犯さん哉 公演情報 キューブ「犯さん哉」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    間違いなくNo.1のデタラメな傑作。
    先日の「ろりえ」と昨日の「犯さん哉」を通して
    強く感じたこと。それは、
    「既成概念に囚われず、恐れるものが無く、
    確固たる自信を持って作られた演劇は、
    鳥肌が立つくらい素晴らしく&最高に面白い!」
    ということ。

    演劇とはテーマやストーリーが無ければいけない。
    この劇場ではこういう内容もので無ければいけない。
    この入場料に見合う内容のもので無ければいけない。
    演劇好きな人にも演劇を初めて観る人にも
    楽しめるもので無ければいけない。
    演劇とは観客を感動させるもので無ければいけない。
    などなど。
    そんな決まりは、どこにも無い。

    作り手の、
    「こんな場所で、こんなことが実現できたら
    面白いだろうなぁ!考えただけでワクワクするなぁ。」
    という強い欲求と、
    それを実現させるために、既知のものから未知のものまで
    自力やら他力やら地球上に存在するモノや情報を総動員して
    纏め上げる行動によって、
    どこにも存在しなかった世界を創造することで、
    出来上がった演劇。
    「誰に何を言われようが、これ以上のモノは無い!」
    と断言できる演劇ならば、
    受け手の好き嫌いはあれど、それは間違いなく傑作であろうと。

    緻密に計算された無駄の積み重ねと
    役者に圧し掛かる罰ゲームのような負荷
    「犯さん哉」700本近く観た演劇の中で
    間違いなくNo.1のデタラメな傑作である。

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    2007/10/24 15:05

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