
ぬるいバスは時々とまる
東京Ne+wS
駅前劇場(東京都)
2007/10/19 (金) ~ 2007/10/23 (火)公演終了

ゆらめき
ペンギンプルペイルパイルズ
吉祥寺シアター(東京都)
2007/10/17 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

犯さん哉
キューブ
PARCO劇場(東京都)
2007/10/06 (土) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

王女のスカート
核ベビ~コアベイビーズ~
タイニイアリス(東京都)
2007/10/17 (水) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★
びっくりしたけど、次回も観たい!
いあ~・・びっくりしたっ!
流石に「大人向け立体絵本名作シリーズより」っつーだけあって・・・。
女優が脱ぎます!
照明は少し落としますが、背中のラインは美しく妖しい。
ブラも何の抵抗もなく取りますっ!
観客の方が、抵抗ある!っつーの。
ワタクシは嫌いじゃないです。
見せる物は惜しみなく見せてください。
ま・まさか・・「王女のスカート」っつーだけあって・・
スカートも脱いでくれるんかい?(・・)
と思いきや、男優が女優のスカートの中に頭を突っ込みます!
ぐはっ!(吐血)なんつー劇団でしょ。(・・;)
東京、新宿での物語。
とあるバーに孤独なオンナがひとり。
ソープランドで働くオンナ。
そして、そこにもう一人のオンナ。
高級マンションの最上階に住む孤独なオンナ。
このオンナ二人の同性愛の物語。
こんな劇団、初めてみました。
話の展開は解り易く、構成もさることながら、それぞれの役割をきちんとこなし、マニアックな世界の表現は完璧でしょうね。
オタクの役者もそれらしく・・・いるいる!こんなヤツ!と妙に納得し、その妖しいオタクも決して嫌らしくない。
途中で大ちゃんと呼ばれる心野奥之輔がきゃわいいカッコして、登場します。
本人は森のくまさんのようにデカイガタイです。
しかし、妙~にふりふりのアリス服が似合ってるんです。
ちょっとちょっと!
これって、反則でしょ!
可愛いすぎる。欲しい!
抱っこすると、ぽよぽよして、いい感じなんじゃないかなー。
この劇団、初見です。
あまり、期待はしてなかったのですが、その期待は裏切られ、非常に素晴らしい舞台でした。
感動しました。
ストーリーから最後のあの歌の運び。
何とも言いようのないものが溢れてきて、鳥肌がたちました。
で・・ストーリーの流れの説明から、あの最後の歌の歌詞3行くらいをここにアップしたかったのだけれど・・・
劇中曲の作詞の吉田ゐさおが、駄目だってさ!
Jungle Smileの吉田。
別にいいじゃん!
今はうたまっぷで何でも検索できるのだから~~(・・)

ゲイニン
ZIPANGU Stage
シアターサンモール(東京都)
2007/10/19 (金) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★
全体的にはいい芝居
ストーリーはお題のごとく、芸人さん達のステージ裏での出来事。
舞台はお笑いライブ大会・会場で優勝すればテレビ出演が約束されるという設定だから、ステージの舞台裏では、様々な芸人さんたちが優勝に向けて準備をするはずなのだが・・
主軸はかすみますみというゲイニンだne。
そこにTV局側の編成部長や社員や他のゲイニンがからむ。という設定。
確かに面白い、笑える場面もあったし最後の終わり方もほろり、とさせられる。
しかし、芝居を観終わったあとは、何となく消化不良なのだ。
「脚本やネタは嫌いじゃないけど、何か衝撃的なことが起こりそうで案外何も起こらなかったなあ」という、期待感に対しての内容の薄さの方に気持ちが傾いてしまうのである。
脚本はいいと思う。
もう少し思い切った構成にして冗長さが消えれば、もっとストレートにこの劇団の面白さが感じられるような気がするが、いかがなんだろう?
マネージャー役の西川の女装、これも中途半端だ。
どうせなら、女装に徹してキメテ欲しい。
新宿3丁目は近いのだから・・(^0^)
決して内容のない芝居ではなく、むしろ興味のある視点にいろんなことを詰め込んだ正統派タイプの芝居なのに、無駄がそぎ落とされてないために、退屈に思わせてしまうのはすごく損しているし、もったいない。
大きな舞台が関係しているのだろうか?
全体的にはいい作品。次回も見てみたい。

ニットの世界
ニットキャップシアター
長久手市文化の家 風のホール(愛知県)
2007/05/03 (木) ~ 2007/05/04 (金)公演終了
コント!
とても面白かったです。
普段、どちらかというとコントや笑いには辛口なのですが、文句なしに面白かった。
関西にあったガバメントオブドッグスを思い出しました。

ソウル市民/ソウル市民1919
青年団
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2007/10/20 (土) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★
良質・高質
良質・高質な作品といわざるを得ない。
ソウル市民の方が、個人的には好き。
1919はエンターテイメント度が多くて、「そんなヨーロッパ企画みたいな笑いはいらないんじゃいっっ。」みたいな脳内つっこみも。
![月並みなはなし[07再演版]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/326/stage3261_1.jpg)
月並みなはなし[07再演版]
時間堂
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/10/19 (金) ~ 2007/10/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
素敵な演劇です!!
前回の公演「proof」も観劇しましたが、時間堂の公演は決して派手なものではありません。1,800円(シネマプライス)という映画と同じ値段で、生(なま)のロングラン公演を行なう。それだけでもすごいと思ってしまうのに、今回の公演でも音響や照明、舞台美術といった装飾ではなく、役者さんの演技力と脚本・演出の才能をストレートに感じることが出来ました。主宰者の小劇場演劇に対するポリシーに賛同される方には、特にご覧頂きたいと思います(私もその一人です)。

不審な集いは7階に。
カリフォルニアバカンス
OFF OFFシアター(東京都)
2007/10/23 (火) ~ 2007/10/31 (水)公演終了

不審な集いは7階に。
カリフォルニアバカンス
OFF OFFシアター(東京都)
2007/10/23 (火) ~ 2007/10/31 (水)公演終了
満足度★★★★★
アホすごい
最初の人形でかなりツボ。そこから場内笑いの渦。「デートで星空を表現」というところで爆笑。最初から最後まで言葉通り笑いっぱなしでした。サイコーにおバカだけどアホでよかったです(いい意味で)なんといってもチクワがヤバい~!!

不審な集いは7階に。
カリフォルニアバカンス
OFF OFFシアター(東京都)
2007/10/23 (火) ~ 2007/10/31 (水)公演終了

毛皮のマリー
平常
プーク人形劇場(東京都)
2007/10/23 (火) ~ 2007/10/28 (日)公演終了
満足度★★★
人形劇というより、一人芝居
R-15指定 人形劇と銘打っているだけあり、
ほのぼのとした人形劇ではありません。
また浄瑠璃とも違います。
抽象的で幾何学的な人形が怪しく生々しい。
びっくりした。
木を彫って?作ったらしい人形は非常に柔かく見え、
芸術的であった。
しかし、これは人形劇というよりも、平 常 タイラジョーという人の
一人芝居なのである。
イメージとしては「いっこく堂」のステージを見ている感覚に近い。
そういう意味では、戯曲はしっかりとしているので
話に見応えはあるのだが
「え?彼自身が美少年?」、そう、タイラジョー氏の素顔に興味が
なければ、全く持って、魅力がない。
特に官能的な作品だけども、決して色気のあるタイプではない
タイラジョー氏が自分に酔いしれているかのように
見える芝居の構成は、正直、水があわなかった。
彼自身のテクニックは、素晴らしい。
しかし彼自身のキャラは、ステージで前面に出るのは
どうかと。ビジュアル面、センス面においても。
それでも、人気のこの公演。
なんと来年は博品館で上演とか。
細やかな動きの優雅さを堪能する、人形劇を
博品館のような中劇場で。
やっぱり人形は脇役で、彼自身が主役なんだろう。
個人的な感想として、それでは一巡したら飽きられるだろう。

犯さん哉
キューブ
PARCO劇場(東京都)
2007/10/06 (土) ~ 2007/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
間違いなくNo.1のデタラメな傑作。
先日の「ろりえ」と昨日の「犯さん哉」を通して
強く感じたこと。それは、
「既成概念に囚われず、恐れるものが無く、
確固たる自信を持って作られた演劇は、
鳥肌が立つくらい素晴らしく&最高に面白い!」
ということ。
演劇とはテーマやストーリーが無ければいけない。
この劇場ではこういう内容もので無ければいけない。
この入場料に見合う内容のもので無ければいけない。
演劇好きな人にも演劇を初めて観る人にも
楽しめるもので無ければいけない。
演劇とは観客を感動させるもので無ければいけない。
などなど。
そんな決まりは、どこにも無い。
作り手の、
「こんな場所で、こんなことが実現できたら
面白いだろうなぁ!考えただけでワクワクするなぁ。」
という強い欲求と、
それを実現させるために、既知のものから未知のものまで
自力やら他力やら地球上に存在するモノや情報を総動員して
纏め上げる行動によって、
どこにも存在しなかった世界を創造することで、
出来上がった演劇。
「誰に何を言われようが、これ以上のモノは無い!」
と断言できる演劇ならば、
受け手の好き嫌いはあれど、それは間違いなく傑作であろうと。
緻密に計算された無駄の積み重ねと
役者に圧し掛かる罰ゲームのような負荷
「犯さん哉」700本近く観た演劇の中で
間違いなくNo.1のデタラメな傑作である。

ワールド・トレード・センター
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2007/10/20 (土) ~ 2007/11/06 (火)公演終了
満足度★★★
大惨事との距離感
同時多発テロによって崩壊してしまったWTCビルを臨むビルにある在NY日本人向けの情報誌編集部が舞台。
テロが起こったあの一日を、NY人でありながら異邦人でもある現地日本人の立場から立体的に描き出す。

永遠かもしれない
シベリア少女鉄道
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2007/05/26 (土) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
絶対DVDにならない、だから絶対観に行く
くだらないけど、腰が抜けるほど笑えるってのは、例えば、シベリア少女鉄道のことだ。しかも毎回裏切らない。次回作が近い、プレリザーブで絶対あたりたい、万障繰り合わせ、絶対観に行く。絶対DVDにならないだろうし、CS放送とかでもたぶん無理だろう。エロでもグロでもなく決してR指定にはならないだろうがめっちゃアナーキー、そこにいる人しか味わえない空気と時間を共有する。これが芝居の醍醐味だ。だから絶対観に行く。

憑神
松竹
新橋演舞場(東京都)
2007/09/04 (火) ~ 2007/09/26 (水)公演終了
満足度★★★
G2らしいライト演劇
1部はプロローグ的にゆったりとした展開。2部は幕末の争乱を感じさせるためかいきなりアップテンポ。
転換がすごく多い舞台。3階から見ると、回り舞台を使って転換の間を短くしようとしている工夫がよくわかる。それを出演者が楽しんでいるのもよくわかる。
中村橋之助さんはやはり申し分ない。それに負けないくらい場をわかせていた、小劇場出身俳優たちの健闘に拍手!!

Voice, narrative and dialogue
shelf
MODeL T(東京都)
2007/10/01 (月) ~ 2007/11/26 (月)公演終了
満足度★★★★
じっくり
堪能しました。
shelfのパフォーマンスは見るほうも集中力が要るので、こういう短いので休憩挟むととても観やすくなります。

ツーアウト
自転車キンクリーツカンパニー
新宿シアタートップス(東京都)
2007/10/17 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★
ザ・じてキン!
飯島早苗さんの新作!
これはすごく期待していました。
痛くない、それでいて、今の自分についてもう一度考えさせられた、笑えて心が温かくなる作品でした。もう少し主人公が追い込まれている感があったほうが良かったかもしれませんが。
「休むに似たり」や「蠅取り紙」「トランクス」など、私の大好きなじてキンの作品を思い出させる、王道をいく公演で、そんなじてキンが好きな方には、とてもお勧めです。

越前ファンタジア
OSK日本歌劇団
越前市文化センター(福井県)
2007/10/03 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
今年の武生はいつもと違う!
お天気にも恵まれていますが、OSKを見てくださる方が例年より断然多いです。今日の1回目、1階席満席、2も8割り埋まっていました。お隣から「上手やねぇ。」の声が聞こえてきました。嬉しい。

犯さん哉
キューブ
PARCO劇場(東京都)
2007/10/06 (土) ~ 2007/10/28 (日)公演終了
満足度★★★
渋谷パルコ8500円分の贅沢
ありえない。贅沢には無駄遣いって意味も含まれており、これを幸福と考えられるか?ってところかなあ。あらかじめくだらないですよ、ほんとにくだらないですから。と先制攻撃されていた私ら観客は、戯作者の期待に応えるべきなのか?応えられないとすると、無理解な無粋者としてさげすまれるのか?讃えられるべきは、このくだらない瞬間にそれなりの金を払った観客かな。まあ、ところどころすんげー面白いんです。がはははとかぐふふうとか笑えるんですけどね。それでもケラリーノだからきっと次も観に行くことになるんですけどね、つかもうチケット持ってるんですけどね、『わが闇』の。パルコで舞台挨拶してる場合じゃないよー、サンドロビッチ!