満足度★★★★★
これをクチコミらないでどうする!
毎公演、作家や演出家を変えながら役者中心で活動している30-DELUXは、役者も毎回あっちこっちから呼んできての公演。それゆえに、クオリティがいまいちな感じがしてた。方向性もまた作家次第でばらばらに。が、今回、劇的な変化が。その最大の要因はIKKANさんの参加。前回かららしいけど、ほんとにホンが良くなった。お手柄だよ清水さん(プロデューサー)。
毎回の作家だって、清水さんが厳選して連れてくるだけあって、決して悪くはない。が、個性的で実力派の役者たちを生かしたホンかと言うとかなり微妙だった。「作家や演出家に大御所連れてきてかしこまってやるより、若いイキのいいのと組みたい」という清水さんの気持ちは理解できる。けど、同世代の実力あるヒトにも目を向けるべきだと思ってた。IKKANさんの存在感は大きかったんじゃないのかしら。
演出の毛利さん(少年社中)は今回3回目の参加で、進歩してるし決して悪くはないけど、今回みたいないいホンを生かすとなると、まだまだな感じもした。なんつうか、演出の「チカラワザ」みたいなシーンが欲しかったもんなあ。
出演はジャニーズ事務所の佐野瑞樹や、伊藤裕子や新感線のタイソン大屋。いい意味で不安だったけど、かなり頑張っている。いいセリフをめいっぱい吐きまくっている。
見終わって、コレを褒めないでどうする! コレをクチコミで広げないでどうする!と思ったよ。