内に仕事の時間になりブルースは仲間の待っているビックウィスキーマウンテンの麓で二人に合流し、拾われていたイヤリングも回収しますが。突然の気配に銃を撃つと乳飲み子を抱えた先住民の女を撃ち殺してしまい、抱いていた子供が泣き叫び、インディアンが泣き声を頼りに集まってきてしまいます=仲間に即されて赤子を撃つブルース・・・・。

場所は変わって銀色の銃を手に立ち尽くしているブルースの傍らに男が倒れており、保安官(=主宰です、「やっちゃった」に過敏に反応する役です(^^;)に殺人容疑で逮捕され、保安官事務所の留置所に入れられるのでした。(この殺人現場で、演劇で許されるギリのクオリティーの馬とか、人外と出会い仲間になるのですが・・・。人外1=サボテンのジョー(人型で服も着てますが、顔と手がまんまサボテン) 人外2=蠍のマック(黒い等身大のサソリなんですが、本人曰く実際は体長10cmぐらいですと説明あり) 人外3=ナップザック(略N・Z)・・・・動物ですらないですねコレ(^^;)黄色でして、物販で売りましたよコレ(笑)何でも”まとめる”のが好きな野心家
で留置所で出会うのが、難破した仏蘭西船の生き残り=フランソワ・・・(まぁベルバラのオスカルさんです(^^;)=人の名前を覚えずに勝手に渾名つけて呼ぶ癖があります。 もう一組がジャンゴブラザース3兄弟です。
留置所でブルースが100万弗の賞金首ということと片目の賞金稼ぎが付け狙っているという話を聞きます。=結構有名人ですね
そこへ酒場にブルースの家族を殺したイービルが居座っているとの情報が入り、保安官がブルースたちを放ち退治させるコトになるのでした。
銃撃戦は判り難いからと銃をカメラに持ち替えて舞台バックに写真投影する撮影=銃撃=5分間としました=ユニークでありました
ブルースの相棒であったネイティブのヌータウとアナも加わりイービルを倒すのですが、銃声を聞いてまたブルースの記憶が29歳の山の麓の時間までリセットされます。<ここで暗転=タイトルの動画となりました>
さて記憶はN・Zに入れた25年分の日記で埋め戻して、最後の家族の仇=アメリカ合衆国のビル・バセット国務長官=当然ホワイトハウス勤務を狙います。実は以前助けた娘さんエリナがその仇の娘であり、ホワイトハウスでの仕事を斡旋してくれました。で仇を撃とうとしたブルースですが、相手の年が若いことに気付き躊躇します。そこへヌータウが入ってきて槍で仕留めるのですが。ブルースが混乱していると賞金稼ぎの片目の男と会ってしまいますが、なんとその男は。かつての相棒スタンレイだったのです。そのスタンレイから聞かされる真実!実は日記はでっち上げで、今まで家族の仇と討ち取ってきた相手こそ仲間・相棒達であり家族であったという事実を聞かされます。全てはブルースに家族を殺されたヌータウの復讐だったのです=国務長官は実の息子でした。真実を知りヌータウを追うブルースですが、長い道程になり(10年・・かかった)。次々と仲間が道中にて倒れてしまい(サソリとサボテンと片目になったスタンレイです)、一人となったブルースはヌータウをやっと見つけます。 ブルースは聞きます「なぜ俺の血族を根絶やしにしなかった?」かと=孫のエリナが存えてます。「お前も俺も共に家族を失った」 「善人はどっちだ?」と問い返されますが、ブルースが銃口を構えたた時にヌータウの子供が父の元に駆け寄るのを見たブルース。 銃声がこだまします・・・。 ブルースは銃を空に向けていました。 記憶を無くしたブルースが尋ねます「お前は?」 答えるヌータウ「俺はあんたの友達だ」と・・・。

今は記憶が30年以上も抜けた死に掛けの老人としてベットに横たわるブルースの元にかつての仲間達が集います。 仲間に見守られる中ブルースは娘エミリーに見つけたイヤリングを渡す夢を見つつ亡くなるのでした・・・。

人外で白いケンタウロス女さんが出てきたり、はっちゃけた人外ライブがあったりと。弾けるトコもありつつ上記のように見事なヒューマンドラマを纏め上げてて楽しめる作品に仕上がっていました。
まとめるの大好きな野心家のN・Zは見事大統領にまで上り詰められましたが、最後は暗殺されてしまったそうです・・・。

CR岡本物語さんの情けない戦いぶりは見事でした(^^)

違和感無く物語を進行させ、伏線も見事に回収し。
笑わせて泣かせて。
進行も説明も過不足なく、
ほんにジェットコースターみたいな展開が楽しかったです♪

毒=放送作家とかやってると、放送禁止用語とかにイラついたりするんだろうなぁって思える=台詞に入れる禁止用語であります(^^;)

蛇足ながら始めの方の導入部で、孫3人に話す物語として進行するので。
こうしてブルースは亡くなりましたって語る爺さんの創作話だったかも・・。と受け取ることも出来ますね。
劇場版 サヨナラワーク

劇場版 サヨナラワーク

ネリム

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

開演時間が守られていて何か嬉しかった(^^)
上演時間こそ1時間20分強と少なめにも感じたが、
中身は結構ワクワクと楽しめた作品でありました。

惜しむらくは桜の開花の時期に見たかったかなぁ(^^;)と思えたデス

ネタバレBOX

さて公演期間も終了しましたし・・・ズバッとネタバレいきましょう!

「サヨナラワーク」=出会いがあれば別れがある=その別れをよいものにする為の準備をするという意味を込めたネーミングだそうです

今年流行の脳内話です=「脳内ポイズンベリー」とか「インサイド・ヘッド」みたいですじゃ。 シェアハウスの中で出会ったのは全て自分の人格でありました。 主人格は主人公の慕っていたマユミであり、好きになった男性が好んだ人格が主人公・・・なので主人格が自らを消去し主人公に身体を明け渡すという話は設定が凄かった=気に入ったデス 惚れた弱みといいましょうか・・・

時々の停電=本人のブラックアウトだったり、自由に出られない中央のドアが身体の主導権というつくりでありましたね。

普通は多重人格オチは破綻するとか統合されるとか良いとこ残しというのが王道で、どれかなぁとか想像してたら。惚れた男の好みを残して主人格が身を引くってのは斬新でした! (交代人格を完全消滅にしないという優しさも何か良かったです♪)
パール食堂のマリア

パール食堂のマリア

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2016/11/01 (火) ~ 2016/11/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

欠けたトコある人々の群像劇・・・・かな
なかなかな琴線わしづかみな115分の作品でした

ケチをつけるとするならば
後列の客がズーっとカサコソ耳障りで喧しい音を発していたことぐらいかな・・

綺麗なセットにて
空間と間と静寂が紡ぎだす粛々とした舞台でした
(その分 雑音はムカついた!)

ネタバレBOX

上野動物園にパンダが初来日する年での
港町にある食堂を舞台にした市井の人々の日常劇です

ドロッドロになりそうな話を
ふんわりとした感覚でカラリと描いたトコは
自分的には高評価(^ー^)

リアルに食べ飲みするのも
作品に合っていました

坂が多いトコで白いマリーさんが出てくるので
横浜の港の川の側んとこ舞台かなぁと
作中のみからも分かるのもGoodっした

猫がしゃべるのが
なんか「さよならノーチラス号」を思い浮かべたりしたです

アフタートークが20分ほどついて
お得な感じもチョイ嬉しかったな
→なんでも初演とほとんど同じなセットと台詞で
劇場が大きくなった分セットも大きく見えて
台詞は2行半変えた・・削った・だったかな・・だそうです
初演も観た方が20人弱ほど
客層は結構年齢が高めな方々も多かった
(後列の騒音の元は老夫婦でしたし・・)
私を含めた青☆組初見な人は10人ぐらいだったようです

重力ピエロ・・・でも子供の肌の色が異なっていたら・・とか
そんな事も思い浮かんだなぁ・・・

サイボーグ009の主人公も”あいのこ”呼ばわりされてたような・・・

いろいろ考えさせられたけど
なんとなくの結末の明るさと
カラリと描いた作風は自分的には
好みなものであました
人狼 ザ・ライブプレイングシアター #12:STEAM 機巧人形と月の艇

人狼 ザ・ライブプレイングシアター #12:STEAM 機巧人形と月の艇

セブンスキャッスル

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2014/05/13 (火) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

なかなかに頭脳戦だった・・・ハズが・・・
ラストがヒント無しの勘勝負だった(^^)→大笑いできました!
(頭脳ゲームでここまで笑えるとは思いませんでした)

それにしても最後列の観客=観測者と劇中では呼称=さんが、
知り合い出てくると小声でボソボソ話すので気が散ることがあった。
観劇マナーは守って欲しいなぁと思った約2時間でした。

ネタバレBOX

ナレーションの天の声「ナナ」ちゃんに今回は男性アシストの「ウォルター」君(実体のある男性)が付いてコンビで進行してゆきまして。SF設定を判りやすく丁寧に説明してくれて、とっても理解しやすく舞台に熱中できました。
”人狼TLPTはじめてガイド”というチラシも付けてくれてます(^^)

前半は、なかなかにスリリングに進んでいけたのですが。
ラストの一手の選択は男性4人の大騒動になってしまって、
積み上げてきた知的な感じが吹っ飛んでしまいましたとさ(^^)。

冷静に考えれば妙手も思いつけたハズが、
時間制限に追われて駄目になってました。
(能力者の最後の一人=狩人=クリスさんが入っていたので、
これをカードにして人狼を炙り出す方法もあったハズ。)

3人中最後の人狼の正体が本当に不明でありました。
ラスボス風でホント上手な嘘をつく人狼さんでやんした。

正解者は、ほぼ満席の人数内でたったの二人。
パーフェクトは該当者無し!

正体バレた人狼さんが残った人狼の手助けする手法が上手かったんだなぁ

今回は人狼ゲーム側の役者さん初参加者が3名で、
今回のSTAGE:03は「AUTOMATON」での芝居でした。

人類側の勝利した世界で“オートマトン”を人間のパートナーとしています。
だが機動キーである結晶石(クォーツ)のオリジナル=月光石を埋め込まれた“オートマトン”は嘘をつくことができたのです。そして臣民である人間に怪我を負わせた機体13体を天空の城(クォーツが発見された遺跡上空に浮かんでいる)に集めて嘘をつける機体3対=人狼をあぶり出すのが「人狼協定」=今回のゲームであります。人間を傷つけたといっても、人狼と呼称される機体以外は故意にではなかったらしい。また人間のパートナーが起こした傷害の罪を被ってきた機体も中にはあります。オチで判明したところによると、狂人のパートナーも生き残った人狼とそのパートナーと共に小型艇で追放という形を取らせるそうです。(狂人自身とかも先に提出した要望に従うらしい=人狼側の勝利の時)
第1の夜に死ぬコトを「初夜トン」と役者さん達は呼んでいるそうです(^^)
今回は投票で「アイギスの光」を浴びて石化し活動を停止されたのはナタリーでしたが、彼女がまぁ能力者=予言者で一人は知ってた人間=ノーマルクォーツで作動してる機体=を言えてたら違った展開もあったでしょうねぇ。それに墓友として人狼に襲われたのが霊媒師だったドリスでして。能力者の死亡が始めに集中していた感ありまして。これが雪崩のようにどんどん順調に人数が減る一因にもなっていたようです。
ちなみに夜時間では各人個室に入り、壁に設置してある「人狼協定」参加者のパネル(?)にある鍵穴に自分の持ってる鍵=能力キー=(普通は無効力)、人狼は狙った人間の部屋に石化=アイギスの光を照射するという設定でありました。
ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

東京シティ・バレエ団

ティアラこうとう 大ホール(東京都)

2014/07/12 (土) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

バレエの殺陣は初めて見たです
フェンシングでありましたが、優雅であったなぁ(^^)

ジュリエットのキャピュレット家は赤が基本の衣装で素材はベルベットかな。
ロミオのモンタギュー家は青というよりは緑に近い色で素材はベルベットではなかった分、ちと家の格がヒロインの方より落ちてる感があったです。

バレエですので無言であり身体表現での舞台進行に助けになる舞台美術も素晴しかったです。

1幕80分~休憩20分~2幕50分でありました

クロノス・ジョウンターの伝説『パスファインダー』

クロノス・ジョウンターの伝説『パスファインダー』

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2015/03/06 (金) ~ 2015/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

やっと見れた生のクロノスジョウンター!
迫力あったなぁ(^^)

話しも良く出来ていて楽しめたが、いかんせん連作となってる分。
先が中盤で読めてしまったのがチト残念ではあったが、
細かく入れる笑いの要素といい出来は良かったです。

星はサービスして満点にしといてあげようと思った約2時間
(終演後にカメラ撮影タイム有り<動画はダメよ>結構サービスが嬉しいです)

ネタバレBOX

オープニングのシーンを繰り返す必要性は感じられなかったが、
中途で席に着いた隣の叔父様には親切ではあったかな(^^)。

自他共に認める割とコアなSFファンであり(芝居観劇歴より長いです・・)、
ネタバレ的に言うと「夏への扉」が混じっていたかなぁと感じました。

劇中でも登場人物が言う通り、
動画では何度も見た”クロノスジョウンター”の作動シーンは感動しました。



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