ちゃたらーの観てきた!クチコミ一覧

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露出狂【8/27@名古屋/8/29@大阪!!!】

露出狂【8/27@名古屋/8/29@大阪!!!】

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2012/07/26 (木) ~ 2012/08/04 (土)公演終了

満足度★★★★

○○ってました
ここに出ている役者が好きだったり、○○が好きだったりする人には、とって楽しめると思います。
私は、微妙かな(笑)
中屋敷さんらしさはあったと思います。

それにしても、柄本時生さんは、いつどこで観ても同じですね。
あのしゃべりとルックスの妙。ヘタウマ画を彷彿とします。

ネタバレBOX

腐女子むけ?
事前の情報全くなく行ったもので、8割がたホモネタには、ちょっとがっかりしました。いえ、BLや同人には十分理解あるつもりですが。
全員ホモでもいいけれど、もっとストーリーが欲しかった。

それどこのエロゲ?的な、男同士のセックス、レイプ、いちゃいちゃネタ。
チームの結束を高めるための、乱交イレブン。(正確には、乱交イレブンズ複数形)。
隣の席の女の子たち、キャーキャー喜んでいました。好きな役者が絡んだり絡まれると、嬉しいんでしょうね。
でも、芝居はそれに頼っちゃいかんのではないかなーと、いつもの上から目線。すみません。

サッカーするのに「ア ベック」(←こんな感じで発音)を作る必要がどこにあるんだ?(笑)
それでひとりあまって、10人しか試合に出られないって、おかしいじゃんとか真面目に考えちゃいました。
真面目に考えちゃいけません。
その「おかしいじゃん」を楽しむ芝居のようです。


やおいというのは「やまなし 落ちなし 意味なし」から来たんだよ~と、教えてくれたのは確かサークルの後輩のアヤコちゃんだったなあとか遠い目で思い出しました。
本当にやおってました。
新春浅草歌舞伎

新春浅草歌舞伎

松竹

浅草公会堂(東京都)

2013/01/02 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

若手の初大役
新春の初歌舞伎はやっぱり「寿曽我対面」です。綺麗でおめでたい感じがとても好きです。

私的昼の部の目玉は、松也さんの五郎に壱太郎さんの十郎。歌舞伎座では観られない若々しい曽我兄弟でした。
正直、形を取るのが精一杯というのが透けて見えましたが、大役に挑戦する若い役者さんというのは、こちらも観ていて気持ちが引き締まりますし、この先の楽しみを思うとなおさら、今この時期を見てよかったと感じます。

海老蔵丈も夜の部の口上で「15年前、新之助時代にここでやらせてもらった武蔵坊弁慶が……」と、初大役の思い出を語っていました。
その海老蔵は幡随長兵衛が初役。
新春浅草歌舞伎は、これからもそういう場であってほしいですね。
(来年は梅枝に八ツ橋やらせて。個人的なお願い。)

予想どおりですが、会場は海老蔵ファンでいっぱいでした。
拍手の音が違うもの。昼も夜も海老蔵祭。
でも、隣の女性は夜の部「毛谷村」の杣斧右衛門が海老蔵だとは気付かなかった様子でした(笑)

師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)

師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/08/15 (水) ~ 2012/08/20 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かったです
Mrs.fictionsの『花柄八景』を観ました。
師匠を演じた久我真希人さんの落語が本物ぽくて、かなり練習されたんだろうなと感じました。
登場人物や、そのやり取りがおかしくて、クスクス笑っている間に終わった75分でした。もっと見たかった。
落語が好きだという温かい感じが伝わってきました。

ネタバレBOX

パンクの苗さんが密かに可愛らしいところを時たま見せるのがよかったです。
個人的に、攻殻機動隊ネタは大受けでした。
「プリキュア」も「シド&ナンシー」も落語になるんだと感動しました。

余談ですが、開演30分前に着いてまっすくビルに入ろうとしたら、「もう少し待ってください。すみません」と呼びとめられたその相手が中井美穂さん本人で驚きました。
「暑い中お待たせしてすみません」と言いながら、自分も同じように暑い中立っていて、知り合いらしい人に「こんなところにいないで中にいれば良いのに」と言われると「でも、することないし。演者じゃないから。案内くらいしようかと」と応えていました。
好感度、前から良かったけれどますますアップv
時間がなくって、アフタートークを聞けなかったのが残念です。
発情ジュリアス・シーザー

発情ジュリアス・シーザー

柿喰う客

青山円形劇場(東京都)

2013/02/21 (木) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱりカッコイイ
女体シェークスピアシリーズ、今回も楽しかったです。
「絶頂マクベス」を見たときほどの感動はなかったのですが、女優さんたちがみんなかっこよくて、眼福でした。

個人的には、できれば七味さんにもっと活躍してもらいたかった。
そして、我妻三輪子さんのルーシアスが可愛らしすぎてツボでした。我妻さん、もっと見たいです。

ネタバレBOX

シェークスピアで和装というのが、演出効果があったのかどうかは、ちょっとよくわかりません。
シェイクスピアがこの作品を上演した時、シーザーの時代のローマと当時のイングランドの共通点を意識していたという説がありますので、ひょっとしたら中屋敷さんはこのシーザーの暗殺と明治維新に共通点を感じてのことだったのかもしれません。愛国心とか次世代リーダーを目指す権力欲とか。
そのあたりは分かりにくかったのですが(ごめんなさい)、和装ならではの殺陣や、なんちゃって歌舞伎風の見得や、「お父さんそっくり!」とかの大向こう(風掛け声)は、(一部パロディーとして)楽しみました。

「発情」はあまり感じられなかったのですが、ブルータスとキャシアスの迸る友情あたりでしょうか?
ちょっと腐女子萌え(笑)
3月歌舞伎公演「通し狂言 隅田川花御所染(すみだがわはなのごしょぞめ)」

3月歌舞伎公演「通し狂言 隅田川花御所染(すみだがわはなのごしょぞめ)」

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2013/03/05 (火) ~ 2013/03/26 (火)公演終了

満足度★★★★

お勧め
一言で言うと、面白かったです。

国立劇場は安い席もたくさんあるので、歌舞伎を見たことないとかちょっと見てみたいという人にお勧めです。
その国立劇場のHP、このお芝居の特設サイトがいつになく力が入っていて驚きましたが、もっと驚いたのはそこで福助丈のアメブロのほうにリンクが貼られていたこと(笑)評判落ちなきゃいいんだけれど。

ネタバレBOX

一幕が終わった時、私の前の席の女の子たちが「萌える!!」ってはしゃいでいました。見ようによっちゃそう見えるのか。

隼人にはさすがに荷が重いと感じましたが、帰りのエスカレーターでご婦人たちが「最初から上手いひとなんかいない」と話していました。
(児太郎のことかもしれないけど)
若手は仕方ないですね。そんな中で、松也丈がんばってました。

なぜか芝のぶちゃんも大活躍です。チラシにもどこにも名前はないけれど。
芝のぶスキー(←私・笑)には儲けものでした。ごちそうさま。

福助丈、最初見ていてやや苦しかったのですが(いろんな意味で)、後半になるにつれ本領発揮。
美貌の女形五代目岩井半四郎を見せる(魅せる)ために南北が書いた本ということですが、本当にいろいろな福助丈が見られます。お姫様から青坊主、幽霊、男装(?)、鬼まで。
個人的には、菊之助でも観てみたいです。

いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」~W.シェイクスピア<リチャード三世>より

いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」~W.シェイクスピア<リチャード三世>より

パルコ・プロデュース

東急シアターオーブ(東京都)

2013/11/08 (金) ~ 2013/11/30 (土)公演終了

満足度★★★★

期待通り
麻実れいさんと若村麻由美さんが素敵でした。
麻実さんは、出番はそれほど多くないのですが、出て来た時の存在感!圧倒されました。以前、「サロメ」でも同じ感想を書いた気がしますが、とにかく圧倒されるのです。すごい人です。
そして若村さんは、お綺麗で、はっちゃけていました。この二人の姿を見られただけでも、高いチケット代の甲斐はあったと思います。というか、そう自分に言い聞かせています。

話は、やっぱり、IZOで肌に合わなかったとおり、今回も合わなかった。
演出も、新感線ならドッと笑えただろうなギャグやかぶり物が空回りしていて、ちと辛かったです。

辛かったと言えば、巴御前は出て来るたびに辛かったです。

生瀬さんがひとりで明るいムードを作ってくれていたあたりは、よかったです。あれがなかったら暗すぎでした。

ネタバレBOX

鳥居とカエルのかぶり物はいらないだろー。
カルメン、オレじゃダメなのか…

カルメン、オレじゃダメなのか…

シンクロナイズ・プロデュース

調布市せんがわ劇場(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

何かが何かが
個人的には楽しめました。

が、何かが、何かが残念 と、当日のアンケートに書きました。
何が残念だったのかと、しみじみ考えましたがやはり、ひとつには「カルメン」がイメージじゃなかったというところでしょうか。
演じた方自身はとても素敵な女優さんでしたが、つくりの中で「男を狂わせるカルメン」としては小粒で真面目すぎたように見えました。それで、男達がこぞって縋りつく場面も、違和感があるというか、芝居くさく見えるというか・・・・・・いえ、芝居なんですけど。

そして、風刺を混ぜ込んだ歌は、私の場所が悪かったのか、歌詞が聞き取れずストレスを感じるところもありました。
ただ、まさかビセーの音楽で歌まで聴けるとは思っていなかったので、嬉しかったです。

今回初見でしたが、役者の皆さんとても魅力的なので、次回もぜひ見たいと思いました。

ネタバレBOX

カルメン以外の「女がいなくなっていく」という場面も、もう少し面白くなりそうなのに惜しいなーという気持ちになりました。

とは言いつつも、懐かしのミ・アモーレも聞けて、平井さんのキンタローも見らて、本筋とちょっと違うところでの満足度は高いです。

カルメンのしゃべり方が、ショムニの坪井さんみたいでした。
『起て、飢えたる者よ』ご来場ありがとうございました!

『起て、飢えたる者よ』ご来場ありがとうございました!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/09/19 (木) ~ 2013/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★

上質の芝居
前回の「熱狂」に続いて、役者さんたちの熱量に圧倒されました。
ヒトラー役で私を魅了した西尾友樹さんが今回も、豹変する兄役で大変魅力的でした。
豹変といえば紅一点の渋谷はるかさん、「奥さん」から「永山さん」への変貌は何か憑依(と)りついたのかと思いました。

個人的に極左が全く理解できないので、感情移入はできなくて、「もっと総括します」とか「異議ナシ」「ナンセンス」などの科白には失笑しかけたのですが、それを許さない緊張感がありました。

思想や生きざまには共感できなくても、芝居としてはとてもクオリティーの高いものだったと思います。
舞台が柱で見づらかったのと、今一つ感情移入ができなかった点で満足度は☆1つ減らしていますが、劇団のお勧め度は☆5つです。

ネタバレBOX

思想でも新興宗教でも、純粋な人ほど染まりやすいのでしょうね。

奥さんが昔の罪を「総括」という形で告白して、それが受け入れられた後、大きく変わって行った様子が感慨深かったです。

大昔、通わされた自己啓発セミナーで、参加者一同円陣組んだ中でひとりひとり「今までの人生で最も悲しかったこと辛かったこと」を発表するという授業がありました。(なんでやねん!とか思っている時点で、私の自己啓発は不発に終わっていますが)
中には泣きながら語る女性もいて、その彼女の終わった後の晴れやかな顔など思い出しました。

「ラストシャフル」

「ラストシャフル」

劇団 浪漫狂

シアターサンモール(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

良かったです。
さすが劇団30周年のベテランの味。笑って泣いてスッキリさせてくれました。

途中のアドリブに見せかけたやり取り(『本番で突然アドリブ言うなよ』と分かりやすくわざわざ言う)や役者いじり(可愛い女優に変なポーズを何度もさせて、その女優が去り際に『恥ずかしーい』とわざわざ言う)は、ちょっと失敗。
アドリブ風に見せるなら、もっと上手くやってほしい。
個人的に、ああ言うのは苦手なので、☆一つ減。

それでも、笑えるところでは笑い、重吉さんの演技には泣かせていただきました。右近さん、良かったです。
ベタなのもわかった上で、楽しめる。私の中ではちょっと東京セレソンに似ています。

伏線もきちんと回収されていて、よく出来たストーリーです。
途中に記念撮影タイムがあり、フラッシュ付きカメラを持っていかなかったことを後悔しました。

前回、同じこちらの「サージェント」を見た時の感想は、『古くさい』『私には合わなかった』と書いていました。ごめんなさい。
今回、ある方に誘っていただいて観る機会があり、良い劇団だと気付いてよかったです。脚本が良いと、『ベタでも好き』ということが分かりました。
次回作にも期待します。

ネタバレBOX

アイドル風の女の子3人が、家の中で靴を履いていたのがすごく気になったのですが、最後のオチ(というか種明かし?)で、ああ、そういうことかと納得しました。
事故の時に、靴を履いていたか脱いでいたか、なんですよね。
そういうことにしてください。

あの白衣ふたりの存在も、気になっていましたが、ゲストとともにまるっと解決してくれてスッキリしました。
無駄に登場人物を増やしていたんじゃないんだなと。

役者さん、スタッフさん、感じのよい人たちでした。
ありがとうございました。
晩餐

晩餐

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

笑って泣いて最後は踊って
お芝居の面白いところ、てんこ盛り。
楽しかったです。

アドリブ場面は柴田理恵さんに頼りすぎの気がしましたが、やっぱり笑いました。
ただ、泣きのシーンについては、微妙なところも。
そのへんは好みの問題と、究極ネタバレなので↓で。
これから観ようとする人は、ご遠慮ください。

ネタバレBOX

耕太郎が母親の舞子に初めて会う場面や洋服を買ってもらった場面は、私もウルッときました。梅雀さん、田畑さんの演技も、すごく良かったです。


しかしながら、子どもを作ると舞子が死ぬからと言って、生まれてきた子どもが二人を別れさせようとするというのは、どうなの?
百歩譲ってそこは理解できたとしても、それで別れる決心をした純ちゃんが「舞子は本当は好みじゃなかった」とか「子どもを産める人がいい」って振り方は、酷過ぎないか?

二人が別れる必要はないじゃないか。あんな言い方、舞子かわいそうじゃないか。
どうせ嘘つくなら「本当は子ども嫌いだから作りたくない。ごめん」とかいうやり方もあるじゃないか。
もっというと、こっそりパイプカットでもすればいいよ。うん。
それしたくないというのは、やっぱり、こいつ舞子よりもいつか自分の子どもが欲しいのか?とか、意地悪な気持ちにもなりました。←性格悪い。すみません。

純ちゃんの言い方が舞子に対して酷すぎれば酷すぎるほど、観てる側が「舞子かわいそー」って泣くのを期待しているのか。
田畑さんの演技が良かっただけに、あの場面は残念でした。

「本当は好きなのに、それを隠して別れを告げる」って、メロドラマの定番ですから、好きな人は好きなのでしょうが、私の好みではなかったようです。
無理くさいというか。
泣け泣けって感じもちょっと。

しかし、全体的にはとても楽しいお芝居でした。

最後のハッピーエンドも(全ては中野たまちゃんのお手柄ですが)、良かったです。でも、あの作家だった耕太郎は、確実に消えているんだよな。梅雀さん、可愛かったな。
明日を落としても

明日を落としても

ピンク地底人

王子小劇場(東京都)

2012/08/17 (金) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★★

グルグル
先日観たハイバイで「観客の察する力を育てる芝居」という台詞があったのですが、その言葉が頭をよぎりました。

何が本当でどこから妄想なのか、グルグル考えながら観ていました。
そのグルグルがおもしろかったです。
観てよかったと思います。

冷房の真下に座ってしまったのか、ものすごく寒くて、手足の感覚がなくなり、途中から頭痛もしたので、アフタートークをあきらめ、アンケートも書けずに出てしまいました。それだけは残念です。

ネタバレBOX

結局、女優の母親は、若い日に中絶して、生まれてくるはずの子を殺してしまった為、妄想にとりこまれているということでいいのでしょうか。

親殺し子殺しには、蜷○演劇ネタは欠かせませんよね。

効果音、すごくうまい女性がいました。
KOEKIMO×名作文学【終了しました。ご来場、ありがとうございました。】

KOEKIMO×名作文学【終了しました。ご来場、ありがとうございました。】

声を出すと気持ちいいの会

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2013/02/14 (木) ~ 2013/02/19 (火)公演終了

満足度★★★★

スタイリッシュ
私はこの劇団の役者さんとその演劇スタイルが、かなり好きだなあ。と、感じた芝居でした。よかったです。
次回作も観に行きたいです。

狭い舞台の上には椅子だけ、役者も4人だけ、それでも広がりを感じました。
原作の力にも支えられているのだと思いますが。
これくらいの「名作」は変にいじらない方が良いですね。役者を堪能できます。
個人的には『よだかの星』がとてもよかったです。動物好きだからかな。←違う 

ネタバレBOX

『白雪姫』 のラストで、
「この国で一番美しいのは」誰って聞いているのに、「とても遠い国の」お姫様って答えているのには、どういう意味があるのかが気になってしまいました。
意味があるのか、なかったのか、教えてほしいところです。気にしたらきりがないってオチですかね。

穂高みさきさんが、お妃から突然白雪姫になるところ、「助けて!」で、もっと子どもらしい声にしてくれるとハッとできてよかったかなと思いました。テープの白雪姫の声も幼いので。
穂高さん、この最初の芝居から最後の銀河鉄道までずっと裸足でしたよね(焼けた靴の場面以外)。足の形がきれいだなーと感動しつつも、観劇後に、冷えてないと良いなと心配しました。女は手首足首冷やしちゃいけません。ご自愛ください。

『藪の中』
草野峻平さんがよかったです。お茶飲みながら「こわいこわい」という時の目の動きにぞっとしました。

『よだかの星』 
原作に忠実。その昔読んだ本、その時に思い描いた映像をまるっと思い出して、感動しました。手拍子もスタイリッシュで好みです。

『白痴』
どこを切り取るかが難しいなと思いましたが、雰囲気はあったと思いました。空襲で逃げるシーンにタンゴを持ってくるなど、賛否あるかもしれませんが、私は好きです。もう少しキレがあったらより好みでした。狭いから仕方ないか。

『銀河鉄道の夜』
これは、四つのお芝居をつなぐために急きょ作ったんですよね。
色々なキーワードをちりばめていて、遊び心を感じました。
カーテンコール的にみればよい演出だと思いました。


余談ですが、
開演少し前にコンビニの袋をぶら下げてふらりと入ってきて、おもむろに菓子パンをほおばっていた(笑)のは、ボス村松さんでしたよね?
ちょっと自信がなくって声かけられなかったのが心残りでした。
来訪者(作・演出:中津留章仁)

来訪者(作・演出:中津留章仁)

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2013/03/14 (木) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

満足度★★★★

見応えのある舞台
「狂おしき怠惰」に続いて二作目の観劇です。

「今現在、ここにある問題」をテーマに、3時間もの長時間、途中暗転なしの2部構成、唯一の幕間的な舞台転換の時間を利用して叩きつけて来る言葉の嵐、舞台というより映画的な演出、などなど、前回観たものとよく似ていました。これが中津留さんの表現方法なのでしょう。私は好きです。
舞台のセットも、役者も、みんな素晴らしかったです。

表現は似ていても、テーマが違うと当然受けるものも違います。
今回は「尖閣」がテーマでしたが、ズシンときました。
登場人物の語る言葉が、ひとつひとつ突き刺さってきました。
いい物を見せていただきました。

ネタバレBOX

正直言えば、私の考え方は磯山や船江に近いです。
ひとのせいにするようですが北陸出身の(ってこれ関係なくないんですよ)ダンナからの影響と、以前就いていた仕事での、中国人たちとの数々の摩擦のために、今の私はあの国民に対してぶっちゃけ好感が持てません。

中国人役の林田さん、上手でしたね。
最初出てきたときの嫌な感じ(笑)自己主張ぶりなど、私の知っているある中国人女性を彷彿とさせました。
この役を日本人の林田さんが演じていると思うことで、なんとか素直に観ることができました。
他の役もですが、日本人ではなくネイティブの俳優を使えば言葉も楽だったと思うのですが、このお芝居を日本人がやっているというのが、私にとってはとても重要でした。ま、そういう人間もいるんです。
亡命した孫が「今はアメリカ人です」と言った途端に態度を変える磯山に、客席で失笑が起きましたが、私も似たような感覚です。

ですから、岸の言葉はかなりきれいごとに聞こえました。
そんなこと言ってたら、日本は中国にいいようにされちゃうよ!利用されるだけされるんだよ!とか、つい思っちゃうんですよね。

けれども、彼の言葉で、私に欠けている「想像力」『自分の人生と関係ない人間の命を思いやれるかという力』について考えされられたのも確かです。

近未来にこのようなことが起きたら、自分はどうするかわかりません。
が、考える機会になりました。
そして、今までとは少し違う考え方もするかもしれません。
「想像する」ことができるかもしれません。
ありがとうございました。

私の並びにいた人が、場面転換のスクリーンの時に席を立って帰って行きました。終わったと思ったのか、長い時間に耐えられなかったのか。
そのことに気を取られて、ほんの十数秒ですが言葉が聞き取れなかった(字面も追えなかった)のが、残念でした。
年配の方には、少し長すぎるのかもしれませんね。
あれだけの内容なので、難しいと思いますが、2時間強くらいにしていただけるともっといいです。
バイト

バイト

カスガイ

テアトルBONBON(東京都)

2013/06/12 (水) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

今さらごめんなさい
感想書いた気になっていました。備忘録のつもりがポロポロ抜けています。

最前列かぶりつきで観ました。客席対面式の舞台だと、ついあっちがわの観客に目が行ってしまう私ですが、この芝居はそんな余裕がありませんでした。
すごい熱量。全部の役者さんが良かった。

ネタバレBOX

ただ、レコーダーの使い方は、今一つ残念な印象を受けました。
せっかくの熱が冷めていったというか、録音された声に魅力を感じなかったので、死んだ彼女がどれほど素晴らしい女神さまなのかがわからなかった。
ラストの展開は想像がついてしまって、ありきたりな印象も受けました。


全く感想と関係ないのですが、18日の昼に新宿三丁目で荻野友里さんとすれ違いました。スマホをにらんでいましたが、睨んでいる顔も美しかったです。
「バイト休みですか」と聞きたい気持ちを抑えつつ、すれ違いました。
この日、休演日だったんですね。
プレ旗揚げ公演『女海賊ビアンカ』

プレ旗揚げ公演『女海賊ビアンカ』

劇団つきかげ製作実行委員会

【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)

2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

良かった
原作のマヤちゃんのひとり芝居から想像していたものとは全く違った、「まさかのミュージカル(しかも大勢キャストがいる!)」だったけれど、思いのほか良かった。
舞台はミュージカルにしては質素だったけれど、影絵を使った演出などうまく雰囲気を作っていた。

『女海賊ビアンカ』は原作『ガラスの仮面』の中で約70ページも割いている芝居だけれど、今回、読み返してみたら、原作のセリフがそのまま使われていて、「ものすごく原作に忠実」ということが分かった。

この劇団つきかげが、これから先も『ガラスの仮面』の中の芝居を再現してくれるなら、追いかけて行きたい。『ジーナと5つの青い壺』とか。

ネタバレBOX

ただ、芝居の本筋としては、後半がバタバタし過ぎていて、ビアンカいつの間にシルバーを好きになっちゃってるの?と納得がいかないところも(笑)

原作では「シルバーへの愛を自覚しながら女だと打ち明けられずにいるビアンカ」という説明文があるのですが、そのあたりをもっと見たかったですね。

あの流れだと、最後まで、ビアンカの相手はアルベルトだと思ってしまいます。
一幕をもっとタイトにして、二幕でビアンカとシルバーの物語を作ってほしかったです。
平成中村座 五月大歌舞伎

平成中村座 五月大歌舞伎

松竹

隅田公園内 特設会場(東京都)

2012/05/03 (木) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

カツオは半分もらったよ
これも感想忘れていました。
備忘録なので今更だけど一言。

夜の部観賞。
勘三郎さんと橋之助さんの髪結新三を見ることができたのは本当によかった。
新三が意外なほど(失敬)格好よかった。
そして、大家役橋之助さんの老け顔が芝翫さんにそっくりだった。驚いた。

小山三さんの口上は、可愛らしくてよかった。

『クリプトグラム』(cryptogram)

『クリプトグラム』(cryptogram)

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2013/11/06 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

藪の中
会話劇とは聞いていましたが、あまりにかみ合わない謎めいた会話に、ずっと緊張を強いられました。
しかしながら、悪い緊張では無かったです。妄想好きなので。

タイトルが「クリプトグラム」なので言葉の裏を追いかけて、その経過が面白かったです。そのあたりはネタバレで。←観劇した人だけお願いします。

故・三原順さんの漫画をイメージしながら見ていました。(テイストが似ていると思います)
チビルドルフ、チビ古美門の坂口湧久くんはとてもよかったです。

ネタバレBOX

妄想好きなので、こういう会話には、「何が隠されているんだ?」「何を隠しているんだ?」と裏を読みすぎ、勝手に話を作る癖があります。

(以下、私の妄想ですのでご注意ください)
私の脳内では、早いうちにデルはゲイで、ロバートの恋人でした。彼のシャツ着てるしぃ。
で、帰ってこないロバートは、死んでいました。安易な想像ですけど。
「殺したのはどっち?」くらいの気持ちでデルとドニーを見ていました。
だって二人とも、登場シーンがあまりに挙動不審だもーん(笑)

で、「デルとロバートは、キャンプには行ってないわねっ」と、これもわりと早いうちに読んでいました。デルが自分を「オカマ」呼ばわりして、もうひとつの想像も当たっていたと手を打ちました。←内心。

しかしながら、嘘キャンプで隠していたのが、ロバートの浮気というのは、あんまりだわー。女子中学生が「パパとママに内緒で彼と旅行に行くのv協力してvv」じゃないんだから。
一瞬、ガックリしたものの、私の脳は、その言葉は嘘だと却下しました。
その嘘が、もっとすごい秘密を隠しているハズ!!
それは、最後には明らかになるハズ!!
という私の希望は、残念ながらかなえられませんでした。←笑
でも、あのデルの告白が真実という証拠も、どこにもないのです。
ドニーにロバートを諦めさせるための嘘。今もそう思っています。

少年ジョンのセリフはしばしばイミシンで、これまた妄想を刺激しました。
あんなに眠れないのは、おかしいわよね。
ジョンは何かを知っているのではないかしら。何を見たの?!
あの蝋燭の火は、何を暗示しているの?!

これまた、明確にはなりませんでしたが。

そんなこんなの、語ればもっとの、脳内妄想が吹き荒れた80分。

伏線が回収されない芝居は嫌いなのですが、これに限っては、まあ妄想を楽しんだのでよかったということにします。
レーザービーム!

レーザービーム!

はらぺこペンギン!

駅前劇場(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

いい話
話が飛び過ぎてどうなるかと思ったら、きれいに回収されていた。
そして観終わって感じたのは、「ええ話や~」
思わず涙ぐんだところも。
その泣きそうな所で、フッと笑いを入れるタイミングも良い。

ただ120分はちょっと長く感じました。
ギャグもホロリとくる場面も、もう少し絞ってくれたらいっそう楽しめたと思います。

ネタバレBOX

個人的には、おじいちゃんが戻ってきて、歌ってくれたところで終わってもよかった。
レイザーラモンだけは、色んな意味で、見ていてつらかった(笑)
しかし、あのお寒い前説で不安がらせておいて、それもネタだったというのには、拍手を送りたいです。

忍者のしつこい下ネタも、ちょっと引いていたのですが、最後にあのオチかと納得した次第。
バイトの女の子が、物分かりよすぎておせっかいだったのも、なるほどな~。

なんで天道家の人たちだけ時空警察に記憶を消されなかったの?とか聞くのは野暮ですね。

国民の映画

国民の映画

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2014/02/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

備忘録
再演だし、色々賞取ってるし、いまさらクチコミという作品ではないのだろうけど、自分の記録として。

実在の人物に外見からして似せようとする三谷演出。特に、ヒムラ―の段田安則、似すぎ(笑)
ゲーリングの渡辺徹は、ただでさえ太ってるのに(失敬)、さらに胴巻き。、元帥杖を振り回して登場。
小日向ゲッペルスは、足の引きずり方が自然すぎて、私は「あっ、小日向さん怪我しちゃったんだ」と勘違いした。(ゲッペルスがそうだったという知識はあとから聞いた)

笑いもあるが、ラスト一転して重苦しい。
その落差が上手いんだろうけど、個人的にはモヤッとした。好みの問題。

新進女優エルザ・フェーゼンマイヤー役の秋元才加が良かった。
AKBにいる時から、この子は美人で頭いいと思っていたが、やっぱりアイドルより女優としてのほうが魅力的。これからも期待。

ネタバレBOX

「権力者が芸術を愛する事は罪か」というゲッフペルスの問いに、ゲーリングが「罪じゃない。が、芸術から愛されることはない」というセリフが印象に残った。
二月花形歌舞伎

二月花形歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2014/02/01 (土) ~ 2014/02/25 (火)公演終了

満足度★★★★

よかった
書き忘れていたのですみません。
『通し狂言 心謎解色糸(こころのなぞとけたいろいと)』
初見。歌舞伎の面白いところがてんこ盛りでよかった。
やっぱり花形は華やかで良い。
三月も期待。

ネタバレBOX

http://ameblo.jp/imacoco2010/entry-11777141564.html

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