最新の観てきた!クチコミ一覧

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なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

始めてみたが、設定やその着地が巧みだった

4つの時代が一部屋でまじりあう、と書くとそんなことは可能なのか?となるが、気持ちよく成立している

ぜひ次の作品もみてみたい

ネタバレBOX

懐かしいネタも含めて、広い客がそれぞれの楽しみ方をできるものだったと思う
カラカラ天気と五人の紳士

カラカラ天気と五人の紳士

シス・カンパニー

シアタートラム(東京都)

2024/04/06 (土) ~ 2024/04/26 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

別役戯曲の上演は、養成所を始めレパートリーとしている団体のものでしか見てこなかった

不条理としてだけでなく、シンプルに面白い芝居としてこの規模で成立させた手腕が見事
演出家の腕、装置の新しさ(多くの上演に見られるようなただの電信柱ではない)、役者の質など多くの要素が総合的に成功している
特に装置は面白い

喜劇では冒頭に笑いが早くほしいところであろうが、安易にそこに着地させなかったことによって、戯曲の魅力が引き出されているのではないか。キャスティングもはまっており、役の面白さを体現していた。雰囲気の代わり具合もメリハリとして効いている

なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

序盤のシステム・現象の説明が退屈だったのがもったいない。
客席を見渡すと暗いのにチラシ見たり、眠そうな客が目立った。
中盤くらいから一気に盛り返しておもしろい。
熊谷有芳さんの軽快なツッコミが観たかった。

天の秤

天の秤

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

未投稿分を遅ればせながら

楽園という空間を徹底的にいかしきり、場内アナウンスから始まり衣装、照明などのスタッフワーク全てを含めて没入させる作りだった

再現ドラマなども時々あるなかで、生で事が起こる演劇の強みを、大きく実感した

ピーチボーイズ

ピーチボーイズ

Peachboys

シアター711(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

積み重ねた歴史を知っていればおそらく★5個だったが、
少し内輪ネタ・雰囲気で少し疎外感を感じた。
最終公演なのでそういうノリがたくさん出るのは仕方がないのかな。
おっさん世代の笑いが多めだったのでおっさんに効果は抜群だと思う。

​骨と軽蔑

​骨と軽蔑

KERA CROSS

シアタークリエ(東京都)

2024/02/23 (金) ~ 2024/03/23 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

評価が高くて驚いている、
水川あさみさんの出番が少なかったせいか
どうも物足りない、部分部分でおもしろいところはあるが
ツギハギだらけの粗さの目立つ物語のように感じられた
12000円払ってまで観る作品ではないと私は感じた

ゾンビいまさら

ゾンビいまさら

劇団かもめんたる

あうるすぽっと(東京都)

2024/02/07 (水) ~ 2024/02/12 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

去年観劇したかもめんたるの舞台が良すぎたため、
今年は少しだけ物足りなさを感じた。
それでも、おもしろいことに変わりはない。

オデッサ

オデッサ

ホリプロ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2024/01/08 (月) ~ 2024/01/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

英語と日本語の使い方が上手い舞台だった。

べつのほしにいくまえに

べつのほしにいくまえに

趣向

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2024/05/23 (木) ~ 2024/05/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/05/26 (日) 13:00

価格10,000円

観たことがないタイプの舞台でしたが、夢中になって観続けました。めちゃくちゃ良かった。あっという間の128分でした。未だ余韻に浸っています。私自身が結婚、家族、ハラスメントにトラウマが有るので、劇の世界に惹かれたのかな・・
チケットの特典で台本を貰えたので、大事に大事に読みます。

最初の二十面相

最初の二十面相

劇団身体ゲンゴロウ

北千住BUoY(東京都)

2024/05/23 (木) ~ 2024/05/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

Bチーム観劇。お見事!に尽きる。グッと引き込まれますね。カルト集団の相互依存や相互洗脳(?)はホントに怖い。色々と考えさせられました。

あしたはてんきにしておくれ

あしたはてんきにしておくれ

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2024/05/22 (水) ~ 2024/05/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

トツゲキさん、やっぱり巧い。家人を亡くしてからは、斎場モノは以前よりも気になっているのですが、見事に惹きつけてくれましたね。

ケエツブロウよ-伊藤野枝ただいま帰省中

ケエツブロウよ-伊藤野枝ただいま帰省中

劇団青年座

紀伊國屋ホール(東京都)

2024/05/24 (金) ~ 2024/06/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

青年団だと思っていたら、青年座だった。(那須凜さんが青年団だと勘違い)。
カイツブリ(=小型の水鳥)のことを、博多の今宿辺りの訛りではケエツブロウと呼んだ。

主演の伊藤野枝役、那須凜さんがノリノリ。第一幕はいつもの顔芸デフォルメ連発で沸かせる。鬘が右にズレているように見えたが、それがデフォらしい。第二幕だとガラッと変わって美人女優の趣き。きっちり演じ分けて見せた。
大杉栄役は松川真也氏。EXILEのMATSUとか石原夜叉坊系の色気のあるワイルド、女にもてないと大杉栄じゃない。
MVPは作品の軸的に主人公である叔父役の横堀悦夫氏。佐藤慶っぽい魅力たっぷり、この人の視座こそが作品を貫かないと物語にならない。
祖母役の土屋美穂子さんも素晴らしい。役者陣は文句なしの力量。遊び人の父役の綱島郷太郎氏は本田博太郎系で和んだ場を作る。

甘粕事件で28歳で惨殺された伊藤野枝、郷里の博多に帰省する12年間をスケッチ。

劇中、娘の魔子がやたら美しいと称賛されるので調べたら、確かに橋本環奈っぽい美人だった。

最前列に全盲の方が座られてバリアフリー日本語音声ガイドを聴きながら鑑賞。どんなふうに感じれるものなのか?

ネタバレBOX

何故かラストは『天国への階段』。

第一幕ではホンは悪くないのだが、演出のテンポが悪くカッタルイ印象。この手の場縛りで数々の傑作をモノにした井上ひさしの才能がよく分かる。キャラの関係性の練り込みが足りない。いろんな小ネタを仕込むべき。(後になって仕掛けに気付くような)。
第二幕でいよいよ待ちに待った大杉栄の登場、これが幼稚なアジテーターでガックリ。(実際の大杉栄も初期衝動の全肯定、自由であることへの偏執的な追求、自分の中のes〈無意識の衝動〉への絶対的忠誠に固執している印象)。皆で踊り出すギャグも空振り。(実はここが今作一番の心臓部だった)。脚本がどうにも転がらない。やたら「後先考えない一瞬の煌めき」を訴える割に、キャラクターからそれを一切感じない。まず観てるこっちを今興奮させてくれ。大杉栄と伊藤野枝に会ってみたかったな、ぐらい思わせてくれ。言ってる内容が空虚で全く乗れない。今の価値観(フェミニズムなど)で彼等を再評価しようとするから文脈がおかしくなる。どうしようもないイカれた情念だけで鮮烈な生涯を叩き付けたシド・アンド・ナンシーで良かった。その烈しさに人は憧れる、みたいな。伊藤野枝ってもっと動物的だったんだと思う。動物であろうとした。全く理解不能な獣の行動の観察日誌じゃないと。古き因習に縛られた田舎の閉鎖的空間から突然変異の異分子が誕生、思想的テロリズムでそれらを全て打破しようとする痛快さ。本来はきっとそんな物語を期待させる。

特にラスト辺りが好きじゃない。主要キャラが皆死んでしまっているので脇キャラの取って付けたような感慨。これじゃ第一幕が生きない。ナレーションの入れ方にも不満。

架空のキャラを創作して実家に置く手もあったと思う。メチャクチャ伊藤野枝的な生き方を軽蔑する家父長制の権化のような女。その女が彼女の惨殺に泣き崩れるラスト。

※大杉栄のアナーキズムとは、政治的思想ではなく自分が希求する生き方のことなのだろう。自身の自由を束縛するものへの抵抗。国家、法律、モラル、ルール、共同体、伝統、義務···。社会主義や共産主義、反体制運動にも同様に組織の束縛が付き物な為、否定。“自由”とは無意識の欲望、衝動であると。芸術家に近い思想。社会運動家として括られた為に虐殺されたが、全く違う文脈の人だと思う。

※大杉栄と伊藤野枝の熱気に当てられて家中の者が釣られて踊り出す。怒り心頭の横堀悦夫氏までが気が付くと踊っている自分に気付いて照れ笑い。ここを巧みに構築できたなら。(二人が亡くなった後に残ったメンバーで踊る場面が必要か?)
ピテカントロプス・エレクトス

ピテカントロプス・エレクトス

劇団あはひ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2024/05/24 (金) ~ 2024/06/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

とても面白いというか,そそられた舞台。会場入りして,まず囲み舞台であること,その真ん中に穴があることで,どのような芝居になるのかに関心。芝居が始まり,役者さんが登場,その所作や発声に能の気配満載で,自分の好みであることを確信。それぞれの場面場面の表現も能に通じるところが感じられる。ただ,芝居最後の言葉の洪水は,一つ一つの発言はよく理解できるのだが,全体としてこの芝居における意図,メッセージを掴みきれたかというと自信はない。ということで,観劇の感想は冒頭の一言になってしまった。

ピテカントロプス・エレクトス

ピテカントロプス・エレクトス

劇団あはひ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2024/05/24 (金) ~ 2024/06/02 (日)公演終了

実演鑑賞

シアターイーストに足を踏み入れると、なんと!真ん中に四角い穴があって客席はその4面を取り囲んでいます。穴は工事用のコーンとコーンバーで守られていますが、監視しているスタッフさんの目を盗んでお猿がコーンを倒したりバーを外したり。その度スタッフさんが直しますが、お猿はまた隙を狙って・・・と攻防が続きます。受付でチケットを受け取る時に「面白い前説とかありますか?」と聞いたら「前説はないですが早めに入ったほうがいいですよ」と言っていたのはこれだったのね!とお猿さんとその後の展開に期待したのでした。

ネタバレBOX

「ゆく河の流れは絶えずして・・・」はまだ良かったですが「おーーーい」という呼びかけの声を聞いた瞬間に、そうかそれか・・・と不安が胸をよぎり、やっぱりこちらの劇団さんはベースが古典芸能なんでしょうか。そのペースについてゆけませんでした。
おっしゃっていることはまさにその通りとは思いますが、別の表現で見たいものです。
お猿さんが大挙して出てくるとまでは思っていませんでしたが、100万年後の未来が出土したとも思えませんでした。
ライカムで待っとく

ライカムで待っとく

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2024/05/24 (金) ~ 2024/06/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

『ライカムで待っとく』を観劇。

昨年の話題作で、岸田戯曲賞候補にもなり、今回は再演。

あらすじ:
 神奈川で雑誌記者をやっている浅野は、妻の家族の不幸で沖縄に帰省するのだが、社長から「ついでに1964年に起きた米兵殺傷事件を取材をしてきて!」と持ちかけられる。
調査をしていくと世間では知られていない事実を知り、知らず知らず1964年・沖縄に入り込んでしまい、真の姿が見え始めてくるのだった…。

感想:
 基地問題、米兵による暴行事件など、沖縄が抱えている問題を市井を通して描く事が多いが、今作は『内地から沖縄がどのように見えているのか?』という視点で、沖縄出身者ではない観客自身が雑誌記者と一緒に真実を知り得るという流れだ。
世間では知られていない事実が見え始め、「それは間違っている」と思えども、我々にはどうにも出来ないジレンマ、既に諦めかけている登場人物たちに不満と怒りすら感じてしまうが、それを感じる事が沖縄問題を身近にするきっかけになって行くのだろう。そこが作家の狙いともいえる。
 雑誌記者が真実を知り始める流れで1964年に入り込んでいくのだが、タイムスリップものではなく、『気が付いたらその時代にいた』という演劇特有の表現は抜群だ。
 内地の人が訴える正しい沖縄の在り方とアメリカから被害を被っている人々の沖縄で生きていく在り方、この考えの違いが衝突するクライマックスがテーマであり、内地の我々が考えなければいけない問題定義に圧倒され、震えてしまうのだ。
まるで清水邦夫と蜷川幸雄が作った革命劇を観たような錯覚すら覚えたのは間違いない。

傑作である!
最初の二十面相

最初の二十面相

劇団身体ゲンゴロウ

北千住BUoY(東京都)

2024/05/23 (木) ~ 2024/05/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

映画にできそうなストーリー。熱演で迫力ありました。

ネタバレBOX

Bチーム、みんなはまってました。
最初の二十面相

最初の二十面相

劇団身体ゲンゴロウ

北千住BUoY(東京都)

2024/05/23 (木) ~ 2024/05/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/05/26 (日) 13:00

熱量のある役者の芝居に圧巻です。クラス20人それぞれのレジスタンスを垣間見たような小気味良さと清々しさがありました。まさに二十面相ですね。また、空間の使い方が絶妙で、大きな劇場じゃないのに、舞台に広がりを感じました。

ピテカントロプス・エレクトス

ピテカントロプス・エレクトス

劇団あはひ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2024/05/24 (金) ~ 2024/06/02 (日)公演終了

実演鑑賞

東京芸術劇場シアターイーストってこんなにレイアウト自由な劇場だったのか!と入ってみてビックリ
壁際の四方向全てに座席が配置された囲み舞台
どこが正面?ヒントになるものは舞台上に無いのだけれど、心配ご無用
どの座席列も正面、どこに座っても平等に鑑賞できます
(お目当ての役者さんがいる場合、その役者さんがどのラインの席に座れば好みの角度で観られるのかスタッフさんに聞いてみても良いのかもしれません)

ネタバレBOX

まだ若い劇団さんなのにエレガントな香りは一体どこから
ピテカントロプスを扱われるという事だったので、てっきり言語の無いパフォーマンス的な表現がメインの内容かと思いきや、しっかり“対話”がメインの舞台
何十万年という時を隔てた人類種達が、やがては現代人と未来人が穴を通じて対話を繰り広げる4編
言葉のキャッチボールをひとつひとつ拾っていこうとがんばってみるも、残念ながら自分の理解力ではニュアンスを嗅ぎ取るくらいが限界
意図されたものが色々あったのではないか、それらをポロポロ取りこぼしていたのではないかと思うと本当に残念
後付けの気付きでも良いのでアフタートークという名目で解説してもらえるとありがたかったです

発声の仕方がかなり独特、あぁそうだった!劇団あはひさんは能など古典芸能のエッセンスを取り入れているのだと合点
ただ、今回はそれが段々と眠気を誘導する装置になってきたものだから大変
絶対に舟だけは漕ぐまいと踏ん張って聴き込んだ先に見えたのは・・・あぁ何とも幻想的な光景だなぁと
警鐘を鳴らす意味合いも表現されていたというのに、これでいいのか
そして★はどう付ければいいのか

舞台の上の者たちへ

舞台の上の者たちへ

逃飛行

cafe&bar 木星劇場(東京都)

2024/05/25 (土) ~ 2024/05/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

本日拝見しました。旗揚げらしい若々しく元気なお芝居でした。荒削り感はありましたが、ストレートに言いたいことを表現しており、十分に伝わったと思います。これからの活躍に期待です。

マーヴィンズ ルーム

マーヴィンズ ルーム

劇団昴

Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)

2024/05/24 (金) ~ 2024/06/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本日拝見。複雑な内容のなか、登場人物の心の動きを見事に表現されておりとても素晴らしい演技でした。ラストをむかえて、これからもこの家族を観ていきたい、幸せになってほしいという気持ちで見ていました。
心に刺さる場面もたくさんあり、2時間もあっという間でした。素晴らしいお芝居でした。

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