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『意味なしサチコ、三度目の朝』再演

『意味なしサチコ、三度目の朝』再演

かるがも団地

吉祥寺シアター(東京都)

2025/08/08 (金) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観客をいきなり舞台の空気と一体化させ、そこから切れ目なくストーリーが展開していました。笑いとしんみり、時代も行ったりきたりなのに説明なしで話が進んでいき、観客が違和感なくついて行けるのはおんなじ空気の中にいたからかなと感じました。団地とそこにあった世界と現実、わたしも団地族だった時期があり、xxx号棟のxxxっていう会話があったかなと。その一方で、団地生活からどこが壁ができた時代でもあり、孤立してもわからない環境があったかもと感じます。
2度死んだなら3回目の朝が来るのかなと。ノスタルジーであるものの人の一生は続いて行きました。
こっくりさんはよかったです~

聞き分けのいい人々

聞き分けのいい人々

スタジオ共作所

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2025/07/30 (水) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

分かりやすいストーリーで俳優陣のリアルな演技が光ります
ただ最後の方、たどたどしい日本語で激怒してるシーンがなんだかなって感じしました
主催者だから仕方無いのかもしれないけれど
作品としてはここが良くないという印象になりました

宇宙で一番孤独な場所

宇宙で一番孤独な場所

夜光群

萬劇場(東京都)

2025/08/07 (木) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

脳内の言葉が溢れ出てました

宇宙で一番孤独な場所

宇宙で一番孤独な場所

夜光群

萬劇場(東京都)

2025/08/07 (木) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

役者陣の動きにキレがあり、斬新な構成でした。今までも1人3役の芝居はありましたが、1人の感情を14人で演じるものは無かったように思います。もしかしたら、自分の中にも14人の意識があるのかもしれないと思わせる舞台でした。

『意味なしサチコ、三度目の朝』再演

『意味なしサチコ、三度目の朝』再演

かるがも団地

吉祥寺シアター(東京都)

2025/08/08 (金) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/10 (日) 14:00

価格3,800円

8月10日〈日〉14時開演を鑑賞。

すばらしい劇でした。
役者の方はもちろんのこと、
脚本や演出、舞台装置などとてもよかったです。

秋田の能代が舞台です。
主人公の幸恵は、小学校の時にサチコと出会い、
それ以降、中学時代も高校時代もずっと仲良し。

グイグイ押してくるキャラのサチコ。
その性格ゆえに、自分の悩みや苦しみを幸恵に伝えられなかったのかな…。
家庭に居場所がなく、バイトの時間が長くなり、次第に追い詰められていくサチコ…
サチコのことが愛おしく、また可哀想でした。

秋田の方言が、とても心地よかったです。
感動しました。
本当に、すばらしかったです。
ありがとうございました。

レ・ミゼラブル  ワールドツアースペクタキュラー

レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュラー

東宝/キョードー東京

東急シアターオーブ(東京都)

2025/08/07 (木) ~ 2025/08/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/10 (日) 17:00

歌唱力については問題ないのは当たり前ですが
演奏会形式とはいえ観に行って良かったです
死ぬ前に観られて良かった。。。

ほぐすとからむ

ほぐすとからむ

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)

2025/08/03 (日) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

松井周×近藤良平のタッグ公演。新鮮な組み合わせとも言えるし、勿論楽しみな組み合わせとも言えます。過去にタッグ公演を上演しているそうで、今回が二度目のトライ。脚本が松井周で、演出・振付・美術が近藤良平。

個人的に特に惹かれたのは、松井さんの描く世界観。松井さんらしい内省的な一面、耽美的な一面もありつつ、非常に現代的なSF要素も含まれている。既に存在するテクノロジーや社会変化を取り入れつつ、その先の未来を描くような先見性の高い物語でした。近藤さんの演出も、的確かつ近藤さんらしい自由さがあり、振付など身体表現も含まれますが、どちらかというと、しっかり「ストレートプレイ」を感じられる、物語性を重視した演出に感じられました。そこには、松井さんの描く脚本の魅力に、近藤さん自身が強く惹かれていた、という背景があるのでは?と想像しています。

WHO CARES

WHO CARES

ヨーロッパ企画

新宿シアタートップス(東京都)

2025/08/02 (土) ~ 2025/08/10 (日)公演終了

実演鑑賞

ヨーロッパ企画・大歳さんのユニット「イエティ」の公演。トップスで上演してくれるのは嬉しい限りで、その昔、トップスで観たヨーロッパ企画本公演のことなども思い出します。特定のモチーフをクローズアップした企画性の高いコメディ。今回のモチーフは「三択」。三択クイズも含まれますが、それよりも「ピンチが訪れた! この状況下で選ぶなら、次のうちどれ?」という三択なので、アドベンチャーゲームのシナリオに近いのかも。個人的には初期の『ハンターハンター』や、福本伸行作品などを連想しました。

ネタバレBOX

物語終盤で、登場人物たちが実際に三択クイズに挑戦するシーンがあり、あの臨場感と即興を上手に笑いに変えていくセンスはさすがヨーロッパ企画、と感じます。それにしても「三択」という演劇化しやすいとは言い難いモチーフで、ここまで劇を展開できる点もさすが。ほんと、特殊技能集団だなぁと感じます。
セピア色の乙女たち

セピア色の乙女たち

藍星良Produce

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/08/06 (水) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

説明通りに普通の学生生活送っていた女子大生が戦争によって普通でないことが日常になる時代を淡々と描いていて心に染みる舞台でした 全席指定 1時間40分の作品

ネタバレBOX

主人公に続く下の世代を入れて
3代で紡いでゆく物語構成がユニークだった
孫に当たる娘さんが自分の祖母の話を
舞台で演じるというメタ表現が
わかりやすく展開されてたデス
特に親しい人物が死んだりとか
そういうのがないけど
空襲での被害の状況を語ったり
灯火管制についての話や
何時でも防空壕に行けるように
外履き履いたまま寝たりとか
チクチクと心に刺さりました
だから僕はあの人の真似をする

だから僕はあの人の真似をする

劇団おおたかの風

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2025/08/09 (土) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ちょっと難解だったかなと… ナチスの話をマクベスネタで味付けした感じですが、ストーリーがいまいちフォローしずらかったかな…と。でも、十分楽しめました^^ あと、オープニングとエンディングをやられていたお二人(脚本家役と俳優役のお二人)、めちゃくちゃいい筋していますね^^ 生まれながらの役者ですね。最高の滑舌(台詞回し)でした。それと、どうでもいいことですが、劇場の音響めっちゃよかったです。

宇宙で一番孤独な場所

宇宙で一番孤独な場所

夜光群

萬劇場(東京都)

2025/08/07 (木) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

自分は特別な存在だと思っていたけど、今は凡人ですらなく、この先何者かになれる見込みもない…そんな三十路女子の本音が見事に描かれていますね。すばらしかったです。マジで名作です。「社会人」になれない東京のどこにでもいる三十路女子の本音が描かれていてマジでマスターピースです。いわゆる鬱漫画に近いものがありますが、この作品はわかるひとにはわかる作品です。というか、『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』そのもので傑作です。夜光群、最高の劇団です。次作機会があればぜひ観劇したいです^^

バレエ・スプリーム 2025

バレエ・スプリーム 2025

公益財団法人日本舞台芸術振興会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2025/08/01 (金) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

フィギュアスケートのexibition同様、伸び伸びとした演技が印象に残りました。高い技術がどのようにバレイという芸術になって表現されるのかを垣間見た気がします。
高い技術の場面での毎回の拍手を送る観客が多いのですが、芸術性を重視するなら流れが終わったあと、まとめて拍手したくなる自分がいます~

セピア色の乙女たち

セピア色の乙女たち

藍星良Produce

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/08/06 (水) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

思いが伝わってくる演者さん達の熱演が心に響くとてもよい舞台でした。劇中劇も現実とリンクしているような演出で、楽し気な雰囲気のシーンでの笑いもあるなかで、物語のラストに向け込み上げてくるものがありました。

ケルベロス

ケルベロス

バカバッドギター

雑遊(東京都)

2025/06/28 (土) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2025/06/28 (土) 14:00

価格2,900円

時間があったのでふらっと雑遊
初観劇のとこ
老舗感はあったけど、ちょっとマッチしなかったかも
なかなか無理ある設定も突っ走るスタンスは好きだし、面白さもあるが

廃グランド・ホテル別館

廃グランド・ホテル別館

システム個人

小劇場 楽園(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/06/25 (水) 19:00

価格4,000円

楽園というスペースにあの役者陣、贅沢使いだなぁ
怪異や妖怪、幽霊が、共存する場所、またコミュニティの設定はなかなか
2面舞台でも多少観にくい位置はあれど、どっちでも楽しめたんじゃないかな
紅は相変わらず紅なんだけど、ほんとに色んな意味で勿体ないなとも思いつつ、若干うるっともしていたわけで、いい作品でした
システム個人とやみあがり
どちらも素敵な劇団だと思うけど、それはまた

WHO CARES

WHO CARES

ヨーロッパ企画

新宿シアタートップス(東京都)

2025/08/02 (土) ~ 2025/08/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/08/03 (日) 13:00

初ヨーロッパ企画、イエティというのは派生なのか詳しくはわかりませんが、通りがかりにふらっと
3択となるとそうなるのか!というのには面白みがあって、要所要所楽しいのだが、何か物足りなさ
そこはよくわからないけど、アドリブ的セリフがアドリブだったのか台本なのかはわからないけど、ほんとにアドリブで全員…なんてことがあったらそれはそれで可笑しくて仕方ないんだろうな
王は優しいからどうとにでもなるさ!

HANA -熟練の素人-

HANA -熟練の素人-

エンターテインメント風集団 秘密兵器

「劇」小劇場(東京都)

2025/08/06 (水) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/06 (水) 19:00

価格6,000円

わたしが見てきた風集団のなかで、かなり好きかも
あの感動のまま終わらしてくれればいいのにとも、いややはりラストは必須!とも笑
ココアはココアから持ってきたのかなと邪推するわけですが、おじさん(自分もだが)たちのパワーと若い力がマッチしていて感動的でした!

ネタバレBOX

誤解なきようにですが、これは良き意味で
エアリアルの無駄遣い!
空腹のパビリオン

空腹のパビリオン

実弾生活

駅前劇場(東京都)

2025/08/07 (木) ~ 2025/08/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/08/10 (日) 13:00

価格5,300円

インコさんが散りばめられてるような感じがして愉しかった。
個人の政治感と役者さんや劇団は切り離してお芝居は観てますけど、スタンダップのインコさんから入ってるので、風刺も効いててそれもまた良き。
なんとなく実弾が…な雰囲気を醸し出してくるんだけど、それは今に始まったことでもなく、まだまだ愉しませてほしいなと

FINDING BLUE

FINDING BLUE

uniqueunion musicalkids

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2025/08/08 (金) ~ 2025/08/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

これは期待以上の素晴らしさ。コロナ禍での青春群像劇、グッときましたね。当時の状況を思い起こしながら、色々と考えさせられました。

穿つ泡(うがつあわ)

穿つ泡(うがつあわ)

LiveUpCapsules

小劇場 楽園(東京都)

2025/08/06 (水) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/08/10 (日) 13:00

座席1階

人気漫画「のらくろ」の作者、田河水泡の一代記。手塚治虫ややなせたかし、長谷川町子など戦後の人気漫画家が作品に夢中になったというエピソードを皮切りに舞台が展開する。

出生直後に母親が死亡し、父親が再婚して叔父夫婦に育てられ赤貧の子ども時代を送ったこと、近所に住んでいた評論家小林秀雄の妹を見初めて結婚した時のエピソードなどが時代を追って丁寧に描かれる。「私はお酒飲みは嫌い」と妻から禁酒を結婚の条件とされたのに、義兄となる小林秀雄と意気投合して痛飲した話など、舞台を見なければ知らないことばかり。とても興味不快。
今のNHK朝ドラはアンパンマンのやなせたかし夫婦の物語だが、戦争が嫌いで軍隊には行きたくなかったという本音は田河水泡も共通する。だが、アンパンマンが自らの頬を食べさせて弱きものの味方をするというヒーローを描いたのに対し、軍隊の中で自由奔放に生きながらも軍隊で出世していくのらくろはまた、趣が違う。戦意高揚に使われたという指摘もある。それぞれの原作者の人生や生き方を対比して考えることができ、今この舞台を見られたことは意義深いと思う。

水泡の妻を演じた紅一点の出演者、中村真知子がよかった。小劇場楽園というひときわ狭い空間を縦横無尽に動き、舞台を引っ張った。ガンガン冷房が効いていた空間で汗だくだったから、その熱量はすごいと思う。
のらくろが描かれた小道具、のれんなど舞台美術はシンプルだがよく練られている。のらくろはキャラクターグッズの元祖とも言われているが、これも小道具の一つになっていた。

小劇場楽園は入ってすぐのところに大きな柱があり、各劇団の演出家たちはこの柱をどう生かすかに頭を悩ませる。今作はこの柱を利用するという発想はなかったようで、左右の客席で演者の様子が見えない「見切れ」がしばし発生していた。ここが惜しい。

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