
人間♥失格
ポツドール
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2007/07/06 (金) ~ 2007/07/16 (月)公演終了
満足度★★★
蔑
グロい芝居とわかっていても、やはりバイオレンスな描写があると思わず抵抗を覚えてしまう。今回はビジュアル的なグロさというより、負の生活感というか、漂う雰囲気の生々しさみたいなものにヤラレてしまった。
上演中、ところどころで笑いが起こる。よくよく見てると、感情移入して笑ってる人はいない。みんな目前の対象物を蔑んで笑ってる。・・・・・本当にグロいのは舞台の上じゃなくて、それを観てる客(自分含む)かも。

physical integration ~身体とメディアの融合~
北中
多次元ホール(九州大学大橋キャンパス内)(福岡県)
2007/07/06 (金) ~ 2007/07/08 (日)公演終了

ゼイラム THE LIVE
カプセル兵団
笹塚ファクトリー(東京都)
2007/07/11 (水) ~ 2007/07/15 (日)公演終了

ウィキッド
劇団四季
電通四季劇場[海](東京都)
2007/06/17 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
予想以上に
すばらしい舞台でした。
席が2階席の有香部分と照明器具に邪魔されて舞台上部が見えづらい部分があったものの、内容を理解するのは問題ない席でした。
いきなりオープニングから驚かされ、エルファバのことを歌っているところで早くも涙が出そうになってしまいました。
グリンダのおバカさ加減もかわいらしく、物語が進むに連れて、ただの、のーてんきなお嬢さんからしっかりした女性へと変化していく過程など、とても良かったです。
エルファバが自分の意思にそむくことなく、立ち向かっていく様も素晴らしかった!
曲がどれも耳に残り、観終わったそばからまた、次が観たくなってしまう・・・
2人の女性の友情に涙・・・
また、チケットを取って絶対観に行きます!!

やや黄色い熱をおびた旅人
壱組印
新宿シアタートップス(東京都)
2007/07/05 (木) ~ 2007/07/16 (月)公演終了
満足度★★★
TOPSで世界旅行
草野さん演じる作家の取材旅行。
タイトルとチラシのイントロから、もしや旅行に行って病気になっちゃう話?と思いきや、その心配は無用でした。
TOPSの決して広いとは言えない舞台で、世界各国に見せる演出にビックリ。最初はその展開のしかたに慣れるまでちょっと違和感はあったものの、慣れるまでに時間はかからず。
慣れてしまうと、そこが未舗装のデコボコ道になり、病院になり、川が現れる。旅行バッグがあんなに“いろいろなもの”に見えたのは初めて。
ああいう演出のしかたもあるのだなあ、と感心しきり。
「♪やや、黄色い色を、帯びた、たびびと〜」がまだ頭の中をグルグルしています。

サロン
劇団フライングステージ
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2007/07/12 (木) ~ 2007/07/17 (火)公演終了
満足度★★★
原作は読んでませんが
楽しめました。けばけばしくにぎやかでありながら、上品な味付けで。ゲイコミュニティーと菜月チョビ演じる女子高生の交わりがとてもナチュラルで、お互いを思いやる気持ちが優しく響きました。ショータイムもいい!

小さなお茶会
空想組曲
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/07/13 (金) ~ 2007/07/17 (火)公演終了
満足度★★★★
良質なラブストーリー
単なるシチュエーション・タッチのラブコメディーかな・・・って思いながら観ていたら、奥が深い良質なラブストーリー作品。
観終わった後に、良い気分で劇場を後に出来たし・・・
ただ、もう少し表情の変化をつけて欲しかったですね。ちょっとした工夫をするコトにより、もっと良い作品に仕上がったと思う。

小さなお茶会
空想組曲
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/07/13 (金) ~ 2007/07/17 (火)公演終了
満足度★★★★
色々な仕掛けで楽しませて。
見てビックリなだまし絵のようなセットにパズルのように間のピースが埋まるにつれ明らかになる全景と見せ方が上手い。120分。

初夏の軽演劇@リトルモア地下
毛皮族
リトルモア地下(東京都)
2007/06/30 (土) ~ 2007/07/22 (日)公演終了
満足度★★★
白過姫
演目H「新・白過姫無精紀」
前回バージョンは見ていないで比較できませんが、大人向けの童話のような趣で、けっこう好みの内容でした。
年増の妖精はサイコー(笑)

あなたの寝顔をなでてみる。
珍しいキノコ舞踊団
吉祥寺シアター(東京都)
2007/07/10 (火) ~ 2007/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★
おもしろーい
生でみるのは初めて。
かっこよいダンスや迫力のあるダンスはいろいろ見たことありましたが、こういう楽しくて面白いダンスっていうのもあるのですね。
あと、筋肉がすごくて感動しました♪

人間♥失格
ポツドール
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2007/07/06 (金) ~ 2007/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★
意外に後味悪くない
人間失格にもなれないダメ人間というのでしょうか?
ダメ人間と比べれば、はるかに失格人間のほうが愛せるかも。
...っていう真ん中のハートマークに感じました。
もうちょっと、どこの席でも見やすい舞台セットにはできないものかなあ。確信犯なのかなあ。

お気に召すまま
ホリプロ
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2007/07/05 (木) ~ 2007/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
蜷川幸雄の誠実さ、小栗旬くんの美しさ
パンフレットにある蜷川さんの言葉です→「・・・ちょっと真面目に補足すれば、「芸能です。猥雑です。きれいな若い男の子を見に来てください」と言いながらも、この芝居を誠実にやることで、今まで読み取れなかった戯曲の奥底に隠された大切な部分を発見できたと僕は思っています」
そして実際ぼくらがこの舞台で目にするものは、名も無き者たちのひたむきな声。意外なところで心打たれ涙する。

特急小江戸近松心中膝栗毛
くろいぬパレード
劇場MOMO(東京都)
2007/07/05 (木) ~ 2007/07/16 (月)公演終了
満足度★★★
どうなるのかと心配したが・・・
判りやすいホームドラマだったけど、出だしからテンポが悪くて、「本当に大丈夫なの?」って思ってしまった。
しかし、後半から徐々にテンポアップして、あのラストを迎えたから、まぁ良しとするかな・・・

恋人たち
ブラジル
インディペンデントシアターOji(東京都)
2006/11/29 (水) ~ 2006/12/05 (火)公演終了
満足度★★★★
臭さ
だいぶ以前のことになりますね。
ちょいクサい部分があったんですが、それがゆえにか「人間臭さ」みたいなものが溢れていてなんだか心に染みました。
非常に良かったです。

贋作 春琴抄
劇団ドガドガプラス
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2007/07/12 (木) ~ 2007/07/16 (月)公演終了
「役所辞めて役者に」
“49歳官僚が異例の転身”、と記事になった新人俳優・早坂実の初舞台となった公演。脚本・演出は映画監督・望月六郎。内藤陳の復帰公演としても記事になった。
アングラやテントにおける見世物芝居を基調としつつ、レビューにコント、さらには陳氏のフリートークまで差し挟む、やりたい放題やんちゃ真っ盛り、みたいな公演。男も女もみんなツラ構え、身体構え、心構えがよく、きりりとした輪郭がこちらの心を震わせる。

ゼイラム THE LIVE
カプセル兵団
笹塚ファクトリー(東京都)
2007/07/11 (水) ~ 2007/07/15 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったんだけど・・・
「ゼイラム」は知っていたけど、ストーリーまで把握していなかったので、最後まで楽しめましたよ。
ただ、稽古不足だな・・・って思ってしまうシーンが多かったのは残念!

神様の夜〜プログラムC「魅せられる」
KAKUTA
ギャラリーSite(東京都)
2007/07/07 (土) ~ 2007/07/15 (日)公演終了
満足度★★★★
堪能出来た!
志賀さんの魅力ある声に、可愛い仕草の麻生さん、そしてKAKUTA流の朗読劇が、いっぺんに堪能出来てうれしかった!
ただ、ゲストとKAKUTAメンバーの融合が少なかったのは、ちと残念・・・

天国と地獄
東京オレンジ
駅前劇場(東京都)
2007/07/10 (火) ~ 2007/07/17 (火)公演終了
即興!!!
お馴染み、「シークレットゲスト」の回を偶さか観劇。観劇?インプロシアター。
回によってやはりバラつきは生じてしまうというものの、この回は観衆が完璧に味方について、そうなるとやはり演者はノッてくるというもの。
個人的には、酒でも嘗めながら窮屈に座ってるんじゃなく立ち上がって、そう、クラブのようなところで特設ステージを作って観てみたいと常々思っているのだけど。

人間♥失格
ポツドール
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2007/07/06 (金) ~ 2007/07/16 (月)公演終了
スキャンダラス太宰治
人間と失格のあいだにある♥マークのポップさは、欠片も無い。
太宰が生きていた時に当時の世間に振り撒いたセンセーショナルさと、
ポツドールの同じそれとは、時代精神というフレームを通して、根底で通じているのかもと、そんなことを考えた。
土曜の昼ということで、客席の2割を確実に占めていたご年配層が、どんな感想を持ったのか聴いてみたいと痛烈に思った。

神様の夜〜プログラムD「さようなら」
KAKUTA
ギャラリーSite(東京都)
2007/07/07 (土) ~ 2007/07/15 (日)公演終了
信頼と自信と余裕と。
純粋な語りの部分と芝居の部分が無理なく融け合っているように見えるが、これは並みの力量ではない。それをシンプルに見えさせてしまうのは、ひとえに自信を漲らせた役者陣から溢れ出た、余裕によるものなのだろうと思った。