満足度★★★★
期待通りでした。
ええ、なにしろ期待していたのです。
だって、劇団名がライオン・パーマですよ?
ライオンがパーマかけているのか、はたまたライオンのようなパーマをかけているのか・・・。
後者であれば、あれ?そういえば、おばさんパーマのあのフワッとした感じってなんだかライオンっぽいな、と、それを想像してしまい、ついついクスッとなるわけですよ。
そうやってなんだか色んなクスッってのを期待していたわけですが、見事その期待に応えてくれました。
ネタバレBOX
結局、王子小劇場ってあんまりハズレが無い気がします。
まぁ、気がするだけです。
満足度★★★
とても惜しい感じでした。
けれどそういった意味での惜しさって、それがいったいどれくらいの惜しさなのか測るのが非常に難しい気がするのです。
それはつまり、クジを引いた時、どれだけ『ああ、惜しい』と言ってもハズレはハズレでしかない、といった類いの話です。実は隣のクジを選んでいたら当たりだった、なんて言ってもそれはまた別の話で、そこにある惜しさはあまりに抽象的なわけです。
けれど、なんらかの試験に僅差で落ちて『惜しかった』と言うときの惜しさは完全に数字で現れますからね。あと二点取っておけば受かってたって話のようなもので、そうであれば次回は二点余計に取ればいいってだけの話なわけです。
今回の惜しさはその類いの惜しさでした。
満足度★★★
てんこ盛りでした。
まぁ、つまりはなにかと盛り込まれていました。
ネタバレBOX
それにしてもてんこ盛りの『てんこ』って、いったいなんなんでしょうか。まぁたぶん、調べればわかることでしょうが・・・
なにしろ今回の舞台、まさにそのてんこ盛りのようになにかと山盛りで、けれど結局なにがメインなのか、誰が主役なのか、そんなこんながよくわからない、まさにその『てんこ』のようなそんな内容でした。
死にたがりのくせにやけに明るく、緊迫感がない連中が集まったところからもうなんだか『てんこ』状態で、最後はどう見ても女性な方をオカマに仕立てあげるところなどもまさにそれでした。
役者さん達は皆さんとても実力があるように見えただけに脚本と演出が残念な感じに思えました。
間の取り方がどうにも昭和な感じで、最近のボケとツッコミを短時間に何度も何度も入れる様なやり方から少々取り残されてる気がしました。
次回作に期待です。
満足度★★★★
ふぅ・・・
なんだかドッと疲れた。
いや別に客席が狭かったからとかそういう話じゃなく、なんだか色んな意味でドッと疲れた。たぶんそれって、演じる側からストレートなパワーをガンガン投げつけられたせいだと思う。そりゃベテランのキャッチャーだって160km/hの剛速球を休むこと無く受け続ければ手だって腫れるってもんだ。
なにしろそんな舞台だった。
この劇団・・・熱すぎにつき要注意だ。
ネタバレBOX
物語は少々想像力を要する、というのは主催の末原拓馬氏が冒頭に述べた通り。けれど、それを聞く前にビールを飲んでた自分には少々想像力が欠けていた。難解な謎解きにつまづくかのように何回も迷宮に迷った。挽回は観劇後、連れに話を聞くことで段階を踏んで理解していった。難解な謎達は飲み会の後、散会する人々のように徐々にその姿を消していった。
そうして僕は『ああ、なるほど』と何回か頭の中で手を叩いた。
それは顔に描かれた涙の理由であったり、洞窟の中の赤いマントの理由であったり・・・。
けれど、僕にも大筋はわかっていた。
だから最後の場面、拓馬が老婆を訪ねた時、僕の目にも涙が跡を残していた・・・と、まぁそういうことだ。つまりはとてもいいお話だったということだ。
ひとつ気になったのは、セリフの中にちょくちょく文語体の難解なセリフを入れていたこと。解説に難解な言葉を使うのはいい、けれどセリフまで難解にするのはどうかと、なんだかそう思った。
それにしても末原拓馬氏、イケメン過ぎでしょ。
観劇後の感想はその辺りの話題でもちきりだった。
『歯並びいいよねぇ』であったり『目がデカイよねぇ』だとか『子供時代を演じたかわいらしさは女子陣みんなキュン死でしょ?』だとか・・・。
まぁ、それはいい。
なにしろこのまま駆け上って行ってほしい。
そう応援させる何かを持っていることは確かだと思った。
満足度★★★★
セリフに聞き惚れました。
なんて言うんですかね、言葉がですね、あの時代のあの連中特有のなんとも角張った感じの硬さを持っているんですけど、それが束になったことで、三角や四角なんかの角張った積み木だけでぎっちりと建てられた建物の様に、なんとも隙が無い感じで、聞いていてやけに心地良いんですよね。隣の人は少々ウトウトしていたようですが、僕はなんだかウットリとしてしまいました。
ネタバレBOX
最初から最後までグイグイ引き込まれました。
途中からの女性の変貌ぶり、良かったです。そして、じつは逃げようと企んでいた兄、その展開に感嘆し、簡単に寝てる場合じゃないなと、隣の男性に落胆しました。
残念だったのは、もう少し静かな劇場で演ってくれればもっと入り込めたのにといったところですね。最初の方の女性のセリフが結構聞き取れずイラっとしました。
とはいえ、なにしろ非常に良かったです。
とても楽しめました。
満足度★★★★
ストーリーが良質。
まさにそんな感じでした。
ネタバレBOX
効果音やら照明効果やらといった効果系やらはなかったんですけどね。ストーリーと役者の力量で見せ切った感じの作り切った感じのやり切った感じでしたね。
最新のニュースを使ったネタとトリックにすっかりやられました。
おもしろかったです。
満足度★★★★★
完璧でしたね。
めっさ笑いましたもん。
そういえば、お笑いのM-1グランプリの時に言ってたんですが、最近のお笑いってボケの回数が以前に比べて格段に多いらしいんですよ。で、もう、そうじゃなければ笑いって取れないらしいんです。なんかそれってわかるじゃないですか?もう間延びした笑いじゃ笑えないんですよ。そういう世代なんですよ、僕ら。
そういった意味でこちらカリフォルニアバカンスの作品、ボケとツッコミをこれでもかと言った具合に詰め込んでくれています。そしてその全てにはずれがない。それって狙撃銃のくせに連射ができるようなもんです。ゴルゴ13以上です。謎の東洋人超えてます。
そういった意味でまさに完璧でした。
ネタバレBOX
それにしてもああいうのってなんていうんでしょうか?フレンズみたいなやつ、いわゆるコメディー系のやつなんですけどね。
ホームコメディーとでも言うんでしたっけ?なんでしたっけ?
まぁなにしろそんなコメディーを家でソファに座り、テレビ越しに観ているような、そんな安心して笑いにどっぷりと浸れる舞台でした。
照明の使い方や効果音の使い方も含め、全てが最高でした。
満足度★★★★★
めっさオサレっさ。
なんて言いますか、なんだか全体的にオサレでした。
それはつまり役者さん達がオサレだったり、流れる音楽がオサレだったり、セリフがオサレだったり、舞台の造りがオサレだったり・・・とまぁ、いわゆるそんな感じで、僕はふと見知らぬ街を歩いていたらオサレなカフェを見つけたかのような、なんだかそんな気分に浸れたのでありました。はい。
ネタバレBOX
真っ白なシャツが舞台の奥にビロローンと吊り下げられているんですけどね、それが妙に爽やかなわけですよ。その同じ舞台にあって、カーテンを手前の方でステージ半分くらいなところまで広げられるようになってましてね、なんだか舞台の広さを上手に使ってるわけですよ、これがまた。
で、そのカーテンなんかに波やら花びらやらが、揺らめいていたり、ひらひらと舞い降りていたりの映像を映し出していてですね、それが妙に雰囲気がいいんですよ。
で、バックにアームストロングでしたっけ?黒人のデブな人だったと思うんですけど、そのデブな人が歌うワンダフルワールドでしたっけ?だとかのやけに心にグッとくる曲を流すものですからね、僕はもうなんだかフワ〜っとした気持ちになってしまいました。
ストーリーもいい感じにできてまして、ラストは鳥肌もんでしたね、いい意味で、ホント。極上の鳥肌ですよ、あれは。なんなら名古屋コーチン級の鳥肌でしたね。
なにしろ一発で好きになりました。
作品を選ばないですもん、この劇団なら、きっと。
次もその次もその次の次もずっと、ずっとずっと楽しみです。
満足度★★★★★
傑作ですね。
ええ、傑作です。
素晴らしい作品でした。
ネタバレBOX
初っ端、役者陣がきっちりと席に付き、男性陣が全員おしりをこちらに向けているものですからね、もうこのまま進んでいってしまうんじゃないかと、もしかしたら男性陣の顔を見る事なく劇場を後にするんじゃないかと、なんだか少々不安になっていたのですが、そんな不安は即座に解消されました。全くもってどうでもいい不安でした。
いやぁ、それにしてもストーリーがとても良く出来てました。そしてすこぶるおもしろかったです。
終盤、カップルになって去って行く場面なんか最高でしたね。ああ、クライマックスなんだなこれはと、はっきり感じさせてくれましたもんね。レストラン入口に『食べられません』と書いてあるサンプルの食事みたくはっきりしてましたもんね。
そういえば昔、女性があまりいない島に結婚希望者を集め、一大お見合い大会のようなことをしていた番組ありましたよね、なんだかそれを思い出しました。
それにしてもシシドですかね、あの自衛官、その役をされていた方、すごく声が良くて、同時にいいセリフをたくさん言うものだから目が離せませんでした。ロマンチックだとか、そんなチックじゃない本物のロマンを見せてくれました。
そしてツカモトですかね、あの元タレント、その役をされていた方、地があんな感じなのかなと思って見ていたのですが、最後の挨拶の時の表情を見たら全然違いましたね。すごく穏やかな顔でかわいい方でした。役者さんなんですね、やっぱり。すっかり騙されました。そしてちょっとホッとしました。
いやぁ、なにしろイイモノ観させて頂きました。
僕も婚活パーティーに出ることにしました。
満足度★★★
すごいなと思いました。
そして世の中には色んな人がいるんだなと。
ネタバレBOX
結局はイケメン劇場なわけでして、それぞれのイケメンの見せ場をなんとなくうまいこと用意していて、それがメインなのに物語の方はなんとなく進んで行くわけで、そういった脚本をなんとなく書く人が世の中にはちゃんといるんだなぁと、なんとなく感心してしまいました。
いやもうイケメン達の初っ端の戯れシーンなどは中年に片足突っ込んでる自分などから見たらどうしようもなく鳥肌ものなのですが、最前列辺りで見ていた学生らしき女子達はキャーキャーいいながら悶えていたわけでして、同様におばさま方も下心のありそうな笑顔を浮かべながらイケメン達の可愛らしさに完全に悩殺されていたようですので、その辺りの需要と供給は完全にマッチしているのかなと・・・マッチ(近藤真彦)世代の自分はなんだかふと遠い目をしてしまうのでありました。
満足度★★★
なかなかでした。
まぁそれはいろんな意味でですけど。
ネタバレBOX
結局人って好みとかいろいろありますからね。
良いと思う時もあれば、悪いと思う時もあるわけですよ。
まぁ今回はそのどちらでもない感じでした。
踊りは上手でしたが歌は少々であったり、盛り上がりを見せつつも拍手を強要されているかのような感じに気持ち盛り下がったりであったりだとか・・・まぁつまりはいろいろなわけですよ、ええ。
けど、とにかく嫌いな感じでは無かったです。
そこって結構重要なところです。
満足度★★★★
うぅ・・・参った。
笑いを求める劇団じゃないんですか?ここ。
思いっきり泣いてしまいましたよ。
ほんと、ほぼ号泣に近い形で。
参った参った。
ネタバレBOX
結局終わり良ければ全て良しですよね。
途中なんとなくだらけてる感じがあり思わずウトウトしてしまったのですが、ラストに向けての感動劇には久しぶりの号泣を味わってしまいました。ハンカチが出せない芝居中の出来事だったので、服のソデで拭きまくり、芝居が終わる頃にはソデがびそびそになってました。
女の子のモーレツなパンチラが頭から離れません。
まったく困ったものです。
音の使い方や照明の使い方が効果的でとても良かったです。
常連の方々が多く来ていたようで、コンスタントに実力を発揮しているんだなぁと思いました。
満足度★★★★★
バカになれ!!
と、誰かが僕にそう言ってくれればよかったのに・・・。
いわゆる、踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損!!的な話だ。
まったくもってそう思った。
女子のアドレス、本当に100円で売ってた。
これは買っておくべきだった・・・ったく、俺のバカ。。。
そして本当に可愛い女の子達が水着姿になっていた。
それこそ男として観なきゃ損でしょ。
いいかおい?
思いっきしバカになれ!
ネタバレBOX
四つの物語が良い感じで出来上がってた。
笑えたり、ドキドキしたり、モンモンしたり、キュンキュンしたり・・・
なにかと面白かった。
あのギャラリーLE DECOの狭いスペースの中、目の前で女の子たちが水着になってる姿は・・・ふはぁ・・・もうなんとも言えず溜息が出る。
観なきゃ損だし、メールアドレスだって買わなきゃ損だ。
バカになれ!買わなかった自分は別の意味でバカだ!
ったく、
ふざけんなよ!
からの
ひざけんなよ!
とは、劇中の言葉だ。
テンポの良さにテンションが上がった。
人の為と書いて偽だし、人の為に善いと書いて偽善。
大変な人と書いて大人。
この辺りのセリフにもなんだかグッときた。
つまりは、水着やメールアドレスだけじゃなく、芝居自体がとても面白かったってことだ。
ITO SHINTARO IS A NICE STALKER ・・・・やばい良かった。
満足度★★★
川端さんでした。
そしてかなり康成さんでした。
女性三名の実力の高さを感じました。
そして劇場のスタイルが良かったです。
舞台を両側からはさみこんで観るのでとても観やすかったです。
ネタバレBOX
いやぁ、よくあの長セリフを噛まずに長々と言えるもんですね、簡単じゃないところに感嘆しました。ついつい親父ギャグが出るくらいです。
最後のあの黄金にきらびやかに輝く楽器?あれってなんですかね?いわゆるサックスですかね?その黄金のきらびやかな奴を吹くシーンがすごく目に焼き付きました。
なにかと大人の雰囲気満載の舞台でした。
とはいえ正直今回の舞台は僕にとっては少々ストレート過ぎました。ストレート過ぎましたが、実力派女優さん達の出演する次回作はまた観たいです。
満足度★★★★★
音楽と青春に抱かれた。
ブランキー・ジェット・シティにザ・イエローモンキー・・・
切な過ぎ。
あんなに切なかったっけ?
切ない上に甘美なエロティック感満載だし。
あんなの思春期に聞いてたらまともじゃいられなかったな。
で、そんなまともじゃいられなかった若者達が全力で演じられてた。
若さっていいなって思った。いや、いいのか?どうなんだろ。いいにしろ悪いにしろあの駆け抜ける感じ・・・どうしようもなく息苦しくて、胸締め付けられて、心ぎゅって掴まれる感じ・・・やっぱり切な過ぎる。
もうなんだか力が入り過ぎて、感情揺さぶられ過ぎて、体温上げられ過ぎて、二時間観終わった時には背中が汗でびっそびそになってた。
帰り道、ボーッとしながら王子の街をふらふらと、「いい芝居だったなぁ、心底観れて良かったなぁ」とブツブツつぶやきながら危ない人になってた。
ネタバレBOX
ふつ〜な感じなんだよね。
みんなすごくふつ〜に演じてる。
声のトーンがほんとに日常生活のもので、芝居用じゃない張り具合で・・・だからなんだかホントにその場にいるような、いや、こっそり覗いているようなそんな気分にさせられた。
音楽が、ブランキーやらイエモンが、暗転の度に大音量になって、それがなんだか音楽に包み込まれているようで、実際低音が体をブンブン震わせるものだからちょっとしたトランス状態になって、それはそれで嫌いじゃ無かった。いや、むしろ好きだった。
そしてこれはとても大事なことなんだけど、女の子達がみんなすこぶるかわいかった。やばいくらいに。よく集まったもんだ。
初っ端から続く浴衣姿での場面なんて、チラチラ見える生肌に「はふぁ〜」と、ため息をつかされながら、どうしようもなくモンモンさせられながら、何度も生唾飲まさせられた。ありゃいかんね、あれで一気に場内の湿度と温度が上がったし。男達の目の色が変わったし。
それにしてもあの舞台中央の柱・・・邪魔。
あれのせいで結構な時間役者さん達の顔が観れなかった。柱はそこにある態で上と下の部分だけ残して切り取っておいて欲しかった。
なにしろ最高のお芝居だった。
胸と股間がどうしようもなく熱く熱くなった。
帰るとき、サクラ役の子を見るとゴッドフィンガーがちゃんとついていたので色んな意味でホッとした。
もう一度誰かを好きになってみようと思った。
満足度★★★★
ため息でちゃう。
はぁ・・・
めっさカッコ良かった。
別に男を愛する趣味は持っていないけど、カッコイイ男達は観てて気持ちがいい。
ネタバレBOX
それにしてもゲイネタっていつもツボにはいる。どうしようもなく笑えるから困る。
そして中山貴裕さん、カッコ良かった。
以前とある劇場で目の前に座り、財布を落として気付かず帰ろうとした人と同一人物だなんて思えない。ああ、ちなみに僕が拾って渡したわけだけど、こんなにカッコ良いならそのまま持って帰ればよかった。まぁカッコ良さとその行為に関係はないけど・・・。
最後にひとり、雪の舞う中、宮沢賢治の詩を方言で語るところ、どうしようもなく胸が熱くなった。実際体温が上がるのを感じ、汗すら出た。『うわぁ、すげぇカッコ良い』と何度も心の中で叫んでた自分はじつはやっぱり男が好きなのか?
いやいや・・・まぁないけど。
それにしてもあの詩はそうか・・・方言にするとああいう感じになるんだ。あれが本当の本物なんだ。すごく良かった。ぐっときた。
ただ、どうも今回あの大きな舞台を活かし切れてなかった気がする。こじんまりとした舞台に感じてしまった。なにがそうさせたのかはわからないけど・・・。
満足度★★★★★
嫌になります。
普段笑い慣れていないせいで、というか爆笑なんて日常生活でするわけないので、どうしても笑う時におかしくなってしまいます。
ホント、自分が嫌いになる位に爆笑しました。
ネタバレBOX
最初っから最後まで笑いっ放しでした。
熟練の整体師が絶妙に体のツボを押してくるように笑いのツボを押されっ放しでした。
どうすれば笑えるのかをわかっていますよね。とにかくそこらじゅう手当たり次第に笑いの種をまいている感じですが、その全てが芽を出してました。
土砂降りの日で、靴下だってなんだってびそびそでしたが、そんな全てを忘れさせてくれました。
上演前に壁に投影されていた磯川家のマークや、上演後に同じく投影されていた見送りの言葉、上演前の注意の案内で笑わせてくれたり・・・細かいところまでこだわっているなと、これぞエンターテイメントだなと、なんだかそう思いました。
素晴らしかったです。
このユニットすごいです。
満足度★★★
三人分?
結局三人が三様に作ってしまったような・・・そんなバラバラ感が少々。ええ、少々感じ取れました。
ネタバレBOX
最後はパラレルワールドでつなげたつもりなんでしょうが、どうもつながってませんでした。
もうあれですよ、オムニバスとでも言ってもらった方がよっぽどすっきりしました。
舞台の作りは最高でした。
役者さん達の能力も最高でした。
音楽の使い方や照明なんかも最高でした。
けれど、できあがった作品は中途半端でした。
なんでなんでしょう・・・
そんな不思議な作品でした。
満足度★★★
マンガっぽい?
うーん、なんだかマンガっぽい芝居でした。
ネタバレBOX
子供の頃に読んだマンガって、子供心にすごく楽しかったんですよ。けれど大人になって読み返してみるとあまりに設定に無理があってですね、なんだか冷めちゃうわけですよ。銃刀法無視して普通に銃を持っている人がいたりだとか、少年の探偵に頼っちゃう警察がいたりだとか・・・。そういうのって現実社会ではありえないんですよね、ある程度。
まぁ、これはコメディーです。なんでもありです。って話ならいいんですけどね、今回みたいな内容になるともう少しディテールにこだわって欲しいというかなんというか・・・。
正直、ちょっと難しいことやってるんです僕ら、ってのが見えちゃって少しだけしらっとしました。主役の彼がわざわざメガネかけてきたのも、メガネ好きな女子にアピールする為なんだろうなぁと、そうじゃないのかもしれないけれど、なんだかそんなのが見えてしまって、なんだかなぁ・・・といったところでした。
ところで人の名前はみんな名古屋にある駅名からとってるんですかね?ちなみに自分、黒川駅の近くが実家です。地下鉄の駅名と、JRの駅名が混同しているようですが、特に意味はないんだろうなぁ・・・。
満足度★★★★★
最高でした。
面白過ぎでした。
周りの誰もが大笑いしてました。
そして僕も嫌になるほど爆笑してました。
ネタバレBOX
二時間十分・・・
時間にすれば長いのかもしれません。
けれど感覚で言ったら全く長くは無かったです。
だってほら、よく言うじゃないですか。楽しい時間は早く過ぎるって。まさにそんな感じでした。
僕はもうすっかりと、そしてしっかりと物語の世界に引きずりこまれ、がっつりと笑い、観終わった後はなんだかすっきりとしていました。
ムラマツベスさん、最高ですね。
この人さえいればなんだって出来ちゃう感じですね。いわゆる車で言うところのエンジンですね、エンジンさえしっかりしていればとりあえず車は走りますからね。後は周りの役者さん達にかかってますね。車がフェラーリになるのか、カローラになるのか・・・。
ボス村松さん、キャラ最高です。声も好きです。けれど観ててなんだかハラハラしちゃいます、何かやらかしはしないかと・・・。で、案の定やってくれました。噛むのはいいんです。けれど噛んだ後、『ああ、やっちゃった』的な感じはやめた方がいいですね。自然に噛んで下さい。まぁ自然に噛むってのもなんですが。なにしろそういうのが無くなったらすごい役者さんになりますよ。なんだか無限の可能性感じますもん。存在感ハンパないですし。
なにしろ・・・
今回鋼鉄村松さん二度目の観劇なのですが、で、なんだか偉そうであれですが、みなさん以前に比べて格段に進歩してました。そう感じました。サラリーマン村松さんなんか特によかったです。安定してました。ボス村松さんも。
それにしてもなんなんでしょうね、数ある劇団の中でもこんなにも見守ってあげたいと思わせる劇団、なかなかないです。
頑張って欲しいです。
あ、そういえば、ドアを開ける音、口で言うのはやっぱりこだわりなんですかね?あれが芝居全体をひどくチープに見せるんです。できればちゃんとした音にして欲しいものです。
なにしろ応援してます。