
犬は鎖につなぐべからず
ナイロン100℃
青山円形劇場(東京都)
2007/05/10 (木) ~ 2007/06/03 (日)公演終了

舞台版「美味學院〜デリシャス學院〜」
avex live creative
青山劇場(東京都)
2007/05/15 (火) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
おもちゃ箱ひっくり返したみたいに楽しい!
偶然機会があって見に行きました。
行った事はないけど巷で話題の「テニスの王子様」とか
戦隊モノみたいな作品かなぁと、ちょっとビビって(汗)行ったんだけど
いやいや、なになに、とっても楽しい、ショーでした。
耽美な世界を想像したんだけど、いやいやとても
気取らずに親しみのあるチャーミングな作品です。
思ったより、女性客でいっぱい、アンドルファンの若者でいっぱいって
雰囲気でもなく、サラリーマンが一人でいても
それほどツラくはなく、存分にショーを楽しめました。
出演者のAAAってグループとかDreamってグループも
全然知らないんだけど、大西ライオンは分かりました。
とにかく若い少年少女達が生き生きと歌って踊って芝居(コント)してって姿が非常に爽やかで、嫌味がない。
青山劇場の舞台装置を利用しての大規模な演出や
チープなんだけど個性豊かなセットも、それはそれで自然な
感じで違和感がない。
あれが、かえって凝った作りだと返ってバランスが悪いかもしれない。
あの位が丁度コミック的でいいと思う。
又、脇を締めている北区つかこうへい劇団の方々や
大人の人達が、とても安定した演技で話を支えているんで
少年少女達が、のびのび演じているのが、感じられる。
大人数でダンスをする姿は、かなり迫力があるし
主役の女の子なんて歌もお上手。
前知識がなかったり、期待感が低かったってのもありますが
僕は個人的には「SHOCK」より好きです。
出演者の少年少女の魅力を十分に見せた上で
観客へのサービスも忘れない、
あっという間の2時間30分、
青山劇場なのに¥6800、これはお得です。

アメリカをやっつける話
劇団チャリT企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/05/17 (木) ~ 2007/05/21 (月)公演終了
満足度★★★
悪くはないな・・・
もっとブラック色が強い作品かな・・・って思っていたら、ちょうど良いブラックコメディ作品でしたね。
ラストの照明落ちのタイミングも絶妙だったし・・・ただ前半がちとタルかったのは残念。

スイーサイズ・ハイ
UNITレンカノ
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2007/05/18 (金) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
コメディかと思いきや…
とあるビルの屋上で偶然にも自殺志願者が5人も鉢合わせしてしまう、というシチュエーションからすでにコミカルなのにもう1つ別な要素まで上乗せされてさらに笑える前半からやがてハートウォーミング系に転じ、しかしそのまま安易でありがちなハッピーエンドへは向かわずに、前半でちりばめた伏線をキッチリ活かしたミステリー風味のパートやハードでヘヴィーなクライマックスを経て泣けるエンディングへという、盛り沢山でゼイタクなツクリを通して謳う「自殺批判」と「幸福な最期のときの迎え方」。
若干粗削りな部分もあるし、前半をもう少し整理すれば申し分ないが、個人的には推します。お時間がありましたら是非!

死のバリエーション
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2007/05/11 (金) ~ 2007/05/27 (日)公演終了
満足度★★★
予想外
チラシの印象とはまるで違う作品でした。
若い役者には非常に大変な脚本、演出だったように思います。
むしろやりきれてないと言っても過言ではないかと。
詩的で難解な脚本なのに、あまりメッセージ性を感じられなかったのが残念。
スタッフワークはツボでした。
特に照明と舞台美術の調和が素晴らしかったです。

お彼岸の魚
ニットキャップシアター
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/05/18 (金) ~ 2007/05/20 (日)公演終了

アメリカをやっつける話
劇団チャリT企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/05/17 (木) ~ 2007/05/21 (月)公演終了
満足度★★★
初日から満席
タイトルが可愛らしいですよね~(笑)。中盤からググッと盛り上がったんですが、最後は大人しくおさまってしまったように思いました。個人的にはあのまま突っ走ってもらえた方が良かったな~。

犬は鎖につなぐべからず
ナイロン100℃
青山円形劇場(東京都)
2007/05/10 (木) ~ 2007/06/03 (日)公演終了

ラヴ
キョードー東京
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2007/05/10 (木) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★
異種交流会は見事に空中分解!?
ロック歌手と宝塚とコンポンテトラリダンサー、全く畑の違う
土壌で育った逸材が一つの舞台に立つ芝居。
異種交流の組み合わせの芝居って、生ハムメロンのように
不思議な化学反応を起こして
魅力的な空気が流れる場合が多いけど、
今回は不幸にも見事に空中分解してしまっていた。
プラスの酵素は働かず、後味の悪い支離滅裂な芝居になっている。
個々のパーツは悪くないんですよ。
特に、初めてみたんですがAccess貴水は、
期待を遥かに超える器用さでユニークでキュートな
キャラクターを作り上げている。
歌も、ロック調で金切り声を想像していましたが
いやいや落ち着いた低音を持っており、高音も太い声で
聞かせてくれる。これは、かなり嬉しい拾い物。
フィギアのようになっていっている安寿は
いつものように「高め」の女性像を安定して作っていて
「私を見て!私って素敵!」オーラをバンバン放っている。
僕は、このコンポンテトラリダンスってものが
よくわからないから、森山の踊りが上手いのか下手なのか
型にはまっているのか、何なのか良くわからない。
こないだの「となり町戦争」の男もそうだけど。
でも見た目が格好いいわけじゃないし、
歌も芝居も出来ないんだから、きっと踊りは上手いんだろうな。
でなきゃ人前に立てないだろうし。
そんな組み合わせが揃って、誰か芯になる人がいればいいんだけど
みんな「自分が主役!」とばかりに、lてんでばらばらに
芝居を進行していくから、全く面白みがないというか味わいが
ないというか、共感できないというか、芝居に入り込めないというか、
見た目のアンバランスさで肩が凝ってしまいました。
1人あたり3000円程度の魅力はあるんだけど、
それが3人揃ったからといって、9000円になる訳じゃないんですよ。
この料金は高すぎる。

下周村(かしゅうそん)
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2007/05/15 (火) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★
with battered brain
一つのお題について前半・平田、後半・李の表現手法をつなげた2部構成。こういう生活や本能に根ざした主題は平田流の方が伝わりやすいと思うし、あらためてその意義に気付けたことはよかった。しかしせっかくなのだからもっとケンカして取っ組みあってバターになるくらいドロドロに混じり合って欲しかった。どうも皮肉なかたちで日中の溝がみえたような。あるいはそれが狙いなのかもしれない。いずれにせよ熟成が足りぬ。

アメリカをやっつける話
劇団チャリT企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/05/17 (木) ~ 2007/05/21 (月)公演終了
満足度★★★★
第二期チャリTの佳作。
前作と同じようなトーンの物語。悪くはない。
ちょっとめちゃくちゃが混じってはいるが、そこも楽しめる人は楽しめるのでは。
乞局の秋吉氏は、乞局的に役者してました。
楢原さんは、タカハを見たかなぁ・・・。

絢爛とか爛漫とか
赤坂RED/THEATER
赤坂RED/THEATER(東京都)
2007/05/08 (火) ~ 2007/05/23 (水)公演終了
満足度★★★
with battered brain
戯曲の根幹を成す芸と才能の葛藤や相克にあまり興味なさそうなのは幸福なことかもしれないが…。若さにあかせてほたえるシーンはさすが。

7
studio salt
相鉄本多劇場(神奈川県)
2007/05/16 (水) ~ 2007/05/24 (木)公演終了
素晴らしい劇作でした。
とにかく座付き作家・椎名泉水の本が図抜けて素晴らしかった。
等身大の日常を描いた作家は多くあれど、社会の底辺というか、それもプロレタリアな意味でのそれでなく、
知性も教養もない、頭が悪くて、これといったとりえもなくて、人が好いわけでもない。(むしろ無意識的な悪意に満ち満ちている。)
そんな、とても小さな人間の日常を描かせたら、今、日本に彼女に比肩出来る書き手はなかなかいないんじゃないでしょうか。
新しさとか、演劇的である、とか、そんなことはさておき、素晴らしい戯曲でした。

「何日君再来」(いつの日か君帰る)
キョードー東京
日生劇場(東京都)
2007/05/04 (金) ~ 2007/05/22 (火)公演終了
満足度★★
なんなんでしょうね・・・
今ひとつ、心に響かなかった・・・
初めて舞台の筧さんを観れたのはとても嬉しかったです。
そして彼はやっぱりすごい。
2幕の独白は圧巻です。響いたのはここだけ・・・あうー

絢爛とか爛漫とか
赤坂RED/THEATER
赤坂RED/THEATER(東京都)
2007/05/08 (火) ~ 2007/05/23 (水)公演終了
満足度★★★★
★4.5;「観なくちゃ損」と思わせる会話劇
私はモダンガール版。舞台好きなら、ぜひ観ておかれることをお奨めする。
まず戯曲がよくできており、台詞は小難しくなく端的だけど表情豊かな言葉から紡ぎ出される。そして役者が繰り広げる各々の想いの吐露や感情のぶつけ合いに、気付くと芝居にのめり込んでいた。
この舞台は、行き詰まりや躊躇・迷いにとりつかれた心を、一歩先に進めるように、押し付けることなしにそっと柔らかに背中を押してくれる、そんな作品。

絢爛とか爛漫とか
赤坂RED/THEATER
赤坂RED/THEATER(東京都)
2007/05/08 (火) ~ 2007/05/23 (水)公演終了
満足度★★★★
苦しみぬいてこそ
初めて行った劇場でしたが、キレイ過ぎて驚きました。
出演者が4人しかいないからこその密度の濃いお芝居でした。
期待して観にいった甲斐は充分にありました!!
モボ版だったので、モガ版も是非みたい。

豊満ブラウン管
トリコ・Aプロデュース
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2007/05/11 (金) ~ 2007/05/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
なんでだ
号泣していた。
中判から後半にかけてずっと泣いていました。
私の思うところにぴったりとはまる台詞達。
男と女の関係。
難しいなんて思わなかった。
難しいって周りのひとが言ってるのをみて、何が難しいのか?解らなかった。
だってドリフで「志村後ろ!!」っていうシーンのように、志村だけが知らないことが起きて、志村だけが「おかしいなあ?」って思っているみたいに、医者である彼だけが物語の不思議さに引っ張られて、そして不可思議なことを言う人物たちに振り回されて、観客にわざわざその目線を提供してくれているんだから、謎なんて解けなくてもいいじゃない?どうして謎を解こうとするんだ???
そのまま楽しめばいいじゃん。
彼が悩んで振り回されて、それでも本当に欲しいものを、ストレートに口にする瞬間が本当に美しかったんです。

サイエンス・フィクション
じゅんじゅんSCIENCE
こまばアゴラ劇場(東京都)
2007/05/17 (木) ~ 2007/05/20 (日)公演終了

鱈。
Hula-Hooper
7th FLOOR(東京都)
2007/05/07 (月) ~ 2007/05/16 (水)公演終了
満足度★★★★★
タラノフってロシアの体操選手にいそうな感じ。
ここでの出来事は口外無用とのことなので、まぁ、詳細は
略しますが、面白かった。当日パンフに書いてあった
「世界を決め付けて区切ってしまうのがとても苦手です」
に内容も含め凝縮されているかと。
中身は松坂世代向けだけど、入りと出の音楽はピンク世代向け。
菊川さんの振付、結構ツボなんだよなぁ。
しかし、あれだけみつめられると照れるなぁ。

下周村(かしゅうそん)
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2007/05/15 (火) ~ 2007/05/20 (日)公演終了