
纏繞の夕月
集団as if~
笹塚ファクトリー(東京都)
2012/09/26 (水) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
期待度♪♪♪
as if~if-then
単に夢見るのではなく、ある条件ならば、こうする、という意志の物語として構築可能だろう。夢見るだけなら、意味はない。とはいえ、其処が、儚いヒトという生き物の儚さの所以でもある。どちらのパターンも可能だ。或いは、どちらかの辺縁に立って、更なる生存条件への適応性を高めるか? その場合、どの勢力と手を組み、誰を滅ぼし、その後の生き残りを掛けて、どのように展開の可能性を大にするかが、問われよう。

師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/08/15 (水) ~ 2012/08/20 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
落語は一人芝居
落語と演劇は非常に近い。間の取り方、表情の付け方、小道具の使い方、想像力の使い方、桁の外し方等々。本来共通要素の多い芝居と落語を、実力のある団体が、それぞれ個性的なアプローチで舞台化すると言う。企画も面白いし、出演する団体も良さそうだ。

浸染物
血沸肉踊隊
シアター711(東京都)
2012/08/02 (木) ~ 2012/08/05 (日)公演終了
期待度♪♪♪
不安の表明
現在の謝肉祭は当然のこととして、カーニヴァルの古層を辿れば、ギリシャ、ローマ時代も入ってこようし、おそらくは土俗的、シャーマンの生きた時代背景をも色濃く残していよう。当然、このような流れの中でディオニソス的なものが喚起されよう。本来、その中にあった残虐性や宇宙との合体感覚、放恣と混沌も含めた原始の層転移もあったはずである。わくわくするとすれば、この点にこそ、その原因がある。そのここと、説明で言われている不安が、何処でどのように交錯し、結果、どのような共進化を遂げるのか。興味はその点にある。

【全日程終了!ありがとうございました】小田急VSプレデター(東京)
劇団東京ペンギン
明石スタジオ(東京都)
2012/08/23 (木) ~ 2012/08/26 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
阪急
多分、日本の全鉄道路線中、最も、乗客サービスの良い、また客質の良い、また、ソフィスティケイトされた路線が阪急ではないか? 京都河原町から神戸三宮まで良く利用した。無論、大阪の銀座に当たる北は、梅田下車である。そんな路線で異質な存在”プレデター”を巡り、ヒトとしての価値観と組織の評判を気にする価値観の争闘が行われそうな内容である。無論、現実にある微妙な差別も絡んできそうだ。

『フォーク 回想 』ご来場ありがとうございました。
岡田久早雄プロデュース
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2012/08/10 (金) ~ 2012/08/13 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
状況設定
微妙な状況設定の差で、予測は、格段に困難になろう。言って見れば、それは、公害、人口増加、放射能、失業、健康等々の不安い浸され乍ら生きている我々の日常そのものともいえるからである。僅かずつの変化に対して、生き物としての我々にどのような振る舞いが可能であるのか? 複雑系などの思考法を用いても簡単に答えの出る問いでは無いだろう。それだけに、頗る興味深い。

10station 都合のいい記憶〜凌霄花〜
劇団始発列車
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2012/08/09 (木) ~ 2012/08/12 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
都合
年を取って忘れっぽくなるのは、或いは、そのような知恵なのかも知れぬ。若い頃は、いくら忘れようとしても忘れられなかったことが、加齢による狡猾さで、忘れ去られていくのだとしたら、これも怖い話ではある。今回上演の作品とは大分趣を異にするが。何れにせよ、記憶にまつわる傑作は、「トータルリコール」の原作、「模造記憶」などもあり興味の尽きないジャンルだ。

ドリルチョコレートのテーマ:2012リミックス
MCR
駅前劇場(東京都)
2012/07/31 (火) ~ 2012/08/01 (水)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
捻り
ひと捻り、ふた捻りと、どうも言われるままには取れない言い方に、実力に裏打ちされた自信を感じる。溶けたチョコレートやアイスクリームは、イスラエルの封鎖、隔離でパレスチナでは、年中だが、下北の夏はどうだろうか。何度も溶け、固まった結果は? 期待している。

セイム・タイム・ネクストイヤー
ACT commune「航跡」
APOCシアター(東京都)
2012/08/07 (火) ~ 2012/08/09 (木)公演終了
期待度♪♪♪
来年の今月今夜、再来年の今月今夜
フライヤーの表、裏をクリックしても何の反応もなし。どうなってんの? で金色夜叉を出してしまった。余りに安易だとの批判は甘んじて受けるが、それは、俺に不備があるのか? 逆に問いたい。怒るだけのインパクトを与えることだけが目的ならば受けて立つ。売られた喧嘩は総て買う主義である。以上。

雷電の如く
演激集団INDIGO PLANTS
d-倉庫(東京都)
2012/08/02 (木) ~ 2012/08/07 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪
高杉 晋作
幕末活躍した方々の末裔には、結構知りあいやお世話になった方がいた。そんなこともあって、幕末から明治にかけての時代には格別の興味がある。雷電になぞらえるのはともかくとして、見たい舞台だ。

東京福袋
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2012/09/02 (日) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
なるほど
出演メンバーを見ると、見たことのある劇団や知っている劇団は、確かに力のある劇団だ。これだけのメンバーがそろっているなら、未見の劇団、出演者たちにも期待が持てそうだ。行ってみたい。

剣戟はる駒座津川竜 梅田特別公演
剣戟はる駒座 with竜泉会
梅田呉服座(大阪府)
2013/09/01 (日) ~ 2013/09/30 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
剣
息詰まるような舞台になりそうだ。この芝居も東京公演を打ってもらいたいものである。自分もかつて武道をやっていたので、日本刀で色々な物を切ったりもしていた。日本刀の切れ味と凄みから独特の緊張感が要請される。油断すれば大けがをすることは間違いないからである。一方、このような張りつめた気持ちというものは、一種の快感でもあった。武道の世界の緊張感が現れた舞台にすると同時に、恋の行方も気になる。

虹色サラウンド
Knocturn
シアター風姿花伝(東京都)
2012/08/04 (土) ~ 2012/08/06 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
ちょっとぶきっちょ でも 真剣
心を信じることができるか否かはさておき、ずいぶん健康的な話のようだ。たまには、一所懸命をそのまま出す作品も良いかも知れない。

艶やかな骨
十七戦地(2026年1月31日に解散)
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/08/14 (火) ~ 2012/08/26 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
モンサント
遺伝子組み換え食品が氾濫する時代らしい内容か。ヒトという類人猿が爆発的に増殖しているこの星で、食糧確保は緊急課題であり、人口抑制もまた然り。この問題を一挙に解決する方法が、研究所で開発されたのかも知れない。何れにせよ、同時代的で興味が湧く。

点描の絆
東京ストーリーテラー
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2012/08/02 (木) ~ 2012/08/05 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
推理
絵画の手法と師弟の絆がどのように結び付くか、とても気になる。フライヤーから漂う哀愁にもそそられる。現在、増えつつあるノマド流起業と或いは関連するかも知れぬ、ギルド流形態をも射程に収めているか? 何れにせよ、現在の我々が、この国で抱えているあてどない不安や不確かさを背景に物語が展開してゆきそうだ。

リチャード三世
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2012/10/03 (水) ~ 2012/10/21 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
シェイクスピアの作品中最も好きな作品のひとつ
王権の継承順位が低かったリチャードが王になったこと。また、その後、王権が彼の敵の手に渡ったことによって、リチャード三世の史実は、実際とは異なったものになっていよう。シェイクスピアが資料をして用いたのは、そちらである。従って、自分は、シェイクスピアの描いたリチャード三世象は実際とは異なっていると考えている。自分と同じような考え方をする人は英語圏にもあって、「時の娘」というタイトルだったと思うが、その辺りの事情を書いた本さえ出版されているほどだ。で、自分は、自分の立場に立ちながら、シェイクスピアの作品を見ている。その事情が、更に作品に通常の見方とは異なる解釈をさせるのだ。今度上演される舞台が自分にとってどのようなものになるか。その辺りも自分自身で見極めたい。

カンガルー
世の中と演劇するオフィスプロジェクトM
Space早稲田(東京都)
2012/08/01 (水) ~ 2012/08/05 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
港
かつてはまだ見ぬ国、まだ見ぬ世界への入り口であった港。今、そんな国、そんな憧れが純な形で存在することは、極めて疑わしい。それでも人は日々其処を訪れ、また去ってゆく。昨日とは違う人を今日は待ち、今日とは違う人を明日は恋ながら。そんなことが日常を覆い尽くすのが、港であれば、ここに描かれた一組も、また泡の如し。

Gothic&Lolita Fantasia
黒薔薇少女地獄
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2012/07/27 (金) ~ 2012/07/29 (日)公演終了
期待度♪♪♪
ゴシック
対応するのはマニエリスムか? 韜晦、錯綜をふんだんに使ったものもあるのだろうが、ロリータと絡めて妖しい美しさと脆さを描けていれば、滅びゆく階層にとっては切ない美に映るのかも知れない。

口紅を初めてさした夏 (再演) 無事公演終了致しました!ありがとうございました!
TOKYOハンバーグ
ワーサルシアター(東京都)
2012/08/02 (木) ~ 2012/08/14 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪
初
タイトルを見ただけで、初な心のときめきが伝わってくるようだ。目指すのは突き抜けた芝居ではないという劇団のポリシーは、それはそれで立派だとも思う。再演されるということは、評価も高い作品と考えて良さそうだ。ぜひ、自分の目で見てみたい。

シアターグリーンにて~立った立ったハイブリットクララが立った!!~
ハイブリットハイジ座
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/08/17 (金) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

おとう戦記
PROJECT VANGUARD
明石スタジオ(東京都)
2012/09/21 (金) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
外連
外連だの歌舞くだの、キッチュだのの怪しさはかつての都市には、必ずあった。お父さん的なものが消えると共に、こういった怪しの気、はみ出しの面白さも消えていったような気がする。誰もが、同じことを言い、馬鹿げた追従笑いに本心を隠し、偽っていることを平然と見過ごすことが美徳であるかのような陳腐な世界になり下がった。腐り切った日本の再生も掛かっているかも知れぬ。