晩餐 公演情報 タクフェス「晩餐」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    笑って泣いて最後は踊って
    お芝居の面白いところ、てんこ盛り。
    楽しかったです。

    アドリブ場面は柴田理恵さんに頼りすぎの気がしましたが、やっぱり笑いました。
    ただ、泣きのシーンについては、微妙なところも。
    そのへんは好みの問題と、究極ネタバレなので↓で。
    これから観ようとする人は、ご遠慮ください。

    ネタバレBOX

    耕太郎が母親の舞子に初めて会う場面や洋服を買ってもらった場面は、私もウルッときました。梅雀さん、田畑さんの演技も、すごく良かったです。


    しかしながら、子どもを作ると舞子が死ぬからと言って、生まれてきた子どもが二人を別れさせようとするというのは、どうなの?
    百歩譲ってそこは理解できたとしても、それで別れる決心をした純ちゃんが「舞子は本当は好みじゃなかった」とか「子どもを産める人がいい」って振り方は、酷過ぎないか?

    二人が別れる必要はないじゃないか。あんな言い方、舞子かわいそうじゃないか。
    どうせ嘘つくなら「本当は子ども嫌いだから作りたくない。ごめん」とかいうやり方もあるじゃないか。
    もっというと、こっそりパイプカットでもすればいいよ。うん。
    それしたくないというのは、やっぱり、こいつ舞子よりもいつか自分の子どもが欲しいのか?とか、意地悪な気持ちにもなりました。←性格悪い。すみません。

    純ちゃんの言い方が舞子に対して酷すぎれば酷すぎるほど、観てる側が「舞子かわいそー」って泣くのを期待しているのか。
    田畑さんの演技が良かっただけに、あの場面は残念でした。

    「本当は好きなのに、それを隠して別れを告げる」って、メロドラマの定番ですから、好きな人は好きなのでしょうが、私の好みではなかったようです。
    無理くさいというか。
    泣け泣けって感じもちょっと。

    しかし、全体的にはとても楽しいお芝居でした。

    最後のハッピーエンドも(全ては中野たまちゃんのお手柄ですが)、良かったです。でも、あの作家だった耕太郎は、確実に消えているんだよな。梅雀さん、可愛かったな。

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    2013/10/14 11:33

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