満足度★★★★★
若者の光と挫折を骨太に描く
周囲を観客に囲まれた、隠れることないステージの上で、若者たちの火花が散る。
舞台はシンプルなのに、どのシーンも、どの一瞬も見事に「絵」になる。
3時間超の作品なのに、ずっと息を呑んで観た。
満足度★★★★
舞台に観客を繋ぐ力に圧倒されつつ・・
入り口で上演時間の掲示を見たときには、
少々くらっとはきましたが、
むしろ、観終わって、その時間を全く感じることなく
物語に閉じ込められていた
自分にびっくりしました。
なにか作り手の魔力を感じる作品ではありました。
ただ、作り手の作意には、
観る側が感じる以上の奥行きがあるようにも思えました。
満足度★★★★★
大作
内容も時間もそんな感じでした。 志を持ったヤマベとサイチョウ、今の政治家にも見習って欲しいですね!? 客席も使ったセンターステージの演出も良かったです。合間合間に入る小日向えりさんの説明もよかったのですが言葉に詰まるところがあったのは残念でした。最後にアテルイ役の藤波心さんが存在感のある予想以上の好演でした。
満足度★★★★★
心に残る舞台でした!
先週の30日土曜日、アロッタファジャイナさんの「国家ー偽伝、桓武と最澄とその時代ー」を新国立劇場にて観劇しました。舞台の雰囲気に始まる前からドキドキしてました 。始まってからは一気に舞台に引き込まれ気がつくと自分もその舞台にいる様な気持ちになるくらい感情移入していました。
最澄と桓武天皇の国づくりに対する思いだったり友情だったり最澄が最澄になった理由や桓武天皇が天皇になるまでの道のり。どの場面も役者さん達の迫力や熱意がこもった演技に圧倒されると同時に沢山感動して何度も泣いてしまいました
国家、1日だけの観劇となってしまいましたがもっと観にいけたらよかったと思いました。 こんなに素晴らしい舞台と出会わせてくださった役者の皆様、松枝さん、スタッフのみなさまに感謝です。また舞台を観に行きます‼人生で二度目の舞台だったけど心に残る作品です。またひとつ楽しみが増えました♡
満足度★★★★
まるで大河を観たような
ここまで描き切った歴史物の舞台は初めて観た。
桓武と最澄、このふたりがどう生き、どう出会い、どう死んでいったのか。
まるで大河を一本観たかのような重厚な観劇後の気持ち。
悠久の時の流れを、若き役者の皆さんの脈動が板の上に甦らせる。
血潮のうねりのようなものを感じた。
主演の遠藤雄弥さんがとても素晴らしかった。
ただ3時間休憩なしはちょっと大変でした。
満足度★★★
結果的には
面白いとは思います。それは最澄とその歴史そのものだけに感銘したのか
役者の演技に引き込まれたのははハッキリしないんですが
3時間でしたけど「後半は」集中して見る事が出来ました、
役者さんも頑張っていたとは思います、ただ前半はかなり軽かったです。
3時間もかける中、必要ないような部分も多々ありますが
歴ドルの解説はよかったと思います。
ただ、広野と彼女の出会いシーンだけはどうにかして欲しかったです。
仕事が忙しくて今頃そっと感想出来ました。読まれると辛いかも・・
満足度★★★★★
「国家」観ました!!
初日から全部で3公演観劇させて頂きました。
一番印象的だったシーンがあります。
最澄が自分の死期を悟り、嵯峨天皇に願い出るシーンです。
天に召された桓武天皇が、息子嵯峨天皇と共にその願いを聞き
嵯峨天皇の肩にそっと手をやる・・・。
その気配を感じる嵯峨天皇。
このシーンは何度観ても号泣でした!!
DVDに是非映して欲しいところでもあります!!
3時間ノンストップと言う舞台ではありましたが、もう一度観たいと思わせてくれる作品でした。
ありがとうございましたm(--)m
満足度★★★★
みてきました。
真山明大さんのファンです。
舞台もあまり見慣れていません。
歴史も苦手です。
けれど三時間は思ったほど長く感じませんでした。
ほかの方も書かれているように、役者さんの体が後ろ向きだったりして、
聴き取れない台詞や、せっかくの熱演の表情が見れず、残念な気持ちになることが多々ありました。
そんな中で、すごい!!と思う演技をされていた女優さんや、男優さんに出会えたことはとっても良かったです。
観劇初心者ゆえに、おもしろかった~。良かった~。
と単純に感動しやすくあまり参考になりませんが…。
満足度★★★★★
えっ?うそ。
上演時間が3時間越え。
まさかの休憩なし。
でもそんなことを感じずあっという間でした。
男くさく
泥くさく
男の友情が詰まってました。
芝居はハートです。
ハートがあふれるアツく、
暑苦しいほどアツい芝居でした。
観て本当に良かった。
こんな素晴らしい芝居は久し振りです。
ありがとうございます!!
満足度★★★★★
長丁場を感じさせない熱量のある舞台でした
あらためて説明読むと、凄いキャストの勢ぞろいだったんだなぁと更に感心。
眠気まったく起きなかったし、
タイトルに相応しい話のまとめ方であることも納得です。
<3時間15分(休み無し)→5分休憩後アフタートーク20分弱>
満足度★★★★
見応え有り!!
確かに明るい話ではないが、若い出演者が多いせいか、エネルギッシュで生命力を感じる。パワーのある若手に、ベテラン組の味のある演技。予想外にいい舞台だった。難を言わせて頂ければ、あのガイド役はなんとかならないものか?暦ドルなどと浮いた存在はいらない。歴史の人間関係は難しいだろう。説明役は必要だ。その歴史の中にいた道化回し、そういう存在はいなかったのか?出来れば登場人物の台詞だけでそういう関係図がわかるのが一番いいのだが・・・・・・・もうひとつ藤原薬子、娘の婿である天皇に愛された女性。悪女の代表的に言われているが、美貌と才のあった女性とも言われている。そういう部分が全く削られていたのは残念だ。とはいえ舞台上の薬子もまたあれはあれでなかなかの存在ではあった。
満足度★★★★
3時間
長さは感じたが面白かった。最澄と桓武天皇にもっと焦点を当ててほしかった、手広くやりすぎた感がある。あと所々に熱は感じるのだがそれを歴ドルの人が冷ましてしまうのが残念。構造的に観にくいののもあるし、いいシーンなのに舞台横でスタンバイしてる歴ドルを見ると冷めてしまう。
満足度★★★★
熱が伝わってきました。
フィクションだとは分かっていても、歴史の可能性をワクワクした思いで楽しみました。休憩なしで3時間を超える舞台だと聞いて、少なからず不安を感じていましたが、全く飽きることなく、足腰の痛みを忘れ(終わってから思い出しましたw)、集中して観ることができました。
最澄の生涯を清廉に鬼気迫る迫力で演じた遠藤くんと、純粋で弱いゆえに鬼に転じる僧を演じた山田くんが印象に残りました。剛毅でセクシーな桓武天皇・河合さん、蝦夷のリーダーアテルイの藤波さん、最澄を傍で支え続けた江定役の縄田さんなど、他にもたくさんの素敵な役者さんが、熱く力強く、舞台で生きていました。プロの役者さんとそうでない人が同じ舞台にいる違和感を感じたのも事実ですが、別にそれが悪かったとは思っていません。ただ、セリフの噛み過ぎ(挙句に笑ってしまう)、掛け合いのテンポの悪さ(順番が前後して言い直す)など、稽古が間に合ってないのかな?と思わされる部分があり、残念でした。もう一つ残念だったのは物販です。パンフレットが間に合っていなかったこと。夜公演ではDVDの予約も開演前にしかできず、内容を見てからの予約が不可能だったこと。盲目ファンしか買えませんよね?
満足度★★★★★
再観劇
見逃した部分もあったのと、解らない話しもありましたのでまた、観ました。
プレビューと違って、演技力がアップしていました。
後ほどネタバレします。
満足度★★
ごめんなさい。
初めに謝っちゃいますが、「私には」合わなかった。
「観たい」登録の時にも、その予感を書いたのですが、その残念な方になりました。
なので、「あくまで個人の感想」として言いたい放題書きますが、演じられた皆さんと主宰に敬意を払って、謝っておきます。ごめんなさい。
副題が「偽伝、桓武と最澄とその時代~」となっていましたが、まさにそのタイトル通りでした。私は桓武と最澄の「国家」を造る話かと思って観に行ったのですが、むしろ「その時代」の話だと強く感じました。
たまたま前日観た芝居で別の国の「その時代」の熱に中てられてきた為か、残念ながら、この芝居の「熱」は私には伝わりませんでした。
円形劇場型のステージになっていましたが、背中を向けてしゃべっている役者の声が聞こえないことがたびたびありました。
また、台詞が出て来ないのか妙な間があったり、言い直したり。
はっきり言って申し訳ないのですが、技量が舞台に付いていってないと感じる役者も何人かいらっしゃいました。
それぞれ一生懸命なのは伝わってきましたが、今回の舞台は役者の一生懸命ぶりを見たいわけではなかったので。(そういう見方も、知り合いや応援している役者が出るときにはアリです)
そんな中で石塚役の周本絵梨香さんは、声もよく通っていて安定した存在感がありました。
(終演後に友人と「どの役者が良かった」という話になった時、私がそう言うと「えっ、そこ?!」と笑われましたが・笑)
休憩なしの3時間10分という長時間を持ってしても、その時代の登場人物と出来事を伝えることが精一杯で、内面まで踏み込め無かった。そう感じました。
『芋づる式に』書かなければならない人が次々に出てきたというのはわかりましたが、それでもあえて「最澄と桓武」に絞って本を書いていただけていたらもっと良かった、と思います。また、松枝さんにはその力があると思っています。
賛否ありそうなひとり現代人、歴女の小日向さんですが、私的にはよかったです。彼女の登場で、このお芝居をTVでもある「歴史バラエティー番組」風に楽しむことができました。「一方その頃、島原では・・・」みたいなあれです。
初めのうちは何度か多少かんだりとちったりして気になりましたが、後半になると彼女の登場を心待ちにしている自分がいました(笑)
彼女がいなかったら、3時間ちと辛かったことでしょう。
満足度★★★★
壮大で
なかなか濃い内容で、歴史の裏側を知ることができたし、
センターステージでの演出だったので
役者さん達の熱もとても伝わって来ました。
男達の熱い情熱と必死さ、それに繋がる女達。
考えさせられる事が沢山ありました。
ただ歴史が苦手なので、所々ナビ的なものはありましたが、
約3時間の公演は正直ちょっと辛かったです。
満足度★★★★
遷都の彼方に見えるもの
最澄、桓武の改革を縦軸に、改革に反対する旧勢力との角遂を横軸に、時代の現実と理想実現の困難を描いて見せた。役作りは役者自身の掘り下げ、関係の把握を基本にしており、為り為りて成った形が、舞台上の表現というわけだ。色々な意味で力業である。
満足度★★★★★
奈良平安
丁度、高校日本史の教科書の検定が話題になった頃なので、歴史について考えるという意味でタイムリーな上演かもしれません。源氏物語や幕末、戦国、太平洋戦争などはよく演劇の題材になりますが、桓武天皇、最澄は前代未聞? シェイクスピアの悲劇に優るとも劣らない血なまぐさい権力闘争があった時代なので、今まで盛んに作品が作られなかったこと自体が不思議なくらいです。時代考証に忠実な演出でないどころか、衣装など極めて国籍不明でしたが、この作品が提示した日本という国家観や思想史に大いに刺激を受けました。