最新の観てきた!クチコミ一覧

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ヘル

ヘル

演劇企画集団THE・ガジラ

吉祥寺シアター(東京都)

2007/10/04 (木) ~ 2007/10/14 (日)公演終了

満足度

「ヘル」い・・・
終始張りつめた空気の中、奈落の底で蠢くような者達がそれぞれ見せる「ヘル」い状況。本人が思う以上に墜ちていて、本人の自覚の薄いまま足下から雪崩れ続けて行き場が無い。逃げ切るつもりで追い込まれ、逃れようのない袋小路に嵌っていく。観ているコチラも息苦しい程の閉塞感を覚えた。

ネタバレBOX

この劇場の特徴なのか演出なのか(それとも自分の耳のせい?)音響効果というか反響が良いので突き刺さるような音がキツく感じた。またソレもこの舞台に合っていると言えばそうなのだけど。
演劇LOVE 〜愛の三本立て〜

演劇LOVE 〜愛の三本立て〜

東京デスロック

リトルモア地下(東京都)

2007/09/30 (日) ~ 2007/10/09 (火)公演終了

最早これが芝居なのかどうかもよく分からない。
【LOVE】いい意味で。好き嫌いや解釈には相当な個人差があるでしょう。しかし万人に受け入れられるものとは得てして危な気のないもの。危ないほうがスリルがあるのです。強く印象に残るのです。良くも悪くも。

ネタバレBOX

序盤から中盤までは台詞というものが存在せず、ただひたすら人物のコミュニケーションが成されます。初めは女性が2人。片方が座るとしばらくもう片方がそれを見ている。何度か入れ替わりつつ繰り返された後、2人で同時に座るようになる。ちょっと嬉しそうな表情。そこに3人目、4人目…と女性が増えていく。その度に同じ事が繰り返され、同調していきます。その中でも同調しやすいペアがあったり、またその逆も然り。やがて中盤で軽快な曲が流れ、1人2人と体を揺らし始めて最終的にはみんなで仲良く踊り出す。この辺りまではワークショップなどでよく見るものだなと思って観ていました。
2度目の曲が流れた時、踊りから派生してふざけて誰かが誰かを叩きます。それから急激にその場の空気が変わっていく。ふざけていたのが本気に変わり、お互いに相手を憎んで叩くようになる。時には2人で1人を叩いたりもする。この辺りから客の反応が分かれ始めました。笑う者と、顔を強張らせる者。私は後者でした。いつ誰が何をしたかではなく、場の乗りで始まる人と人との憎しみ合い。安易な例えですが、いじめのようでした。
これ以降、更にもう1人の人物が入る事によってまた空気が変わります。それによって「自分達とそれ以外」の構図を作り、上辺で仲直りする女性達。新参者に興味のない質問を投げかけ、上辺で同意していく。実社会においての第三者とのコミュニケーションを如実に表現していました。ラストは光のあるほうに終わってくれたので救われました。いや、よくよく考えたら違う受け取り方も出来そうなのですが。私はそっちに捉えておきたいです。
演劇LOVE 〜愛の三本立て〜

演劇LOVE 〜愛の三本立て〜

東京デスロック

リトルモア地下(東京都)

2007/09/30 (日) ~ 2007/10/09 (火)公演終了

3人しかいないのに、どれが誰だか分からない。
【3人いる!】何十人もキャストがいればそうなるのも無理はありませんが、この芝居は3人です。なのに、どれが誰だか分からなくなるのです。役柄というカテゴリーを見直す演目との事でしたが、見事にしてやられました。

ネタバレBOX

始まって早々に事態が勃発してからしばらくはなかなか話が前に進みません。作中人物が理解出来ずに当惑するという場面が長いからです。で、客席からそれを観ているととても愉快。思い返すと長かったかもしれませんが、正に観ている時には全く持って長いとは感じず。逆に後半では見ていて理解が追いつかないほどのめまぐるしさ。でも頭で理解せずとも状況で楽しめました。静と動が上手く使われていました。
ひょっとこ乱舞「トラビシャ」に続き、まさか2週間の内に2度も劇中でカップヌードルを食べる役者を目にするとは思いませんでした(笑)。
演劇LOVE 〜愛の三本立て〜

演劇LOVE 〜愛の三本立て〜

東京デスロック

リトルモア地下(東京都)

2007/09/30 (日) ~ 2007/10/09 (火)公演終了

すぐそこにある自然な空間。
【社会】使われた劇場の規模と作り的にも客席と舞台の境界線がなく感じました。その気になったら観劇中の客が舞台に乗ってもそれさえ自然に見えてしまうくらいの。勿論そんな事は起きませんでしたが。
交わされる遣り取りも客席との境界線がない。舞台上の役者がみな過剰過ぎない存在でした。

ネタバレBOX

会社の昼休みに起きる出来事なので、上演時間が1時間なのは丁度でした。明白な立場関係が存在する場所なので演劇の設定として使うと人物相関が分かりやすいというのはあります。しかしそれを抜きにしても作中それぞれの人物の思惑や接し方は違和感がなかったと思います。その分、実際に起き得そうだなーとも思えました。
ラストの退職を告げられて名札を見つめる場面は、元はなかったものだとか。初日にハケる前にうっかり落としたので回収してそれをやれば意味有り気になるだろうとした回避策だったそうです。偶然が進化を生んだのですね。
もう一度スプーンを曲げよ。

もう一度スプーンを曲げよ。

タカハ劇団

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2007/10/05 (金) ~ 2007/10/08 (月)公演終了

確かな骨組み。
脚本は芝居の設計図。結果的にその通りになるかどうかは過程によっても変わると思いますが。この作品に関してはまずその設計図が良く書かれているので土台がしっかりしている感がありました。役者も悪い意味でなくそれに乗じて演じる事が出来たのではないでしょうか。

ネタバレBOX

「その場にいない誰かを中心としたドタバタ劇」と括るのであれば結構そこら辺でも観られます。そして面白くない時が多いのです。「いない誰か」の存在が見えなさ過ぎて移入出来ないからでしょうか。今作ではそんな事もなく楽しめました。いなかった人物の印象を聞かれたら「チン位置を直すえなり」としか答えられませんが…(笑)。
隣人役に関してはちょっとした嫌悪感を抱きました。なんだか何処かのレビューでもそんな言葉を目にしました。でも私にとってのこれは「こんな奴は嫌だなー」という役柄への印象であって、演出や役者に対するものではありません。
【怪】〜北斎夢幻・外伝〜

【怪】〜北斎夢幻・外伝〜

劇団吉祥じゅん&ワルキューレ

ぽんプラザホール(福岡県)

2007/10/06 (土) ~ 2007/10/08 (月)公演終了

満足度★★★

昔話をきくような
ストーリーテラーにお婆ちゃんと孫が出てくる、昔話チックなオムニバス。
そういった作品の性質によるものか、話の最初のほうがやや強引な感じがして、役者の演技が現実離れしているような印象だった。
「昔話」なのだから、そういうものなのかもしれないが。

第二章『流れ姉妹〜ザ・グレートハンティング〜』

第二章『流れ姉妹〜ザ・グレートハンティング〜』

真心一座 身も心も

赤坂RED/THEATER(東京都)

2007/10/05 (金) ~ 2007/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

初日に
行ってきました。レトロな雰囲気の中しっとりと。千葉雅子さんの骨太な演技に惚れてしまいそう。

ネタバレBOX

旅まわり劇団の座長役の高田聖子さんの男前な姿にもやられた…。政岡泰志さんの、小学生から金持ち親父までの幅広さにも釘づけ。
音楽劇 「三文オペラ」

音楽劇 「三文オペラ」

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2007/10/09 (火) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

ROLLYさんの歌詞いいかんじ!
終演後のトークも楽しんで帰ってきました。今回注目していたのはROLLYさん。どんな感じで、ジェニーになるのか楽しみでしたけど。今回、歌詞を担当されたROLLYさん、今日のトークではなかなか作詞作業に手がつかなかったけど、世田谷の地下に監禁されて?!白井さんとこだわりまくってつくられたそうです。あと、音符はみないで、メロディにのせられたとか。白井さんもこだわり派ですが、ローリーさんはもっともっとこだわり派なのだそうで。いやいや、すごくこだわりまくられた舞台だなーと思いました。吉田さんのメッキーぶりも、よかったですよ。ダブルピース!

越前ファンタジア

越前ファンタジア

OSK日本歌劇団

越前市文化センター(福井県)

2007/10/03 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱり大好きです!
ガンガン踊りまくるという作品ではありませんでしたが、シットリした
芝居部分も、切なさや美しさがあって私は好きでした。
シンプルな装置ながら、照明とのバランスで荘厳さも表現していて
見応えアリ。
そして、やっぱり劇団員さん達のパワーと熱意に元気を充電させて
いただきました。
ロケットダンスの華やかでスピーディーで揺ぎ無いパワー。
ここちゃんの笑顔と切れ味抜群のダンスは、特にイチオシです♪
嬉しくって楽しくってワクワクして、ニコニコ観てたのに何だか泣けて
きちゃいました。
このひたむきさに、私も負けちゃあいられない!と思わされました。
ありがとうNewOSK!
そして、たけふ菊人形にNewOSKをと尽力してくださった方達!!

No pain , No gain.

No pain , No gain.

TEAM JAPAN SPEC.

SPACE107(東京都)

2007/09/26 (水) ~ 2007/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

アメリカンフットボールのプレイを狭い舞台でリアルに
アメリカンフットボールのプレイを狭い舞台でリアルに見せたり、ストーリーの妨げにならないようさり気なくルール等を観客に説明する設定を盛り込む工夫が見事。
ストーリーはある意味王道で目新しさはないが、スポーツもののツボをおさえてさわやか。

マスター

マスター

劇団やったるDAY!

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2007/09/26 (水) ~ 2007/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

既視感は拭い去れないが、逆に言えば王道
全体的にはベタで定番っぽく既視感が拭い去れないが、逆に言えば王道だし、終盤、大事なプレゼンテーションの途中で仲間たちの言葉が主人公の脳裏をよぎるあたりでは泣けるし、その後のエピローグ前の会話などもとてもステキ。

HOME

HOME

マシュマロ・ウェーブ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2007/09/26 (水) ~ 2007/10/03 (水)公演終了

満足度★★★

場景が目に見えるよう
震災により池袋から川越街道を歩いて帰宅することになった人々を描いたロードムービーならぬ「ロードプレイ」。ほとんどの人物が上手から登場して下手にハケるという繰り返しだが、それぞれの場景が目に見えるようなのがユニーク。

慈善 MUST BE DIE / マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック

慈善 MUST BE DIE / マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック

MCR

ザ・ポケット(東京都)

2007/10/03 (水) ~ 2007/10/14 (日)公演終了

200710101930
200710101930@ザ・ポケット/慈善 MUST BE DIE

シェイクス

シェイクス

30-DELUX

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2007/10/04 (木) ~ 2007/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

これをクチコミらないでどうする!
毎公演、作家や演出家を変えながら役者中心で活動している30-DELUXは、役者も毎回あっちこっちから呼んできての公演。それゆえに、クオリティがいまいちな感じがしてた。方向性もまた作家次第でばらばらに。が、今回、劇的な変化が。その最大の要因はIKKANさんの参加。前回かららしいけど、ほんとにホンが良くなった。お手柄だよ清水さん(プロデューサー)。

毎回の作家だって、清水さんが厳選して連れてくるだけあって、決して悪くはない。が、個性的で実力派の役者たちを生かしたホンかと言うとかなり微妙だった。「作家や演出家に大御所連れてきてかしこまってやるより、若いイキのいいのと組みたい」という清水さんの気持ちは理解できる。けど、同世代の実力あるヒトにも目を向けるべきだと思ってた。IKKANさんの存在感は大きかったんじゃないのかしら。

演出の毛利さん(少年社中)は今回3回目の参加で、進歩してるし決して悪くはないけど、今回みたいないいホンを生かすとなると、まだまだな感じもした。なんつうか、演出の「チカラワザ」みたいなシーンが欲しかったもんなあ。

出演はジャニーズ事務所の佐野瑞樹や、伊藤裕子や新感線のタイソン大屋。いい意味で不安だったけど、かなり頑張っている。いいセリフをめいっぱい吐きまくっている。

見終わって、コレを褒めないでどうする! コレをクチコミで広げないでどうする!と思ったよ。

演じる女たち<3部作> -ギリシャ悲劇からの断章-

演じる女たち<3部作> -ギリシャ悲劇からの断章-

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2007/10/06 (土) ~ 2007/10/08 (月)公演終了

満足度★★★

ギリシャ神話からの代表的な悲劇
まず、この物語はギリシャ神話からのものだから、ギリシャ神話を読んでいないと理解出来ないと思う。
インド・イラン・ウズベキスタン他、ヨーロッパの国々はギリシャ神話は古くから受け継がれて当然の如く読んでる物語だから、あちこちの劇場で上演されてるのだけれど・・・まだまだ日本は国民性なのでしょうか?
知らない方のほうが多いのかもしれません。。


第1部「メデイア」<ウズベキスタン> 
演出:オブリヤクリ・コジャクリ

自国に攻め込んできたギリシアの王子イアソンに恋をした小アジア・コルキス国の王女メデイアは祖国を裏切り、イアソンと結ばれる。 だが、ギリシア国に凱旋したものの謀略により隣国に追われたイアソンは、そこでの親子4人のつつましい暮らしに耐えられず、出世のために妻メデイアを捨てて
領主の娘と結婚を決めた。 夫に裏切られ、追放を言い渡されて絶望したメデイアは復習を決意し、領主とその娘を殺害する。 さらにイアソンを苦しめるため、メデイアは自分が産んだイアソンの息子を殺して悠然と去って行く復習劇。


あまりにも有名なギリシャ三大悲劇なので、あらすじは知っていたし、独特の音楽に乗っての演劇、素晴らしかったです。音楽はインド音楽を思わせる旋律でしたが、ウズベキスタンの音楽なのでしょうか?







第2部「イオカステ」<イラン> 
演出:モハメド・アゲバティ


テバイ王ライオスは「自分の息子(オイディプス)に殺されるであろう」というアポロン神のお告げを信じ、息子を殺せと部下に命じるが部下は情けをかけて谷に赤子を捨てに行く。
息子(赤子)は羊飼いに拾われ大きくなって、旅の途中でライオスと諍いになり殺してしまう。(この時点で親子と言う事をお互いに知らない)
その後、オイディプスは自分の実母とは知らずに夫亡き後の王妃イオカステと結婚して新しい王となるが、二人は後に事実を知る事となります。
王妃イオカステは元の王ライオスを殺したのは実の息子オイディプスと知り、首を吊って自害します。

最愛の妻であり自分の実母だった女性を失い、オイディプスは自ら目潰しの刑に処し自分の両目をナイフで刺します。
そして放浪の旅に出て二度とこの地に帰って来る事はありませんでした。


この第二部は非常に上手く表現していたと思います。







第3部「ヘレネ」<インド> 
演出:アビラシュ・ビライ


ヘレネは絶世の美女でした。ですから、結婚前はギリシャ全土から結婚の申し込みがありました。

エーゲ海をはさんでギリシャ本土と向き合う土地トロイアのお話です。
トロイアの王子パリスはスパルタの王妃ヘレネと恋に落ちます。
パリスはスパルタから王妃ヘレネをトロイアに連れてきてしまいます。つまり略奪です。怒ったメネラオス王(ヘレネの夫)はギリシャ全土に呼びかけ、トロイア対ギリシャ全土の戦いとなってトロイア戦争に発展します。
その後、なんと10年間戦いは続きました。

今回の第3部はちょっと抽象的でしたが、良く出来た構成になってました。





FABRICA[12.0.1]

FABRICA[12.0.1]

FABRICA(企画・製作ROBOT)

新宿シアタートップス(東京都)

2007/10/04 (木) ~ 2007/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

地に足を着けて、道先を選ぶ
「踊る大捜査線」も見たことがないのに、なぜかこの企画は前回に続き気になって観に来てしまった自分。
前回との関連はあるもののそれは薄く、全く独立した物語として観ることが出来る。
あまりにも淡淡とした導入部にするやかな劇世界への没入を阻まれたけれども、そしてあまりにも朴訥とした息子役の演技に最初は苛立ったけれども。
それが。
いつしか。
近江谷太朗の繊細な父親役とのコンビネーションに、演技であることを忘れさせるほど、二人の関係がするりと腑に落ちてゆくのを感じていた。父子関係が存在していた。
ハナシとしては、40代を迎えて、子供がとにかく人生において自分よりも重要な位置を占めるようになってきたそのターニングポイントに起こるあれやこれやを、、と乱暴に纏めても良いだろうか。その周辺で起こってくる諸問題が、いちいち地に足が着いていてまるで我が身のハネっ返りのようにすら感じられてくるのである。
少し迷ったけど、今年3本目の五ッ星を。

ネタバレBOX

いつだって行なわれているように「感動創出装置」として桜の花びらを使うのではなく、ただ時間の経過を目に見えてわかりやすく表す為に記号的に使ったのはやはり映像作家としての感性によるものなのか、とも思った。
アンラッキー・デイズ

アンラッキー・デイズ

ネルケプランニング

青山円形劇場(東京都)

2007/09/19 (水) ~ 2007/09/27 (木)公演終了

満足度★★★★

「ついている」と「ついていない」の境界
筆頭キャストということで期待したほど小松彩夏の出番は多くなかったが、「ついている」と「ついていない」の境界は曖昧で、気の持ちようによってどちらにもなり得るというメッセージを含んだストーリーとモロ師岡、大熊啓誉のクセ者ぶりが良くて満足。

もう一度スプーンを曲げよ。

もう一度スプーンを曲げよ。

タカハ劇団

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2007/10/05 (金) ~ 2007/10/08 (月)公演終了

満足度★★★

前作からの期待が過大だったか。
設定や展開自体もかなり無茶がある上に、過剰なキャラもいるため、本筋の話にそんなに求心力がある訳ではないのが残念。90分。

ネタバレBOX

進行する話からズレて、各キャラに因る話に脱線する部分はなかなか面白いだけにもう少しストーリーと整合をとってもよかった気が。

外界と切り離された空間から、テレビや喚声だけで外の様子を表現し、広がりを持たせるのは手法的には○だが、同じ早稲田の北京蝶々の春の公演の「ドラマ進化論」とダブって見えてしまったのはちょっとマイナス要素。マネてはいないと思うんだけど。
越前ファンタジア

越前ファンタジア

OSK日本歌劇団

越前市文化センター(福井県)

2007/10/03 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

成熟感を感じる仕上がり
芝居部分のトンデモ設定、ありえないほど縦横無尽の国籍考証。それなのにしっとりと、美しくなめらかに進行していくのはなぜだろう。力業でシャカリキに感動を作り上げてきたこの劇団が、無理な力業を使わなくともなめらかな世界を構築できるほどに成熟してきたからではないかと思うのだが・・。謎の解明のために、また再び、三度、見に行こうと思う。

地球儀のはしっこの街のナマエは

地球儀のはしっこの街のナマエは

ノアノオモチャバコ

サンモールスタジオ(東京都)

2007/10/04 (木) ~ 2007/10/08 (月)公演終了

満足度★★

演出は面白い
演出は面白かったです。
ただストーリーは、なぞを残したままですっきりしませんでした。
私はストーリー重視派なので少し残念です。

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