満足度★★★★
地面の下の迷宮
「完全な真空」はまるで世にも奇妙な物語のお手本と言いたいぐらいすっきり明快きちんと作られていて、ひたすらごちゃごちゃ捻くれたものの方が好みな自分には逆につまらなく感じた。
そうはいっても「完全な真空」は物語と世界の構造のバランスがちょうどよくそれなりに好みだったのだが、「BLACK BOX」は後半わりと世界の構造がおざなりになり人間関係で終わった印象があって、キャラクターは面白かったのだが話に物足りなさが残った。
リンク?
2作品がリンクしてたのかが
もうひとつ解れなかったのですが
「完全な真空」はとても面白かったです
あと、照明も素晴らしかったです
哲学的な部分もあり、わりと好みな作品でした
満足度★★★★★
代役
自分は予定が入って見られませんでしたが、代わりに友人に行ってもらいました。その人の感想
↓
『完全な真空』と『BLACK BOX』、2つの話を見て、自分の生き方について考えさせられました。
『完全な真空』では、自分にとっての幸せとか生き甲斐を考え、『BLACK BOX』では、今までの自分の生き方はどうだったのだろうかと改めて考えました。
自分を見つめ直す事が出来て、すごく良かったです。
ありがとうございました。
満足度★★★
リアリストたちのブレイクタイム。
何をして誰のために生きるのか。その大きな問いかけはこの話に出てくる主人公たちにとっても例外ではなくて、理想と現実の揺りかごのなか、身の丈にあった幸せに折り合いをつけつつ暮らしている。 そんな彼、彼女らがある日それぞれ、すこし不思議なひとらに出会い、すこし不条理な体験をして、またいつもの日常に戻っていくまでの会話劇。
日常と非日常をゆるやかに隔てる空間に、丁寧に配色が施された照明と、
ミニマルでいて適度にメロディアスな音響が印象的でした。
満足度★★★★★
期待通りでした
オムニバス形式になっていますが、このバランスが微妙に素晴らしい。
この2作では、各々趣向を変えているが、狙いはひとつ、という演出メッセージを
受けとりました。
表面的な技巧に走らず、構成として奥深いが実に判りやすい。
観劇でエナジーをもらったような気がします。
次回作にも期待できそうです!!
満足度★★★★★
楽しみました
土曜の昼に観ましたが満席でした!
なるほど、この二つがネクストジェネレーションの「闘争か、逃走か。」になっていったんですね。
今回も素敵な役者さんたちの熱演に、迫力を感じたり、笑ったり、うるっときたり。
演出では最初と最後とつなぎの部分が印象的だったなあ。
満足度★★★
すこしふしぎ(SF)物語みたいでした
お得感のある2本上演でした。
SF大好きです。
好奇心から迷い込んだ場所よりの脱出劇ですが、
人が何のために生きてゆくのか?
なかなか哲学的な話に行くところが面白うございました。
もう一つは、現実的な主人公が遭遇する。
非現実的な状況。なかなか芯のしっかりした主人公だと、
物事がすっぱり切られて爽快感がありました。
満足度★★★★
不思議の国の誰?
2つの話の登場人物は一人、私のみ?非現実的でありながら現実的な物語。でも、ひとりよがりにはなっていないので、好感が持てる。一つだけ苦言。「完全な真空」の女優さんの手の動きが不自然。気になって仕方がなかったので。
満足度★★★
よくできているのだが、ちょっと残念
自分で自分自身のことをきちんと考える。さらにそれを、あえて声に出して言う。そんなことが大切なのだということがテーマになっていた。
これは、とてもシンプルでわかりやすい。
しかし、フライヤーに「SF」であると銘打っているが、残念ながら、それに大切なセンス・オブ・ワンダー的な要素をほとんど感じなかった。
ま、それはどうでもいいことだけど、とても良い役者と演出であっただけに、内容に関して逆に厳しい評価をしてしまう。
間違いなく、劇団の持つレベルは高いのだが。
満足度★★★★★
期せずして傑作舞台に出会う
そもそも、この公演を観ようという決め手になったのは、チラシの吉田さんと佐藤さんの、2編の主役の眼光に引かれてでした。
吉田朋弘さんは、大学の卒業公演、「ブンナよ、木から下りて来い」の素晴らしい主演振りを拝見した時から、注目していた役者さんですが、この間の青年座の公演と言い、今回と言い、本当に、若いに似ず、完成された演技表現力があり、まずは、そのことに感嘆しました。
そして、浮浪者のお爺さん役がまた素晴らしく、誰だろうと思っていたら、若い頃から、記憶に残る役者さんだった、志村史人さんでした。
2部にご出演の役者さんは、たぶん初めて拝見する方ばかりでしたが、こちらもまた、抜群のキャスト構成。特に、主役の佐藤晃子さんと変な男役の菊池豪さんの好演振りが光りました。
不条理劇テイストの人間哲学劇の趣の2作。脚本、演出、照明、音響、美術と、何を取っても、ハイクオリテイな舞台で、大して期待していなかった分、余計に、思わぬ、好舞台を拝見できて、大満足でした。
三浦剛さんの作劇スタイルも気に入りました。
次回も、是非拝見したいと思いました。
満足度★★★★
味付けの違う2話!
「世にも不思議な物語」な世界観!一話はミステリアスな物語で二話はコメディ色の強い物語。良い感じのバランスが絶妙でした。
以下はネタばれBOXにて。。