最新の観てきた!クチコミ一覧

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欲望という名の電車

欲望という名の電車

アトリエ・ダンカン

東京グローブ座(東京都)

2007/11/16 (金) ~ 2007/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

哀しくも気高く
子供の頃荒い画質の映画版を深夜に観て以来
ずっと「何とかならなかったのか」と思ってきた。
ソレくらい自分にとっては或る意味魅かれる戯曲。

篠井ブランチに対し他のキャスト
特に男性陣の線が細い気がして少しバランスが悪い印象が残ったが
それでも今回は観て良かったと思わせてくれた。

ネタバレBOX

ラストのブランチにはやはり胸が痛む。

迎えに来た施設(病院?)の人の腕に手を添えながら
誰にともなくつぶやく言葉。
美しく身支度をしたドレスの白は
辿り着く先であろう「籠」の壁を思わせ一層哀しさを増す。
エスコートされながら去る時の穏やかなブランチ横顔に
彼女の行く末を想い泣きそうになる。


今回は小島さんのステラが良かった。
本当にブランチの「かわいいお星様」だった。

抜け穴の会議室

抜け穴の会議室

Team申

赤坂RED/THEATER(東京都)

2007/11/10 (土) ~ 2007/11/24 (土)公演終了

満足度★★★★

少し救われたきがして
自分としては前川さんの本で初めて
終演後微かに「希望」のようなものを感じて嬉しかった。

佐々木さんと中村さんのバランスも良かったと思う。

ネタバレBOX

ラスト近く、自分達の『縁』を慈しみながらも
来世では声をかけるなと言いつつ舞台上から捌けていく「部長」。
そしてそれを愛おしそう(?)に見送る「先生」。

あの一瞬の通い合う何かを見た時、思わず自分に引き寄せて考えた。
そして彼らのように時にどうしようもない様々なことを繰り返すとしても
それもまた良しという思いになれた。

中村さんの後ろアタマから肩、背中のラインは
まだ少年の匂いが残っていて自分としてはツボでした(苦笑
野鴨

野鴨

メジャーリーグ

THEATRE1010(東京都)

2007/11/01 (木) ~ 2007/11/30 (金)公演終了

満足度★★★★★

未だ混沌として
自分の中で巧く処理出来ない。
舞台上での表現とか観せてくれた世界
それを受取った自分の中に広がった波紋のような感情とか。

イプセンのまっとうな作家の力を
より濃厚なカタチにして差し出してくれた演出家の力に唸った。

ネタバレBOX

役者さんは皆さん素晴らしかった。

役者自身が持っていると思われる色を消し去って
すっかり劇中の人物として目の前に現れた。

そんな当たり前のことがしっかり出来ていたので
あの異空間で生きている人間として違和感無かった。

あ、でもやはり手塚さんはちょっと消しきれていなかったかも。
彼を観ながら劇中にも「手塚さんだ」と感じてしまったことが数回あったから。

自分が観たいと思った石田さんは良かったと思う。
何処までがこの女性の本心なのか・・・
劇中幾度もそう思わされ魅きつけられ掴まれた。

過去が掘り起こされ夫に突きつけられて見せた涙。
娘を亡くした後号泣する夫とは正反対に泣きもせず
亡骸に取りすがることも無く自失するだけの姿と言葉。
例え何度理不尽なことに巻き込まれ、悲しみ・哀しみに遭おうとも
逃げずに対峙してこの先も生きていく、そんな強い業のようなものが
彼女を覆う諦め濃い影の向こうに垣間見えて凄みすら感じた。
まほうまっぷ

まほうまっぷ

TAKE IT EASY!

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2007/11/30 (金) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★

まほうまっぷ
久しぶりにKAVCに行きました。
やっぱ遠いし、治安悪いなぁ。

TAKE IT EASY!×大塚雅史
「まほうまっぷ」

Kobe Art Village Center(07.11.30)
指定席・センター舞台両サイド囲み客席

☆☆☆

久しぶりにTAKE IT EASY!(以下テクイジ)を観た。
たぶんHEPのジャックオーランタン以来?

今回は作・演出に大塚さんを招いての公演。
役者はテクイジのみ!

高校時代の女子バスケットボール部のお話。
元ダッシュの大塚さんらしい、青春スポーツ物語。

キャプテンの前渕さんが良かったなぁ。
一番感情移入できるというか、心に響いた。
高校時代部活をしていた女の子にはハマル舞台なんじゃないだろうか。

ただ、僕は前半がけっこうついていけませんでした。
めまぐるしく変わる登場人物、シーンが理解できず・・・。
途中で脳みそがシャットダウンを起こしました。

うーん、前半の導入が良ければもっといいのになぁ。

後半の自転車をこぎながらのセリフとか良かったなぁ。
思わず泣けてしまう。
必死に身体を動かしながら発するセリフってなんか感動する。
身体と言葉って呼応するんだろうな。

女の子、スポーツ物、青春、などが好きな人にはオススメです。

チョコレーツ・オブ・チロリアン/10円チョコのカカオ魂

チョコレーツ・オブ・チロリアン/10円チョコのカカオ魂

ギンギラ太陽's

嘉穂劇場(福岡県)

2007/11/02 (金) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱり素的~♪
やっぱりギンギラさんは素的でした。

平面になる

平面になる

客演集団THE☆ネリ

ぽんプラザホール(福岡県)

2007/10/27 (土) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★★

装置
舞台装置は驚きでした。演出が巧いと思いました。脚本をこの様に演出して上演出来るのは凄いなと思います。又次回も期待します。

人~鬼の瞳に立つ者~

人~鬼の瞳に立つ者~

dlb-EnterPrise 舞台演戯事業部 Do-リンク場

ぽんプラザホール(福岡県)

2007/11/02 (金) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★★

見応え
若くて熱くて見応えありました。殺陣もかっこよかったです。期待していた役者さんの1人が出ていなくて少し残念でした。

あーさんと動物の話

あーさんと動物の話

飛ぶ劇場

西鉄ホール(福岡県)

2007/11/10 (土) ~ 2007/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

さすが
「さすが」と毎回思うのですが、少しずつそれに慣れてきたのは観客の勝手でしょうか。だけど、さすがと、やはり思える舞台でした。

ヘルメット・オン・ザ・ビーチ

ヘルメット・オン・ザ・ビーチ

劇団HallBrothers

ぽんプラザホール(福岡県)

2007/11/16 (金) ~ 2007/11/25 (日)公演終了

満足度★★★

ロングラン
ロングランを行える団体のお芝居というので注目していました。何か、胸に響くものはありました。少し、物足りなさもありました。

ナツひとり ー届かなかった手紙ー

ナツひとり ー届かなかった手紙ー

松竹

新橋演舞場(東京都)

2007/11/01 (木) ~ 2007/11/26 (月)公演終了

満足度★★★★

ちゃんと演舞場的なエンタメに。
昭和と共に生きた女性の半生を、多くの不幸とその中の僅かなよい話を涙に結びつけ、最後まで興味を失わずに見せてくれる。231分。

ネタバレBOX

さすがに10歳から80歳過ぎまでのストーリーをなめるために、ちょっとしたエピソードは最後まで語られることなく書きっぱなしで暗転~時代が飛んで、みたいなものも少なくなく。

笑いはさすがにベタな面があるものの、沢田雅美を伯母に起用しての意地悪なシーンや、森光子の声の出演での姉妹の涙のシーンなんかは十分に万人が楽しめるように作られている。

原作が橋田壽賀子ということが引っかかってたけど、仲間由紀恵の周囲の男達を演じた宇津井健、生瀬勝久、三上市朗等の好演もありこれはこれでありな作品に仕上がってたと思う。
「名探偵シャーロック・ホームズの来日~帝國怪人総進撃~」

「名探偵シャーロック・ホームズの来日~帝國怪人総進撃~」

劇団東京ミルクホール

シアターVアカサカ(東京都)

2007/11/28 (水) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

やってくれたね!
第10回公演ということで、楽しみにしていましたが、やってくれたね東京ミルクホール!シャーロックホームズの難解な謎解きは最初で終わり、後はレベルの高い笑いを獲得していて、満足ゆく2時間強でした。
この私も舞台に引っ張り出され、いじられましたが、観客まで使って笑いを取ろうとするしたたかさ・・・
笑いのネタも結構よく煮詰められており、男9人?だけで演出されているとは思えない、歌・踊り・大笑いありの内容充実の公演でした。テッド・K

ときめき都内

ときめき都内

劇団チャリT企画

OFF OFFシアター(東京都)

2007/11/27 (火) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★

ラストは痛快。
もやっと感のあった前作と比べると、ラストの一撃は気持ちよく。
要素を欲張りすぎたか、あっちにこっちに跳ね回るストーリー。シンプルにした方がとも思いますが、OFFOFFにこれだけ詰め込むのもまた、らしさかなと。
最後に残る光景がシュール。

ネタバレ欄に書きますが、観るのが明日じゃなくて良かったなぁと。

ネタバレBOX

鹿サポなのです。
どういう結果になっても、試合後にあのコールは遠慮したいところ。
さて、明日のソワレ、どうなりますか。


人々の混乱が反則菌によるものなのか、赤い糸によるものなのか、デジタルVSアナログによるものなのか、見えにくく。東京タワーと新東京タワーで地デジ戦争の構造にした方が観やすいかなぁと。0101も好きですが(笑)
東京裁判

東京裁判

パラドックス定数

pit北/区域(東京都)

2007/11/29 (木) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

満足以上
ノンフィクションであり、フィクションである野木さんの作品は、常にその世界の鼓動がします。すべてがシンプル、モノクロの世界であり、またカラフルな凝った作りで、どこをどうしたらこんな世界が作れるのかと感動してしまいます。と、南北線で市ヶ谷を通りながら物思いにふけりました。次回作が待ち遠しいです。

ネタバレBOX

席の図面を要確認です。目線が合っても役者さんを見据えて、受け止めたほうがきっといいです。
Get Back!

Get Back!

グリング

ザ・スズナリ(東京都)

2007/11/28 (水) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

一体どうしたらこんな脚本書けるのだろう
筋の流れが誠に自然で無理がない。セリフそのものも同様に、とても日常的で普通な会話が、少しずつ劇的な何かを盛り上げてゆく。そしてまた誠に自然な、静かな終焉。
この作品(や青木さんのほかの作品も)を見て、上記のように羨望を感じる書き手はたくさんいるだろう。終了後、台本を一部ならず購入していく人々を見た。とにかくひきこまれ、何気ない一言に笑い、そして感銘を受けた。
片桐さんに引っ張られたわけではないだろうが、非常にせりふが早口。地方の人は聞き取れないだろうなぁ。こういう芝居を日本中の人に見てもらいたい。

ネタバレBOX

まずはスズナリらしからぬ奥行きのある舞台装置に驚く。役者さんも団員が頑張っていて好感触。客演の片桐さんはいつもながら外さないが、ややプロトタイプな印象。面白いからいいけど。中野さんが少しずつ狂気をにじませてゆくところがよかった。中野さん4作品みて、好きになりました。杉山さん、濃い人物連の中でたんたんとしたところを巧みに好演。
ハイ・ライフ

ハイ・ライフ

東北えびす

白鳥ホール(宮城県)

2007/11/29 (木) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★

そういう訳で演技も充実。
演壇つき講堂と、回廊つきグランキャバレーの折衷のようなホールが復活。80年代「十月劇場」が水を溜めプールにして暴れた伝説のスポットらしい。見に来ていた大阪の「未知座小劇場」の「打上花火」さんが「あんたらアホちゃうか」とあきれたという話しが伝わっている。

大阪と仙台の演劇人の交流が、一部で断続的にのこっているのはこういう出来事があったためだろうか。


ネタバレBOX

劇はカナダ戯曲。こなれた感じの戯画的アメリカ人というか犯罪映画ノリの娯楽作。

さしずめ、ダスティン・ホフマン(茅根利安)、ジョン・ボイド(米澤牛:渡部さとる)という感じの配役か。

そうくると、樋渡宏嗣さんはスティーブ・マックィーンでよいか。斎木良太さんは...誰だ。アメリカの若手で、器用すぎて不気味な位のヤツというと。

そういう訳で演技も充実。

会場も前後を逆転させた大胆な使い方。ダメ押しで、客席を飛び越えた演壇まで使っている。

テイクフライト

テイクフライト

パルコ・プロデュース

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2007/11/24 (土) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

観るなら2階席前方で。
「人に見られる」仕事をしている人、特にスターって「観られ続けない」と、
どんどん輝きがなくなってしまいます。「自分を見直す」為か理由は
わからないけど休んだり出ないと、なんだろなぁ艶というか張りがなくなるんだよなぁ。今回の天海由希は、その典型。
あんなにカリスマ性のあるオーラを持った人が、随分と普通の人に
なってしまっている。単なる、わがままな、おばちゃんです。
もったいぶらずにん、退団後もバンバン出続ければ
きっと大看板なスターになれたものを、
再演モノや、小さな作品ばかりを選んでしまったが為に
転落してしまったんですね。これは事務所の戦略ミス?
もしくは事務所の言うことを聞かなかったが為の結末・・・。
魅力のない人が演じてしまったが為に、この作品、
「結局、何がいいたいんだろう???」って、よくわからない結論になって
しまったように感じられる。
とにかく、全体に地味なキャスト、下手な歌、少ないアンサンブルと
安っぽい雰囲気が充満、派手なダンスもなく
ダンナミックさの欠片もありません。
クライマックスも、何かしらのカタルシスを狙っていそうには見えますが
B級役者が演じてしまっているために、フザケタ様子しか伝わらず
迫力の欠片も感じられません。
いくら生オケとはいえ、このスケールならば
いいとこ¥8000程度、3階席なら¥2000でしょう。

と、ソフトは、すっからかんですが
ハードの部分、舞台装置は一見の価値があります。
2階建てサイズの大きなセットなので、2階席から観るのが
オススメです。
いやぁ舞台装置は良くできている。
これからは、こういう形の演出が増えてくるのかなぁ。

そうそう、リンドバーグ役の城田優。
彼は顔立ちが本当に、外人過ぎて洋風すぎて、ウェンツよりも日本人離れ
していて。、
とても日本人劇に出てくると、違和感があります。
美形ですが、全体のバランスを崩すんですよねぇ。

役者の表情も芝居も歌も期待せず、踊りも期待せず、
遠くから舞台装置を楽しんでください。

ネタバレBOX

幕が開いて、「なんだ、星の王子様か?」と感じる
安っぽいセットでしたが、
アコーディオンカーテンのお化けみたいな奴を駆使して映し出される
映像は、なかなか迫力がある。
こんなんやると、ミスサイゴンのヘリなんかも映像にしればいいんじゃないかと感じてしまう。
ウーマンインホワイトも、オリジナル版のように、こういう映像で見たかった。
安っぽいセットで観るくらいなら、この映像のほうがまし。
環境にも優しそうだし。
しゃんしゃん影法師

しゃんしゃん影法師

劇団桟敷童子

吉祥寺シアター(東京都)

2007/11/19 (月) ~ 2007/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

博多も観たかった・・・
大好きな桟敷童子。あのパワーがたまりません。
自分の公演とかぶってしまって、博多~が観れなかったことがなにより悔やまれる・・・
原口さんのラブシーンにどきっとしてしまいました。

ときめき都内

ときめき都内

劇団チャリT企画

OFF OFFシアター(東京都)

2007/11/27 (火) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

レッツ○○○!草○!そこかっ!(笑)
端的に言って、笑った。もの凄く楽しかった。

劇場に入ったとたんくすぐられるBGM。そして公演がスタートしてから、続々と繰り広げられるパロディー。80年代に青春時代を送った私にとって、全てがストライクゾーンのど真ん中にはまりまくった。

短いセンテンスのシーンを、テンポ良く構成しているあたりは、さすが楢原さんだと感じた。もちろんそこには、細かい時代風刺が有り、「チャリT企画」らしい構成となっていた。

だんだん、ちりばめられた細かいストーリーを、どのようにまとめていくのかに興味が移っていったのだが、その強引ともとれる(笑)結末への展開は、とてもおもしろかった。

今回、楢原さんが書きたかったのは、そこ(ネタばれBOX参照(笑))だったのかと、いろいろな意味で納得した。

おなじみ(笑)、気になる俳優シリーズ。一見地味ながら、物語の主軸となっていく女性を公演していた内山奈々さんの演技がとても印象に残った。彼女には、以前この劇団を拝見したときも感じたのだが、インパクトがあって、しっかりした存在感を残す演技をしているところに好感が持てた。とても素敵な女優だと思う。これまで、私が携わってきた女優にはいないタイプの演技をする方なので、もの凄く興味が湧いた。機会があれば是非、一緒に芝居を作ってみたい。

それから、松本大卒さん。彼のキレ系の演技はホント絶品。私は実は、つっこみ系の俳優が好き(笑)。彼のような演技には、ついつい引き込まれてしまう。うちの劇団のちょーすけや古泊明敏と、是非一度組ませて芝居を作らせて頂きたいと思った。

ホント、楽しい芝居だった!

ネタバレBOX

今回楢原さんが言いたかったことは、ラストシーンに集約されるのだと感じた。「NO MORE 地デジ!」

低所得者層に「地デジ」はいらない。全くその通りだと思った。

実はわたしは某局で「地上デジタル放送」の推進番組を担当しているので(笑)、今回のテーマはいろんな意味で考えさせられた。地デジに移行することで、数兆円の経済効果があると言われているが、結局のところ「勝ち組」の論理だという議論は、さんざんされ続けてきた。

この芝居を観て、そんなことを改めて感じられたことは、とても良かった。

そんな私は偶然にも、今週末放送する番組で、草○さんと一緒にお仕事をする予定(笑)。本人の顔を見たら、この芝居を思い出して吹いてしまいそうな危険が!(笑)

最後に「ときめきトゥナイト」の主人公の名前は、一応復習していったのだが(笑)、それがとても良かったと思った(笑)。
東京裁判

東京裁判

パラドックス定数

pit北/区域(東京都)

2007/11/29 (木) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

「お薦め」とかではなく、
今、最も観るべき一本。この題材に真っ向勝負を挑みつつ、エンターテイメントに仕上げることのできる唯一の若手かと。確かな人物描写と鋭い言葉のセンスは、時に笑いさえ起こしながら、ぐいぐい観客をその舌戦に引き込んでいきます。
空間との相性も抜群。普通席なら下りた正面、顔が見える席位置がお薦めでしょうか。傍聴席からの見え方も気になるところ。

薔薇時間

薔薇時間

Pretty Pink Princess

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2007/11/28 (水) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★

説得力が欠けていたな・・・
この劇団独特なピンク色の世界観、魅力的なんだけど、作品を成立させるだけの説得力が無かったのは残念。

結構、いい例えを投げているんだけど、その例えを投げっぱなしだったから、再度その例えを使った時に薄っぺら状態なんで、物語が広がらないし・・・

広く浅くではなく、ひとつの例えをじっくり追究していって欲しかったな・・・

ネタバレBOX

説得力が無いコト・・・

主人公が引き篭もりになった原因が「肉親(祖父)の死」だけ・・・って、理由がそれだけだとまったく説得力が無い。

いろんなコトが積み重なり、「祖父の死」が引き金になったなら理解出来るんだけどな・・・

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